JPS61152227A - パン類の製造法 - Google Patents

パン類の製造法

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JPS61152227A
JPS61152227A JP27941384A JP27941384A JPS61152227A JP S61152227 A JPS61152227 A JP S61152227A JP 27941384 A JP27941384 A JP 27941384A JP 27941384 A JP27941384 A JP 27941384A JP S61152227 A JPS61152227 A JP S61152227A
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lactic acid
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fat
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明 土井
松本 奉也
隼人 久保田
佐原 克人
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Fuji Oil Co Ltd
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Fuji Oil Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業技術分野) 本発明は、し期間ソフトな食感が持続する風味、食感に
極めて優れたパン類の製造法に関する。
一般に、パン類を製造するための原料として小麦粉、水
、イースト、糖、食塩等の他に油脂が使用されている。
油脂を使用する目的は、生地伸展性の増大(パンの容積
増大)、味覚の向−ヒ、パンの歯切れの改良(弾力性付
与)或いは栄養(而の増大以外に、ソフトな食感を長期
間持続させる(老化防止)ことも重要なねらいである。
(従来技術) 従来、パン類に紳幻込まれる油脂は専らショートニング
或いはマーガリンが主体であり、その量は通常小麦粉1
00部(重量基準、以下同じ)に対して5〜6部使用さ
れているが、さらに油脂を増大するとパン類の風味、保
存性が改善される反面、組織が粗くなるという欠点を生
ずる。従って、パン類の老化防止或いは味覚向上を目的
として油脂を増量配合(小麦粉100部に対し7〜15
部程度)することが検討されたが、単に多量のショート
ニングを生地と混捏するだけでは製品の浮きが悪くなる
ため、やむなく所謂ロールイン(マーガリンを生地で包
み圧延)することによって、油脂含量の高い製品が造ら
れてきた。一方、油脂の増量配合によらず、脱脂牛乳の
ような獣乳、即ち脱脂乳に乳酸菌を接種して醗酵せしめ
た醗酵孔を滅菌することなくパン生地に添加して生地の
粘り、締り等を改良する方法(特公昭42−1463号
)、或いは純粋培養された特定の乳酸菌を小麦粉と食塩
及び水からなる混合物に接種して培養したものを生地に
添加して食パンの製造工程を簡略化する方法(特開昭5
2−143241号)も提案されているが、何れの方法
も満足しくηるものではない。
一般に、パン類にVAり込む油脂は生地中に単分子膜状
に拡がるような稠度を持っていることが最も重要な要件
であって、硬すぎたり又は逆に液状に近い状態では決し
て単分子膜状とはならず有効な役割を演することができ
ないといわれており、かってショートニングをホモゲナ
イザーのような乳化均質機を用いて水と乳化してから生
地中へ混合することも試みられたが、結果は失敗に終わ
っている(油化学、第12巻8号、451頁(1963
)。
これらの点に鑑み、近年生地改良剤として脂肪酸乳酸カ
ルシウム、トリポリ燐酸ソーダ及び乳化剤として蔗糖脂
肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル等の混合物か
ら成る半流動状の水中油型乳化脂の開発(特公昭45−
1179号)、或いは常温で液状の油脂にグリセリン脂
肪酸エステル及び脂肪酸乳酸カルシうムを添加した製パ
ン用流動状ショートニングの開発(特開昭53−691
(42号)がなされた。しかしながら、上記半流動状の
水中油型乳化脂或いは流動状ショートニングにおいて、
脂肪酸乳酸カルシウムの添加はパンの物性改良に効果が
あるようであるが、反面酸味を帯びた臭味を有し、且つ
口演けが悪く日中でダンゴ状になるという欠点がある。
他方、従来よりパンの風味を向上させる目的で脱脂粉乳
が専ら使用されてきた。脱脂粉乳は普通小麦粉に対し2
〜3%程度を粉体のままで混合しているが、この脱脂粉
乳の使用は風味を改善する効果がある反面製品を硬くし
