JPS61132262A - 複合部材の製造方法 - Google Patents

複合部材の製造方法

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JPS61132262A
JPS61132262A JP25166284A JP25166284A JPS61132262A JP S61132262 A JPS61132262 A JP S61132262A JP 25166284 A JP25166284 A JP 25166284A JP 25166284 A JP25166284 A JP 25166284A JP S61132262 A JPS61132262 A JP S61132262A
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extrusion
punch
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connecting rod
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Harumichi Hino
治道 樋野
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、例えば自動車部品、すなわち内燃機関用コ
ネクティングロッド、ロー2カーアームなど、およびそ
の他品種の機械構造部品として好適に使用される複合部
材の製造方法に関するものである。
(従来技術) 従来、高強度・高弾性を有する補強用m維を軽金属中に
複合化させた複合部材(素材および部品、製品)として
は1種々のものが考えられてい例えば、第7図に示すよ
うな形状のコネクティングロッド1は、小径端部2と半
円形大径端部5とを@部4で連結し、大径端部3には半
円形のキャップ部5を連結固定し、それらの内部に無機
質線、[6を複合分散させて補強したものであるが、こ
のようなコネクティングロッド1を製造する1つの方法
としては、前記コネクティングロ−。
ド1の形状に対応した鋳造空間を有する鋳造型内の所定
位置に、高強度・高弾性を有する無機質繊維から形成し
た繊維成形体を配置し、次いで前記鋳造型内に軽金属溶
湯を加圧供給する高圧凝固鋳造法により充填して前記m
!成形体の間隙部分に軽金属溶湯を浸透させるようにし
たのち凝固させることにより上記形状のコネクティング
ロッド1を製造する方法がある。
また、このような構造のコネクティングロッド1を製造
するための他の方法としては、セラミックス等の短繊維
を軽金属溶湯中に分散させ、この軽金属溶湯を鋳造型内
に加圧供給して凝固させることにより、コネクティング
ロッド1を製造する方法がある。
しかしながら、上記の方法により製造したコネクティン
グロッド1では、無機質繊維が無秩序(3次元ランダム
あるいは2次元ランダム)に分散・配向しており、機関
運転中にコネクティングロッド1に負荷される応力の方
向に配向している繊維が著しく少ないために、当該繊維
による有効な強化がなされないという問題点があった。
そこで、このような補強用繊維の方向が特定されていな
いことによる問題をなくすための方法として、例えば、
内部に長繊維束を収納した下端開口の筒状金型を軽金属
溶湯中に一部浸漬したのち、前記筒状金型の上端より減
圧吸引して前記軽金属溶湯を長繊維束の間隙部分に浸透
させるようにした吸引鋳造による方法(特開昭49−4
2.504号公報)や、また別の方法として、例えば、
一方向に高弾性および高強度を有する無機質am束を線
状物や網状物等で被覆して繊維体を形成し、この繊維体
を鋳造型内に設置して高圧凝固させるようにした方法(
特開昭54−75405号公報)がある。
しかしながら、このような方法により製造したコネクテ
ィングロッド等の複合部材では、補強用繊維の配向状態
は良好であるものの、鋳造時において繊維間隙に浸透し
ようとする軽金属溶湯が。
