JPS61129171A - ピラジン誘導体の製造法 - Google Patents

ピラジン誘導体の製造法

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JPS61129171A
JPS61129171A JP25140784A JP25140784A JPS61129171A JP S61129171 A JPS61129171 A JP S61129171A JP 25140784 A JP25140784 A JP 25140784A JP 25140784 A JP25140784 A JP 25140784A JP S61129171 A JPS61129171 A JP S61129171A
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pyrazine
aliphatic alkyl
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Hataaki Yoshimoto
吉本 旗秋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、ピラジン環の2位及び5位に互いに異なる置
換基を有するピラジン誘導体、その製造法およびそれを
含む液晶性組成物に関するものである。
[発明の背景] 液晶性を有する化合物は、様々な分野で電気光学的液晶
表示素子(L CD)の材料として用いられている。電
気光学的液晶表示には、TN型、GH型、DAP型、相
転位!!!!等の各種の方式があるが、各方式により、
使用される液晶に対するに求が異なっている。したがっ
て、これらの要求を満たすために、様々な種類の液晶性
化合物が開発、提案されている。
たとえば、ピラジン環の2位及び5位に同一の置換基を
有するピラジン誘導体とその製造法、そしてそのような
ピラジン誘導体が液晶としての特性を有していることに
ついて、H,5chubert。
R,Hacher & K、 Kindermannに
よる J、 prakt。
Cheyr、 (4) 37.12 (1988)記載
の報告がある。一方、特開昭58−43961号公報に
記載の新規なピラジン誘導体及びその製造法において、
ピラジン環の2位及び5位に互いに異なる置換基を有す
るピラジン誘導体が、上記ピラジン環の2位及び5位に
同一の置換基を有するピラジン誘導体と比較して、さら
に優れた液晶特性を示すことが明らかにされた。
上記特開昭58−43961号公報記載の新規なピラジ
ン誘導体は、一般式 [式中、R1は、炭素数3〜9の脂肪族アルキル基(Y
は、炭素a1〜7の脂肪族アルキルもしくはアルコキシ
ル基、ハロゲン原子又はニトリル基を表わす)、モしで
R2は、炭素数1〜11の脂肪族アルキルもしくはフル
コキシ基、ベンゾイルオキシ基、ハロゲン原子、又はニ
トリル基を表い]で表わされるものである。
また同時に、その製造法として、一般式%式% [式中、Rムは、炭素数3〜9の脂肪族アルキル基(Y
は、炭素数1〜7の脂肪族アルキルもしくはアルコキシ
ル基、ハロゲン原子又はニトリル基を表わす)を表わし
、そしてXは/\ロゲン原子を表わす〕を有するα−7
ミノケトン誘導体と、一般式 [式中、Rzは、炭素!![1〜11の脂肪族アルキル
もしくはアルコキシ基、ベゾイルオキシ基、ハロゲン原
子、又はニトリル基を表わす、ただしシリン誘導体とを
反応させることを特徴とする方法が開示されている。
しかし、液晶性を有する化合物に対する産業界の要求は
、水分、熱、光等の影響に対して、物理的 化学的、電
気的に安定であること、液晶性を示す温度が室温を中心
にして広いこと、低粘度であること、駆動電圧が低いこ
と等、様々なものがある。これに対して、単独の液晶性
化合物でこれらの要求を全て満たすものは、今だ見い出
されていない、したがって、新規な化合物ばかりでなく
、一般的な構造式として公知である物質の中からも、よ
り具体的な化合物としてざらに優れた液晶特性を有する
物質も探し求められている。
また、実用的には単独の液晶性化合物を用いるよりも、
個々の点で優れた性質を持つ数種類の液晶性化合物や非
