JPS61124856A - 湿度検出用素子 - Google Patents

湿度検出用素子

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JPS61124856A
JPS61124856A JP24611684A JP24611684A JPS61124856A JP S61124856 A JPS61124856 A JP S61124856A JP 24611684 A JP24611684 A JP 24611684A JP 24611684 A JP24611684 A JP 24611684A JP S61124856 A JPS61124856 A JP S61124856A
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peltier
temperature
substrate
metal
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育夫 西本
Shiyouji Jiyouunten
昭司 上運天
Takao Kuroiwa
黒岩 孝朗
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    • G01N25/66Investigating or analyzing materials by the use of thermal means by investigating moisture content by investigating dew-point
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、雰囲気中の湿度を露点温度により測定するい
わゆる露点湿度針のための湿度検出用素子に関するもの
である。
〔従来の技術〕
雰囲気中の湿度を検出するための湿度計として、セラミ
ックあるいは高分子等の吸湿体によるものが既に知られ
ている。かかる湿度計は、吸湿体の抵抗値あるいはキャ
パシタンス値が雰囲気中の湿度に応じて変化することを
利用するものである。
ところが、このような構成の湿度計は極めて単純なる構
成であるという特徴を有するものの、使用中に雰囲気の
汚染物が吸湿体に付着するため、吸湿体の物性の変化が
生じ、長期的な安定性が欠けるという欠点があった。そ
のため、使用環境によっては、1〜2ケ月で出力値誤差
が無視できない程度に達することも少なくない。
これに対して、露点湿度計はこのような問題点の無い湿
度計として良く知られており、具体的なには次のような
構成になっている。
すなわち、ペルチェ冷却器等から成る冷却部の表面を鏡
面とし、この鏡面に水滴が生じることで鏡面の曇りを光
の反射率の変化として検出し、鏡面の曇りが生じたとき
の冷却部温度すなわち露点温度を検出するものである。
露点温度が判れば、ある温度における飽和水蒸気圧が一
義的に定まることから、当該雰囲気の水蒸気圧すなわち
絶対湿度を知ることができる。なお、相対湿度を知りた
い場合には、さらに雰囲気の温度を検出すれば算出でき
るものである。
この露点湿度計は、水分子の結露現象という純粋に水の
温度に対する相変化を利用したものであり、センサ要素
の湿度に対する物理的性質の変化を利用するものではな
いので、長期的な使用や汚染物質の多い雰囲気での使用
に対しても計測出力の狂いが生じ難い。
近年、オランダのデルフト工科大学が、ペルチェ効果を
利用する露点湿度計において水滴検出センサと温度セン
サを集積化した素子を用いるという研究を発表し注目を
集めている。発表文献は、P、P、L、REGTIEN
、5olid−state humidity 5en
sors。
5ensors and Actuators、2(1
981/82)85−95.である。
この露点湿度計は、表面に温度センサが形成されている
シリコン基板上に互いに対向する櫛型電極から成る水滴
検出センサを設け、温度センサと水滴検出センサとを一
体化した素子とし、さらにこの素子をペルチェ冷却器の
上に配置することでペルチェ効果の冷却により雰囲気中
の水分の水滴生成を検出するとともに、水滴生成時の温
度を測定するものである。
すなわち、水滴の生成により対向する櫛型電極間の電気
容量が急激に変化するので、この容量が急激に変化する
点すなわち露点が維持されるようにペルチェ冷却器の冷
