JPS61149068A - 動物の焼成骨を原料とした活性ミネラル濃縮液を製造する方法 - Google Patents

動物の焼成骨を原料とした活性ミネラル濃縮液を製造する方法

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JPS61149068A
JPS61149068A JP59270524A JP27052484A JPS61149068A JP S61149068 A JPS61149068 A JP S61149068A JP 59270524 A JP59270524 A JP 59270524A JP 27052484 A JP27052484 A JP 27052484A JP S61149068 A JPS61149068 A JP S61149068A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は動物の焼成骨を原料として活性ミネラル濃縮液
並びにその乾固物を製造する方法に関するものである。
従来の技術 焼成骨を原料としたものは単に燐酸カルシウムとして近
時カマポコ、チクワなどの水産練製品等の食品や、味噌
、醤油等の調味料に対する防腐と風味の向上を目的とす
る食品添加剤、酒類中の酸の中和剤ζ水道水の脱カルキ
剤、無機栄養剤等に使用せられ、特に乳製品、乳飲料。
果実飲料、清涼飲料等には少量の添加で円やかになると
して重宝にされている。そのほかにも広い範囲の用途が
見出されているが、焼成骨を原料とした一般燐酸カルシ
ウムはそのままの添加使用では添加する物質にもよるが
、動物の骨を焼成のままとそれを微粒子にして使用する
場合においても、乳製品、乳飲料、清涼飲料、果実飲料
等に使用した場合には懸濁が見られ使用上大きな欠点と
されている。本発明が使用せんとする特許(特許第10
61797号)の動物の骨より活性を有する純度の高い
燐酸カルシウムを製造する方法により得たものにおいて
も同然である。該特許の方法は動物の骨の肉質、脂肪質
のものを除去し該動物の骨を乾溜、骨炭を生成させた後
、引き続き乾溜レトルトを加熱しながら該乾溜レトルト
よりの排ガスと熱風発生炉よりの800℃〜900℃の
熱風を直接該乾溜レトルト内の骨炭に作用させて骨炭内
の炭素や硫化物などを高度に除くことを特徴とする動物
の骨より活性を有する純度の高い燐酸カルシウムを製造
する方法であり、該特許により得るものの成分はカルシ
ウム、リン、ストロンチウム、鉄、バリウム、亜鉛、カ
リウム、マグネシウム、ナトリウム等の微量栄養素(活
性ミネラル)である0本発明はこれに着目して該原料よ
り活性ミネラル濃縮液並びにその乾固物を製造する方法
に関するものである。
問題点を解決するための手段 本発明の要領は特許第1061797号のような方法に
より得られる燐酸カルシウムを主体とする焼成骨の粉末
を原料(以下焼成骨粉と称す)とし、その粉末を普通粗
粒(粒度3.5■〜10mm)のものと細粒(粒度0.
3mm〜1mII+)のものに分劃する。そして先ず上
記粗粒のものに水を加えて混合し約pH11,5になる
よう調整しこれを加熱煮沸して静置すると上澄液上に浮
遊物ができるので該浮遊物を採取した後10℃位に冷却
すると上澄液はpH12,5位の所期の活性ミネラル濃
縮液として得られる。この冷却時においても浮遊物が採
取される。
又採取した浮遊物は300℃位に加熱乾燥すれば白色の
無色無臭の結晶体として得られ、このものも高いpH値
(pH13以上)を示し、上記濃縮液と同様−各種用途
に有効に利用せられるもので、これは上記濃縮液の乾固
物又はこれが変形したものと考えられる。
上記処理操作(生産サイクル)は上澄液を採つた残渣に
再び水を加えて同様処理することができ3サイクル位同
様pH値の濃縮液及び乾固物を得ることができるが、3
サイクル位すると取得上澄液のpH値が低下するので、
この機能低下した残渣に上記分劃した゛細粒粉を加える
と再びpH11,5の上澄液を得ることができる。
この場合においても数サイクル(3回位)の生産処理を
することができるのでこれを繰返し微細粒の活用を計る
ことができる。この粗粒の抽出残渣粗粒に細粒を加える
ことは大なる抽出残渣粗粒に微細粒子が吸着され且つだ
き込まれた態となり、その相乗効果によって有効成分の
抽出機能及び上澄液の分離機能が容易確実となり、本発
明の処理目的において原料の有効活用、処理操作の能率
向上に役立つものと思われる。尚細粒を粗粒に最初から
加えると液が混濁し上澄液の分離困難、抽出機能不充分
