JPS61141724A - ポリグリシジルエ−テル組成物 - Google Patents

ポリグリシジルエ−テル組成物

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JPS61141724A
JPS61141724A JP26080884A JP26080884A JPS61141724A JP S61141724 A JPS61141724 A JP S61141724A JP 26080884 A JP26080884 A JP 26080884A JP 26080884 A JP26080884 A JP 26080884A JP S61141724 A JPS61141724 A JP S61141724A
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naphthol
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ether
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Takanori Urasaki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は新規なポリグリシジルエーテル組成物に関する
ものである。
本発明のポリグリシジルエーテル組成物は耐熱性に優れ
た硬化樹脂を与えるものであり、それから得られる硬化
エポキシ樹脂はガラス転移温度が260℃以上、好まし
くFi290℃以上、1[C好ましくは300℃以上で
あり、耐熱性にすぐれており、且つ吸水率が小さいとい
う特徴を有し、たとえば高弾性繊維(IR素繊維、72
1ド繊維など)を補強材として用いた複合材料を形成せ
しめるとそれは耐熱性複合材料として用いることができ
るものである。
〈従来技術〉 耐熱性エポキシ樹脂を製造する方法としては 1)テトラグリシ・ヒルメチレンジアニリンとジアミノ
ジフェニルスルホンを硬化させる。
2)フェノールノボラックのポリグリシジルエーテルを
ジアミノジフェニルスルホンと硬化させる。
3)上記シフ!ノジフェニルスルホンのかわCKジシア
ンジアミドを硬化剤として用いる。
などの方法が知られている。しかしこれらの方法で得ら
れたものは、耐熱性が不充分であったり吸水性が大きい
などの欠点がある。
〈発明の目的〉 本発明の目的は耐熱性くすぐれ且つ吸水性の小さいエポ
キシ樹脂を与えるポリグリシジルエーテル組成物を提供
することであシ、本発明のポリグリシジルエーテル組成
物を硬化剤と共に硬化させ、高弾性繊維(炭素繊維。
7ラミド繊維など)で補強すると耐熱性、耐湿熱性のす
ぐれた複合材料を得ることが出来る。
〈発明の構成〉 本発明はα−ナツト・−ルをフェノール成分の主たる成
分として含むナフトールノボラック屋樹脂のポリグリシ
ジルエーテル(I)と芳香族ポリオールをフェノール成
分の主たる成分として含むノボラック型樹脂のポリグリ
シジルエーテル(II)とよシな!l) (I)と(I
I)の割合が(I) : (II)=s o : 1o
〜10:90であるポリグリシジルエーテル組成物であ
る。
本発明においてα−す7トールをフェノール成分の主た
る成分として含むナフトールノボフック屋樹脂のポリグ
リシジルエーテルCI)とはa−ナフトールを主たる成
分とするフェノール成分と、下記式(I[) RCHO・−・・・・・・・・・・・・・・・(I[)
で表わされるアルデヒド成分とを酸性触媒のもと縮合反
応させて得られるところの、分子中にす7タレン核を2
個以上含むノボラック盟樹脂を骨格とし、それをグリシ
ジルエーテル化したポリグリシジルエーテルである。
ここでα−ナフトールを主たるフェノール成分として含
むノボラック型樹脂はナフタレン核t2個以上含み、好
ましくはナフタレン核を2〜10個含むものである。更
に好ましくは上記式(III)においてRが水酸基を含
まない場合にはナフタレン核を3〜6個含むものであり
、Rが水酸基を含む場合にはナフタレン核を2〜5個含
