JPS61134359A - N‐ビニルホルムアミドの製法 - Google Patents

N‐ビニルホルムアミドの製法

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JPS61134359A
JPS61134359A JP60265178A JP26517885A JPS61134359A JP S61134359 A JPS61134359 A JP S61134359A JP 60265178 A JP60265178 A JP 60265178A JP 26517885 A JP26517885 A JP 26517885A JP S61134359 A JPS61134359 A JP S61134359A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、N−ビニルホルムアミドの合成法に関する。
西独特許1224304号明細書によれば、次式 %式%(II) で表わされるホルミルアラニンニトリルを、触 −媒と
しての固形物質の存在下に減圧で好ましくは450〜6
50℃の温度で熱分解することによる1次式 %式%() で表ワサれるN−ビニルホルムアミドの製法が知られて
いる。化合物■から、Iを生成するこの熱分解において
は、シアン化水素が脱離される。
ミル 熱分解生成物ならびに未反応のホ5dアラ=/ニトリル
は減圧下に凝縮され、そして圧力を犬、気圧にしたのち
分別蒸留される。この分留において最初の留分として得
られるシアン化水素は、熱分解用の新しい出発物質を製
造するために用いられる。しかし連続的に実施し5るこ
の方法においては、多量のシアン化水素が得られ、その
貯蔵及び取扱いには厳しい保安規準が必要である。
ホルミルアラニンニトリルfl)は、例えばα−アミノ
プロピオニトリルと蟻酸メチルエステルの反応により、
あるいは米国特許58223G6号明細書に記載のアセ
トアルデヒドとホルムアミドの触媒としての酸の存在下
における反応により製造できる。
本発明の課題は、大量のシアン化水素の貯蔵及び取扱い
上の問題が生じないN−ビニルホルムアミドの製法を開
発することであった。
本発明はこの課題を解決したもので1次式%式%() で表わされるホルミルアラニンニトリルを触媒としての
固形物質の存在下に減圧及び250〜650℃の温度で
熱分解して得られる主としてN−ビニルホルムアミド及
びシアン化水素から成る熱分解生成物を、10〜150
mバールの圧力で200〜−10℃の温度に冷却して、
凝縮すれたN−ビニルホルムアミドとシアン化水素にほ
ぼ分別し、凝縮物からN−ビニルホルムアミドを単離し
、分離されないシアン化水素を次いで5〜140mバー
ルの圧力下に一20〜+30℃の温度でほぼ当モル比で
アセトアルデヒドにより化学的吸収させて乳酸ニトリル
となし、そしてこれを大気圧に圧力調整したのち単離す
ることを特徴とする、前記熱分解生成物を減圧下に冷却
しセしてN−ビニルホルムアミドを単離することによる
、次式 %式%() で表わされるN−ビニルホルムアミドの製法である。
化合物「の熱分解は固形物質上で行われる。
そのためには西独特許1224304号明細書に記載の
もの、ならびに炭酸アルカリ、炭酸アルカリ土類例えば
炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシウム、炭
酸ストロンチウム。
炭酸バリウム、大理石、ドロマイト、白亜及びマグネサ
イトのような固形物質が用いられる。
そのほか酸化マグネシウム、酸化カルシウム及び酸化バ
リウムも適する。担体としてのα−酸化アルミニウム上
にアルカリ及び/又はアルカリ土類の炭酸塩を含有する
触媒が特に有利である。好ましくは炭酸カルシウム、ド
ロマイトあるいはα−酸化アルミニウム上の炭酸カルシ
ウム及び炭酸マグネシウムからの混合物が用いられる。
この触媒は、α−酸化アルミニウムを水溶性塩例えば酢
酸カルシウムで浸漬し、これを熱処理して対応する炭酸