たりイーストの醗酵を遅くする等の欠点を有している。
また、近年特定の乳化剤を使用し多量の着香料を含有し
た水中油型乳化脂が開発(特公昭52−63906号)
されたが、かかる乳化脂は製品を軟らかくするが口演、
けが改善されていない。
以上のような状況下において、本発明者等は先に特定組
成の水中油型エマルジョンを無脂乳固形分が小麦粉に対
し1%以下となるように生地中に添加混捏することによ
り、従来にないまろやかな乳味を有し巨つ歯切れ及び口
溶けの良好なソフトなパンを製造し得る方法を開発した
(特開昭55−162931号)。本発明者等はさらに
鋭意研究を進めた結果、特定組成の乳酸峰酵物を生地中
に添加することにより、先に開発した方法に優るソフト
さの持続(老化防止)及び歯切れ、口溶けの良いパン類
の製造法の開発に成功した。即ち本発明は、小麦粉、水
、イースト、糖、食塩、油脂等を主成分とし、これらを
常法に従い混捏焼成してパン類を製造すpに際し、油脂
分5%以上で無脂乳固形分5%以上含む均一なエマルジ
ョンの乳酸醗酵物を生地中に添加することを骨子とする
パン類の製造法である。
以下本発明について詳述する。
本発明において、乳酸醗酵に供するエマルジョンを構成
する油脂は、大豆油、菜種油等の液体油、パーム油、ヤ
シ油、牛脂、ラード、乳酩脂等一般の天然動植物性油脂
の単独油又は混合油或いはこれらの水素添加、分別、エ
ステル交換等の加工処理を施して得られる油脂が使用で
きる。これらの油脂はエマルジョン中に5%(重量基準
、以下同じ)以上含まれている必要があり、特に10〜
50%であるのが好ましい。油脂分が5%未満では効果
が得られず、特に歯切れが改善されないので好ましくな
い。逆に、・60〜70%と多すぎると乳酸醗酵物の安
定な調製が行い難くなる。また、無脂乳固形分としては
、市販の脱脂粉乳が使用されるが、牛乳または脱脂乳等
も利用することができ、その他大豆蛋白質を併用しても
よい。無脂乳固形分はエマルジョン中に5%以上含まれ
ていることが=6− 必要であり、大体20%以下の範囲内で含まれているの
がよい。また、均一なエマルジョンを得るためにレシチ
ン、グリセリン脂肪酸エステル、フロピレンゲリコール
脂肪酸エステル、ポリグリセロール脂肪酸エステル等の
乳化剤、或いはリン酸塩等の安定剤を適宜使用してよい
ことは言うまでもない。
本発明における乳酸醗酵物は、上記する油脂分を含む油
相と無脂乳固形分を含む水相とを70〜80℃で10〜
15分間加熱攪拌して予備乳化及び殺菌した後70〜1
00 kg / cJの条件下で均質化し、冷却して得
た均一なエマルジョンに乳酸菌(例えば、ラクトバチル
ス・ブルガリカス又はストレプトコッカス・サーモフィ
ルス等の単独或いは混合物等)を添加して、40〜45
℃で3〜10時間醗酵させPHが3.5〜6好ましくは
3.8〜4.8の醗酵物を得るのがよい。PHが3.5
未満の場合、製パン時において生地のPH低下がおこり
、その結果イーストの醗酵を阻害したり、或いは製品が
硬くなるという傾向を呈する。逆に、PHが6をこえる
と製品にソフト感が不足するようになる。
このようにして得た乳酸醗酵物をそのまま、好ましくは
殺菌した後80〜100 kg/cJで均質化し冷却し
たものを小麦粉に対し3〜20%製パン時に生地中に添
加混捏する。
(効果) 本発明における乳酸醗酵物は、従来の液状を呈した水中
浦型エマルジョンと異なり生地中に単分子膜状に拡がる
適度な稠度を持った可塑性のあるボディ (Rody)
を有しているので、生地中への分散効率が極めて良好で
ある。かくして本発明により油脂の添加が極めて容易で
、パン製品の容積が増大し風味及び食13(歯切れ5口
演け)が良く、且つ長期間ソフトな食感が持続する耐老
化性に優   ′れたパン類が製造できるのである。ま
た、jm常イーストフードはビタミンC製剤が含まれる
ので、かかるイーストフードを使用すると生地が締り、
モルダー(丸め機)等での生地破損を起こし易いが、本
発明における乳酸醗酵物を使用することにより、スムー
ズな生地の伸びを示し、焼成後のパンのボリュームを増
加する。
(実施例) 以下に実施例及び比較例を例示して本発明の効果をより
明瞭にする。
実施例1〜3及び比較例1〜3 ■、乳酸醗酵物の調製 (1)、乳酸醗酵物(1)(油分約18%)の調製融点
31℃の硬化菜種油18部(重量基準、以下同じ)、脱
脂粉乳12部、乳化剤(グリセリン脂肪酸エステル、レ
シチン) 0.15部及び水を加えた全量100部を7
5〜80℃で10分間加熱攪拌して予備乳化及び殺菌し
た後、80kg/cイで均質化後42〜43℃に冷却し
た均一なエマルジョンに、ラクトバチルス・ブルガリカ
ス及びストレプトコッカス・サーモフィルスの等景況合
物である乳酸菌を接種したメタ1−ターを添加して42
〜43℃で約4時間乳酸醗酵させた後80℃で殺菌後1
