JPS61144938A

JPS61144938A - 送受信装置

Info

Publication number: JPS61144938A
Application number: JP26769084A
Authority: JP
Inventors: Teruo Sato; 輝雄佐藤; Takehiro Sugita; 武弘杉田
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1984-12-19
Filing date: 1984-12-19
Publication date: 1986-07-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、コードレステレホンなどにおける秘話回路
に関する。

〔従来の技術〕

コードレステレホンにおけるハンドセントとベースユニ
ットとの間は、音声信号が電波により送受信されるので
、第三者が通話の内容を盗聴することができてしまう。

そこで、ハンドセットとベースユニットとの間で音声信
号を送受信するとき、その音声信号にスクランブルを行
うようにしたコードレステレホンが考えられている。

第３図及び第４図は、そのようなコードレステレホンの
音声信号系の一例を示し、この例においては、音声信号
を送受信するとき、その周波数スペクトラムを反転及び
シフトすることによりスクランブルを行う場合である。

そして、これらの図において、（１１はハンドセット、
（２）はベースユニットの一例を示し、それぞれにおい
て、ａφは送信系、（３０）は受信系である。

そして、ハンドセット（１）において、送話時には送話
器（１１）からの音声信号Ｓａが、アンプ（１２）を通
じてバンドパスフィルタ（１３）に供給されて例えば第
５図Ａに示すように帯域が制限され、この帯域の制限さ
れた信号Ｓａが平衡変調回路（１４）に変調入力として
供給されると共に、同図Ｂに示すように所定の周波数ｆ
ｓのサブキャリア信号Ｓｓ　　（詳細は後述する）が変
調回路（１４）に供給されて信号Ｓａは同図Ｃに示すよ
うな被平衡変調信号ｓｂとされ、この信号ｓｂがローパ
スフィルタ（１５）に供給されて同図已に示すように下
側帯波信号Ｓｉが取り出される。そして、この信号Ｓｔ
が、加算回路（１６）を通じてＦＭ変調回路から高周波
パワーアンプまでを有する送信回路（１７）に供給され
て上りチャンネルのＦＭ信信号Ｓ色され、この信号Ｓｕ
がアンテナ（１９）からベースユニット（２）へと送信
される。

そして、この場合、サブキャリア信号Ｓｓが次のように
して形成される。すなわち、形成回路（２１）において
サブキャリア信号Ｓｓが形成されると共に、このとき、
形成回路（２２）から制御信号が形成回路（２１）に供
給されて信号Ｓｓのサブキャリア周波数ｆｓは、例えば
第６図Ａに示すように期間τごとに、例えばτ＝７ｍ秒
ごとに、ｆ　２　ｒ　　ｆ　７　＋　　・・・、ｆ３と
いうように所定の順序で８段階に周期的に変化させられ
る。また、このとき、形成回路（２３）から同図Ｂに示
すようにＴ−８τごとに信号Ｓｒが取り出され、この信
号Ｓｒが形成回路（２２）に同期信号として供給されて
期間Ｔごとに信号Ｓｒのとき、信号Ｓｓはｆｓ−ｆ２と
なるように周波数ｆＳの変化の位相が規制される。

そして、この信号Ｓｓが、上述のように変調回路（１４
）にサブキャリア信号Ｓｓとして供給される。従って、
反転信号Ｓｔは、期間τごとにそのスペクトラムがシフ
トされていることになる。

また、このとき、形成回路（２３）からの同期信号Ｓｒ
が加算回路（１６）に供給され、信号Ｓｉに加算されて
信号Ｓｕにより送信される。

一方、ベースユニット（２）においては、アンテナ（３
１）によりハンドセット（１）からのＦＭ信信号Ｓ色受
信され、この信号Ｓｕが、高周波アンプからＦＭ復調回
路までを有する受信回路（３２）に供給されて信号Ｓｔ
が取り出され、この信号Ｓｔが平衡変調回路（３３）に
変調入力として供給される。

さらに、回路（２１）　、　　（２２）と同様の回路（
４１）　。

（４２）が設けられると共に、受信回路（３２）からの
信号が同期分離回路（４３）に供給されて信号Ｓｉに加
算されている信号Ｓｒが取り出され、この信号Ｓｒが形
成回路（４２）に供給される。従って、形成回路（４１
）からはハンドセット（１）の送信系αωにおいて形成
されたサブキャリア信号Ｓｓと同様に周波数ｆｓが変化
する信号Ｓｓが取り出されることになる。

