JPS61152677A - 2−ハロアセチルチオフエン類の製造法 - Google Patents
2−ハロアセチルチオフエン類の製造法Info
- Publication number
- JPS61152677A JPS61152677A JP27942984A JP27942984A JPS61152677A JP S61152677 A JPS61152677 A JP S61152677A JP 27942984 A JP27942984 A JP 27942984A JP 27942984 A JP27942984 A JP 27942984A JP S61152677 A JPS61152677 A JP S61152677A
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- Japan
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- lower alcohol
- compound
- acetylthiophene
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- Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は、2−ハロアセチルチオフェン類の製造に関す
るものである。
るものである。
2−ハロアセチルチオフェン類、たとえば5−ブロモア
セチル−2−チオ7エンカルポン酸は、医薬、農薬等の
中間原料として有用な物質である。
セチル−2−チオ7エンカルポン酸は、医薬、農薬等の
中間原料として有用な物質である。
(従来の技術)
2−ハロアセチルチオフェン類を製造する方法として、
従来、一般(C2−アセチルチオフェン類を酸性溶媒、
特に酢酸中でハロゲン化する方法(日化誌77804−
9 (1956) ) 、あるいは鉄等の触媒音用い、
不活性溶媒、たとえば四塩化炭素を溶媒としてハロゲン
化する方法(J、 Am、 Chem、 Soc70
686(1948) )等が知られている。
従来、一般(C2−アセチルチオフェン類を酸性溶媒、
特に酢酸中でハロゲン化する方法(日化誌77804−
9 (1956) ) 、あるいは鉄等の触媒音用い、
不活性溶媒、たとえば四塩化炭素を溶媒としてハロゲン
化する方法(J、 Am、 Chem、 Soc70
686(1948) )等が知られている。
(発明が解決しようとする問題点)
従来法による前記した反応は、
(1) 副生成物としてかなりの量の2−ジハロアセ
チルチオフェン類が生成し、低収率である。
チルチオフェン類が生成し、低収率である。
(2) 副生成物との分離が困遁である。
(3) 前者に示された反応では1反応温度が高く反
応後、目的反応物の収率を維持しながら酢酸を除去する
ことが困難であり、後者は触媒の分離除去等に問題があ
り、いずれも工業的に有利な方法とはいえない。
応後、目的反応物の収率を維持しながら酢酸を除去する
ことが困難であり、後者は触媒の分離除去等に問題があ
り、いずれも工業的に有利な方法とはいえない。
本発明は上記した従来法の欠点を排除して、反応を容易
に促進し、反応後の分離が簡単で、かつ安価な低級アル
コールを溶媒として用い、2−アセチルチオフェン類を
ハロゲン化し、高収率で2−ハロアセチルチオフェン類
を工業的に製造する方法を提供するものである。
に促進し、反応後の分離が簡単で、かつ安価な低級アル
コールを溶媒として用い、2−アセチルチオフェン類を
ハロゲン化し、高収率で2−ハロアセチルチオフェン類
を工業的に製造する方法を提供するものである。
(問題を解決するための手段)
本発明の要旨は、一般式(I)
はハロゲン原子e C1”’ c、のアルキル基、ニト
ロ基、カルボキシル基、USフェニル基(1個のハロゲ
ンま友は低級アルキル基で置換されたフェニル基をいう
o)t−示す。〕で表わされる2−アセチルチオフェン
類を低級アルコール中でハロゲン化し、一般式(II) 示したRと同じ、XはCJI、 Br、 I k示す。
ロ基、カルボキシル基、USフェニル基(1個のハロゲ
ンま友は低級アルキル基で置換されたフェニル基をいう
o)t−示す。〕で表わされる2−アセチルチオフェン
類を低級アルコール中でハロゲン化し、一般式(II) 示したRと同じ、XはCJI、 Br、 I k示す。
)で表わされる2−ハロアセチルチオフェン類を製造す
る方法である。
る方法である。
本発明の原料として用いる一般式(I)りである。)で
表わされる2−アセチルチオフェン類ヲ例示すると、2
−アセチルチオフェン、2アセチル−5−クロロチオフ
ェン、2−1セチル−5−ヨードチオフェン、2−アセ
チル−5−グロモチオ7エン、5−アセチル−2−チオ
7エンカルボン酸、5−アセチル−2−フェニルチオフ
ェン、5−7セチル−2−P−1十/し不ルチオ−ブ工
:ン、。
表わされる2−アセチルチオフェン類ヲ例示すると、2
−アセチルチオフェン、2アセチル−5−クロロチオフ
ェン、2−1セチル−5−ヨードチオフェン、2−アセ
チル−5−グロモチオ7エン、5−アセチル−2−チオ
7エンカルボン酸、5−アセチル−2−フェニルチオフ
ェン、5−7セチル−2−P−1十/し不ルチオ−ブ工
:ン、。