液晶性化合物を混合して、ある程度、実用に耐えうる材
料(液晶性組成物)を得ているのが現状である。したが
って、前記液晶としての特性以外にも、上記液晶性組成
物を構成する化合物として一般に用いられる場合が多い
ベンゾニトリル誘導体、シアノビフェニル誘導体等の液
晶性化合物との相溶性も、液晶性化合物として重要な特
性となっている。そのため、優れた液晶性を有し、かつ
上記のような相溶性がよい特性を有する化合物が求めら
れている。
[発明の要旨1 本発明者は、ピラジン環の2位及び5位に互いに異なる
置換基を有するピラジン誘導体について、検討を加え本
発明に到達した。
本発明の目的は、物理的、化学的、電気的に安定であり
、電圧・透過率特性などの液晶としての性質が優れてい
る化合物およびその製造方法を提供することである。
また本発明の他の目的は、液晶性組成物を製造するため
の主成分として有用である化合物およびそれを含む液晶
性組成物を提供することである。
本発明は、一般式(r) [式中、RIは、炭素数1〜12の脂肪族アルキル基を
表わし、モしてR2は、炭素数1〜10の脂肪族アル本
ルもしくはアルコキシ基または臭素原子を表わす]で表
わされるピラジン誘導体を提供するものである。
上記ピラジン誘導体は、一般式(II )[式中、Xは
、ハロゲン原子又はAr5O□0(Arは、アリール基
を表わす)を表わし、モしてR2は、炭素数1〜10の
脂肪族アルキルもしくはアルコキシ基または臭素原子を
表わす]で表わされるピラジン誘導体を、遷移金属のハ
ロゲン化物および/または四級アンモニウム塩の存在下
に 一般式(m) R’MgY       ([I[) [式中、R1は、炭素数1−12の脂肪族アルキル基を
表わし、モしてYはハロゲン原子を表わす]で表わされ
るグリニア試薬と反応させる未発明の製造方法を用いる
ことで容易に製造することができる。
また本発明は、上記ピラジン誘導体を少なくとも一種含
有することを特徴とする液晶性組成物を提供するもので
もある。
[発明の効果] 本発明が提供するピラジン誘導体は、可視光に対して無
色であり、水分、a、光等の影響に対して、物理的、化
学的、電気的に安定である等、液晶性化合物としての特
性が優れている。
また上記ピラジン誘導体は、液晶性化合物としての通常
の特性に加えて、他の液晶性化合物との相溶性もよいた
め、各種の特性を示す液晶組成物の構成成分として有用
である。特に、):記ピラジン誘導体は、他の液晶性化
合物と混合した場合、その電圧・透過率特性を急峻にす
ることが可能なため1時分割駆動用の液晶組成物の成分
として優れた性質を有している。
本発明が提供する上記ピラジン誘導体の製造方法は、遷
移金属のハロゲン化物および/または四級ア7モニウム
1uの存在下で反応を進行させることを特徴として、ピ
ラジン誘導体を高い収率で得ることができる効果を有す
るものである。
[発明の詳細な記述] 本発明のピラジン誘導体は 一般式(I)で表わされる
一般式(I)においてR1は、メチル、エチル n−プ
ロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n
−ヘプチル、n−オクチル。
n−ノニル、n−デシル、n−ウンデシルおよびn−ド
デシル、そしてこれらの各種の異性体を含む炭素a1〜
12の脂肪族アルキル基である。
また、一般式(I)においてR2は、メチル。
エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n
−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル n−ノニル
およびn−デシル、そしてこれらの各種の異性体を含む
炭素数1〜10の脂肪族アルキルノ、B; 、メトキシ
、エトキシ、n−プロポキシ、n−ブト+シ、n−ペン
チルオキシ、n−へキシルオキシ、n−へプチルオキン
、n−オクチルオキシ n−7ニルオキシおよびn−デ
シルオキシ2そしてこれらの各種の異性体を含む炭素数
1−10の脂肪族アルコキシ基;もしくは臭素原子であ
る。
なお一般式(1)で表わされる化合物は、2−フルキル
