JPS61124861A - 湿度検出用素子 - Google Patents

湿度検出用素子

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JPS61124861A
JPS61124861A JP24612184A JP24612184A JPS61124861A JP S61124861 A JPS61124861 A JP S61124861A JP 24612184 A JP24612184 A JP 24612184A JP 24612184 A JP24612184 A JP 24612184A JP S61124861 A JPS61124861 A JP S61124861A
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JP
Japan
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peltier
metal
substrate
cooling
temperature
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JP24612184A
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English (en)
Inventor
Ikuo Nishimoto
育夫 西本
Shiyouji Jiyouunten
昭司 上運天
Takao Kuroiwa
黒岩 孝朗
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Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N25/00Investigating or analyzing materials by the use of thermal means
    • G01N25/56Investigating or analyzing materials by the use of thermal means by investigating moisture content
    • G01N25/66Investigating or analyzing materials by the use of thermal means by investigating moisture content by investigating dew-point
    • G01N25/68Investigating or analyzing materials by the use of thermal means by investigating moisture content by investigating dew-point by varying the temperature of a condensing surface

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  • Pathology (AREA)
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、雰囲気中の湿度を露点温度により測定するい
わゆる露点湿度計のための湿度検出用素子に関するもの
である。
〔従来の技術〕
雰囲気中の湿度を検出するための湿度計として、セラミ
ックあるいは高分子等の吸湿体によるものが既に知られ
ている。かかる湿度計は、吸湿体の抵抗値あるいはキャ
パシタンス値が雰囲気中の湿度に応じて変化することを
利用するものである。
ところが、このような構成の湿度計は極めて単純なる構
成であるという特徴を有するものの、使用中に雰囲気の
汚染物が吸湿体に付着するため、吸湿体に物性的変化が
生じ、長期的な安定性が欠けるという欠点があった。そ
のため、使用環境によっては、1〜2ケ月で出力値誤差
が無視できない程度に達することも少なくない。
これに対して、露点湿度計はこのような問題点の無い湿
度計として良く知られており、具体的なには次のような
構成になっている。
すなわち、ペルチェ冷却器等から成るの冷却部の表面を
鏡面とし、この鏡面に水滴が生じることで鏡面の曇りを
光の反射率の変化として検出し、鏡面の曇りが生じたと
きの冷却部温度すなわち露点温度を検出するものである
。露点温度が判れば、ある温度における飽和水蒸気圧が
一義的に定まることから、当該雰囲気の水蒸気圧すなわ
ち絶対湿度を知ることができる。なお、相対湿度を知り
たい場合には、さらに雰囲気の温度を検出すれば算出で
きるものである。
この露点湿度計は、水分子の結露現象という純粋に水の
温度に対する相変化を利用したものであり、センサ要素
の湿度に対する物理的性質の変化を利用するものでない
ので、長期的な使用や汚染物質の多い雰囲気での使用に
対しても計測出力の狂いが生じ難い。
近年、オランダのデルフト工科大学が、ペルチェ効果を