そして、この信号Ｓｓが変調回路（３３）にサブキャリ
ア信号Ｓｓとして供給され、従って、変調回路（３３）
からは第５図Ｅに示すような被平衡変調信号ｓｂが取り
出される。

そして、この信号ｓｂがローパスフィルタ（３４）に供
給されて下側帯波信号、すなわち、スペクトラムの再反
転されたもとの音声信号Ｓａが取り出され、この信号Ｓ
ａがアンプ（３５）を通じ、さらにハイブリッド回路（
３９）を通じて電話回線（３）に送り出される。

なお、ベースユニット（２）の送信系（１０）もハンド
セラ）　（１）の送信系（１０）　と同様に構成される
が、ベースユニット（２）においては、アンプ（１２）
には送話器（１１）に代わって電話回線（３）がハイブ
リッド回路（３９）を通じて接続されて相手の電話から
の音声信号Ｓａがアンプ（１２）に供給され、送信系Ｑ
（６からの送信信号は下りチャンネルのＦＭ信号Ｓｄで
ある。

従って、このＦＭ信号Ｓｄにおいても、その変調信号で
ある信号Ｓｔは、周波数スペクトラムが反転されている
と共に、そのスペクトラムが期間τごとにシフトされて
いることになる。

また、ハンドセット（１）の受信系（３０）もベースユ
ニット（２）の受信系（３０）と同様に構成されるが、
受信回路（３２）の入力信号は下りチャンネルのＦＭ信
号Ｓｄであり、アンプ（３５）はハイブリッド回路（３
９）に代わって受話器（３６）に接続されて相手の電話
からの音声信号Ｓａが供給される。

こうして、このコードレステレホンによれば、音声信号
Ｓａは信号Ｓｉの状態で送受信され、そのスペクトラム
が反転しているので、第三者が盗聴してもその内容を理
解できず、すなわち、秘話とすることができる。また、
サブキャリア周波数ｆｓが時間とともに変化しているの
で、信号Ｓｉの占有帯域も時間とともに変化し、従って
、ＳＳＢ受信機を用意しても盗聴することはできない（
文献：特願昭５９−１２３４３６号明細書及び図面）。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、上述のコードレステレホンにおいては、盗聴
の防止、すなわち、秘話のために、同図にも示すように
多くの回路を必要としている。このため、そのハンドセ
ット（１）及びベースユニット（２）が大きくなり重く
なると共に、消費電力が大きくなってしまう。

そして、ハンドセット（１）が太き（なると共に、重く
なると、当然のことながら通話のとき使いにくく不便で
ある。また、ハンドセ・ノド（１）は乾電池ではランニ
ングコストが高くつくので、充電式電池で動作している
が、消費電力が大きくなると、たびたび充電が必要にな
り、通話に支障をきたしてしまう。また、回路の複雑化
によりコストアップも招いてしまう。

この発明は、このような問題点を解決しようとするもの
である。

〔問題点を解決するための手段〕

このため、この発明においては、ハンドセット（１）か
らベースユニ７Ｈ２）へ音声信号Ｓａを送信するときに
行うスクランブルのパターンと、ベースユニット（２）
からハンドセット（１）への音声信号Ｓａを送信すると
きに行うスクランブルのパターンを同じにする。また、
このとき、ハンドセット（１）及びベースユニット（２
）の一方においては、形成回路（２３）により同期信号
Ｓｒを形成して送信時のスクランブル及び受信時のデス
クランブルの同期をとると共に、他方においては送信さ
れてきた同期信号Ｓｒにより受信時のデスクランブル及
び送信時のスクランブルの同期をとる。

〔作用〕

従って、構成が簡単になるので１．小型化及び軽量化さ
れると共に、消費電力も小さくなる。さらに、送信側α
呻と受信側（３０）とのサブキャリア周波数ｆＳのシフ
トの同期が、安定、かつ、確実に行われ、秘話を行いつ
つ安定で確実な通話が行われる。

〔実施例〕

第１図及び第２図において、ハンドセット（１）の送信
系ＱＯＩ及びベースユニット（２）の受信系（３０）は
、上述のコードレステレホンのものと同様に構成される
。

そして、ハンドセット（１）の受信系（３０）において
は、回路（４１）〜（４３）が省略されると共に、形成
回路（２１）からのサブキャリア信号Ｓｓが平衡変調回
路（３３）に供給される。また、ベースユニット（２）
の送信系Ｑｌにおいては、回路（１６）　。