却作用を制御するとともに、この露点状態における露点
温度をシリコン基板に形成された温度センサをもって検
出するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この露点湿度計は、IC技術により、水滴検出センサと
温度センサとを同一基板上に集積した素子を使用した点
が新規であるが、さらに素子全体を冷却するためのペル
チェ冷却器が必要であり、素子全体を冷却するためには
大きな動作電流が必要で、冷却器の消費電力も大きい。
また、冷却器の発する熱を効率的に逃がさなければなら
ず、冷却器を含めた全体のセンサ部の設計上の制約が多
い。そのため、かかる露点湿度計は広く手軽に利用する
湿度計としては適さない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の湿度検出用素子は、上記問題点に鑑みてなされ
たものであり、冷却部を湿度検出用素子の中央部に集中
させたペルチェ冷却手段と、感温部を冷却部近傍に設け
た冷却温度検出手段と、冷却部の上部に付着する水滴を
検出する水滴検出手段とを中央部が除去されている基板
上に形成したものである。
〔作用〕
基板が除去されている湿度検出用素子の中央部にペルチ
ェ冷却手段の冷却部を集中させたので、この冷却部が熱
的に絶縁され、微弱な電流で局部冷却が可能となり、冷
却温度検出手段および水滴検出手段の出力から雰囲気の
湿度を測定できる。
〔実施例〕
以下、実施例と共に本発明を製造工程にしたがって詳細
に説明する。
第1図は本発明の一実施例の製造途中における斜視図で
ある。
基板20はステンレス鋼等の金属あるいは単結晶シリコ
ンウェファ等の材料から成る。この基板20の上に、ま
ず絶縁層22として耐湿性の良好な窒化シリコン(Si
zN+)膜をプラズマCVD装置により6000人程度
0厚さに生成する。
次に、第1のペルチェ金属24.第1の熱電対金属28
.および測温抵抗体32となる厚さ2μのP型のテルル
鉛(PbTe)の薄膜を上記絶縁層22の上に蒸着によ
り生成する。
そして、耳側技術により、このP型のテルル鉛の薄膜を
第1図に示す第1のペルチェ金属24゜第1の熱電対金
属28および測温抵抗体32の、パターンと成るように
選択的にエツチングする。
すなわち、第1のペルチェ金属24は絶縁層22表面の
周辺部から中心部に延びる帯状のパターンを所定の間隔
で複数配列したものであり、また、第1の熱電対金属2
8は第1のペルチェ金属24と同じく周辺部から中心部
に延びる帯状のパターンである。
さらに、測温抵抗体32は第1のペルチェ金属24およ
び第1の熱電対金属28を囲うように絶縁層22表面の
周辺部にパターニングされている。
なお、この測温抵抗体32は室温検出手段として機能す
るものである。
次に、上記のように第1のペルチェ金属24等がパター
ニングされた表面上に絶縁層22としての窒化シリコン
膜をプラズマCVD装置により3000人程度0厚さに
生成する。
しかる後、耳側技術によりこの窒化シリコン膜を選択的
にエツチングすることで、第1のペルチェ金属24と後
に形成される第2のペルチェ金属25との接合部のため
のコンタクトホール、および第1の熱電対金属28と後
に形成される第2の熱電対金属29との接合部のための
コンタクトホールを生成する。これらのコンタクトホー
ルは、第1のペルチェ金属24および第1の熱電対金属
28の端部に形成される。
ついで、第2のペルチェ金属25および第2の熱電対金
属29となる厚さ2μ程度のn型のテルル鉛の薄膜をコ
ンタクトホールを含む絶縁層22上全面に蒸着により生
成する。
その後、耳側技術により第1図に示す第2のペルチェ金
属25および第2の熱電対金属29のパターンとなるよ
うに選択的にエツチングする。
すなわち、第2のペルチェ金属25は第1のペルチェ金
属24の中央部側端部(この上部には上記コンタクトホ
ールが形成されている)と、この第1のペルチェ金属2
4と隣接する別の第1のペルチェ金属24の周辺部側端
部(この上部にもコンタクトホールが形成されている)
とを接続するように帯状にパターニングされる。
ただし、複数ある第2のペルチェ金属25のうチノ一つ
は、一端のみが第1のペルチェ金属24と接合されるも
ので、その他端は後述するペルチェ冷却手段の一方の電
極部となる。また、複数ある第1のペルチェ金属24の
うちの一つも、一端のみが第2のペルチェ金属25と接
