JPS61139921A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS61139921A
JPS61139921A JP26258784A JP26258784A JPS61139921A JP S61139921 A JPS61139921 A JP S61139921A JP 26258784 A JP26258784 A JP 26258784A JP 26258784 A JP26258784 A JP 26258784A JP S61139921 A JPS61139921 A JP S61139921A
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JP26258784A
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Yoshitaka Yasufuku
安福 義隆
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は磁気テープ、磁気シート、磁気ディスク等の磁
気記録媒体に関するものである。
口、従来技術 一般に、磁気テープ等の磁気記録媒体は、磁性粉、バイ
ンダー樹脂等からなる磁性塗料を支持体上に塗布、乾燥
することによって製造される。
こうした磁気記録媒体において、磁性層に脂肪酸エステ
ルを含有させて媒体の耐久性を向上させる試みがなされ
ている。使用される脂肪酸エステルの多くは、−価のア
ルコールと長鎖脂肪酸とのエステルであり、例えばオレ
イン酸オレイル、ミリスチン酸オクチル、ステアリン酸
ブチル、バルミチン酸オクチル、オレイン酸ラウリル、
ステアリン酸トリデシル、オレイン酸オクチル等がある
また、脂肪酸エステルとして多価アルコールと脂肪酸と
のエステルを用いることは、特開昭54−21806号
公報に述べられ、例えばトリメチロールエタン、トリメ
チロールプロパン及びペンタエリスリットからなる群よ
り選ばれた多価アルコールと炭素原子数5以上の脂肪酸
とのエステルを用いることが示されている。
しかしながら、上記した脂肪酸エステルはいずれも、磁
性層表面にしみ出し易(、このために磁気ヘッドの汚れ
や媒体の走行不安定を招き易い。
一方、磁性層への添加剤としてリン酸エステルを使用す
ることが知られている。例えば特公昭47−26882
号公報には、添加剤の1つとしてリン酸エステル系界面
活性剤を使用することが示されている。リン酸エステル
の中で、磁気記録媒体の分野でよく、知られているもの
には、脂肪族アルコール又はアルキルフェノールに酸化
エチレンが付加された化合物のリン酸エステルがあるが
、これは分散剤として使用されることが多く、次の(1
)弐で表わされるものである。
R−0−→CHz CH2C1−P−OH−・・(1)
I 但、Xは水酸基又はR−0+CH2CH2O階−で表わ
される基、Rはアルキル基、アルケニル基又はアルキル
フェニル基である。) 特開昭53−15803号、特公昭57−44970号
の各公報に記載されている。
本発明者は、こうした公知のリン酸エステルについて種
々検討を加えた結果、次の如き問題点があることを見出
した。即ち、近年、高密度記録の要望が高まり、磁性粉
が微細化されるに伴って、従来の磁気記録媒体に使用さ
れる上記(I)式の+)ン酸エステル等では、静止画像
耐久性が弱く、出力やS/N比を充分に改善でき、ない
ことが分かった。これは、上述の多イーアルコールの脂
肪酸エステルとポリアルキレンオキサイドアルキルリン
酸エステルとを併用しても回避でiない。即ち、特にV
、H5やベータ方式のようなビデオ方式、より高密度の
8龍ビデオ、高品位ビデオ、電子スチル記録、高密度シ
ート記録等にとって、従来の脂肪酸エステル及びリン酸
エステルを磁性層に添加しても不充分な磁気記録再生特
性しか得られない。
ハ0発明の目的 本発明の目的は、高出力、高S/N比が得られ、かつ耐
熱性、耐久性、走行安定性等に優れた磁気記録媒体を提
供することにある。
二0発明の構成及びその作用効果 即ち、本発明による磁気記録媒体は、多価アルコールの
脂肪酸エステルと、下記一般式で表わされる化合物とが
磁性層に含有されている磁気記録媒体である。