前記繊維によってその流れを抑制されやすく、また流れ
の途中で凝固してしまうことがあり、軽金属溶湯を繊維
間隙に十分に浸透させることが困難であり、加えて、繊
維間隙に浸透した軽金属溶湯は凝固する際に収縮を生ず
るため、微視的な鋳巣が形成されやすいという問題点が
あった。
そのため、複合部材の疲労強度は期待するほど向上せず
、また、強度のばらつきも大きなものとなり、コネクテ
ィングロッド等の複合部材の軽量化が十分に達成されな
いという問題点があった。
(発明の目的) この発明は、上記した従来の問題点に着目してなされた
もので、補強用繊維が複合部材の輪郭線とほぼ平行な方
向に配向しており、かつまた、繊維間隙に金属が十分に
浸透していてしかも繊維間隙には微視的な鋳巣が形成さ
れておらず、それゆえ特定の負荷方向に対する強度とく
に疲労強度に著しく優れていると同時に強度のばらつき
も非常に小さい複合部材を得ることが可能である複合部
材の製造方法を提供することを目的としている。
(発明の構成) この発明による複合部材の製造方法は、補強用繊維を金
属マトリックス中に分散させた複合体を製作したのち、
前記複合体を押出成形することにより、押出成形体の輪
郭線とほぼ平行な方向に前記補強用m雌が配向した複合
部材を得るようにしたことを特徴としており、必要に応
じて前記押出成形体を閉塞的に鍛造成形することにより
複合部材を得るようにしたことを特徴としている。′こ
の発明において適用される補強用繊維は。
高強度・高弾性を有するものが望ましく、このような補
強用繊維としてはC,B等の元素系。
SiC等の炭化物系、S i3 N4等の窒化物系。
A 1203 、S i02  、Z r02等の酸化
物系、S i3 N4−A見203(S I A LO
N)やB、C/B等の複合系あるいは高分子系などのも
のを使用することができる。
また、金属マトリックスを構成する金属としては、人文
系(A文単体および合金)、Mg系(Mg1体および合
金)その他Za系などを使用することができる。
さらに、補強用繊維を金属マトリックス中に分散させた
複合体を製作する方法としては、例えば、繊維成形体を
鋳造型の所定位置に装着して金属溶湯を加圧供給する高
圧凝固鋳造法によるものや、補強用mmを分散させた金
属溶湯を鋳@型内に加圧供給して凝固させる方法や、あ
るいは吸引鋳造法によるものなどが採用される。
そして、このようにして製作した複合体を押出成形する
ことによって、押出成形体の輪郭線とほぼ平行な方向に
前記補強用繊維が配向した複合部材を得る。
(実施例1) 第1図ないし第5図は、この実施例1に関連する説明図
である。これらのうち、第1図ないし第3図は補強用繊
m8を金属マトリックス9中に分散させた複合体10の
押出成形装置をその動作順に示すものであって、この押
出成形装置11は、上型12と下型13を備え、上型1
2および下型13にそれぞれ形成したyt部12a。
13aにはしごき具14が装着してあり、このしごきA
14はグイ部分14aを有していてロッド15a、15
bを介して図示しない駆動シリンダにより進退可能とな
っており、円型12.13の間で形成された押出空間1
6内には前記複合体10が装入可能になっていると共に
、押出用パンチ18がロッド19を介して押込み可崗に
なっており、さらに両型12,13の間で形成された成
形空間20内には背圧負荷用パンチ21が設けてあり、
さらに下型13には第3図(b)に示すようにノックア
ウトピン22を設けた構造をなすものである。
上記押出空間16に装入された複合体10は、高強度・
高弾性を有する補強用繊維8を金属マトリックスタ中に
複合分散させたもので、この場合において補強用繊#1
8は無秩序な三次元ランダムにもしくは紙面に平行な面
上に二次元ランダムに配向しているものである。
また、第4図は前記複合体10を前記押出成形装置11
により押出成形して製作した押出成形体を閉塞的に鍛造
成形するための閉塞鍛造装置を示すものであって、この