（２１）〜（２３）が省略されると共に、形成回路（４
１）からのサブキャリア信号Ｓｓが平衡変調回路（４１
）に供給される。

このような構成によれば、ハンドセット（１）からベー
スユニット（２）への音声信号Ｓａは、従来の場合と同
様、スペクトラムが反転されると共に、シフトされて送
信され、ベースユニット（２）からノ１ンドセット（１
）への音声信号Ｓａも、スペクトラムが反転されると共
に、シフトされて送信され、従って、ハンドセット（１
）とベースユニット（２）との間の交信に対して秘話が
行われる。

そして、この場合、特にこの発明によれば、ハンドセッ
ト（１）における回路（４１）〜（４３）が不要になる
ので、ハンドセット（１１を小型化及び軽量化でき、ま
た、消費電力も小さくできる。さらに、ハンドセット（
１）における回路（４１）〜（４３）が不要になると共
に、ベースユニット（２）における回路（２１）〜（２
３）も不要になるので、コストダウンができる。

また、ハンドセット（１１のアンテナ（１９）は大型の
ものにできないので、従来例のようにハンドセット（１
）においてベースユニット（２）から送信されてきた同
期信号Ｓｒを取り出すときには、その信号Ｓｒを安定に
、かつ、確実に取り出すために同期分離回路（４３）と
して高級で複雑なものを必要とするが、この発明におい
ては、そのような必要がない。従って、この点からも、
ハンドセット（１）の小型化及び軽量化ができる。

さらに、ベースユニット（２）においては、アンテナ（
３１）を多少大きくしても問題がなく、また、同期分離
回路（４３）を高級化しても問題がないと共に、ハンド
セント（１）においては、同期信号Ｓｒを受信する必要
がないので、反転信号Ｓｉのスペクトルをシフトすると
きの同期を、安定、かつ、確実に行うことができ、従っ
て、秘話を行いつつ安定で確実な通話ができる。

また、サブキャリア周波数ｆｓの変化する順序。

種類及び期間τなどのパラメータを選択すれば、同種の
コードレステレホンに対してもより確実な秘話を行うこ
とができる。

さらに、上述においては、コードレステレホンの場合で
あるが、トランシーバ、ワイヤレスあるいは搬送波式の
インターホンなどにも通用できる。

〔発明の効果〕

ハンドセット（１）における回路（４１）〜（４３）が
不要になるので、ハンドセント（１）を小型化及び軽量
化でき、また、消費電力も小さくできる。さらに、ハン
ドセット（１）における回路（４１）〜（４３）が不要
になると共に、ベースユニット（２）における回路（２
１）〜（２３）も不要になるので、コストダウンができ
る。

また、ハンドセット（１）のアンテナ（１９）は大型の
ものにできないので、従来例のようにハンドセット（１
）においてベースユニット偉）から送信されてきた同期
信号Ｓｒを取り出すときには、その信号Ｓｒを安定に、
かつ、確実に取り出すために同期分離回路（４３）とし
て高栖で複雑なものを必要とするが、この発明において
は、そのような必要がない。従って、この点からも、ハ
ンドセット（１）の小型化及び軽量化ができる。

さらに、ベースユニット（２）においては、アンテナ（
３１）を多少大きくしても問題がなく、また、同期分離
回路（４３）を高級化しても問題がないと共に、ハンド
セット（１）においては、同期信号Ｓｒを受信する必要
がないので、反転信号Ｓｉのスペクトルをシフトすると
きの同期を、安定、かつ、確実に行うことができ、従っ
て、秘話を行いつつ安定で確実な通話ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図はこの発明の一例の系統図、第３図〜第
６図はその説明のための図である。（１）はハンドセット、（２）はベースユニット、（１
０）は送信系、（３０）は受信系である。

Claims

【特許請求の範囲】

送信側において音声信号を所定のスクランブルパターン
でスクランブルし、このスクランブルされた音声信号を
受信側に伝送し、この受信側において伝送されてきた音
声信号を上記スクランブルパターンにしたがってデスク
ランブルしてもとの音声信号を得るようにした１対の送
受信装置において、この１対の送受信装置の一方及び他
方における上記スクランブルパターンを同一とし、かつ
、上記一方において、スクランブルの位相を規制する同
期信号を上記音声信号と同時に上記他方へ伝送すると共
に、上記同期信号により上記一方における上記デスクラ
ンブルの位相を規制し、上記他方において、上記音声信
号と同時に伝送されてきた上記同期信号により上記他方
におけるデスクランブルの位相を規制すると共に、上記
一方へ伝送する音声信号のスクランブルの位相を規制す
るようにした送受信装置。