一般式: (但、Aは水酸基或いは−OM (Mはアルカリ金属)
で表わされる基、又は で表わされる基、n、mは1〜30の実数である。)本
発明者は本発明に到達する過程で、次の如き新たな認識
を得た。従来のリン酸エステル、特に上述した(1>式
のリン酸エステルのうち芳香族系のものは専ら分散剤と
して磁性粉の分散性を高めるという観点から、その分子
内のフェニル基にはアルキル基を置換導入してアルキル
フェニル基としている。従って、同フェニル基はアルキ
ル基の如き置換基を有していないと、分散性が悪くなる
という強固な既成観念があった。しかしながら、本発明
者が検討を加えたところ、上記した分散性はリン酸エス
テルそれ自体の物性のみで決められているにすぎず、実
際に磁性層に添加した場合には磁性層の各種成分とのな
じみや、磁性塗料中でのリン酸エステル分子の挙動等に
ついては考察がなされてはいない。この点について、上
記の従来のリン酸エステルは、分子内に存在するアルキ
ルフェニル基の置換アルキル基が立体障害を生じたり或
いは一定の運動を行なうために、磁性層中の他の成分と
のなじみが悪くなり、磁性層の耐久性等が低下するもの
と考えられる。
これに対し、本発明の上記一般式の化合物(以下、「本
発明の化合物」と称する。)は、分子内に存在するフェ
ニル基には何ら置換基が導入されていないので、上記し
た如き現象が生じず、それせ、高出力、高S/N比を得
ることができる。この場合、分子内のフェニル基は親油
性や剛性(rigid)を示し、疎水性を呈する一方、
分子内のエチレングリコール残基(−+CH2CHzO
←−)は親水性を呈するので、これら両基の比率を調整
することによって、適切なHL B (Hydroph
ilic−Lipophilic−Balance :
lll水性−親油性バランス)を得ることができる。
本発明の化合物において、上記一般式中、磁性層中での
磁性粉の分散性を保持する上でn、m=1〜30の実数
とすべきであり、n、m=2〜20とすれば更に分散性
が良好となる。また、Aがである場合は、ジエステル体
となるが、使用に際しては、このジエステル体とAが水
酸基であるモノエステル体とを併用すれば好ましい特性
の媒体が得られる。勿論、モノエステル体とジエステル
体とを夫々単独で使用してもよい。また、上記−8式中
の八として、−0Na、−OK等を適用してよいが、こ
の場合は磁性粉を本発明の化合物で前処理した後に塗料
中に添加するのがよい。
また、本発明の化合物において、上記一般式中のn、m
を選択することによって、その化合物のHLBを8〜1
4とするのが望ましい。即ちHLBが8より小さいと親
油性が強くなり、また14より大きいと親水性が強くな
り、いずれの場合も磁性塗料等の分散剤として分散不良
や分散経時安定性の面で好ましくないことがある。
本発明の化合物の磁性層中への添加量には適切な範囲が
あり、磁性粉100重量部に対して1〜10重量部がよ
く、2〜7重量部が更によい。添加量を1重量部以上と
することによって分散性、耐久性等を充分とし、層の表
面性を良くし、また10重量部以下とすることによって
塗料の粘度を充分として膜厚の制御をし易くなる。
本発明の化合物の具体例は以下の通りであるが、これら
に限定されるものではない。
例示化合物 ■                  
  1及び/又はこのモノリン酸エステル 例示化合物 ■ 例示化合物 ■ 例示化合物 ■ 例示化合物 ■ 例示化合物 ■ 例示化合物 ■ 及び/又はこのシリン酸エステル t1″′″(tz@* @       。
また、本発明において、上記の本発明の化合物を多価ア
ルコールの脂肪酸エステルに併用してし)ることが極め
て重要である。即ち、多価アルコールの脂肪酸エステル
を単独で使用する場合に比べ、本発明の化合物を併用す
る場合には静止画像耐久性が向上し、動摩擦係数が低下
して走行が安定化し、かつS/N比が向上することか判
明したのである。
本発明において、多価アルコールの脂肪酸エステルの添
加量は、磁性粉100重量部に対して0、005〜2重
量部がよ< 、0.01〜1重量部が更によい。この範
囲をはずれてエステルが少なくなると走行性改善の効果
が乏しく、また多くなるとエステルがしみ出したり、出
