JPS6113779Y2 - - Google Patents

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JPS6113779Y2
JPS6113779Y2 JP1978082768U JP8276878U JPS6113779Y2 JP S6113779 Y2 JPS6113779 Y2 JP S6113779Y2 JP 1978082768 U JP1978082768 U JP 1978082768U JP 8276878 U JP8276878 U JP 8276878U JP S6113779 Y2 JPS6113779 Y2 JP S6113779Y2
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JP
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suction plate
gear
shaft
rotor
rotation
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JP1978082768U
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JPS54182762U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は一方向回転入力を正逆転方向に伝達す
ることが可能な正逆転可能な電磁連結装置に関す
るものである。
この種、従来装置としては特開昭51−111546号
公報に示されたものが提案されている。この技術
手段は電磁クラツチ、ブレーキ、及び遊星歯車機
構を軸方向に個々に配設するものであり、即ち正
転用と逆転用吸引板を別々に設け、軸方向に電磁
コイルを内設した固定子、逆転用吸引板、遊星歯
車機構、正転用吸引板、ロータ、電磁コイルを内
設した固定子を順に配設し、入力であるロータに
は正転用吸引板の両側にそれぞれ摩擦材としての
ライニングと内歯歯車が配設されている。
このように、構成部品が個々に軸方向に配設さ
れているため、部品点数が多く、組立が困難であ
り、また非常に大きなスペースを必要とし、ひい
てはコスト高になる欠点があつた。
また、正転時には逆転用吸引板がフリーなため
遊星歯車は内歯車と太陽歯車の各歯車のみによつ
て支承され回転自在であるため、各歯車の回転に
よる振動、騒音が発生する欠点があつた。
本考案はこれらの欠点を解決するべくなされた
ものであり、正逆回転機構及び変速機構が非常に
小さいスペースで実現できること、ならびに吸引
板を両方向回転に共用できることなどの特長を有
することにより、軽量で、コンパクトで、かつ安
価な装置を提供しようとするものである。
また2つの電磁クラツチ・ブレーキの連結、開
放切換時にケンカ現象が生じ、摩擦面の摩耗が激
しいという欠点があつたが、本考案は機構上ケン
カ現象が全く生じず寿命の点においても有利な装
置を提供しようとするものである。
以下、本考案の一実施例を第1図第2図を参照
して詳述する。
図において、太陽歯車1と遊星歯車2と内歯車
3とにより遊星歯車式変速機構が構成されてお
り、太陽歯車1は出力軸4に設けられている。遊
星歯車2を回転自在に支承した遊星軸5は吸引板
6に固定され、吸引板6はメタル7を介して出力
軸4に対し回転が可能で、軸方向への摺動が可能
なように出力軸4上に支持されている。ロータ8
は出力軸4に遊嵌され、かつ出力軸4との間に歯
車収納スペースを有する筒部8aを備えている。
吸引板6とロータ8の筒部8a端面の間には空隙
g1が設けられている。筒部8aの端面にはライニ
ング9が固着され、その筒部8aの内周側には上
記内歯車3が設けられ、更にロータ8はメタル1
0を介して出力軸4に回転自在に支持されてい
る。電磁コイル11を内蔵した固定子12はメタ
ル13を介してロータ8に支持され、その外周は
ケース14に固定されている。固定子15は電磁
コイル16を内蔵し、表面にライニング7が固着
されており、このライニング17はロータ8の対
面に吸引板6と相対しており、また固定子15は
出力軸4にベアリング18を介して支持され、そ
の外周はケース14に固定されている。吸引板6
とライニング17との間には空隙g2が設けられて
いる。またロータ8には入力ギヤ19が固定され
ている。
次に本機構の動作について詳細に説明する。
今、入力ギヤ19及びロータ8は、図示しない駆
動源からの回転動力を受け、ある方向に回転して
いるものとする。仮にこの回転方向を正回転とし
他方向の回転を逆回転とする。
まず、動作態様の一つは電磁コイル16を消勢
し、電磁コイル11を付勢すると、電磁力により
吸引板6はロータ8に吸引され、吸引板6とライ
ニング9との摩擦力により吸引板6とロータ8は
連結し、正回転となる。この場合、遊星歯車装置
は内歯車3、遊星歯車2、太陽歯車1が一体構造
となつて同一回転方向に回り始め、出力軸4は正
回転となる。
次に、動作態様の二つは電磁コイル16を付勢
し、電磁コイル11を消勢するとその電磁力によ
り吸引板6は固定子15に吸引され、吸引板6と
ライニング17との摩擦力により吸引板6は停止