閉塞鍛造装置31は、上パンチ32と、下パンチ33と
、フローティングタイ34とを備え、上パンチ32およ
び下パンチ33にはコネクティングロッドの形状に相当
する鍛造空間35を形成するための窪部32a、33a
がそれぞれ設けである。
さらに、第5図は高強度・高弾性を有する補強用繊#に
8を金属マトリックス中に複合分散させた複合体を押出
成形することにより製作した押出成形体を素材とし、こ
の押出成形体を閉塞的に鍛造成形することによりコネク
ティングロッドのキャップ部を製作するのに使用する閉
塞鍛造装置を示すものであって、第5図(a)(b)に
示す荒加工用閉塞鍛造装置41は、荒加工用上パンチ4
zと、荒加工用下パンチ43を備え、下パンチ43には
ノックアウトピン44を備えた構造を有し。
第5図(c)に示す仕1加工用閉塞鍛造装置51は、仕
上加工用上パンチ52と、仕上加工用下パンチ53と、
仕上加工用ダイ54を備え、丁パンチ53にはノックア
ウトピン55を備えた構造を有するものである。
また、第5図に示す押出成形体45は、高強度・高弾性
を有する補強用繊維8を金属マトリンラス中に分散させ
た複合体を棒状に熱間押出しをして、前記補強用繊維8
を軸方向とほぼ平行な一方向に配列させたものである。
次に、このような装2を用いて内燃RrA用コネクティ
ングロッドを製造した一例にろいて説明すまず、第1図
に示す複合体10を製造するに際して、JIS  A6
061合金(Cu:0.3g(量%、Si:0.5重量
%、Mg:1.0重量%、Zn:0.2重量%、残A文
および不純物)中に鋳造法によってSICウィスカ(東
海カーボン製商品名トーカマックス;直径0.4+m、
平均長150pm)を体積率で約20%複合させて、金
属マトリックス2中に前記SiCウィスカよりなる補強
用jM!8を分散させたビ、レット状の複合体10を用
意した。そして、この複合体10を500℃に加熱した
のち、第1図に示す押出成形装W111の押出空間16
内に装入した0次いで、直ちに第1図(a)に示すよう
に背圧付加用パンチ21をその前進限位置にして押出用
パンチ18を8m/分の速度で前進させて複合体10を
加圧した。このとき、第2図に示すように複合体10の
押出先端がしごき具14を通過するまでは押出用パンチ
18に20tonfの加圧力を加え、背圧付加用パンチ
21には3Lonfの荷重を負荷させた。
次いで、i@2図に示す状態となったあとは図示しない
リミットスイッチ等の動作により、押出用パンチ18に
負荷させた加圧力を25 tonfに上昇させ、背圧付
加用パンチ21を後退させつつ複合体10を加工しつづ
けた。その後、第3図(a)に示す位置において図示し
ないリミットスイッチ等を動作させることにより押出用
パンチ18の前進限位置として規制し、押出用パンチ1
8および背圧付加用パンチ21に加えたR重を零にした
。続いて、上型12を上昇させて段付部12bにおける
しごき具14との保合を解いたのち当該しごき具14を
後退させ、次いでノックアウトビン22を上昇させるこ
とによってこの発明にいう複合部材としてのコネクティ
ングロッド本体用押出成形体48を取り出した。
ここで取り出した複合部材としての押出成形体48を観
察した結果、大径端部のクランクピン当接部48a(第
3図(a)参照)は、押出用パンチ18による加工によ
って、また、大径端部のアール部48bはしごさ具14
による加工によって、ざらにまた、軸部48cはしごき
具14を通過した際の押出加工によって、それぞれ押出
成形体48の輪郭線にほぼ平行な流線方向に前記SiC
ウィスカよりなる補強用[I8が整然として配向してい
た。なお、この芙施例1では、コネクティングロッドを
製作する場合を示し、以下に説明するように上記押出成
形体48をさらに閉塞的に鍛造成形するが、以上の工程
により製作した押出成形体48そのものが複合部材とし
て使用されることは当然ありうるものであり、このよう
な複合部材は、その輪郭線にほぼ平行な方向に補強用繊