力低下が生じ易(なる。
本発明で使用する多価アルコールの脂肪酸エステルは、
炭素原子数2〜12であって水酸基を少なくとも2つ有
する多価アルコールと、炭素原子数6〜301.好まし
くは8〜22の飽和又は不飽和のカルボン酸からなる脂
肪酸とから得られるものが望ましい。
ここで使用される多価アルコールとしては、エチレング
リコール、ブタンジオール、ブチンジオール、ベンタン
ジオール、ヘキサンジオール、シクロヘキサンジオール
、エチルヘキサンジオール、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリット等がある。
使用される脂肪酸としては、カプロン酸、カプリル酸、
カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸
、ステ”アリン酸、イソステアリン酸、リルン酸、リノ
ール酸、オレイン酸、ベヘニン酸等がある。
本発明で使用される多価アルコ−・ルの脂肪酸エステル
の具体例を次に示す。
例示化合物(a) C+5HHC0OCHI CHI  OCOC+tHx
z例示化合物(b) C+5HHC0OCHz CHOCOC+tH1szH
s 例示化合物(C1 例示化合物(e) C+5HHC0、OCHz CHI  OCOC+5H
fft例示化合物(f) 例示化合物(g) 例示化合物(hl 例示化合物(1) 例示化合物0) 例示化合物(k+ 占Hz  OCOCr s H31 例示化合物(1) 例示化合物+ff1) CH20COC13Hz 。
本発明の磁気記録媒体において磁性層のバインダー樹脂
として少なくともポリウレタンを使用できるが、これは
、ポリオールとポリイソシアネートとの反応によって合
成できる。使用可能なポリオールとしては、フタル酸、
アジピン酸、アゼライン酸、二量化すルイン酸、マレイ
ン酸などの有機二塩基酸と、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレング
リコールなどのグリコール類もしくはトリメチロールプ
ロパン、ヘキサントリオール、グリセリン、トリメチロ
ールエタン、ペンタエリスリトールなどの多価アルコー
ル類もしくはこれらのグリコール類および多価アルコー
ル類の中から選ばれた任意の2種以上のポリオールとの
反応によって合成されたポリエステルポリオール;また
は、S−カプロラクタム、a−メチル−1−カブ口ラク
タム、S−メチル−8−カプロラクタム、Y−ブチロラ
クタム等のラクタム類から合成されるラクトン系ポリエ
ステルポリオール;・またはエチレンオキサイド、プロ
ピレンオキサイド、ブ1チレンオキサイドなどから合成
されるポリエーテルポリオール等が挙げられる。
これらのポリオールは、トリレンジイソシアネート、ヘ
キサメレンジイソシアネート、メチレンジイソシアネー
ト、メタキシリレンジイソシアネート等のイソシアネー
ト化合物と反応せしめ、これによってウレタン化したポ
リエステルポリウレタン、ポリエーテルポリウニタンや
、ホスゲンやジフェニルカーボネートでカーボネート化
したポリカーボネートポリウレタンが合成される。
これらのポリウレタンは通常は主として、ポリイソシア
ネートとポリオールとの反応で製造され、そして遊離イ
ソシアネート基及び/又はヒドロキシル基を含有するウ
レタン樹脂またはウレタンプレポリマーの形でも、ある
いはこれらの反応性末端基を含有しないもの(例え°ば
ウレタンエラストマーの形)であってもよい。
いては公知であるので、その詳細な説明は省略する。
なお、本発明では、バインダー樹脂として上記のポリウ
レタンと共に、フェノキシ樹脂及び/又は塩化ビニル系
共重合体も含有せしめれば、磁性層に適用する場合に磁
性粉の分散性が向上し、その機械的強度が増大する。但
、フェノキシ樹脂及び/又は塩化ビニル系共重合体のみ
ては層が硬くよ なりすぎるがこれはポリウレタンの含有に7って防止で
き、支持体又は下地層との接着性が良好となる。
使用可能なフェノキシ樹脂には、ビスフェノールAとエ
ピクロルヒドリンの重合より得られる重合体であり、下
記一般式で表わされる。           1例え
ば、ユニオンカーバイド社製のPKHClPKHH,P
K’HT等がある。