むものである。
本発明において上記ナフトールノボフック屋樹脂はフェ
ノール成分としてα−す7トール以外に少割合のフェノ
ール、クレゾール。
キシレノール、β−ナフトールなどの従来公知のノボラ
ック型樹脂に用いられるモノヒドロヤシ芳香族化合物を
含んでもよい。その割合は全フェノール成分中30モル
%以下、好ましくは20モル%以下である。
本発明の前記式(Ill)で表わされるアルデヒド成分
は具体的にはホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プ
ロピルアルデヒド、ブチルアルデヒド、ベンズアルデヒ
ド、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、クロルベンズア
ルデヒド、ブロムベンズアルデヒドなどがあげられ、こ
のうちホルムアルデヒド、p−ヒドロ中ジベンズアルデ
ヒドが特に好ましい。
本発明の上記α−ナフトールを含むノボラック型樹脂は
α−ナフトールを主成分とするフェノールIiK上記ア
ルデヒド成分を1/2〜1倍モル加えて酸性触媒存在下
に縮合させてつくられる。ここで酸性触媒としては具体
的には硝酸、硫酸、塩酸、リン酸、メタンスルホン酸、
トルエンスルホン酸などのプロトン酸、三弗化ホウ素、
三弗化ホウ素エーテル錯体、塩化アルミニウム、塩化ス
ズ、塩化亜鉛、塩化鉄、塩化チタンなどのルイス酸、シ
ュウ酸などを用いることができる。これらの中でもプロ
トン識、シュウ酸を用いることが好ましい。これら触媒
の使用量は面料α−ナフトールを主体とするフェノール
類に対し0.001〜0.05モル倍とし、50〜25
0℃の温度範囲で1〜10時間の間で反応させる。この
場合無溶媒でもよいが必l!に応じてトルエン、クロル
ベンゼン、ジクpルベンゼン、ニド−ベンゼン、ジフェ
ニルエーテルなどの芳香族炭化水素エチレングリコール
、ジエチレングリコールなどのジメチルエーテル。
テトラヒドロフランなどの環状エーテルが溶媒として用
いられる。
つぎに本発明のα−す7トールを主たる成分として含む
ナフトールノボラック型樹脂のポリグリシジルエーテル
は上記の方法で合成されたナフトールノボラックにエピ
クロルヒドリンを反応させることKよって得られる。
この反応は従来公知のフェノールノボラックとエピクロ
ルヒドリンからポリグリシジルエーテルを得る方法にし
たがって実施できる。
この反応は 1)ノボラック型樹脂と過剰のエピクロルヒドリンの混
合物に苛性ソーダ、苛性カリなどのアルカリ金属水酸化
物の固体または濃厚水溶液を加えて50〜120℃の間
の温度で反応させる方法、又は 2)ノボラック型樹脂と過剰のエピクロルヒドリンにテ
トラメチルアンモニウムクロライド、テトラエチルアン
モニウムブロマイド、トリメチルベンジルアンモニウム
クロライドなどの第4級アンモニウム塩を触媒量加えて
70〜150”Cで反応させてポリハロヒドリンエーテ
ルとし、それに苛性ソーダ、苛性カリなどのアルカリ金
属水酸化物の固体または濃厚水溶液を加えて再び20〜
100℃の間の温度で反応させてポリハロヒドリンエー
テルを閉環させて目的のポリグリシジルエーテルを得る
方法である。
上記方法においてエピクロルヒドリンの使用量はノボラ
ック型樹脂中の水酸基に対して5〜50モル倍、好まし
くは10〜30モル倍の範囲である。苛性ソーダ、苛性
カリなどのアルカリ金属水酸化物の使用量はノボラック
型樹脂中の水酸基に対して0.9〜1.2モル倍の範囲
である。更に2)の方法によるときは第4級アンモニウ
ム塩をノボラック型樹脂中の水酸基に対して0.001
〜0.02モル倍の範囲で用いる。またこの反応は1〜
10時間の範囲で行なわれる。本発明の反応で得られる
α−ナフトールを主たるフェノール成分として含むナフ
トールノボラック型樹脂のポリグリシジルエーテルは前
記の如く未反応のエピクロルヒドリンのほかにアルカリ
金属のハロゲン化物等の水溶性無機塩を含むので、通常
反応混合物より未反応のエピクロルヒドリンの一部又は
全部を蒸留除去したのち、水溶性無機物は水による抽出