利用する露点湿度計において水滴検出センサと温度セン
サを集積化した素子を用いるという研究を発表し注目を
集めている。発表文献は、P、P、L、REGTIEN
、5olid−state hun+id、ity 5
ensors。
5ensors and Actuators、2(1
981/82)85−95.である。
この露点湿度計は、表面に温度センサが形成されている
シリコン基板上に互いに対向する櫛型電極から成る水滴
検出センサを設け、温度センサと水滴検出センサとを一
体化した素子とし、さらにこの素子をペルチェ冷却器の
上に配置することでペルチェ効果の冷却により雰囲気中
の水分の水滴生成を検出するとともに、水滴生成時の温
度を測定するものである。
すなわち、水滴の生成により対向する櫛型電極間の電気
容量が急激に変化するので、この容量が急激に変化する
点すなわち露点を維持するようにペルチェ冷却器の冷却
作用を制御するとともに、この露点状態における露点温
度をシリコン基板に形成された温度センサをもって検出
するものであ。
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この露点湿度計は、IC技術により、水滴検出センサと
温度センサとを同一基板上に集積した素子を使用した点
が新規であるが、さらに素子全体を冷却するためのペル
チェ冷却器が必要であり、素子全体を冷却するためには
大きな動作電流が必要で、冷却器の消費電力も大きい。
また、冷却器の発する熱を効率的に逃がさなければなら
ず、冷却器を含めた全体のセンサ部の設計上の制約が多
い。そのため、かかる露点湿度計は広く手軽に利用する
湿度計としては適さない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の湿度検出用素子は、上記問題点に鑑みてなされ
たものであり、冷却部を湿度検出用素子の中央部に集中
させたペルチェ冷却手段と冷却部上部に形成され前記ペ
ルチェ冷却手段と組み合わさることにより水滴検出手段
を構成する電極とを中央部が除去されている基板上に形
成したものである。
〔作用] 基板が除去されている湿度検出用素子の中央部にペルチ
ェ冷却手段の冷却部を集中させたので、この冷却部が熱
的に絶縁され、微弱な電流で局部冷却が可能となり、ま
た、ペルチェ冷却手段に接続される外部回路を切り換え
ることにより、ペルチェ冷却手段を冷却温度検出手段と
して利用できるので、その出力と水滴検出手段の出力と
から雰囲気の湿度を測定できる。
〔実施例〕
以下、実施例と共に本発明を製造工程にしたがって詳細
に説明する。
第2図は零発、明の一実施例の製造途中における斜視図
である。
基板20はステンレス鋼等の金属あるいは単結晶シリコ
ンウェファ等の材料から成る。この基板20の上に、ま
ず絶縁層22として耐湿性の良好な窒化シリコン(Si
3N4)膜をプラズマCVD装置により6000人程度
0厚さに生成する。
次に、第1のペルチェ金属24.第1の熱電対金属28
.および測温抵抗体32となる厚さ2μのP型のテルル
鉛(PbTe)の薄膜を上記絶縁層22の上に蒸着によ
り生成する。
そして、耳側技術により、このP型のテルル鉛の薄膜を
第2図に示す第1のペルチェ金属24゜および測温抵抗
体32のパターンと成るように選択的にエツチングする
すなわち、第1のペルチェ金属24は絶縁層22表面の
周辺部から中心部に延びるほぼ帯状のパターンを所定の
間隔で複数配列したものであり、測温抵抗体32は第1
のベルチェ金属24を囲うように絶縁層22表面の周辺
部にパターニングされている。なお、この測温抵抗体3
2は室温検出手段として機能するものである。
次に、上記のように第1のベルチェ金属24等がパター
ニングされた表面上に絶縁層22としての窒化シリコン
膜をプラズマCVD装置により3000人程度0厚さに
生成する。
しかる後、耳側技術によりこの窒化シリコン膜を選択的
にエツチングすることで、第1のペルチェ金属24と後
に形成される第2のペルチェ金属25との接合部のため
のコンタクトホールを形成する。このコンタクトホール
は、第1のペルチェ金属24の端部に形成される。
ついで、第2のペルチェ金属25となる厚さ2μ程度の
n型のテルル鉛の薄膜を、コンタクトホールを含む絶縁
層22上全面に蒸着により生成する。
その後、耳側技術により第2図に示す第2のペルチェ金
属25のパターンとなるように選択的にエツチングする
すなわち、第2のペルチェ金属25は第1のペルチェ金
属24の中央部側端部(この上部には上記コンタクトホ
ールが形成されている)と、この第1のペルチェ金属2
4と隣接する別の第1のペルチェ金属24の周辺部側端
部(この上部にもコンタクトホールが形成されている)
とを接続するように帯状にパターニングされる。
ただし、複数ある第2のペルチェ金属25のうちの一つ
は、一端のみが第゛1のペルチェ金属24と接合される
もので、その他端は後述するペルチェ冷却手段の一方の
電極部となる。また、複数ある第1のペルチェ金属24
のうちの一つも、一端のみが第2のペルチェ金属25と