また、使用可能な上記の塩化ビニル系共重合体としては
、 ご表わされるものがある。この場合、 ニオケるi及びmから導き出されるモル比は、前者のユ
ニットについては95〜50モル%であり、後者のユニ
ットについては5〜50モル%である。また、Xは塩化
ビニルと共重合し得る単量体残基を表ワシ、酢酸ビニル
、ビニルアルコール、無水マレイン酸等からなる群より
選ばれた少なくとも1種を表わす。(1+−m)として
表わされる重合度は好ましくは100〜600であり、
重合度が100未満になると磁性層等が粘着性を帯び易
く、600を越えると分散性が悪くなる。上記の塩化ビ
ニル系共重合体は、部分的に加水分解されていてもよい
塩化ビニル系共重合体として、好ましくは塩化ビニル−
酢酸ビニルを含んだ共重合体(以下、「塩化ビニル−酢
酸ビニル系共重合体」という。)が挙げられる。塩化ビ
ニル−酢酸ビニル系共重合体の例としては、塩化ビニル
−酢酸ビニル−ビニルアルコール、塩化ビニル−酢酸ビ
ニル−無水マレイン酸の各共重合体が挙げられ、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル系共重合体の中でも、部分加水分解さ
れた共重合体が好ましい。上記の塩化ビニル−酢酸ビニ
ル系共重合体の具体例としては、ユニオンカーバイト社
製のrVAGHJ、rVY)(HJ、rVMcHJ、積
木化学■製の「エスレソクA」「エスレソクA−5」、
「エスレソクCJ、「工ル100OGJ、「デンカビニ
ル100OWJ等が使用できる。
また、と記以外にも、バインダー樹脂として繊維素系樹
脂が使用可能であるがこれには、セルロースエーテル、
セルロース無機酸エステル、セルロース有機酸エステル
等が使用できる。セルロースエーテルとしては、メチル
セルロース、エチルセルロース等が使用できる。セルロ
ース無機酸エステルとしては、ニトロセルロース、硫酸
セルロース、燐酸セルロース等が使用できる。また、セ
ルロース有機酸エステルとしては、アセチルセルロース
、プロピオニルセルロース、ブチリルセルロース等が使
用できる。これら繊維素系樹脂の中でニトロセルロース
が好ましい。
また、バインダー組成全体については、上述のウレタン
樹脂と、その他の樹脂(フェノキシ樹脂と塩化ビニル系
共重合体等との合計量)との割合は、重量比で90/1
0〜40/60であるのが望ましく、85/1.5〜4
5155が更に望ましいことが確認されている。この範
囲を外れて、ウレタン樹脂が多いと分散が悪くなり易く
、またその他の樹脂が多くなると表面性不良となり易く
、特に60重量%を越えると塗膜物性が総合的にみてあ
まり好ましくなくなる。塩化ビニル−酢酸ビニルの場合
、ウレタン樹脂とかなりの自由度で混合でき、好ましく
はウレタン樹脂は15〜75重量%である。
本発明の磁気記録媒体を構成する層のバインダー樹脂と
しては、前記したものの他、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹
脂、反応型樹脂、電子線照射硬化型樹脂が使用されても
よい。
熱可塑性樹脂としては、軟化温度が150℃以下、平均
分子量がio、ooo〜200,000、重合度が約2
00〜2,000程度のもので、例えばアクリル酸エス
テル−アクリロニトリル共重合体、アクリル酸エステル
−塩化ビニリデン共重合体、アクリル酸エステル−スチ
レン共重合体等が使用される。
熱硬化性樹脂または反応型樹脂としては、塗布液の状態
では200 、000以下の分子量であり、塗布乾燥後
には縮合、付加等の反応により分子量は無限大のものと
なる。また、これらの樹脂のなかで樹脂が熱分解するま
での間に軟化または溶融しないものが好ましい。具体的
には、例えばフェノール樹脂、エボキソ樹脂、尿素樹脂
、メラミン樹脂、アルキッド樹脂等である。
電子線照射硬化型樹脂としては、・不飽和プレポリマー
、例えば無水マレイン酸タイプ、ウレタンアクリルタイ
プ、ポリエステルアクリルタイプ等が挙げられる。
本発明の磁気記録媒体において、磁性層中には、更にカ
ーボンブラックを添加してよい。このカーボンブラック
は導電性のあるものが望ましいが、遮光性のあるものも
添加してよい。こうした導電性カーボンブランクとして
は、例えばコロンビアカーボン社製のコンダクテックス