−5−(4−フルキルフェニル)ピラジン 2−アルキ
ル−5−(4−アルコキシフェニル)ピラジンおよび2
−フルキル−5−(4−ブロモフェニル)ピラジンのい
ずれかである。
本発明のピラジン誘導体は、一般式(II)で表わされ
るピラジン誘導体を、遷移金属のハロゲン化物および/
または四級アンモニウム塩の存在下に、一般式(III
) RLMgY       (III) で表わされるグリニア試薬と反応させる方法によりtA
造することができる。
一般式(■)および(III)におけるR1とR2は、
前記一般式(T)におけるものと同じ意味を有するもの
である。一般式(■)におけるXは、塩素、臭素、ヨウ
素およびフッ素などのハロゲン原子、またはAr5O2
0(Arは、7xニル。
およびP−1リル等のアリール基を表わす)である、ま
た一般式(m)におけるYは、塩素、臭素、ヨウ素およ
びフッ素などのハロゲン原子である。
一般式(II )で表わされるピラジン誘導体は公知の
方法を用いて製造することができる。たとえば、H2N
CH2C0NH,−HCfLおよび一般式(IV) [式中、R2は、炭素数1〜10の脂肪族アルキルもし
くはアルコキシ基または臭素原子を表わす]で表わされ
る化合物を反応させることで、一般式(V) [式中、R2は、炭素数1〜10の脂肪族フルキルもし
くはアルコキシ基または臭素原子を表わす]で表わされ
るピラジン誘導体を製造して、この一般式(V)で表わ
されるピラジン誘導体とPoC見3およびPCl5等の
すキシハロゲン化リンまたはハロゲン化リン、あるいは
Ar5O2C1(Arは、フェニルおよびP−)リル等
の7リール基を表わす)を反応させることで前記一般式
(II)で表わされるピラジン誘導体を製造することが
できる。
本発明のピラジン誘導体の製造方法における、一般式(
II )で表わされるピラジン誘導体を、一般式(m)
で表わされるグリニア試薬と反応させる方法そのものは
、クロロピラジンをグリニア試薬(例、CH3Mg I
)あるいはリチウム試薬(例、CH3L i 、C6H
5L i)と反応させてアルキルピラジンを合成する方
法として既に公知である。上記合成方法の詳細について
は、A、 FBramwell、 R,D、 Well
s、 Tetrahsdron、 1972゜28、4
155およびり、 J、 Berr7. J、 D、 
Cook、 B、 J。
WakefiI!ld、 J CS 、 Perkir
u 、 1972.2+90kJの文献に記載されてい
る。しかし、これらのフルキルピラジンの合成方法は、
上記文献中に明らかにされているように、アルキル基の
炭素数が増大すると、目的とするアルキルピラジンの収
量が低くなるものである。具体的には、上記方法でブチ
ルピラジン(炭素数4)を合成することは、その収量の
低さから非常に困難であるとされていた。
本発明者は、遷移金属のハロゲン化物および/または四
級アンモニウム塩の存在下で上記反応を進行させること
で、アルキルピラジンを高い収率で合成することを可能
なものとした。遷移金属のハロゲン化物または四級アン
モニウム塩のいずれか一方のみを加えることでも本発明
の効果は得られるが、遷移金属のハロゲン化物および四
級アンモニウム塩の自刃を加えた力が1本発明の効果が
顕著なものとなるため好ましい。
上記遷移金属のハロゲン化物の具体例としては、塩化第
二鉄、塩化コバルト、臭化第二銅等を挙げることができ
る。また上記反応系に対する遷移金属のハロゲン化物の
添加量としては、一般式([1)で表わされるピラジン
誘導体1モル当り、0.0001モル〜0.1モルの範
囲内であることが好ましい。
上記四級アンモニウム塩の具体例としては、塩化テトラ
−n−ブチルアンモニウム、臭化テトラ−n〜ブチルア
ンモニウム、塩化トリメチルヘンシルアンモニウム等を
挙げることができる。またと記反応系に対する四級アン
モニウム塩の添加量としては、一般式(11)で表わさ
れるピラジン誘導体1モル当り、001モル〜10モル
の範囲内であることが好ましい。
なお、合成反応に用いる溶媒としては、エーテル、テト
ラヒドロフラン(THF)等の一般にグリニア試薬を調
製する際に使用できるものを用いることができる。また
