JPS61130259A - ニトロベンズアルデヒド異性体の分離方法 - Google Patents

ニトロベンズアルデヒド異性体の分離方法

Info

Publication number
JPS61130259A
JPS61130259A JP25156184A JP25156184A JPS61130259A JP S61130259 A JPS61130259 A JP S61130259A JP 25156184 A JP25156184 A JP 25156184A JP 25156184 A JP25156184 A JP 25156184A JP S61130259 A JPS61130259 A JP S61130259A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adsorbent
nba
nitrobenzaldehyde
isomers
mixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25156184A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0513143B2 (ja
Inventor
Michio Kimura
木村 道夫
Yoshio Noguchi
野口 義夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP25156184A priority Critical patent/JPS61130259A/ja
Publication of JPS61130259A publication Critical patent/JPS61130259A/ja
Publication of JPH0513143B2 publication Critical patent/JPH0513143B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はニトロベンズアルデヒドの分離方法に関するも
のである。
〔従来の技術〕
ニトロベンズアルデヒド(以下NBAと略記する)は農
・医薬、香料等の原料として利用されている。従来、核
置換ベンズアルデヒドの製造は、ペンザルハロゲナイド
を加水分解する方法(特公昭56−414号公報)、核
置換ベンジルアルコールを脱水素する方法(特公昭53
−3374号公報)あるいは酸塩化物を還元する方法(
特開昭50−41831号公報)などの方法で製造され
ている。待にニトロ置換ベンズアルデヒドについては0
体を合成する方法(特開昭50−130733号公報)
やp体を合成する方法(特開昭50−89337号公報
)などが公知であるが、復雑な反応経路を必要としその
結果収率も低い。一方ペンズアルデヒドのニトロ化反応
によっても目的の;トロベンズアルデヒドが得られるが
、この場合生成するNBAは、3種類の異性体の混合物
でありその1例を示すとm : o : p =84:
15:lの重量比で構成されている。
一般的にはNBA以外の未反応ベンズアルデヒドや副生
する不純物を除去し精製されたNBAは異性体混合物と
して利用される。しかし0’、 −N B Aが血圧降
下剤の中間原料として用いられるなど異性体単独での利
用価値が高まり、その高純度品の需要が増加しつつある
〔発明が解決しようとする問題点〕
NBA異性体混合物の一般的な分離手段である蒸留分離
では、これら異性体の沸点が近接(6−N B A =
 273.5℃、m−NBA=278.3℃、p−NJ
3Aは実質上m−NBAと同一沸点)しており、これら
を分離するには高理論段数の蒸留塔と多大な分離コスト
を要し、工業的方法とは言い難い。又晶析分離では共晶
点の関係より回収率に限界があり異性化の困難なNBA
では分離効率が悪い。
そこで本発明者らは安価ンここれらNBA異性体を分離
する技術について鋭意研究した結果、特定の吸着剤を用
いた吸着分離法によってきわめて容易にこれら異性体を
高純度で分離することができる事実を見出した。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明の上記の目的は、ニトロベンズアルデ
ヒド異性体を含む混合物とY型ゼオライトとを接触させ
ることによって容易eこ達成することができる。
ゼオライトは天然産あるいは合成品いずれでもよいが、
好ましくは同ゼオライトに特定の金属をイオン交換ない
し含浸によって担持させたものがよい。
以下本発明の構成の詳細と効果を説明する。
本発明方法(おいて吸着剤として使用されるY型ゼオラ
イトは、フォージャサイト族に属する結晶性アルミノシ
リケートであって次のような酸化物のモル比で表わすこ
とができる。
0.9±0.2M−0* Al 203 @3〜651
02 ”YH20ここに M:金属カチオン n:Mの原子価 Y:水和の程度によって異なる Mは任意の金属カチオンであるが通常は、ナトリウムで
あり、一部又は全部をイオン交換することができる。本
発明の場合、これをカリウム、銅、又は銀でイオン交換
するのが好ましい。
イオン交換方法は公知の方法が適宜採用されるが、通常
はこれら金属の硝酸塩水溶液をイオノ交換処理液として
、この溶液をゼオライトに接触させてイオン交換するの
が好ましい。また、硝酸塩の代りtこ塩化物等の他の水
溶性塩を用いることも好ましい。
イオン交換処理液中の金属の量は、高濃度が好ましく、
例えば処理すべぎNa−Y型ゼオライト中の全Naカチ
オンモル数の0.5〜4.0倍量、好ましくはLO〜2
.0倍量の金属イオンを含む量である。
又、これらの金属を1回のイオン交換液としてイオン交
換処理してもよいし、分割して数回に分けて処理しても
よい。その方式はバッチ式でも流通式でもよい。このと
きの温度は20〜100℃まで使用されるが、交換速度
を速めるためには50〜lOO℃が好ましい。
イオン交換処理後には、例えばNO3−やCI−が検出
されなくなるまで十分水洗することが好ましい。
本発明のY型ゼオライトは、カリウム、銅、銀イオン以
外にもちろん他のカチオン成分を含んでもよく、例えば
ナトリウム以外のlA族、llA族、IIA族、■A族
の金属、プロトン等を含んでもよいが、その場合、ナト
リウム、カリウム、銅、銀の交換量の村0モル以下の量
である。
また、本発明で用いられるゼオライトの形状は粉末状、
砕塊状でもよいし、圧縮成型、押出成型およびマルメラ
イザーによる成型法などによって得られる成型品であっ
てもよい。
成型にはバインダーを用いる方法がより一般的であるが
、バインダーを用いなくても十分満足される成型品が得
られる場合にはバインダーを用いなくてもよい。バイン