(Conduc tex )975(比表面積250m
/g、粒径24mμ)、コンダクテソクス900(比表
面積125m/g、粒径27mμ)、カボット社製のパ
ルカン(CabotVulcan)XC−72(比表面
積25.4rr?/g、粒径30mμ)、ロンビアカー
ボン社製のラーベン2000 (比表面積190n?/
g、粒径18m、cr) 、2100.1170.10
00、三菱化成■製(7)#100、#75、#40、
#35、#3゜等が使用可能である。カーボンブラック
は、その吸油量が90m l (D B P) / 1
00g以上であるとストラフチャー構造をとり易く、よ
り高い導電性を示す点で望ましい。
本発明の磁気記録媒体は、例えば第1図に示すように、
支持体1上に磁性層2を有している。また磁性層2とは
反対側の面にBC層3が設けられている。このBC層は
設けられてよいが、設けなくてもよい。磁性層2に使用
される磁性粉末、特に強磁性粉末としては、Y−Fe2
03 、Co含有¥−FezO,、Fe、Oa 、Co
含有Fe3O4等の酸化鉄磁性粉;Fe、Ni、Co、
Fe−Ni −Co合金、Fe−Mn−Zn合金、Fe
−Ni−Zn合金、Fe−Co−Ni−Cr合金、Fe
−Co−N1−P合金、Co−Ni合金等Fe。
Ni、Co等を主成分とするメタル磁性粉等各種の強磁
性粉が挙げられる。これらのうち、Co含有酸化鉄やメ
タル磁性粉が望ましい。また、磁性粉のBET値は25
m/g以上、更には30耐/g以上の場合は本発明の化
合物の添加効果が著しい。
磁性層2にはまた、潤滑剤(例えばシリコーンオイル、
グラファイト、二硫化モリブデン、二硫化タングステン
、炭素原子数12〜20の一塩基性脂肪酸(例えばス卆
アリン酸)と炭素原子数が13〜26個の一価のアルコ
ールからなる脂肪酸エステル等)研磨剤(例えば溶融ア
ルミナ)、帯電防止剤(例えばグラファイト)等を添加
してよい。
80層3に含有せしめられる非磁性粉としては、カーボ
ンブランク、酸化珪素、酸化チタン、酸化アルミニウム
、酸化クロム、炭化珪素、炭化カルシウム、酸化亜鉛、
α−FezOt、タルク、カオリン、硫酸カルシウム、
窒素ホウ素、フッ化亜鉛、二酸化モリブデン、炭酸カル
シウム等からなるもの、好ましくはカーボンブラック(
特に導電性カーボンブラック)及び/又は酸化チタンか
らなるものが挙げられる。
また、前記の非磁性粉として、有機粉末、例えばヘンゾ
グアナミン系樹脂、メラミン系樹脂、フタロシアニン系
顔料等を添加してもよい。
また、第1図の磁気記録媒体は、磁性層2と支持体1と
の間に下引き層(図示せず)を設けたちのであってよく
、或いは下引き層を設けなくてもよい(以下同様)。ま
た支持体にコロナ放電処理をほどこしてもよい。また、
80層3にも、本発明に係る化合物を含有させてもよい
また、支持体1の素材としては、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリプロピレン等のプラスチック、Am Zn
等の金属、ガラス、BN、Siカーバイド、磁器、陶器
等のセラミックなどが使用される。
なお、上記の磁性層等の塗布形成時には、塗料中に架橋
剤としての多官能イソンアネートを所定量添加しておく
のが望ましい。こうした加橋剤としては、既述した多官
能ポリイソシアネートの他、      1トリフエニ
ルメタントリイソシアネート、トリス−(p−イソシア
ネートフェニル)チオホスファイト、ポリメチレンポリ
フェニルイソシアネート等があげられる、メチレンジイ
ソシアネート系、トリレンジイソシアネート系がよい。
第2図は、他の磁気記録媒体を示すものであるが、第1
図の媒体の磁性層2上に00層4が設けられている。こ
の00層4は、磁性層2を損傷等から保護するために設
けられるが、そのために滑性が充分である必要がある。
そこで、00層4のバインダー樹脂として、上述の磁性
層2に使用したウレタン樹脂を(望ましくはフェノキシ
樹脂及び/又は塩化ビニル系共重合体を併用して)使用
する。00層4の表面粗さは特にカラーS/Nとの関連
でRa≦0.0]Jjm、Rma x≦0.13μmと
するのがよい。この場合、支持体lの表面粗さをRa 
≦0.01μm、 Rm’a x≦0.1:3μmとし