合されており、その他端がペルチェ冷却手段の他方の電
極部となる。
このパターニングにより、第1のペルチェ金属24と第
2のペルチェ金属25とが交互に連続的に接続され、電
気的に一体化されて、ペルチェ冷却手段を構成する。
すなわち、第1のペルチェ金属24と第2のペルチェ金
属25との接合部のうち、基板20の中心部にあるもの
を第1の接合部群26とし、周辺部にあるものを第2の
接合部群27とすると、所定の方向に電流を流すことに
より第1の接合部群26に吸熱作用が生じ、第2の接合
部群27に発熱作用が生じる。この吸熱作用を利用して
、第1の接合部群26が集中している素子中央部を冷却
することができるのである。
第2の熱電対金属29はコンタクトホールが形成された
第1の熱電対金属28の中央部側端部から第1の熱電対
金属28と平行に周辺部まで延びる帯状のパターンとす
る。第1の熱電対金属28と第2の熱電対金属29との
接合部が感温部30となり、両金属の他端部が冷却温度
検出手段としての熱電対の電極部となる。
続いて、ペルチェ冷却手段、室温検出手段および冷却温
度検出手段を覆うように、再び絶縁層22となる窒化シ
リコン膜をプラズマCVD装置により6000人程度0
厚さに生成し、耳側技術により窒化シリコン膜を選択的
にエツチングすることで、ペルチェ冷却手段、冷却温度
検出手段および室温検出手段の各電極部にコンタクトホ
ールを形成する。
その後、アルミニウム等の厚さ1μ程度の金属薄膜を、
絶縁層22上にコンタクトホールを含む全面にわたって
蒸着により生成し、耳側技術によりこの金属の薄膜を選
択的にエツチングして第2図の斜視図に示すようなペル
チェ冷却手段のパッド34a、34b、冷却温度検出手
段のパッド35a、35b、室温検出手段のパッド36
a、36bおよび水滴検出手段33をパターニングする
水滴検出手段33は、第2図の斜視図から判るように、
素子中央部において2つの櫛型の電極33a、33bを
互いに噛み合うように対向させた平板状のコンデンサを
構成している。
次に、素子の表裏両面に窒化シリコン膜をプラズマCV
D装置により6000人程度0厚さに生成する。これは
、窒化シリコンが極めて安定した材料であるために保護
膜として使うためである。
そして、与剤技術を使い、基板20の裏側の中央部の窒
化シリコン膜をプラズマエツチングにより選択的に除去
して開口を形成し、さらに、この開口を通して基板20
を絶縁層22までエツチング除去する。第3図はこのと
きの状態を示す断面図であり、基板20の裏面からのエ
ツチングにより凹部21が基板20の中央部に形成され
ていることが判る。
最終工程として、第4図の概略斜視図に示すように、素
子表面の窒化シリコン膜のうちの凹部21の周辺部の一
部を与剤技術により選択的にエツチングすることで、素
子表面と凹部21とを連通ずる貫通孔23を形成すると
共に、電極33a。
33b、−,36a、36bにおける外部回路との接続
のためのポンディングパッド開口部を形成する。なお、
この貫通孔23は、凹部21内の空気と絶縁層22の上
面に接する大気との圧力差を無くすために形成されるも
のである。その後は基板をグイシングし、各々のチップ
に切り出し、所定のパッケージを行なう。
以上の工程を経て、本実施例の湿度検出用素子が造られ
る。
なお、凹部21を基板20の裏面からのエツチングによ
り形成したが、第5図および第6図の斜視図に示すよう
にシリコン基板の異方性エツチングにより実現されるマ
イクロブリ7ヂ構造を適用することも可能である。
また、第1のペルチェ金[24,第2のペルチェ金属2
5のパターンは、冷却部である第1の接合部群26が所
定の場所に集中できるものであれば、実施例のパターン
に限られるものではないことは言うまでもない。
また、本実施例ではペルチェ冷却手段2は第1のペルチ
ェ金属24と第2のペルチェ金属25とを交互に接続し
て1組の直列回路を構成しているが、少なくとの1組の
直列回路が形成されていればよく、2組以上の直列回路
を並列接続したものでも構わない。
さらに、第1のペルチェ金属24と第2のペルチェ金属
25との接合部が、使用する金属によってはオーミック
接合とならずに半導体接合(例えばショットキ接合等)
となる場合があるが、そのような場合には、ニッケル等
温3の金属を介して電気的接合をとれば冷却部における
ジュール熱の発生を抑えることができ、冷却能力の低下
を防止できる。