等操作上の困難を生ずる。又細粒はpH濃度調整に便な
るもので、粗、細粒の分刻取扱いは前記した分劃を便と
するが本発明の目的の範囲にて適宜選択されうるちので
ある。
本発明の処理において前記抽出液たる上澄液がpH11
,5程度になるよう調整する必要のあるのはpH11,
5より低いと煮沸濃縮に時間がかかり且つ操作厄介にな
ると共に却々究局のp!(12,5程度の濃縮液が得ら
れず従来はこのような濃縮液の存在又は収得は考えられ
なかったところである0本発明がこのような成果を得る
ことのできたのは原料として特許第1061797号に
より得られた焼成骨を用いたことに端を発するもので他
の原料を用いた場合はそれぞれこのような成果は得がた
く、上記焼成骨は特殊成分構成をもつものと考えられる
が、この成果を基にして焼成骨の配合組合わせも考えら
れるところである。
本発明により得られる前記濃縮液は、ナトリウム、カル
シウムと若干のカリウムの水酸化物、炭酸塩及び燐醸塩
を含み、かなり広い範囲に緩衝作用を有する塩基性アル
カリ溶液であって後記するように各種用途に有用である
。又前記乾固物も一層高いpH値をもち同様に有用のも
のである。又焼成管材料の相違により濃縮液の成分に多
少の相違も生じ得るが本発明は焼成骨の特質を活用した
ものと考えられる。
実施例 動物の骨を原料とし特許第1061797号の方法によ
り製した活性を有する純度の高い燐酸カルシウムを主体
とする原料の焼成骨粉(特許第1061797号による
)をふるい分けして粒度3.5mm以上(普通3.5〜
lOmm)の粗粒とそれ以下のものに分かち、粒度3.
5■以下のものについてはこれを破砕して後段操作に適
する細粒(普通0.3〜1.0mmの程度のものを主と
する)を得る。
次に天然水又は水道水(水素イオン濃度pH6,8)1
00β中に上記粗粒的40Kgを投入し攪拌機中にて混
合攪拌しl昼夜静止すればその上澄液のpH値が11.
5になるよう調整される。上澄液を分離し又は分離せず
して100℃にて45分煮沸静置すると上澄液の表面に
浮遊物が生ずるのでこの浮遊物を採取除去した上10°
Cに冷却すると上澄液はpH12,5の活性ミネラル濃
縮液として得られる。この場合も浮遊物が生じるのでこ
れも分離採取する。又分離採取した浮遊物はセラミック
容器に入れ300°Cにて乾燥し乾固物として白色の無
味無臭の結晶体(pH13以上)を収得する。
更に上記上澄液を採った残渣に再び水100βを入れ前
記同様攪拌し、煮沸、冷却を行なう操作を繰返すことに
よって同様にpH11,5から12.5に濃縮すること
ができ同様に濃縮液及び乾固物を得ることができる。こ
の操作は2〜3回の生産サイクルの繰返し後は水素イオ
ン濃度の低下が見られるので、その残渣を回収しこれに
先に分劃した細粒(粒度0.3〜IIIIりのものを約
4Kg及び水100βを加えてPH11,5の調整を計
った上記粗粒の場合と全く同様操作を繰返し同様の濃縮
液及び乾固物を得る。
この場合は有効成分の多くが抽出された粗粒残渣に細粒
をだき込むように吸着し細粒の懸濁も少なく上澄液を容
易に得ることができ効率的な操作及び成果を収めること
ができる。
この操作も2〜3回の生産サイクルで抽出液(上澄液)
のpH低下が見られるのでその際更に細粒4Kg宛加え
て同様の操作を繰返す。
このようにしてこの活性ミネラル濃縮液並びにその乾固
物は製品のバッチにかかわらず安定した高い塩基性アル
カリ性を示し、骨の主成分であるハイドロキシアパタイ
ト(Ca  (PO)   (OH)2)の構造は全く
解離されず堅固な構造で存在する。ナトリウムは水その
他から微量導入されることも考えられる。
活性ミネラル濃縮液の分析の一例は下記の通りである。
発明の効果 本活性ミネラル濃縮液並びにその乾固物の効果と用途は
酸化防止9食品強化、鮮度保持、麺類・水産・畜肉練製
品・調味料などの食品加工時に本活性ミネラル濃縮液並
びにその乾固物を添加すると食品を酸化腐敗させる触媒
的物質を封鎖し、酸化による腐敗を抑制する働らきをす
る。
本活性ミネラル濃縮液並びにその乾固物は極めて高い水
素イオン濃度を有しているので酸に対する中和能によっ
て腐敗などに対する制菌作用がある。又食品の弾力性、
結着性、保水性の向上がある。
野菜の鮮度保持の使用方法と効果は本活性ミネラル濃縮
液を150倍〜300倍に稀釈して野菜等の出荷時に散
布すると長時間鮮度保持を保つことができる。
もやし、かいわれ等の水栽培の野菜に使用すると発芽や
発根が早まり、もやしにおいては8日かかったものが6