、平滑な支持体1を用いるのが望ましい。
第3図は、磁気ディスクとして構成された磁気記録媒体
を示し、支持体1の両面に上述と同様の磁性層2.00
層4が夫々設けられており、00層4には上述のウレタ
ン樹脂を主成分とするバインダー樹脂が含有せしめられ
てよい。
ホ、実施例 以下、本発明を具体的な実施例につき説明する。
以下に示す成分、割合、操作順序等は、本発明の精神か
ら逸脱しない範囲において種々変更しうる。
表−1に示す成分を分散させた後、この磁性塗料を1μ
mフィルターで濾過後、多官能イソシアネート5部を添
加し、支持体上に5μm厚みに塗布してスーパーカレン
ダーをかけ、1/2インチ幅にスリットしてビデオテー
プ(各実施例、比較番号に対応する)とした。ただし、
表−1の第2欄以後の数字は重量部を表わし、また第2
欄以後の「実」は実施例を、「比」は比較例を表わす。
以下余白、次頁につづく。
*I)                 ()6H *2)。
Cl2H250−+−CHz CHz O±−P  O
HとH *3) CISH:lIC0OCHI CHI  OCOC,s
H3+* 4)   CHz  OCOCl7H3:1
CH3CCH20COCI 7 H33CHz   O
COCI 7 H33 上記の各列によるビデオテープについて次の測定を行な
った。
クロマS/N : カラービデオノイズメーターr S hibasoku
925D/IJにより測定した。
ルミS/N :同上。
RF出カニ RF出力測定用VTRデツキを用いて4 M Hzでの
RF比出力測定し、100回再生後の、当初の出力に対
して低下している値を示した。
(単位:dB) 静止画像寿命: 静止画像が2dB低下するまで9時間を分単位で示す。
値が大きい程磁気記録媒体の耐久性、耐摩耗性が高い。
夫々の例のビデオテープの性能を表−2に示した。
以下余白、次頁につづく。
表−2 但、実−1、実−2は、比−1の値をOdBとしてクロ
マS/N、ルミS/N、RF出力を求めた。実−3は、
比−2の値をOdBとしてクロマS/N、ルミS/N、
RF出力を求めた。
上記結果から、本発明に基づいて磁性層に本発明の各エ
ステルを添加することによって、テープ性能が著しく向
上することが分る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであって、第1図、第
2図、第3図は各側による磁気記録媒体の一部分の各拡
大断面図 である。 なお、図面に用いられている符号において、2・・・・
磁性層 3・・・・バックコート層(BC層) 4・・・・オーバーコート層(00層)である。 代理人 弁理士 逢 坂   宏 第1図 第2図 第3図 (自引手続補正書 昭和61年2月d日 1、事件の表示 昭和59年 特許願書262587号 2、発明の名称 磁気記録媒体 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都新宿区西新宿1丁目26番2号名 称 
(127)小西六写真工業株式会社4、代理人 6、補正により増加する発明の数 7、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 (1)、明細書第23頁7行目の丁13Jを「3」と訂
正します。 一以 上−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、多価アルコールの脂肪酸エステルと、下記一般式で
    表わされる化合物とが磁性層に含有されている磁気記録
    媒体。 一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ {但、Aは水酸基或いは−OM(Mはアルカリ金属)で
    表わされる基、又は ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる基、n、mは1〜30の実数である。}
JP26258784A 1984-12-12 1984-12-12 磁気記録媒体 Pending JPS61139921A (ja)

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