塩又は酸化物に変えることにより製造される。
熱分解は、250〜650℃好ましくは3゜0〜550
℃の温度及び10〜150℃バ・−ル好ましくは10〜
50mバールの圧力拠おいて行われる。熱分解に際して
は、化合物狂からN−ビニルホルムアミド(II)を生
成してシアン化水の未反応物質(If)及び少量の夾雑
物を含有する。
化合物■の熱分解を、その1モルに対し0.1〜2モル
のホルムアミドの存在下で行うことは特に有利である。
この場合ホルムアミドは種々の機能を示す。それは熱分
解において希釈剤として作用゛し、そして触媒の使用時
間の延長にも役立つ。そのほか特に純粋なN−ビニルホ
ルムの アミドの取得が、ホルムアミドλ存在下の分留により容
易になる。
触媒の選択によって、ホルムアミドは熱分解の際に一部
はシアン化水素と水に分解する。ホルムアミドからシア
ン化水素が追加生成することは、循環工程において出発
物質(If)を製造するための充分な量のシアン化水素
を確保するために望ましいことである。熱分解に際して
異なる触媒を使用すると、まず式■の化合物が有利に熱
分解され1次いで反応混合物を触媒上に導いてホルムア
ミドを有利に分解することができる。
有利にホルムアミドを分解する触媒は1例えば西独特許
1209561号明細書により公知である。それは主と
して鉄−亜鉛一酸化物である。
熱分解は異なる型の触媒の別の堆積により、ならびに熱
分解反応器中の別の温度付与によって方向付けられる。
熱分解反応器から出た反応生成物は、10〜150mバ
ールの圧力範囲で200〜−10℃好ましくは60〜−
10℃の温度に冷却され、これによって凝縮したN−ビ
ニルホルムアミドとガス状シアン化水素にほとんど分別
される。
熱分解がホルムアミドの存在下で行われるならば、未分
解のホルムアミドもN−ビニルホルムアミド及び場合に
より未変化の■と一緒に凝縮する。また全部のホルミル
アラニンニトリル(n)が熱分解されないときは、凝縮
したN−ビニルホルムアミドは未反応の■を含有する。
いずれにしてもN−ビニルホルムアミドと■又はホルム
アミドを蒸留により分離することは困難でない。熱分解
ガスの冷却は、好ましくはそれぞれ上に分離器を備えた
2個又はより多数の別個の冷却器で行われる。例えば熱
分解ガスを第一熱交換器で60℃に、そして第二熱交換
器で20℃に、そして続く第三の冷却器で一10℃に冷
却し、その際各熱交換器から得られる凝縮物を別に集め
る。こうして熱分解ガスを本質的2成分、すなわち凝縮
したN−ビニルホルムアミドとガス状のシアン化水素と
に分別することが達せられる。既知方法で実施されるシ
アン化水素の凍結は、本発明方法でも利用される。
凝縮物からN−ビニルホルムアミドは分留によって収得
され、その際凝縮したN−ビニルホルムアミドに溶解し
ている少量の青酸が再使用される。
熱分解から生じたシアン化水素は、高沸点成分の凝縮後
に、5〜140mバール好ましくは5〜45mパールの
圧力下で、アセトアルデヒドとほぼ等モル割合で、−2
0〜+60℃好ましくは一5〜+15℃の温度で吸収反
応にかけられる。この場合は乳酸ニトリルが生成し、こ
れは溶剤としてのホルムアミドに溶解吸収させることが
できる。この吸収反応の後に、ホルムアミドを添加する
か、あるいは好ましくはシアン化水素の吸収反応を溶剤
としてのホルムアミドの存在下で行う。少量の塩基好ま
しくは三級アミン例えばトリエチルアミンを添加するこ
とにより、吸収反応溶液の塩基度を調整して、アセトア
ルデヒドとシアン化水素の反応を著しく速やかに進行さ
せることができる。塩基の量は、シアン化水素1モルに
対しo、oos〜0.02モルである。
シアン化水素(常圧で沸点27℃)及びアセトアルデヒ
ド(常圧で沸点21°C)のような高い蒸気圧を有する
反応関与体を、5mバールまでの減圧で実際上定量的に
反応させうろことは予想外であった。アセトアルデヒド
添加の調整は銀電極の電位により行われ、ホルムアミド
溶液中のシアン化水素濃度が好ましくは0.05〜0.