維8が配向したものとなっており、また、金属溶湯の凝
固収縮によって前記複合体10中に微視的な鋳巣が生じ
ていたとしも、押出成形によって前記鋳巣はなくなって
おり、したがって、後述の評価例1の■に示すように、
特定の方向における強度とくに疲労強度に著しく優れて
いると同時に強度のばらつきがほとんどない複合部材が
得られる。
次に、前記押出成形体48を第4図に示す閉塞鍛造装置
51の鍛造空間35内に装入し、上バンチ32と下パン
チ33との間で8 tonf/cm2)圧力を前記押出
成形体48に加えることにより閉塞鍛造してコネクティ
ングa +7ド本体部42を製作した。この閉塞鍛造で
は、当該軸部42a(第4図(a)参照)におけるSi
Cウィスカよりなる補強用#a維8の配向が前記押出成
形体48の軸部における配向と基本的に変化することな
く当該軸部49aにおける断面係数を増大させると同時
に、小径端部49bを前記押出成形体48の端部から張
り出させることによってその輪郭線にほぼ平行な流線方
向にSiCウィスカよりなる補強用繊維8を配向させる
ことができた。
なお、wIJ1図ないし第3図に示す押出成形工程と、
第4図に示す閉塞鍛造工程とを連続して行うことによっ
て、閉塞鍛造装置31に装入する押出成形体48への予
熱は不要であり、押出成形工程における加工熱をそのま
ま利用することができる。しかし、押出成形工程と閉塞
1造工程との間に時間があるときは、必要に応じて、閉
塞鍛造装置131に装入する予備成形体48を押出成形
加工時と同様に500℃程度に予熱しておくことが必要
である。
一方、上記と同様にJIS  A  6081合金中に
鋳造法によってSLCウィスカよりなる補強用#I維8
を体積率で約20%複合分散させたビレット状の複合体
を用意し、この複合体を500℃に加熱したのち前記と
同様にして押出成形装置により棒状に押出成形して第5
図(a)に示すようなこの発明でいう複合部材としての
押出成形体45を製作した。ここで製作した押出成形体
45においては、SiCウィスカよりなる補強用繊維8
が棒状体の軸方向に整然と配向したものであった。
次に、前記押出成形体45を500’08度に加熱して
荒加工用閉塞鍛造装置41の荒加工用下パンチ43上に
装入し、次いで荒加工用上パンチ42を降下させて前記
押出成形体45を加工することにより荒加工成形体58
を製作し、ノックアウドビン44により前記荒加工成形
体58を取り出した。続いて、前記荒加工成形体58を
必要に応じて500℃程度に加熱したのち仕上加工用閉
塞鍛造装置51の仕上加工用下パンチ53上に装入し、
次いで仕上加工用上パンチ52を降下させて前記荒加工
成形体58を加圧して閉塞鍛造することによりコネクテ
ィングロッド用キャップ部59を製作した。この閉塞鍛
造後のキャップ部59では、このキャップ部59の輪郭
線にほぼ平行な流線方向に前記SiCウィスカよりなる
補強用繊m8が整然と配向していた。
次に、上記により製作したコネクティングロ。
ド本体部49とキャブ部59とに対してそれぞれT6熟
処理(540℃×3時間→水冷→iao℃x7時間)を
行い、機械加工を施してコネクティングロッドに仕上げ
た。
(実施例2) 第1図ないし第5図に示した装置を用いて内燃機関用コ
ネクティングロッドを製造した他の例について説明する
まず、第1図に示す複合体10を製造するに際して、J
IS  A  7075合金(Cu:1.5重量%、S
i:0.2重量%、Mg : 2.5tt%、Zn:5
.8重量%、残部A交およびその他不純物)中に鋳造法
によってA見203短繊維(ICI社製サフすルRF繊
維;直径3ル膳、平均長400pm)を体積率で約25
%複合させて、金属マトリックス2中に前記A見203
短繊維よりなる補強用m#isを分散させたビレット状
の複合体10を用意した。そして、この複合体10を4
60℃に加熱したのち第1図に示す押出成形装M11の
押出空間16内に装入し、第1図(a)に示すように背