、戸別などの方法で除去し、目的とするポリグリシジル
エーテルを得る。本発明におけるα−ナフトールを主た
るフエ/−ル成分として含むナフトールノボラック型樹
脂のポリグリシジルエーテルはたとえば下記式(IV) で表わされる二価の基、下記式(V) 、 (M)〔た
だし式中R′は前記と同じである。〕で表わされる一画
の基より選ばれる基を2種以上含む。
更処具体的には本発明のポリグリシジルエーテルはたと
えば上記式CV) 、 (Vl)で表わされる一価の有
機基各1個と上記式(JV)で表わされる2価の有機基
を6〜8個(好ましくは上記式(JV)で表わされる2
価の有機基をR′がグリシジル基をもたないときは1〜
4個、R′がグリシジル基をもつ場合には0〜3個)を
含むものである。またこのポリグリシジルエーテルの分
子量は好ましくは600〜1500のものが用いられる
本発明の上記ナフトールノボラック型樹脂ポリグリシジ
ルエーテルはエポキシ当量が300 (g/当量)以下
、好ましくは280(g/当量)以下、更に好ましくF
i250(g/当量)以下であり、このようなポリグリ
シジルエーテルを用いると耐熱性と耐湿熱性のすぐれた
エポキシ樹脂を得ることができる。
本発明においては芳香族ポリオールを主たるフェノール
成分として含むノボラック型樹脂のポリグリシジルエー
テルが前記α−ナフトールを主たるフェノール成分とし
て含むナフトールノボラック壓樹脂のポリグリシジルエ
ーテルと共に用いられる。ここで芳香族ポリオールとは
レゾルシン、l、6−ジオキシナフタレン、2.7−ジ
オキシナフタレン、l、5−ジオキシナフタレン、  
1.7−ジオキシナフタレン、  1.4−ジオキシナ
フタレンなどの芳香族ポリオキシ化合物である。これら
芳香族ポリオールは前記酸性触媒の存在下前記式(II
)のアルデヒドと縮合させることKよって芳香核を2個
以上含み且つヒドロキシル基を分子中に4個以上含むノ
ボラックが得られる。
本発明において芳香族ポリオールとして好ましいものは
レゾルシン、1.6−シヒドロキシナフタレン、2,7
−ジオキシナフタレンなどであり更に好ましいものは1
.6−ジオキシナフタレン、2.7−ジオキシナフタレ
ンであり49に1.6−ジオキシナフタレンが好ましい
本発明においてこのような芳香族ポリオールを主たるフ
ェノール成分として含むノボラック展樹脂は平均して芳
香族ポリオール成分を分子中に1.5個以上、好ましく
は2〜4個、−、j、、、。
更に好ましく 672.2〜3.5個含む。当該ノボエ
ーテルの粘度が上昇し、エポキシ樹脂の成形が困難とな
る傾向があり好ましくない。
つぎに芳香族ポリオールを主たるフェノール成分とする
ノボラック型樹脂のアルデヒド成分は前記式(In)で
表わされるものが用いられるが好ましくはホルムアルデ
ヒドおよびp−ヒドロキシベンズアルデヒドであり、特
にホルムアルデヒドが好ましい。
本発明の芳香族ポリオールのノボラック型樹脂は前記α
−ナフトールを主成分として含むノボラック型樹脂と同
様な方法で製造でき、またこの芳香族ポリオールのノボ
ラック型樹脂のポリグリシジルエーテルはα−ナフトー
ルを主たるフェノール成分とするノボラック製樹脂のポ
リグリシジルエーテルの合成法と同様処して得られるが
、この中でも前記2)の方法によるとよシ耐熱性がすぐ
れ且つポリグリシジルエーテルの製造時のゲルの生成も
少なく好ましい。
本発明における芳香族ポリオールを主たるフェノール成
分とするノボラック型樹脂のポリグリシジルエーテルは
、たとえば下記式(ロ)で表わされる二価の基、下記式
(■) 、 (K)〔ただし式中、R’ 、 Ar は
前記と同じである。〕で表わされる一価の基よシ選ばれ
る有機基を2種以上含む。j!に具体的には本発明のポ
リグリシジルエーテルは好ましくは上記式(至)。
(■)で表わされる一価の有機基を各1個と上記式(ν
lI)で辰わされる2価の有機基を0〜2個含むもので
ある。また分子址は好ましくは500〜1200のもの
が用いられる。本発明の前記ポリグリシジルエーテルは
、エポキシ当量が220 (g/当量)以下、好ましく
は200(g/当量)以下、特に好ましくは180 (