、上記合成反応は、−100℃〜60″Cの温度範囲内
で進行させることが好ましい。
上記反応により得られた生成物に、公知の分離操作、例
えば、カラムクロマトグラフィーや再結晶等の方法を行
なうことで本発明のピラジン誘導体を単離、精製するこ
とができる。
本発明のピラジン誘導体は、他の液晶性化合物または、
非液晶性化合物と混合して液晶性組成物として用いるこ
とができる0本発明のピラジン誘導体は、他の液晶性化
合物と混合した場合に、その電圧・透過率特性を急峻に
することが可能なため、特に、時分割駆動用の液晶性組
成物の成分として有用である。
本発明のピラジン誘導体と混合して使用することができ
る液晶性化合物の例としては1次の化合物を挙げること
ができる。
p−(トランス−4−フルキルンクロヘキシル)ベンン
ニトリル、 トランス−4−フルキル−1−(p−アルコキシフェニ
ル)シクロヘキサン。
4−フルキル−4′−シアノビフェニル、トランス−5
−フルキル−2−(p−シアノフェニル)−1,3−ジ
オキサン、 トランス−5−フルキル−2−(p−アルコキシフェニ
ル)−1,3−ジオキサン。
5−フルキル−2−(p−シアノフェニル)ピリミジン
、 5−フルキル−2−(p−アルコキシフェニル)ピリミ
ジン、 4− (トランス−4−フルキルシクロヘキシル)4′
−シアノビフェニル、 4− ()ランス−4−アルキルノクロヘキシル) −
4°−(トランス−4−フルキルシクロヘキシル)ビフ
ェニル、 p−アルコキンフェニル;トランス−4−フルキルシク
ロヘキサンカルボキンラード。
p−フルコキシフェニル=4−フルキルベンンアート、 p−シアノフェニル=4−フルキルヘンゾアー2−フル
キル−5−(p−シアノフェニル)ピラジン。
2−フルコキシー5− (p−フルキルフェニル)ピラ
ジン、および 2−シアノ−5−(p〜アルキルフェニル)ピラジ/ 上記液晶性組成物の調製は従来利用されている技術に従
って実施することができる。
本発明のピラジン誘導体を他の液晶性化合物と混合し、
液晶性組成物とする場合は、該ピラジン誘導体を液晶性
m酸物の全!i量に対して1%〜70% 好ましくは5
96〜50%含有させて用いることがよい、1%以下で
は、本発明のピラジン誘導体を含ませたことにより生じ
る効果が不充分となり、また70%以上では液晶性組成
物の粘度が増大するため好ましくない。
次に本発明の実施例を示す。
[実施例1] 2−(n−ペンチル)−5−(4−n−ブトキシフェニ
ル)ピラジンの製造 2−クロロ−5−(4−n−ブトキシフェニル)ピラジ
ン3.50g(13,3ミリモル)をTHF50m見に
溶解し、臭化テトラ−n−ブチルアンモニウム2.14
g(6,7ミリモル)ヲ加えて一35℃で撹拌しながら
、グリニア試薬〔マグネシウム0.90g(37ミリモ
ル〕、■−ブロモペンタノ5.62g (37ミリモル
)とTHF50mlから調製したコを15分間かけて滴
下した。ついで、−40″Cで塩化第二鉄0゜07g(
0,43ミリモル)を加えて、−30〜=40℃で15
分間反応させた。ついで水300m1を加え、ヘキサン
で抽出(150m1X3回)した、有機層を水洗(30
0miX2回)したのち、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。溶媒を除去して得られた残渣(ガスクロマド分析
の結果、残液中に目的物である2−(n−ペンチル)−
5−(4−n−ブトキシフェニル)ピラジンが87%生
成していた)をシリカゲルクロー2トゲラフイー(ul
JM液:n−ヘキサン/エチルエーテル)による分離操
作にかけ黄色結晶を得た。この結晶をメタノール/水を
溶媒として用いて再結晶させて、2−(n−ペンチル)
−5−(4−n−ブトキシフェニル)ピラジンの白色結
晶2.23gを得た。
この再結晶物を分析したところ、融点は61゜5〜62
.5℃、 NI (ネマティ7り相・等方性液体相転移
温度)は61〜60.5℃、NS(ネマティック相−ス
メクティック相転移温度)は53〜52.5℃を示した
またrRスペクトル(KB r)を測定したところ、2
950.2925.11355.1600.1475.