1重量%の間にあるように定められる。アミン添加もガ
ラス電極の電位により調整されるが、真空調整されたア
ミン添加も可能である。なぜならばホルムアミド溶液中
の三級アミンの濃度が低すぎると、青酸とアセトアルデ
ヒドの反応の速度が低下し、その結果圧力が上昇しすぎ
て、真空が破れるからである。
シアン化水素の吸収反応は、例えば必要に応じ冷却及び
加熱が可能な塔によって行われる。
好ましくは塔頂からホルムアミド、アセトアルデヒド及
び三級塩基の溶液を噴霧し、同様に塔のこの位置からシ
アン化水素を導入する。分離器中でホルムアミド中の乳
酸ニトリルの溶液を集め1.これから大気圧にすること
により乳酸ニトリルを単離することができる。連続作業
の場合は、乳酸ニトリルを含有するホルムアミド溶液を
循環し、これにシアン化水素の吸収反応前にホルムアミ
ド、アセトアルデヒド及び三級アミンを添加し、そして
吸収反応後に乳酸ニトリル及びホルムアミドを取り出す
。循環吸収反応においては、ホルムアミド中ρ乳酸ニト
リルの溶液が1 : 1.5〜2好ましくは1:1.8
0モル比で得られる量のホルムアミドを用いて操作する
。この溶液は米国特許3822506号明細書の方法に
より濃縮して出発物質(II)にすることができ、これ
を(I)を製造するための熱分解にかけることができる
本方法の特に興味ある点は、工業的装置において得られ
るシアン化水素(その量は10 KMol/時の仕込み
において270 kg)を、数分の1秒の間に反応させ
て、シアン化水素の最高濃度が0.1重量%であるホル
ムアミド中の乳酸ニトリルの直接に再供給できる溶液が
得られることである。したがって本発明方法は保安技術
上の重要な進歩を達成するものである。
実施例1 N−ビニルホルムアミドとシアン化水素の分離熱分解反
応器は直立するステンレス鋼製管で、直径40朋、長さ
650朋である。この反応器は6個の互いに無関係な加
熱帯域により加熱可能である。この反応器は前方で薄層
蒸発器と連結しており、反応器出口は6個の凝縮器と連
結しており、その中で分解ガスは段階的に冷却され、第
一凝縮器では50℃に、第二凝縮器では一5℃に、そし
て第三凝縮器では一80℃に冷却される。(分解ガスの
50℃及び−5℃への分別冷却は本発明の本質的特色で
ある。)ステンレス鋼製管には実験(a)ないしくd)
のために、それぞれ第1表に示す触媒が充填されている
。次いで薄層蒸発器で30mバールの圧力が保持される
ように、装置を真空にする。毎時1ON/gの一酸化炭
素を装置に導通し、触媒を380〜420℃に加熱する
次いで毎時3619 (5,68モル)の化合物■及び
16a、9(2,98モル)のホルムアミドを、12時
間続けて気化する。この蒸気を前記温度の触媒層を導通
させたのち、凝縮器中で50℃、−5℃及び−80℃で
凝縮させる。留分1及び2はN−ビニルホルムアミドを
含有スるが、凝縮物5(−80℃に冷却することにより
得られた)はほとんど純粋なシアン化水素から成る。化
合物■及びホルムアミドの変化率、ならびにホルムアミ
ド及び青酸の収率を下記表に示す。
実施例2 直径5611JEで長さ1000+mのステンレス鋼製
管により、熱分解を行う。この管には前記衣に示す触媒
、が充填され、そして前に薄層蒸発器が連結、されてい
る。熱分解ガスを2個の凝縮器中で、第一凝縮器では5
0℃に、第二凝縮器では一5℃に冷却する。大部分のシ
アン化水素が含まれる非凝縮成分を、吸収反応用循環反
応器に導入する。この装置は分離器が連結された充填体
塔から成る。熱分解装置と結合した塔の頂部ノズルを経
て、約5搬のホルムアミドをポンプ循環させる。定常状
態にするため、循環系に供給されるホルムアミド流に、
さらにホルムアミド、アセトアルデヒド及び触媒として
のトリエチルアミンを導入する。次いで充填体中でシア
ン化水素の吸収反応を行う。副生物として生成した不活
性ガスを、塔の頂部から真空ポンプを経て取り出す。2
07nバールの圧力を保持する。循環系中に送られた吸
収反応溶液の温度は5℃である。そのほか循環系には分
離器と循環ポンプの間に冷却器が設けられ、これによっ
て循環系に送られたホルムアミド溶液が5℃の温度に保
たれる。
前記装置を連続的に運転し、薄層蒸発器で毎時1478
.li’のホルミルアラニンニトリル(II)を気化し
、上部6分の1が400℃に、そして残部が420℃に
加熱されている触媒Eに導通する。両方の凝縮器中で、
毎時74gの未反応物(II)ならびに少量の副生物例
えばホルムアミド、シアン化水素及び乳酸ニトリルのほ
かに、895IのN−ビニルホルムアミドが凝縮する。
これを凝縮器から取り出して分別蒸留に送る。N−ビニ
ルホルムアミドの収率は、反応した隨に対し88%であ
る。
凝縮しないシアン化水素は、充填体塔の頂部でホルムア
ミド溶液と接触させ、ノズルを経て充填棒塔内に噴霧し
、そしてノズルの前で毎時アセトアルデヒド5949、
ホルムアミド1094g及びトリエチルアミン10.l
i+を連続的に導入する。同時に分離器の底部で循環系
から毎時206511の反応溶液を取り出す。これは定
常状態に達したのち、ごく少量のトリエチルアミン及び
水のほかにホルムアミドに溶解した乳酸ニトリル46.