00kg/ cJで均質化し、冷却してPH4,0の乳
酸醗酵物を得た。
(2)、乳酸醗酵物(2)(油分約30%)の調製融点
31℃の硬化菜種油を30部使用した以外全て+11と
同様にして、PI(4,0の乳酸醗酵物を得た。
■6食パンの製造(ストレート法) ■ 配合割合(重量基準)及び結果は、表−1のとおり
■ 製造条件 混捏時間:3分(低速)2分(中速)1分(高速)、乳
酸醗酵物添加、必 要に応じてマーガリン/ショー トニングを添加、2分(低速) 2分(中速)1〜2分(高速) コネ上温度:約28℃ 第一醗酵時間:1時間30分 第二醗酵時間:パンチ後30分 ベンチ時間 =20分 ホイロ温度、潤度:38°C,80% ホイロ時間 :35〜40分 焼成温度1時間=200℃、35〜40分表−1 表−1の続き 以上の結果、本発明において調製した乳酸醗酵物を添加
した場合、該乳酸醗酵物が適度な稠度を有しているため
生地への添加及び分散が容易であり、1つ生地の締りが
少ないので工程中生地の破損を起こし難い等、製)iン
時の作業性が極めて良好であり、また得られたパンはさ
れやかな風味と歯切れよく口溶けのよい食感を有し、且
つ5日間もソフトさが損なわれることなく耐老化性に優
れていた(実施例1〜3)。特に、従来常用されている
マーガリンを併用しなくても油脂分の高い乳酸醗酵物(
2)を単独使用することによって、ソフトさが持続でき
、且つ歯切れ及び0熔けのよいパン製品が得られ、本発
明における乳酸醗酵物の効果が顕著であることが窺われ
た1実施例3)。これに対し、従来用いられてきた脱脂
初乳を使用したものは、口溶けが悪く日中でダンゴ状の
食感を有し、且つ耐老化性に劣っていた(些較例1)。
また、油脂分の低い市販のヨーグルト(油脂公約3%)
を用いたものは、生地への分散が遅く且つ生地に締りが
みられ作業性が悪く、パン製品が稍酸味を有し、歯切れ
及び0熔けも不良であった(比較例2)。また、乳酸醗
酵物(2)の調製に際して、乳酸醗酵させないで得た油
脂分30%の水中油型エマルジョンを使用したものは、
乳酸醗酵物(2)を使用したもの(実施例3)に比べて
生地への分散が遅く作業性に劣り、歯切れ及び口溶けも
不良(比較例1と2の中間程度)であった(比較例3)
また、本発明者等は食パンの製造をストレート法に変え
て中種法でも実施し、同様の結果が得られたことを確認
した。
実施例4〜5及び比較例4〜5 前記実施例に準じ、・菓子パン(バターロール:小麦粉
100部に対し油脂分を10部以上配合するもの)をス
トレート法で製造した。
、配合及び結果は、表−2のとおり。
表−2 *6 :フジサニーバンパス(商品名、不二製油@菊製
) 以−トの結果、脱脂粉乳を使用したものは前例の食パン
の場合と同様、口演けが悪く日中でダンゴ状の食感を呈
した(比較例4)。また、ヨーグルトを使用したものも
同様に作業性積悪く、稍酸味を有し、食感(歯切れ30
熔け)も不良であった(比較例5)。これに対し、乳酸
醗酵物を使用したものは、何れも良好であった(実施例
4及び5)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、小麦粉、水、イースト、糖、食塩、油脂等を主
    成分とし、これらを常法に従い混捏焼成してパン類を製
    造するに際し、油脂分5%以上で無脂乳固形分5%以上
    含む均一なエマルジョンの乳酸醗酵物を生地中に添加す
    ることを特徴とするパン類の製造法。
  2. (2)、乳酸醗酵物の油脂分が10〜50%で無脂乳固
    形分が5〜20%である特許請求の範囲第(1)項記載
    の方法。
  3. (3)、乳酸醗酵物を殺菌処理した後生地中に添加する
    特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項に記載の方法
  4. (4)、乳酸醗酵物のPHが3.5〜6好ましくは3.
    8〜4.8である特許請求の範囲第(1)項乃至第(3
    )項の何れかに記載の方法。
JP27941384A 1984-12-26 1984-12-26 パン類の製造法 Granted JPS61152227A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001299196A (ja) * 2000-04-27 2001-10-30 Fuji Oil Co Ltd 白焼きパンの製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001299196A (ja) * 2000-04-27 2001-10-30 Fuji Oil Co Ltd 白焼きパンの製造法

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