g/当量)以下であるものである。
このようなポリグリシジルエーテルを用いると耐熱性が
高く耐湿熱性にもすぐれたエポキシ樹脂が得られる。
本発明においてポリグリシジルエーテル組成物は上記(
I) 、 (I)のポリグリシジルエーテルよりなり(
I)と(It)の割合は90:10〜10:90、好ま
しくは80:20〜20:80で更に好ましくは70:
30〜30ニア0、特に好ましくは60:40〜40:
60である。(I)の割合があまり多いと耐熱性が低下
する傾向があり、(If)の割合があまり多いと吸水率
が向上し、耐湿熱性が低下する傾向がある。
本発明の新規ポリグリシジルエーテル組成物は従来公知
のエポキシ系硬化剤によって硬化できる(「エポキシ樹
脂」垣内弘編(昭晃堂)昭和45年9月30日発行10
9員〜149真)。これ(はアミン類、酸無水物。
ポリアミド樹脂、ポリスルフィド樹脂、三フッ化ホウ素
アミンフンプレックス、ノボラック樹脂、ジシアンジア
ミドなどをあげることができる。
具体的KHジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、1.3−ジアミノシクロヘキサン、インホロンジ
アミン、m−キシリレンジアミンの如曇脂肪族アミン:
メタフェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン。
4.4′−ジアミノジフェニルメタン、  4.4’−
ジアミノジフェニルスルホン、  3.3’−シフ5)
・ジフェニルスルホン、2.4−)ルイレンジアミン、
も4′−ジアミノジフェニルエーテル。
3.4′−ジアミノジフェニルエーテル、アニリン−ホ
ルマリン樹脂などの芳香族アミン;前記脂肪族アミンま
たは芳香族アミンとモノエポキシ化合物(エチレンオキ
サイド、フェニルグリシジルエーテル、ブチルグリシジ
ルエーテルなど)、ポリエポキシ化合物(ビスフェノー
ルAのジグリシジルエーテル、レゾルシンのジグリシジ
ルエーテルなど)または7クリロニトリルなどとの7ダ
クト:無水フタル酸、無水へキサヒドロフタル酸、ナン
ツク酸無水物、メチルナジック酸無水物、ビルメリット
酸無水物、ぺ゛ンゾフエノンテトラカルボン酸無水物、
トリメリット酸無水物、グリセリントリストリメテート
、エチレングリコールビストリメリテートなどの酸無水
物;ダイマー酸とジエチレンテトラミン、トリエチレン
テトラミンなどとのポリアミド樹脂、メルカプタン基を
両端にもつポリスルフィド樹脂;アニリン、N−メチル
7ニリン、ベンジルアミン、エチルアミンなどのアミン
と三フッ化ホウ素のコンプレックス;フェノール、クレ
ゾールとホルマリンとより得られる低分子量ノボラック
樹脂;ジシアンジアミドなどである。
本発明の新規ポリグリシジルエーテル組成物は前記の如
〈従来公知のエポキシ樹脂用硬化剤で硬化できるが芳香
族ポリアミンおよび/またはジシアンジアミドで硬化さ
せると特にすぐれた効果を発揮する・ これらの中でも4,4′−ジアミノジフェニルスルホン
、3.3′−ジアミノジフェニルスルホン多ジシアンジ
アミドが特に好ましく用いられる。
本発明の新規なyN 17グリシジル工−テル組成物は
、前記エポキシ系硬化剤と共に硬化させるO  ・ アミン類、ノボラック樹脂、ポリアミド樹脂、ポリスル
フィド樹脂、三フッ化ホウ素アミ/コンプレックス、ノ
ボラック樹脂などの使用量は当該ポリグリシジルエーテ
ルの中に含まれるエポキシ基量に対してこれら硬化剤中
の活性水素量が0.5〜1.5モル倍量、好ましくに0
.8〜1.2モル倍量になるように、酸無水物の使用量
は当該ポリグリシジルエーテルの中に含まれるエポキシ
基量に対して0.5〜1.0モル倍量になるように、好
ましくは0.6〜0.9モル倍電になるように、またジ
シアンジアミドの使用量は当該ポリグリシジルエーテル
の中に含まれるエポキシ量に対して1/20〜1/3倍
モル、好ましくは1/10〜174モル倍である。
かかる硬化反応に際して必要なら硬化促進剤を小割合用
いることができる。
ここで硬化促進剤としてはたとえばトリエチルアミン、