することになる。この場合、遊星歯車2は停止し
た遊星軸5のまわりを回転可能となるためロータ
8の内周に設けられている内歯車3から伝えられ
る回転力は遊星歯車2を介して太陽歯車1を逆回
転させるため出力軸4は逆回転となる。
また、動作態様の三つは両電磁コイル11,1
6を消勢した状態ではロータ8の内歯車3の回転
は遊星歯車2をもつ吸引板6に伝達され、吸引板
6のみが空転し、太陽歯車1には動力は伝達され
ず、従つて動力伝達は停止の状態にある。このよ
うに何れかの電磁コイル11,16に通電するこ
とにより出力軸4上に正転及び逆転を得ることが
できる。
尚、太陽歯車1と内歯車3の歯数を任意に組合
せることにより、正逆転の速度比を自由に設定で
きる。上記とは逆に入・出力側を換えても、正逆
回転可能な電磁クラツチとして動作する。
以上のように、この考案は軸に遊嵌した吸引板
の両側にそれぞれ軸方向空隙を介して対向する連
結主体と固定子を配設し、連結主体を遊星歯車機
構を介して軸に連結し、上記吸引板を連結主体及
び固定子に吸着させる第1、第2の電磁コイルを
設けて構成したので、回転力の正逆を行なう遊星
歯車機構は連結主体と軸との間に適合性よく配設
することができ、また吸引板は正逆転の連結のた
めに何れにも使用できることから、装置は小形で
簡単な構成とし得ると共に、共用された吸引板を
正逆転連結のために交互に吸引して使用するため
ケンカ現象の発生を防止できる。また、正転時に
は遊星歯車機構は歯車が一体となつて回転するた
め歯車からの振動、騒音がなく、遊星歯車の寿命
が長くなり、従つて往復運動を要する各種の用途
に使用した場合には装置全体は軽量コンパクトで
安価なものとなりその効果は大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す部分断面図、
第2図は第1図−線による断面図である。 図において、1は太陽歯車、2は遊星歯車、3
は内歯車、4は出力軸、6は吸引板、8はロー
タ、8aは筒部、11,16は電磁コイル、12
は固定子、14はケース、15は固定子、19は
入力ギヤである。尚、図中同一符号は同一部分を
示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸に遊嵌された単一の吸引板、上記軸に遊嵌さ
    れるとともに、上記軸との間に歯車収納スペース
    を有する筒部を備え、かつ上記吸引板の一側に軸
    方向空隙を介して対向する摩擦面を有する連結主
    体、上記吸引板の他側に軸方向空隙を介して対向
    する摩擦面を有する固定子、上記吸引板を上記各
    摩擦板にそれぞれ吸引させる第1、第2の電磁コ
    イル、及び上記軸に設けられた太陽歯車と上記連
    結主体の筒部の内周側に設けられた内歯車と上記
    吸引板に保持され、上記各歯車に噛合した遊星歯
    車により構成された遊星歯車機構を備えて成る正
    逆転可能な電磁連結装置。
JP1978082768U 1978-06-15 1978-06-15 Expired JPS6113779Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1978082768U JPS6113779Y2 (ja) 1978-06-15 1978-06-15

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JP1978082768U JPS6113779Y2 (ja) 1978-06-15 1978-06-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54182762U JPS54182762U (ja) 1979-12-25
JPS6113779Y2 true JPS6113779Y2 (ja) 1986-04-28

Family

ID=29003929

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JP1978082768U Expired JPS6113779Y2 (ja) 1978-06-15 1978-06-15

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51111546A (en) * 1975-03-25 1976-10-01 Hasegawa Seisakusho:Kk Reversible electromagnetic clutch

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51111546A (en) * 1975-03-25 1976-10-01 Hasegawa Seisakusho:Kk Reversible electromagnetic clutch

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54182762U (ja) 1979-12-25

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