2重量%を含有する。循環系から取り出されたホルムア
ミド中の乳酸ニトリルの溶液は、0.1重量%以下の遊
離青酸を含有するにすぎない。これに安定化のため蟻酸
を添加し、■を凝縮させ、これを再度熱分解に使用する

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) で表わされるホルミルアラニンニトリルを触媒としての
    固形物質の存在下に減圧及び250〜650℃の温度で
    熱分解して得られる主としてN−ビニルホルムアミド及
    びシアン化水素から成る熱分解生成物を、10〜150
    mバールの圧力で200〜−10℃の温度に冷却して、
    凝縮されたN−ビニルホルムアミドとシアン化水素にほ
    ぼ分別し、凝縮物からN−ビニルホルムアミドを単離し
    、分離されないシアン化水素を次いで5〜140mバー
    ルの圧力下に−20〜+30℃の温度でほぼ当モル比で
    アセトアルデヒドにより化学的吸収させて乳酸ニトリル
    となし、そしてこれを大気圧に圧力調整したのち単離す
    ることを特徴とする、前記熱分解生成物を減圧下に冷却
    しそしてN−ビニルホルムアミドを単離することによる
    、次式 CH_2=CH−NH−CHO ( I ) で表わされるN−ビニルホルムアミドの製法。 2、熱分解を10〜50mバールの圧力及び300〜5
    50℃の温度で、そしてシアン化水素の吸収反応を5〜
    45mバールの圧力及び−5〜+15℃の温度で、触媒
    作用する量の塩基の存在下で行うことを特徴とする、特
    許請求の範囲第1項に記載の方法。 3、ホルミルアラニンニトリル(II)の熱分解を、その
    1モルに対し0.1〜2モルのホルムアミドの存在下に
    行うことを特徴とする、特許請求の範囲第1項又は第2
    項に記載の方法。 4、触媒の担体としてα−酸化アルミニウムを使用する
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第1項ないし第3項
    のいずれかに記載の方法。 5、シアン化水素の吸収反応をホルムアミドの存在下に
    行い、その際生成した乳酸ニトリルとホルムアミドから
    の混合物を、触媒としての酸の存在下に既知の手段で反
    応させてホルミルアラニンニトリル(II)にすることを
    特徴とする、特許請求の範囲第1項ないし第4項のいず
    れかに記載の方法。 6、反応をそれぞれ連続的に行うことを特徴とする、特
    許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれかに記載の方
    法。 7、シアン化水素の吸収反応後にホルムアミドを添加す
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第2項に記載の方
    法。 8、ホルミルアラニンニトリル(II)の熱分解、N−ホ
    ルミルホルムアミド( I )とシアン化水素の分別、シ
    アン化水素の吸収反応及び乳酸ニトリルとホルムアミド
    のホルミルアラニンニトリルへの反応を連続的に行い、
    そして得られたホルミルアラニンニトリルを熱分解に使
    用することを特徴とする、特許請求の範囲第5項に記載
    の方法。
JP60265178A 1984-11-29 1985-11-27 N‐ビニルホルムアミドの製法 Granted JPS61134359A (ja)

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DK (1) DK549485A (ja)
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