トリブチルアミン、ジメチルベンシルアミンなどの第3
級アミン、フェノール、クレゾール、フチルフェノール
、ノニルフェノール、クロルフェノール、レゾルシノー
ル、ポリビニ/レフエノールなどのフェノール類;イミ
ダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾールなどの
イミダゾール類;またはこれらの酢酸塩などの塩類t−
あげることがで趣る。
本発明のポリグリシジルエーテル組成物には前記硬化剤
と必要に応じて硬化促進剤を加えてそのまま硬化できる
が、アセトン、メチルエチルケトン、メチルブチルケト
ン、ジニチルケトンなどのケトン!l!l;メチルセロ
ソルブ、エチルセロソルブなどのアルコール類;ジオキ
サン、テトラヒドロフランなどの環状エーテル類;ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル
ピロリドンなどの7ミト類;ベンゼン、トルエン、′#
シレン。
クメンなどの芳香族炭化水素類;などに溶解させて硬化
剤、必要に応じて硬化促進剤を均一に分散または溶解さ
せてから溶媒を除去して硬化させることもできる。
本発明のポリグリシジルエーテル組成物の硬化反応Fi
60℃以上でも進行するが、好ましくは100℃以上2
50℃の間の温度に加熱して行うことができる。
硬化時間は通常0.5〜5時間である。またここで得ら
れる硬化物は好ましくFi150℃以上の温度でキユア
リングすることKより耐熱性の向上がはかられる。
なお本発明の新規ポリグリシジルエーテル組成物はそれ
自体単独で前記硬化剤と共に硬化させてすぐれたエポキ
シ樹脂を与えるが従来公知のエポキシ化合物と併用して
使用することもできる。
く作 用〉 本発明のポリグリシジルエーテルは低融点で溶解性にす
ぐれ、たとえば前記芳香族ポリ7ミ/、ジシアンジアミ
ドなどの硬化させた硬化物はガラス転移温度が260℃
以上、好ましくは300℃以上、特に好ましくは320
℃以上で且つ100℃、水中での吸水率が6%未満、好
ましくけ4.5%以下、特に好ましくは4%またはそれ
以下であってすぐれた耐水性を示す。
参考例A α−ナフトール144部、クロルベンゼン144部及び
10%シュウ駿水溶液16部を反応器に仕込み、80℃
に加熱しつつ35%ホルマリン60部を徐々に滴下し、
90〜110℃に加熱して8時間反応後減圧下で乾固し
てα−ナフトールノボラック(分子量540)t”得た
このノボラック150部にエビクールヒドリン1250
部とトリメチルベンジルアンモニウムクロッイド2部を
加え、120℃で3時間付加反応させてから50%苛性
ソーダ水溶液を減圧下70〜65℃で3時間を要して滴
下し、滴下後回条件で更に2時間反応させた。この間エ
ピクロルヒドリンは水と共沸させ、留出してくる水は系
外に除去した。反応終了後、不溶物tF別シ、エピクロ
ルヒドリンの一部を減圧下留出させてから水洗、リン酸
水溶液により洗浄したのち、水洗液が中性になるまで水
洗後減圧下でエピクロルヒドリンを留去し、目的のポリ
グリシジルエーテル(la)184部(エポキシ当量2
30(g/当量)分子t85o)を得た。
他方1.6−シヒドロキシナフタレン160部に10%
シュウ酸水溶液20部を加え40’GK加熱し、35%
ホルマリン57部を徐々に加え℃から90〜100℃で
8時間加熱反応後、反応物にア七トンを加えて反応物を
とシだし減圧下で乾固して1,6−ジヒドロキシナフタ
レンノボラック168部(分子量40o)を得た。こ7
1りのポリグリシジルエーテル(Im)の合成の場合と
同様にして1.6−シヒドロキシナフタレンノポラツク
のポリグリシジルエーテル(lla )145部(エポ
キシ当量t6o(g/当量)、分子11780)を得た
@ 参考例B α−ナフトール144部、p−ヒドロキシベンズアルデ
ヒド82部に濃塩酸0.2部、p−)ルヱンスルホン酸
0.3部を混合し、100〜110℃で1時間反応し、
ついで180〜190℃まで昇温した後同温度で8時間
加熱反応させた。ついでこの反応混合物を冷却後反応器
よりとりだし、粉砕し、熱水で洗浄した後、乾燥した。