さらに、第1の熱電対金属28および第2の熱電対金属
29の材料は、本実施例の如くそれぞれ第1のペルチェ
金属24および第2のペルチェ金属25と同一の材料を
使うことが製造の容易性等から現実的であるが、これに
限られるものではない。
また、室温検出手段である測温抵抗体32は、後述する
ように、絶対湿度を測定する場合には不要な要素である
。そして相対湿度を測定する場合にあっても、別途室温
検出計を用いることが可能であるので、湿度検出用素子
上に必ずしも一体形成する必要はない。
なお、室温検出手段を湿度検出用素子に一体形成する他
の例としては、シリコン単結晶のウェファにダイオード
を集積したものを基板として使用し、このダイオードの
順方向電圧の温度依存性を利用するもの等がある。
また、冷却温度検出手段は必ずしも熱電対で構成しなく
てもよく、例えば測温抵抗体等で構成することも可能で
ある。
つぎに、本実施例の湿度検出用素子を実際に露点湿度計
として用いる場合の回路構成を第7図のブロック図に基
づいて説明する。
一点鎖線で囲まれた部分が湿度検出用素子1であり、ペ
ルチェ冷却手段2.水滴検出手段3.冷却温度検出手段
4.室温検出手段5を含む。
電流発生回路6はペルチェ冷却手段2に必要な電流を供
給する回路であり、ペルチェ冷却手段2の冷却能力を決
定する回路である。
水滴検出回路7は、直接的には水滴検出手段3のインピ
ーダンス化を検出する回路でありζこの変化を検出して
水滴の有無を判断する。すなわち、水滴検出手段3を構
成するコンデンサの容量が水滴の付着により大きく変化
することを利用して水滴の有無を検出するものである。
温度差検出回路8は、冷却温度検出手段4としての熱電
対がペルチェ冷却手段2における冷却部と室温との差に
基づいて発生する起電力を検出し、この起電力から冷却
部と室温との温度差を検出する回路である。
室温検出回路9は、室温検出手段5としての測温抵抗体
32に接続され、測温抵抗体32の抵抗変化から室内温
度Taを検出する機能を有する。
マイクロコンピュータ10は、電流発生回路6゜水滴検
出回路7.温度差検出回路8.室温検出回路9とバス1
2を介して接続され、水滴検出回路7により検出される
水滴の有無に応じて電流発生回路6を制御するとともに
、温度差検出回路8によって検出される温度差ΔTと室
温検出回路9によって検出される室内温度Taを使って
演算により絶対湿度と相対湿度を求める機能を有する。
インターフェース11はマイクロコンピュータ10に接
続され、マイクロコンピュータ10からの露点温度、絶
対湿度、相対湿度等に関する情報を図示しない外部機器
に送る機能を有する。
次に、このように構成された露点湿度計の動作について
、第8図に示すマイクロコンピュータ10が実行するフ
ローチャートにしたがって説明する。
まず、マイクロコンピュータ10は電流発生回路6に最
大電流をペルチェ冷却手段2に流すように指示する(ス
テップ101)。
ペルチェ冷却手段2に電流が流れると接合部群26.2
7においてベルチェ効果が生じる。すなわち、第1の接
合部群26では吸熱作用、第2の接合部群27では発熱
作用が生じる。
第1の接合部群26は湿度検出用素子1の中央部に集中
しており、表裏両面が空気中に露出する薄膜層内に形成
されているため、熱的に絶縁された状態となっている。
したがって、第1の接合部群26の近傍すなわち冷却部
の冷却は極めて微少の電流にて実現できることになる。
一方、第2の接合部群27は湿度検出用素子1の周辺部
に分散しており、基板20に密着した薄膜層内に形成さ
れているため、その発熱は直ちに基板20内に伝達され
る。したがって、第2の接合部群27の近傍での温度上
昇は殆どなく、第1の接合部群26の冷却作用に対して
全くその影響を与えることはない。
したがって、湿度検出用素子1の中央部に位置する冷却
部は露点温度以下に速やかに冷却されることになり、こ
の冷却部の上に形成されている水滴検出手段3のさらに
その上の絶縁層22上に結露現象が現れ、水滴が付着す
る。
水滴検出手段3は前述したように、対向する互いに分離
した2本の電極33a、33bからなることから、絶縁
層22上に水滴が付着すると、誘電率が増加し、電Ft
433a、33b間のインピーダンスが急激に低下する
ことになる。
水滴検出回路7はこの水滴検出手段3のインピーダンス
の変化を検出し、マイクロコンピュータ10ば水滴検出
回路7の出力から水滴の有無を知る(ステップ102)