1240.1170.1020および825cm−’に
ピークを有するスペクトルが得られた。
[実施例2] 臭化テトラ−n−ブチルアンモニウムを加えない以外は
、″A施流側と同じ操作を行ない、−20℃で反応を進
行させた。15分後に得られた析出物にガスクロマド分
析を行なったところ、目的物である2−(n−ペンチル
)−5−(4−n−ブトキシフェニル)ピラジンが65
%と還元物が10%が生成していた。
〔実施例3〕 塩化第二鉄を加えない以外は、実施例1と同じ操作を行
ない、15℃で反応を進行させた。5時間後に得られた
析出物にガスクロマド分析を行なったところ、目的物で
ある2 −(n−ペンチル)〜5−(4−n−ブトキシ
フェニル)ピラジンが40%と上記実施例2に記載の還
元物が28%生成していた。
[比較例1] 臭化テトラ−n−ブチルアンモニウムおよび塩化第二鉄
を加えない以外は、実施例1と同じ操作を行なったとこ
ろ、10℃以トでは1時間後において、はとんど反応は
進行していなかった。また20℃で反応を進行させたと
ころ3時間後に、目的物である2−(n−ペンチル)−
5−(4−n−ブトキシフェニル)ピラジンが36%、
上記実施例2に記載の還元物が35%生成していた。
[実施例4] 2−(n−ヘキシル)−5−(4−ブロモフェニル)ピ
ラジンの製造 2−クロロ−5−(4−ブロモフェニル)ピラジン33
.7g(125ミリモル)をTHF700mAに溶かし
、臭化テトラ−n−ブチルアンモニウム12.11g(
37,6ミリモル)を加え、−40℃で攪拌しながらグ
リニア試薬[1−ブロモヘキサン51.6g(312ミ
リモル)、マグネシウム7.60g(313ミリモル)
およびTHF300mjLから調製した]を滴下した後
、−42℃で11!化第−鉄り、6g(10ミリモル)
を少しずつ加え、さらに25分間、−40℃〜−35℃
で反応を続けた。ついで水300m1を加えて、ヘキサ
ンで抽出(150mJLX3回)した、有機層を水洗(
300miXZ回)したのち、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。溶媒を除去して得られた析出物をシリカゲル
クロマトグラフィー(展開液:n−ヘキサン/エチルエ
ーテル)による分離操作にかけて結晶38.4gを得た
。この結晶を、n−ヘキサンを溶媒として用いて再結晶
させ、2−(n−ヘキシル)−5−(4−ブロモフェニ
ル)ピラジンの結晶を得た。
この再結晶物を分析したところ、融点81〜83℃を示
した。
またIRスペクトル(KB r)を測定したところ、2
910.2850.1465.1150゜1015.1
000.820cm”’にピークを有するスペクトルが
得られた。
このようにして得られた2−(n−ヘキシル)−5−(
4−ブロモフェニル)ピラジン誘導体の方法に従って、
CuCNと反応させたところ、2−(n−ヘキシル)−
5−(4−シアノフェニル)ピラジンが生成した。
〔実施例5] 2−(n−ペンチル)−5−(4−n−ヘプト4’/フ
エニル)ピラジンの製造 5−(4−n−へブトキシフェニル)ピラジン−2−イ
ル士P−)ルエンスルホナート9.6g(21,8ミリ
モル)をTHFloomJLに溶解し、臭化テトラ−n
−ブチルアンモニウム2.0g (6,2ミリモル)を
加えた。ついで、−15℃で攪拌しながら、グリニア試
薬(Mg2.05g(84,4ミリモル)、1−ブロモ
ペンタン12.71g(84,2ミリモル)およびTH
FloomMから調製した]を加え、さらに−15℃で
塩化第二鉄0.20g(0,12ミリモル)を加えて一
5〜5℃で、15分間反応させた。実施例1と同様に処
理をして、2−(4−n−へブトキシフェニル)−5−
n−ペンチルピラジンの白色結晶3.52.を得た。こ
の結晶物を分析したところ、融点は61〜62℃、SI
は71℃を示した。
[実施例6] 実施例1または実施例5と同様な方法により、第1表に
示した様々な本発明のピラジン誘導体を合成した。なお
第1表に分析結果として、各ピラジン誘導体の融点およ
び透明点を併記する。
第1表において R1およびR2は1本発明のピラジン
誘導体を示す一般式(I) におけるRLおよびR2である。また、NIはネマティ
ック相・等方性液体相転移温度、NSはネマティック相
・スメクティック相転移温度。
SIは、スメクティック相・等方性液体相転移温度であ
る。
すt−+、If!f 記実流側1 (R1=C5H,、
、RZ =CCa H9)および実施例5(R”++=
C5Hu、R2=CC7Hts)で得られた化合物につ
いても併せて記す。
以下余白 第1表 RI    RZ     融点℃  透明点℃Ca 
R70Ca Hs  57.0〜58.5  N I 
54.ON S 4G、0 CsH+t  0CAH981,4+”82.5 8I
61.ON  S 53.0 C3H70CyH,s 57.ON58.5 5I85
.0CsHu  0CyH,s 81.0NB2.OS
I?1.0C7HLI  OCyHw  51.0〜8
0.O5I75.0C6Ht、0CrH,78,0〜?