得られたノボラック型樹脂は207部であシ、その融点
は300℃以上であった。このちのをジオキサンにとか
し、凝固点降下法(よシ求めた分子量は535(分子中
にす7ト一ル成分を平均2.6個、p−ヒドロキシベン
ズアルデヒド成分を平均1.6個含む)であった。つい
でこのノボラック型樹脂200部にエビクロルヒト+7
 yl 440部、)リメチルベンジルアンモニウムク
ロライド2.4部を加えて120℃で3時間加熱し、つ
ぎに減圧下75℃に加熱しつつ50%苛性ソーダ水溶液
135部を2時間かけて加えた。この量水とエピクロル
ヒドリンとの共沸によって水を系外に除去した。ついで
苛性ソーダ水溶液を加えてから更に2時間同温度で水を
系外に除去しつつ加熱反応させた。反応終了後不溶物を
P別し、減圧下でエピクロルヒドリンの1部を除去し、
水洗、リン酸水溶液による洗浄の後、更に中性になるま
で水洗し、最後にエピクロルヒドリンを減圧下で除去し
てポリグリシジルエーテル(lb)250部を得た。こ
こで得られたポリグリシジルエーテル(Ib)は融点が
105℃であり、塩酸ジオキサン法で求めたエポキシ当
量は235 (g/当量)で、ジオキサンにとかし凝固
点降下法で求めた分子量は830であった〇 実施例1〜3 参考例Aにおいて合成したポリグリシジルエーテルを用
いて炭素繊維とのフンポジットをつくり性yiaを評価
した。
ポリグリシジルエーテル([a )とポリグリシジルエ
ーテル(na )の割合を変えた組成物に対し4.4′
−シフSフジフェニルスルホン(nllり1に混合し、
それぞれメチルエチルケトンを加えて60%溶液をつく
り、この溶液に炭素繊維(束L−11fJ製T400.
3600デニール、6oo。
フィラメント)をドラムワインディング法により浸漬し
、オープン中40〜80℃でメチルエチルケトンを蒸発
させてプリプレグを得た。ここで得たプリプレグは一方
向にならべ余塵温度180℃にて1時間加圧成型し、厚
み2mm、幅121011%長さ120市、繊維含量6
5体積%の一方向炭素繊維強化樹脂成製片を得た。この
成型片は220℃で4時間ポストキュアを行ってから2
5℃と200℃で00曲げ強度をスパン64mmで3点
曲げ試験法により測定する一方、デュポン社DMA (
モデル1090)によってガラス転移温度(Tg )を
しらべ樹脂の耐熱性を評価した。結果は表IK示した。
表1 一方、上記m成の樹脂溶液よりアセトンを50°C減圧
下で留去し、金型温度180℃にて常法により1時間プ
レス成型し、厚み2mo+、幅6IIII11゜長さ1
20mmの成型片を得た。この成型片を220′Cで4
時間ポストキュアしてから100℃水中にて10日間吸
水させ、その重量増より樹脂の吸水率を求めた。その結
果、実施例1゜2.3の樹脂の吸水率はそれぞれ3.5
%、3゜9%、3.1%であった。
実施例4 参考例Aで得たポリグリシジルエーテル(na)と参考
例Bで得たポリグリシジルエーテル(Ib)およヒ31
3’  7アミノジフエニルスルホン(Illb)を用
いた以外は実施例1と同様にして一方向炭素繊維強化樹
脂成型片をつくり耐熱性をしらべた。結果は表2に示し
た。
表2 またこの樹脂の吸水率は実施例1と同様にして求めた結
果3.6%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、α−ナフトールをフェノール成分の主たる成分とし
    て含むナフトールノボラック型樹脂のポリグリシジルエ
    ーテル( I )と芳香族ポリオールをフェノール成分の
    主たる成分として含むノボラック型樹脂のポリグリシジ
    ルエーテル(II)とよりなり、( I )と(II)の割合
    が( I ):(II)=90:10〜10:90であるポ
    リグリシジルエーテル組成物。 2、当該芳香族ポリオールがジオキシナフタレンである
    特許請求の範囲第1項記載のポリグリシジルエーテル組
    成物。
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