5−7セチルー2−P−クロロフェニルチオフェン、2
−アセチル−4−ニトロチオフェン、2−アセチル−5
−メチルチオフェン、2−アセチル−3−メチルチオフ
ェン、2−7セチルー5−エチルチオフェン、2−アセ
チル−5−n−ブチルチオフェン等がある。
−アセチル−4−ニトロチオフェン、2−アセチル−5
−メチルチオフェン、2−アセチル−3−メチルチオフ
ェン、2−7セチルー5−エチルチオフェン、2−アセ
チル−5−n−ブチルチオフェン等がある。
ハロゲン化に際して使用する低級アルコールは原料の2
−アセチルチオフェン類を溶解するものであれば、いず
れも使用出来、その例としては、メタノール、エタノー
ル、イングロパノール、n−7’タノール等があげられ
る。中でもメタノールは取扱い上ならびに経済的な見地
から有利に使用される。ハロゲン化に際し、ハロゲンの
使用量は2−アセチルチオフェン類に対して等モルが良
く、ことさら過剰に加える必要はない。また、ハロゲン
化の際の反応温度は20〜90℃、望ましくは30〜5
0℃の範囲で行なうと好結果が得られる。
−アセチルチオフェン類を溶解するものであれば、いず
れも使用出来、その例としては、メタノール、エタノー
ル、イングロパノール、n−7’タノール等があげられ
る。中でもメタノールは取扱い上ならびに経済的な見地
から有利に使用される。ハロゲン化に際し、ハロゲンの
使用量は2−アセチルチオフェン類に対して等モルが良
く、ことさら過剰に加える必要はない。また、ハロゲン
化の際の反応温度は20〜90℃、望ましくは30〜5
0℃の範囲で行なうと好結果が得られる。
温度が低すぎると原料が溶解せず、反応速度がおそく、
また逆に温度が高すぎると不均化反応を起こし、副生物
が生成する友め収率が低下する。
また逆に温度が高すぎると不均化反応を起こし、副生物
が生成する友め収率が低下する。
(作 用)
本発明の反応機構は詳かではないが、下記のとおりであ
ると推定される。
ると推定される。
(I)
GII)
(If)
すなわち、2−アセチルチオフェン類(I)t−低級ア
ルコール中でハロゲン化すると一般式(III)(ここ
にRは前記一般式(I)のRと同じ、R′はCz −C
4のアルキル基、XはCjLe Br、 I t’示す
。)で表わされる2−ハロアセチルチオ7エンジアルキ
ルケクール類が生成し、これが反応中に生成するハロゲ
ン酸の触媒作用によシ加水分解し、高収率で2−ハロア
セチルチオフェン類が得られると考えられる。
ルコール中でハロゲン化すると一般式(III)(ここ
にRは前記一般式(I)のRと同じ、R′はCz −C
4のアルキル基、XはCjLe Br、 I t’示す
。)で表わされる2−ハロアセチルチオ7エンジアルキ
ルケクール類が生成し、これが反応中に生成するハロゲ
ン酸の触媒作用によシ加水分解し、高収率で2−ハロア
セチルチオフェン類が得られると考えられる。
従ってハロゲン化反応後、加水分解を促進するためく水
を添加することが望ましい。
を添加することが望ましい。
(実施例)
本発明の具体的な実施例について以下に示す。
実施例1
2−アセチル−5−クロロチオフェン16.05g(0
,1モル)をメタノール180gに溶解し之のち、30
〜40℃O温[Kて臭素16.0g(0,1−v−ル)
@1時間かけて滴下した。さらに1o分間攪拌し友の
ち、水80gt−添加し、室温で30分間攪拌した0 その後50℃以下に保持して一部メタノール。
,1モル)をメタノール180gに溶解し之のち、30
〜40℃O温[Kて臭素16.0g(0,1−v−ル)
@1時間かけて滴下した。さらに1o分間攪拌し友の
ち、水80gt−添加し、室温で30分間攪拌した0 その後50℃以下に保持して一部メタノール。
水を留去し、析出した結晶f:fP別、戸別、乾燥して
淡黄色の2−ブロモアセチル−5−クロロチオフェン2
Z5g(融点72〜73℃)t−得た。収率は93.9
%であり九〇 実施例2〜10 表−1に示した出発原料とハロゲン化剤を用いた以外は
、実施例1と同様の操作を行ない、得られた結果を実施
例2〜10として表−1に示した。
淡黄色の2−ブロモアセチル−5−クロロチオフェン2
Z5g(融点72〜73℃)t−得た。収率は93.9
%であり九〇 実施例2〜10 表−1に示した出発原料とハロゲン化剤を用いた以外は
、実施例1と同様の操作を行ない、得られた結果を実施
例2〜10として表−1に示した。
実施例11
5−アセチル−2−チオ7エンカルポン酸17.Og
(0,1モル)をインプロパツール180gに溶解した
のち、30〜40℃にて臭素16.0 g (0,1モ
ル)k1時間かけて滴下した。さらに、10分間攪拌し
たのち、水80g 1に添加し、室温で30分間攪拌し
’ftoその後50℃以下で一部イングロパノールおよ
び水を留去し、析出した結晶tP別。
(0,1モル)をインプロパツール180gに溶解した
のち、30〜40℃にて臭素16.0 g (0,1モ
ル)k1時間かけて滴下した。さらに、10分間攪拌し
たのち、水80g 1に添加し、室温で30分間攪拌し
’ftoその後50℃以下で一部イングロパノールおよ
び水を留去し、析出した結晶tP別。
水洗、乾燥して淡黄色の5−ブロモアセチル−2−チオ
フェンカルボン酸2L7g (融点144〜146℃)
を得t0収率は91.2にであった。