9.5 5I74.5C5Hu  0CaH+y  a
s、s〜51.OS I 75.50sH130CaH
+y  57.5〜59.OS I 75.0C,Hl
、  C,H,、41,0−42,5−CIOH21C
zHr   81.(1〜83.0  −C,H,C7
H,3B、、0〜37.5  S I 31.5CyH
v、CyHm   51.0〜52.5 5I51.0
〔実施例7] 4− ()う/スー4−プロピルシクロヘキシル)−ベ
ンツニトリル     24重量%4− ()ランス−
4−ペンチルシクロヘキシル)−ベンゾニトリル   
  36重量%4−(トランス−4−ヘプチルシクロヘ
キシル)−ベンゾニトリル     25431%4−
シアノ−4°−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシ
ル)−ビフェニル 15iJi%を混合し、液晶性組成
物(!i明点、71.5°C)を製造した。これをセル
厚84mのTNセルに封入した。30℃のにおける、し
きい電圧は1.7LV、飽和電圧ft 2 、40 V
 テアッf、 、 コの液晶性組成物85重量%に実施
例1で得た化合物15重量%を混合して、本発明の液晶
性組成物を製造した。この液晶性組成物の透明点は64
℃を示した。前記混合物と同様に、TNセルに封入した
ところ、しきい電圧は1.72V、飽和電圧は2.33
Vであった。すなわち、本発明の化合物を添加すること
によって、電圧・透過率特性の急峻性(f11和電圧/
しきい電圧)が1.40から1.35に向上した。
[比較例2] 実施例7と同様に。
4−(トランス−4−プロピルシクロヘキシル)−ベン
ゾニトリル     24℃量%4− (トランス−4
−ペンチルシクロヘキシル)−ベンゾニトリル    
 36重量%4− ()ランス−4−ヘプチルシクロヘ
キシル)−ベンゾニトリル     25重量%4−シ
アノ−4°−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシル
)−ビフェニル 15311%からなる液晶性組成物を
調製した。この組成物に、2−(4−メトキシフェニル
)−5−(4−n−プロピルフェニル)ピラジン を加えたところ、上記液晶性組成物に対して1重礒比で
5%程度しか溶けなかった。
また、上記液晶性組成物に2−(4−メトキソフェニル
)−5−(4−シアノフェニル)ピラジン を加えたところ、上記液晶性組成物に対して溶けた量は
、重量比で5%以下であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、R^1は、炭素数1〜12の脂肪族アルキル基
    を表わし、そしてR^2は、炭素数1〜10の脂肪族ア
    ルキルもしくはアルコキシ基または臭素原子を表わす]
    で表わされるピラジン誘導体。 2、一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [式中、Xは、ハロゲン原子又はArSO_2O(Ar
    は、アリール基を表わす)を表わし、そしてR^2は、
    炭素数1〜10の脂肪族アルキルもしくはアルコキシ基
    または臭素原子を表わす]で表わされるピラジン誘導体
    を、遷移金属のハロゲン化物および/または四級アンモ
    ニウム塩の存在下に、一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼(III) [式中、R^1は、炭素数1〜12の脂肪族アルキル基
    を表わし、そしてYは、ハロゲン原子を表わす]で表わ
    されるグリニア試薬と反応させることを特徴とする一般
    式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、R^1は、炭素数1〜12の脂肪族アルキル基
    を表わし、そしてR^2は、炭素数1〜10の脂肪族ア
    ルキルもしくはアルコキシ基または臭素原子を表わす]
    で表わされるピラジン誘導体の製造方法。 3、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、R^1は、炭素数1〜12の脂肪族アルキル基
    を表わし、そしてR^2は、炭素数1〜10の脂肪族ア
    ルキルもしくはアルコキシ基または臭素原子を表わす]
    で表わされるピラジン誘導体を少なくとも一種含有する
    ことを特徴とする液晶性組成物。 4、上記ピラジン誘導体を少なくとも一種、1乃至70
    重量%含有することを特徴とする特許請求の範囲第3項
    記載の液晶性組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1989004308A1 (en) * 1987-11-12 1989-05-18 Terumo Kabushiki Kaisha Pyrazine derivatives and medicinal preparation containing same
US5562859A (en) * 1991-08-17 1996-10-08 Hoechst Aktiengesellschaft 2-fluoropyrazines process for their preparation, and their use in liquid-crystalline mixtures

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