圧付加用パンチ21をその前進限位置にして押出用パン
チ18を511分の速度で前進させて複合体10加圧し
、以後は前記実施例1と同様にして複合部材としての押
出成形体48を成形した。ここで得られた押出成形体4
8では、その輪郭線にほぼ平行な流線方向に前記A見2
03短繊維よりなる補強用繊!18が整然と配向してい
た0次に、前記実施例1と同様にして押出成形体48を
閉塞的に鍛造成形することによりコネクティングロッド
本体部4.9を製作した。このコネクティングロッド本
体部49においても、前記AM203短繊#18の配向
は前記押出成形体48におけるそれと基本的に変化して
いなかった。
一方、上記と同様にJIS  A  7075合金中に
鋳造法によって人文203短#a雄よりなる補強用m8
Bを体j!i率で約25%複合分散させたビレット状の
複合体を用意し、この複合体を460°Cに加熱したの
ち前記実施例1と同様にして第5図(a)に示すように
複合部材としての押出成形体45を製作した。ここで製
作した押出成形体45においては、A9.203短繊維
よりなる補強用繊維8が棒状体の軸方向に整然と配向し
ていた0次に前記押出成形体45を460℃に加熱して
前記実施例1と同様に荒加工および仕上加工閉塞鍛造を
行ってコネクティングロッドキャップ部59を製作した
。このキャップ部59においてもAl2O2短M&維よ
りなる補強用m維8は当該キャップ部52の輪郭線にほ
ぼ平行な流線方向に整然と配向していた。
次に、上記により製作したコネクティングロッド本体部
42とキャップ部52とに対してそれぞれT6熱処理(
450℃×3時間→水冷呻120”0X24時間)を行
い、機械加工を施してコネクティングロッドに仕上げた
(比較例1) 実施例1において使用したJIS  A6061合金の
溶湯中に、同じ〈実施例1において使用したSiCウィ
スカを体積率で約20%複合させ、この出錐複合金属溶
湯を用いて図示しない溶湯鍛造装Cによりコネクティン
グロッドの形状に成形した。
(比較例2) 実施例2において使用したJIS  A7075合金の
溶湯中に、同しく実施例2において使用したA文、03
短繊維を体積率で約25%複合させ、このNh維複合金
属溶湯を用いて図示しない溶湯鍛造装置によりコネクテ
ィングロッドの形状に成形した。
(比較例3) 実施例1において使用したJIS  A6061合金を
素材とし、鍛造によってコネクティングロッドの形状に
成形した。
(評価例1) 前記実施例1.2および比較例1,2.3により各々製
作したコネクティングロッドの軸部から3XIOX60
+n(標点距離30+w■)の試験片を切出し、150
℃において、30Hzの引張・圧縮疲労試験(平均応力
Okgf/ma2)を行なった。その結果を第6図に示
す、なお、第6図において。
実施例1ではAがコネクテインクロッド最終製品(閉塞
鍛造済)の評価結果であり、またBがこの発明でいう複
合部材としての押出成形体(押出後)の評価結果である
。また、実施例2では、コネクティングロッド最終製故
閉塞鍛造済)の評価結果である。
@6図に示すように、補強用繊維を複合しない比較例3
の場合には疲労強度がかなり低く、補強用m維を複合さ
せかつ溶湯鍛造した比較例1.2の場合には、比較例3
よりもかなり疲労強度が上昇しているが、補強用M&維
の配向が三次元的にランダムであり、かつ溶flttn
造後の金属の凝固収縮に伴って微視的な鋳巣が多数形成
されており、疲労強度はまずまずの値であった。
これに対して1本発明による複合部材は、補強用Fa雄
を金属マトリックス中に分散させた複合体を製作したの
ち、この複合体を押出成形するようにしているため、得
られた押出成形体の輪郭線とほぼ平行な方向に前記補強
用繊維が配向しており、かつまた複合体中に金属の凝固
収縮により微視的な鋳巣が形成されていたとしても、そ
の後の押出成形によってこれが完全になくなるため、第
6図に示すように疲労強度がかなり高いものとなってお