日に短縮でき発芽の部どまりがよくなり顕著な効果が得
られる。
又観葉植物、果実栽培の葉面散布剤として150倍〜3
00倍に稀釈して使用すると葉面が保護され成長を促進
する働きをする。
飲料水、工業用水及び農業用水の水質改善に対して本活
性ミネラル濃縮液並びにその乾固物は現在量も重要とさ
れている塩基性水質改善用添加剤と考えられる。
本活性ミネラル濃縮液並びにその乾固物を天然木や水道
水に反応させると瞬時にして高い水素イオン濃度値を示
し微量栄養素(活性ミネラル)を含んだアルカリイオン
水になる。
本活性ミネラル濃縮液並びにその乾固物は塩基度を高め
た場合においても緩衝性に優れているためアルカリによ
る刺激がなく、水道水やビルの受水槽の水に添加すると
塩素の中和やバクテリアの吸着及び制菌作用があり、ビ
ルの給排水の配管などの酸化腐食を防止する機能をも有
しているのである。
活性を有する純度の高い濃縮液にて水の長期保存テスト
を行なったところ飲料水の2年6ケ月間の常温放置テス
ト(食品衛生法指定機関厚生省環776号)に合格し飲
料適との証明を得た。
以上述べたように本発明の活性ミネラル濃縮液並びにそ
の乾固物を製造する使用原料は先願特許第108179
7号の方法により得られるもので、該特許の詳細な説明
で述べた通り従来品に比べ表面積が大きく吸着能がすぐ
れ、尚かつ塩基度の高い特性から中和能を有している物
質である。このような見地からするとこの活性ミネラル
濃縮液並びにその乾固物はむしろ天然の総合ミネラルで
あり我々の人間に必須の微量栄養元素(活性ミネラル)
である。
以上のごとく食品の弾力性、結着性、保水性の向上、野
菜等の鮮度保持に活性ミネラル濃縮液を150倍〜30
0倍に稀釈して利用し又その乾固物においてはそれぞれ
の製品量に対し400倍〜600倍の稀釈水にして使用
すると酸に対する中和能と優れた緩衝作用により水の風
味が向上し飲料水、工業用水、農業用水の水質改善のみ
ならず、スポーツ飲料、アルカリ飲料、乳飲料等の緩衝
剤、天然の水素イオン濃度調整剤として最適であり、且
つ安全性に優れている。
以   上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、肉質、脂肪質、炭素および硫化物などを高度に
    除いた焼成骨を原料として天然水もしくは水道水に該原
    料を混入し水素イオン濃度の調整と、特に水道水にあつ
    ては残存塩素を中和除去しこの混入水を100℃にて煮 沸、上澄液を10℃に冷却して動物の焼成骨を原料とし
    た活性ミネラル濃縮液並びにその乾固物を製造する方法
  2. (2)、焼成骨を粗粒と細微粒粉に分劃し、前者粗粒に
    水を加えてその上澄液より活性ミネラル濃縮液並びにそ
    の乾固物を得る工程のその残渣物に水を加え上記後者の
    細微粒粉を加え、その上澄液を加熱冷却したことを特徴
    とする特許請求範囲第1項記載の動物の焼成骨を原料と
    した活性ミネラル濃縮液並びにその乾固物を製造する方
    法。
JP59270524A 1984-12-21 1984-12-21 動物の焼成骨を原料とした活性ミネラル濃縮液を製造する方法 Granted JPS61149068A (ja)

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JPH0120850B2 JPH0120850B2 (ja) 1989-04-18

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6317814A (ja) * 1986-07-11 1988-01-25 Karufua Chem Kk 植物成長促進方法及びその為に用いる成長促進剤
JPS63107937A (ja) * 1986-10-25 1988-05-12 Sangi:Kk 合成ハイドロキシアパタイトを含んでなるカルシウム剤
JPH0216949A (ja) * 1988-07-04 1990-01-19 Kaoru Emoto 食品改善剤

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52104497A (en) * 1976-02-28 1977-09-01 Taisuke Kira Particle dissolved aqueous solution

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