フェンカルボン酸2L7g (融点144〜146℃)
を得t0収率は91.2にであった。
(効 果)
本発明の方法で2−ハロアセチルチオフェン類ヲ製造す
れば副生物である2−ジハロアセチルチオフェン類の生
成が少なく、高い収率で目的物を取得することが出来る
。
れば副生物である2−ジハロアセチルチオフェン類の生
成が少なく、高い収率で目的物を取得することが出来る
。
*l 油状生成物は減圧蒸留にて取得した。
*2 全圧4 Torrの時の沸点
*3 全圧13Torrの時の沸点
*4 混合物としての全収率
このうち 5−ブロモアセチル−2−チオフェンカルボ
ン酸の収車 81.5 %5−グロモア
セチルー2−チオフェンカルボン酸メチルエステルの収
率 13 %巳線人 整び化学二を律計社
ン酸の収車 81.5 %5−グロモア
セチルー2−チオフェンカルボン酸メチルエステルの収
率 13 %巳線人 整び化学二を律計社
Claims (3)
- (1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(ここにRは水素原
子ま たはハロゲン原子、C_1〜C_4のアルキル基、ニト
ロ基、カルボキシル基、置換フェニル基を示す。)で表
わされる2−アセチルチオフェン類を低級アルコール中
でハロゲン化することを特徴とする一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(ここにRは水素原
子ま たはハロゲン原子、C_1〜C_4のアルキル基、ニト
ロ基、カルボキシル基、置換フェニル基、XはCl、B
r、Iを示す。)で表わされる2−ハロアセチルチオフ
ェン類の製造法。 - (2)低級アルコールがメタノールである特許請求の範
囲(1)記載の方法。 - (3)ハロゲン化したのち水を添加する特許請求の範囲
(1)記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27942984A JPS61152677A (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 | 2−ハロアセチルチオフエン類の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27942984A JPS61152677A (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 | 2−ハロアセチルチオフエン類の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61152677A true JPS61152677A (ja) | 1986-07-11 |
Family
ID=17610946
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27942984A Pending JPS61152677A (ja) | 1984-12-26 | 1984-12-26 | 2−ハロアセチルチオフエン類の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61152677A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005043962A1 (ja) * | 2003-10-31 | 2005-05-12 | Nissan Chemical Industries, Ltd. | 1,4−ジチイン環を有する化合物を含む電荷輸送性有機材料 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS608288A (ja) * | 1983-06-28 | 1985-01-17 | Seitetsu Kagaku Co Ltd | モノハロアセチルチオフエンカルボン酸およびそのエステルの製造法 |
-
1984
- 1984-12-26 JP JP27942984A patent/JPS61152677A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS608288A (ja) * | 1983-06-28 | 1985-01-17 | Seitetsu Kagaku Co Ltd | モノハロアセチルチオフエンカルボン酸およびそのエステルの製造法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005043962A1 (ja) * | 2003-10-31 | 2005-05-12 | Nissan Chemical Industries, Ltd. | 1,4−ジチイン環を有する化合物を含む電荷輸送性有機材料 |
US7795452B2 (en) | 2003-10-31 | 2010-09-14 | Nissan Chemical Industries, Ltd. | Charge-transporting organic material containing compound having 1,4-dithiin ring |
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