り(実施例1の場合の■の偏入また強度のばらつきも著
しく小さいものであることが確かめられた。そして、前
記押出成形体に対してさらに閉塞的な鍛造成形を行うこ
とによって疲労強度をさらに高めることができた(実施
例1の場合の■の値)。
(評価例2) 次に、前記データに基づいて従来のものと同一強度を有
するコネクティングロッドの形状を決定してその重量を
測定した結果を表1に示す、なお、比較例4として、炭
素鋼(540C)を素材として鍛造により成形したコネ
クティングロッドについても調べた。
表   1 表1に示すように、本発明による場合にはコネクティン
グロッドの軽量化に著しく貢献することが確かめられた
次いで、前記実施例1.2により製造したコネクティン
グロッドを4気筒ガソリンエンジン(排気量1800c
c)に組込み、  6000 r、p、m、フルロード
400時間の耐久試験を行なった結果、エンジン性能の
顕著な向上が確認され、使用上の問題点は何んら生じな
かった。
(発明の効果) 以上説明してきたように、この発明による複合部材の製
造方法では、補強用繊維を金属マトリックス中に分散さ
せた複合体を製作したのち、前記複合体を押出成形する
ことにより、押出成形体の輪郭線とほぼ平行な方向に前
記補強用繊維が配向した複合部材を得るようにしたから
、たとえ複合体中において金属の凝固収縮に伴う微視的
な鋳巣が形成されていたとしても、上記の押出成形によ
ってそれらの鋳巣がなくなっており、押出成形後には、
補強用繊維が押出成形体の輪郭線とほぼ平行な方向に配
向したものとなっているため、強度とくに疲労強度に著
しく優れていると同時に、強度のばらつきも非常に小さ
い複合部材を得ることができるという著大なる効果がも
たらされる。。
4J面の簡単な説明 第1図(a)はこの発明の一実施例において用いたビレ
ット状複合体の押出成形装置の水平断面説明図、第1図
(b)は第1図(a)のA + Or 02A2線にお
ける垂直断面説明図、pj42図は第1rf4に示した
押出成形装置の押出成形途中の状態を示す水平断面説明
図、第3図(a)は第1図に示した押出成形装置の押出
成形後の状態を示す水平断面説明図、第3図(b)は第
3図(a)のB−B線垂直断面説明図、第4図(a)(
b)は第1図ないし第3図に示した押出成形装置により
製作した押出成形体を閉塞的に鍛造成形するために用い
た閉塞鍛造装置の各々水平断面説明図および垂直断面説
明図、第5図(a)(b)は複合体を押出成形した押出
成形体を荒加工する荒加工用閉塞鍛造装置の各々荒加工
前後の状態を示す垂直断面説明図、第5図CC)(d)
は同じく仕上加工用閉塞鍛造装置の仕上加工後の状態を
示す垂直断面説明図および加工品の踵断面説明図、第6
図はこの発明の実施例1.2および比較例1,2.3に
より製作したコネクティングロッドの疲労強度を調べた
結果を示すグラフ、第7図はコネクティングロッドの代
表的な形状例を示す説明図である。
8・・・補強用繊維、 2・・・金属マトリックス。
10・・・複合体。
11・・・押出成形装置。
31.41.51・・・閉塞鍛造装置、45.48・・
・押出成形体(#I合部材)。
特許出願人   日産自動車株式会社 代理人弁理士  小  塩    豊 第3図 (a) 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)補強用繊維を金属マトリックス中に分散させた複
    合体を製作したのち、前記複合体を押出成形することに
    より、押出成形体の輪郭線とほぼ平行な方向に前記補強
    用繊維が配向した複合部材を得ることを特徴とする複合
    部材の製造方法。
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JP (1) JPS61132262A (ja)

Cited By (3)

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