水滴検出回路7としては、例えば、一定周期のの発振パ
ルスで水滴検出手段3を励起し、この水滴検出手段3の
インピーダンス値を積分回路で対応する電圧値に変換し
、この電圧値を所定のレベルと比較するコンパレータを
もって水滴付着の有無を検出するといった構成が考えら
れる。
最大電流をもってペルチェ冷却手段2の冷却部を冷却す
ることで所定時間内に水滴が付着し、水滴検出回路7が
これを検出するとマイクロコンピュータ10は冷却電流
を8%減少させる(ステップ105)。なお、このとき
、所定時間経過しても水滴が付着しない場合には、雰囲
気の状態が測定レンジ範囲外にあるので、その旨の表示
信号を出力する(ステップ103.104)。
冷却電流を8%減少させた後、所定時間経過した時点で
、再び水滴の有無を判断する(ステップ106)。冷却
電流の減少によっても水滴検出回路7が水滴有りの信号
を出し続けているときは、マイクロコンピュータ10は
さらに冷却電流をN%減少させ(ステ・ノブ105)、
このような循環を経ることでペルチェ冷却手段2の冷却
能力を徐々に減少させる。
ペルチェ冷却手段2の冷却能力の減少により水滴が付着
しなくなり、さらに蒸発により水滴が消失し始める。
水滴検出回路7が水滴の消失を検出すると、今度は逆に
冷却電流をM(<N)%増加し冷却能力を増すことで水
滴の付着し始める露点温度に戻すことになる(ステップ
107)。
水滴検出回路7が水滴の付着を検出すると(ステップ1
08)、マイクロコンピュータ10は冷却温度検出手段
4が検出する冷却部と室温との温度差ΔTおよび室温検
出手段5が検出する室内温度Taを、それぞれ温度差検
出回路8および室温検出回路9を介して読み取る(ステ
ップ110゜111)。
なお、冷却電流をM%増加させていく循環(ステップ1
07,108,109)で、冷却電流が最大となってし
まった場合には、雰囲気の状態が測定レンジ範囲外にあ
ることを意味し、その旨の表示信号を出力する(ステッ
プ104)。
冷却温度検出手段4は前述したように感温部30を素子
1のほぼ中央に配置する熱電対28.29からなり、こ
の熱電対28.29の他端は素子1の周辺部すなわち凹
部21でない基板20上に配置されることから、この温
度差ΔTは室温状態にある基板20の温度値とペルチェ
冷却手段の冷却部の温度値との差分値である。
室温検出手段5ば前述したように測温抵抗体32からな
り、室温変化に伴う抵抗値の変化を微少電流を流して電
圧値に変換することで室温値を検出する。
マイクロコンピュータ10は温度差ΔTと室内温度Ta
を読み込むと、 Td=Ta−ΔT を求める(ステップ112)。このTdがペルチェ冷却
手段2の冷却部の露点温度である。
マイクロコンピュータ10内の図示しないROMには、
第9図に示す公知の雰囲気温度と飽和水蒸気圧力との関
係のグラフが関数近似によりテーブル化されている。し
たがって、室内温度Taと露点温度Tdが求まるとマイ
クロコンピュータ10はこのテーブルをを使って室内温
度Ta(!:露点温度Tdにおける飽和水蒸気圧力Pa
、Pdを求めることができる。
絶対湿度はこの飽和水蒸気圧力Pdで定義され、相対湿
度はP d / P aで定義されることから演算によ
り湿度値がすべて求まることになる(ステップ113)
マイクロコンピュータ10は使用者の要求に応じ、イン
ターフェース11を介して露点温度Td。
絶対湿度Pd、相対湿度P d / P aを外部機器
に出力する(ステップ114)。
以上のフローチャートのステップにおいて、冷却電流を
最大値から徐々にN%毎減少させ、結露現象が消失して
から逆に冷却電流を徐々にM%増加させて露点を実現す
る方法を示した。そして、Nの値をMの値より大きく設
定することで大凡の露点温度を見つけ、それから細か(
正確な露点温度を見つけ出すことで応答性を高めようと
したものであるが、初めから冷却電流を最大値からゆっ
っくりと減少させ、結露現象の生じた時点での温度デー
タをもって露点温度してもよい。さらに、冷却電流を最
小値から増加させたり、デユーティ比で実効的に変える
ものでも構わない。
また、上記実施例では、水滴検出手段として互いに対向
する二つの電極33を用いたが、水滴の付着によってそ
の特性が急激に変化する感湿素子たとえばZn5(PO
*)tやZnt(PO4)zとLiPO4を用いてもよ