ダーとしてはアルミナ、シリカ、陶土、酸性白土などが
使用可能である。
ゼオライトを吸着剤として使用する前に、その結晶水を
あらかじめ除去しておくことが必要である。通常は10
0℃以上で結晶水含量を小さくすることができ、好まし
くは200〜600℃で加熱することにより、結晶水を
ほとんど除去することができる。
本発明の吸着剤を用いてNBA異性体混合物を吸着分離
するための吸着分離技術はいわゆるクロマト分取法であ
ってもよいし、又これを連続化した擬似移動床方式でも
よい。
これらの吸着分離方法に使用される脱着剤としでは、ア
ルキル置換芳香族炭化水素あるいはハロゲン置換芳香族
炭化水素、ハロゲン化炭化水素、ニトロ置換芳香族、ア
ルデヒド置換芳香族等が好ましい。
吸着分離法の操作条件としては、温度は室温から350
℃、好ましくは50〜250℃であり、又、圧力は大気
圧から40に9/d、G好ましくは大気圧から30 k
g/d @ Gである。
本発明の吸着分離法は気相でも実施されうるが、操作温
度を低くして原料供給物又は脱着剤の好ましくない副反
応を減じるために液相で実施するのが好ましい。
次に本発明の方法を実施例をあげて説明する。実施例で
は吸着剤の吸着特性を次式の吸着選択率(α)でもって
表わす。
上記でo、m、pはそれぞれo−NBAlm−NBA、
p−NBAを示しAは吸着相、Uは吸着相と平衡tこあ
る液相を示す。L式におけるα値が1より大きければ大
きい程o −NBA又は臥−NBAがp−NBAに比し
吸着されやすいことを示す。又lより小さければ小さい
程P −N B Aが吸着されやすいことを示す。
又吸着剤の吸着容量を次式のC(s)で表わす。
上式におけるα値が大きければ大きい程、吸着させる能
力が大きく、同量の異性体混合物を吸着分離する場合に
α値の大きい吸着剤はど吸着剤量が少なくてすむ利点が
ある。
〔実施例〕
実施例1 Na−’Y型ゼオライト粉末(米l二ニオツカ−/<イ
ド社製)にバインダーとしてアルミナゾルをAl2O3
換算で10wt%添加して、150〜10,000.u
mφに成型されたNa −Y型ゼオライト造粒品を12
0℃でl晩乾燥後、500℃で1時間焼成した。又さら
に表【のごと(Na−Y型ゼオライト中のNaカチオン
の0.5〜4.0倍モル量をこ相当するカリウム、銅、
銀イオンを含む硝酸塩水溶液でNa−Yゼオライトを9
0℃で処理しに−Y1Cu−に−Y、Ag−に−Yゼオ
ライトを調整した。
これらの吸着剤のNBA異性体間の吸着選択率を測定す
るために内容積5 mlのオートクレーブ内に500℃
で1時間焼成した吸着剤15FとNBA混合液3 cc
を充填し130℃で1時間、とぎどき攪拌しながら放置
した。
仕込んだ液相混合物の組成は脱着剤=56%、n −ヘ
ア pデカン=4%、o−NBA=696、p−NBA
=16%、m−NBA=18%である。n−ぺ/タデカ
ンはガスクロ分析での内標物質として添加したもので上
記実験条件下では実質的に吸着に関して不活性な物質で
ある。
吸着剤と接触させた後の液相混合物の組成をガスクロ分
析しく1)式を用いてNBA異性体間の吸着選択率を(
2)式を用いて吸着剤の吸着容量を求めた。結果を表1
に示す。
表  1 実施例2 実施例1のうちNa−Yゼオライトとベンズアルデヒド
の組合せで流通式吸着分離実験を行った。内径7.1u
φ、長さ60cIRのステンレス製チューブ内に500
℃で1時間焼成したNa−’Yゼオライト(粒子径1.
50μ)14、7 fを充填した後150℃のベンズア
ルデヒドを毎時60 z1通液しチューブ内のガスを抜
くと同時に吸着剤中のボアにベンズアルデヒドを吸着さ
せた。その後、チューブの前端にNBA異性体混合物と
ベンズアルデヒドの混合液を5y (NBAとしてlR
/)’注入しさらにベンズアルデヒドを通液しながらチ
ューブ後端の留出液を一定時間毎に分取しガスクロ分析
した。この実験の間チューブ内の吸着剤及び液は150
℃の温度に維持した。
留出時間と留出液中NBA異性体濃度の関係を図面に示
した。
この図面から明白なとおりこの系ではm体が最も強く吸
着され、次いで0体、p体の順に吸着され、従ってNB
A異性体が相互によく分離されることがわかる。この留
出液を経時的に区蒲1丁し脱着剤を除去したらm、o、
pそれぞれの異性体を高純度で回収することができた。
〔本発明の効果〕
本発明法は特定の金属で置換された特定構造の吸着剤を
使用しているので、NBA異性体の混合物中からoSp
、mそれぞれの異性体を高純度で回収することができる
【図面の簡単な説明】
図面は本発明にかかる吸着剤tこNBA異性体混合物を
通した場合の吸着曲線を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ニトロベンズアルデヒド異性体を含む混合物とY
    型ゼオライトとを接触させることを特徴とするニトロベ
    ンズアルデヒド異性体の分離方法。
  2. (2)Y型ゼオライトが金属でイオン交換されたもので
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のニト
    ロベンズアルデヒド異性体の分離方法。
  3. (3)Y型ゼオライトが含浸された金属を有するもので
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のニト
    ロベンズアルデヒド異性体の分離方法。
  4. (4)金属がカリウム、銅、および銀から選択された少
    なくとも1種であることを特徴とする特許請求の範囲第
    λ項または第3項記載のニトロベンズアルデヒド異性体
    の分離方法。
JP25156184A 1984-11-30 1984-11-30 ニトロベンズアルデヒド異性体の分離方法 Granted JPS61130259A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25156184A JPS61130259A (ja) 1984-11-30 1984-11-30 ニトロベンズアルデヒド異性体の分離方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25156184A JPS61130259A (ja) 1984-11-30 1984-11-30 ニトロベンズアルデヒド異性体の分離方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61130259A true JPS61130259A (ja) 1986-06-18
JPH0513143B2 JPH0513143B2 (ja) 1993-02-19