い。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の湿度検出用素子によれば
、冷却部を湿度検出用素子の中央部に集中させたペルチ
ェ冷却手段と感温部を冷却部近傍に設けた冷却温度検出
手段と冷却部の上部に付着する水滴を検出する水滴検出
手段とを中央部が除去されている基板上に集積したので
、冷却部が熱的に絶縁され微弱な電流で急速に必要部分
のみを局部冷却でき、冷却温度検出手段および水滴検出
手段の出力からきわめて早い応答速度で雰囲気の湿度を
測定できる。
また、素子の局部のみが冷却されるので、冷却される空
気も局部となり被計測空気を熱的に乱すことが少なくな
るので狭い空間での湿度計測が可能である。さらに、素
子の局部のみが冷却されるということは、素子の他の部
分は冷却されずに室温に保持されていることを意味し、
したがって、室温センサを素子上に必要に応じて集積化
することができる。
さらに、一般のICと同様に1度に多量の生産が可能で
あるので、湿度検出に必要なすべての検出機能を具備す
るにもかかわらず非常に安価となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はいずれも本発明の一実施例の製造
途中における斜視図、第3図は本発明の一実施例の製造
途中における断面図、第4図は本発明の一実施例を示す
概略断面図、第5図および第6図は基板の凹部の他の形
成方法を示す斜視図、第7図は本実施例の湿度検出用素
子を実際に露点湿度計として用いた場合のブロック図、
第8図はマイクロコンピュータの動作を示すフローチャ
ート、第9図は雰囲気温度と飽和水蒸気圧力との関係を
示すグラフである。 1・・・湿度検出用素子、2・・・ペルチェ冷却手段、
3,33・・・水滴検出手段、4・・・冷却温度検出手
段、5・・・室温検出手段、24・・・第1のペルチェ
金属、25・・・第2のペルチェ金属、26・・・第1
の接合部群、30・・・感温部。 特許出願人 山武ハネウェル株式会社 代 理 人 山川 政権(ほか2名) 第3図 z4)    21 第5図      第6図 第8図 第9図 手続補正書(方式) 1、事件の表示 昭Fil 5917’、  #  許 願第24611
6号2、発明の名称 湿度検出用素子 3、 ?+li正をする者 事f’トとの関係    特   許  出願人名称(
氏名’)(666)  山武ハネウェル株式会社5・n
 iE Q+の口(リ  昭和 60年°3 月 26
日實幾−−i−t :、  1  。 6、hli+l:の対象 (1)  明細書の発明の詳細な説明の欄l+1\、 明細書3頁17行ないし18行のrP、P、L、REG
T[EN、5olid−state hu@1dity
 !en30rsl 5ensors and AcL
uators、2(1981/82)85−95.Jを
「ビー、ピー。 エル、レグティーン、ソリッドステート ヒユー(アイ
ティ センサーズ、センサーズ アンドアクチェエータ
ーズ(P、P、L、REGTIEN、Solid−st
atehumidity 5ensors+ 5ens
ors and Actuators、2(1981/
82)85−95.) Jに補正する。 以    上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 複数の第1の金属パターンと第2の金属パターンとを交
    互に配列し第1の金属パターンの端部と第2の金属パタ
    ーンの端部とを順次接続しこの接続部を一つおきに前記
    基板の中央部と周辺部に配列したペルチェ冷却手段と、
    前記基板の中心部にある前記ペルチェ冷却手段の一方の
    接合部群の近傍に感温部を配置せしめた冷却温度検出手
    段とを絶縁層を介して形成し、前記一方の接合部群の近
    傍に重ねて水滴検出手段を絶縁層を介して形成し、前記
    基板の中央部を除去したことを特徴とする湿度検出用素
    子。
JP24611684A 1984-11-22 1984-11-22 湿度検出用素子 Granted JPS61124856A (ja)

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JPH0374943B2 JPH0374943B2 (ja) 1991-11-28

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