Family

ID=17224647

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25156184A Granted JPS61130259A (ja) 1984-11-30 1984-11-30 ニトロベンズアルデヒド異性体の分離方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61130259A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0513143B2 (ja) 1993-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS636534B2 (ja)
US4605799A (en) Process for separating a halogenated toluene isomer
US4336410A (en) Process for absorptive separation of cyclohexene
US4265788A (en) Adsorbent for separating para-xylene, and process for the preparation thereof
JPS61130259A (ja) ニトロベンズアルデヒド異性体の分離方法
EP0322869B1 (en) Process for separating dichlorocumene isomer
KR100537446B1 (ko) 할로겐화에틸벤젠의 이성화방법 및 할로겐화에틸벤젠 이성체의 분리방법
JPS59176223A (ja) クロルトルエン異性体の分離方法
JPS58131923A (ja) クロルトルエン異性体の分離方法
JPS6324981B2 (ja)
EP0324041B1 (en) Method for separating a trihalogenobenzene isomer
JPH06239808A (ja) 2−メチル−3−ニトロベンゾトリフルオライドの分離方法
JPS6240338B2 (ja)
JP3807061B2 (ja) ハロゲン化エチルベンゼン異性体の分離方法
JP3092218B2 (ja) 1,3,5−トリクロルベンゼンの製造方法
JPH0446931B2 (ja)
JPH0236577B2 (ja)
JPH08291096A (ja) エチルフェノール異性体の分離方法
JP2004238391A (ja) ジクロロフェノール分離方法
JPH0547527B2 (ja)
JPS6013727A (ja) 3,5−ジクロルトルエンの分離方法
JPS61183248A (ja) ジクロルニトロベンゼン異性体の分離方法
JPH01213243A (ja) 1―ブロム―3,5―ジクロルベンゼンの分離方法
JPH0112734B2 (ja)
JPS6243981B2 (ja)