接合されており、その他端がベルチェ冷却手段の他方の
電極部となる。
このパターニングにより、第1のペルチェ金属24と第
2のペルチェ金属25とが交互に連続的に接続され、電
気的に一体化されて、ペルチェ冷却手段を構成する。
すなわち、第1のペルチェ金属24と第2のペルチェ金
属25との接合部のうち、基板20の中心部にあるもの
を第1の接合部群26とし、周辺部にあるものを第2の
接合部群27とすると、所定の方向に電流を流すことに
より第1の接合部群26に吸熱作用が生じ、第2の接合
部群27に発熱作用が生じる。この吸熱作用を利用して
、第1の接合部群26が集中している素子中央部を冷却
することができるのである。
続いて、ペルチェ冷却手段および室温検出手段を覆うよ
うに、再び絶縁層22となる窒化シリコン膜をプラズマ
CVD装置により6000人程度0厚さに生成し、耳側
技術により窒化シリコン膜を選択的にエツチングするこ
とで、ペルチェ冷却手段および室温検出手段の各電極部
にコンタクトホールを形成する。
その後、アルミニウム等の厚さ1μ程度の金属薄膜を、
絶縁層22上にコンタクトホールを含む全面にわたって
蒸着により生成し、耳側技術によりこの金属の薄膜を選
択的にエツチングして第3図の斜視図に示すようなペル
チェ冷却手段のパッド34a、34b、室温検出手段の
パッド36a。
36bおよび水滴検出手段となる電極33をパターニン
グする。
第1図はペルチェ冷却手段等と水滴検出手段との位置関
係を明らかにした斜視図である。電極33は、同図から
判るように、素子中央部において適当な拡がりを持つと
同時に第1の接合部群26と対向する部分は開口を形成
しており、この第1の接合部群26を含む第1のペルチ
ェ金属24および第2のペルチェ金属25と電極33と
でコンデンサを構成することになる。
次に、素子の表裏両面に窒化シリコン膜をプラズマCV
D装置により6000人程度0厚さに生成する。これは
、窒化シリコンが極めて安定した材料であるために保護
膜として使うためである。
そして、耳側技術を使い、基板20の裏側の中央部の窒
化シリコン膜をプラズマエツチングにより選択的に除去
して開口を形成し、さらに、この開口を通して基板20
を絶縁層22までエツチング除去する。第4図はこのと
きの状態を示す断面図であり、基板20の裏面からのエ
ツチングにより凹部21が基板20の中央部に形成され
ていることが判る。
最終工程として、第5図の概略斜視図に示すように、素
子表面の窒化シリコン膜のうちの凹部21の周辺部の一
部を耳側技術により選択的にエツチングすることで、素
子表面と凹部21とを連通ずる貫通孔23を形成すると
共に、電極33,34a、34b、36a、36bにお
ける外部回路との接続のためのボンディングパノド開口
部を形成する。なお、この貫通孔23は、凹部21内の
空気と絶縁層22の上面に接する大気との圧力差を無く
すために形成されるものである。その後は基板をダイシ
ングし、各々のチップに切り出し、所定のパッケージを
行なう。
以上の工程を経て、本実施例の湿度検出用素子が造られ
る。
なお、凹部21を基板20の裏面からのエツチングによ
り形成したが、第6図および第7図の斜視図に示すよう
にシリコン基板の異方性エツチングにより実現されるマ
イクロブリッヂ構造を適用することも可能である。
また、第1のベルチェ金属24.第2のベルチェ金属2
5のパターンは、冷却部である第1の接合部群26が所
定の場所に集中できるものであれば、実施例のパターン
に限られるものではないことは言うまでもない。
また、本実施例ではペルチェ冷却手段2は第1のペルチ
ェ金属24と第2のペルチェ金属25とを交互に接続し
て1組の直列回路を構成しているが、少なくとの1組の
直列回路が形成されていればよく、2組以上の直列回路
を並列接続したものでも構わない。
さらに、第1のベルチェ金属24と第2のペルチェ金属
25との接合部が、使用する金属によってはオーミック
接合とならずに半導体接合(例えばシッフトキ接合等)
となる場合があるが、そのような場合には、ニッケル等
温3の金属を介して電気的接合をとれば冷却部における
ジュール熱の発生を抑えることができ、冷却能力の低下
を防止できる。
また、室温検出手段である測温抵抗体32は、後述する
ように、絶対湿度を測定する場合には不要な要素である
。そして相対湿度を測定する場合にあっても、別途室温
検出計を用いることが可能であるので、湿度検出用素子
上に必ずしも一体形成する必要はない。
なお、室温検出手段を湿度検出用素子に一体形成する他
の例としては、シリコン単結晶のウェファにダイオード
を集積したものを基板として使用し、このダイオードの
順方向電圧の温度依存性を利用するもの等がある。
さらに、水滴検出手段を構成する電極33の形状は本実
施例に限定されるものではないことは言うまでもない。
つぎに、本実施例の湿度検出用素子を実際に露点湿度計
として用いる場合の回路構成を第8図のブロック図に基
づいて説明する。
一点鎖線で囲まれた部分が湿度検出用素子1であり、ベ
ルチェ冷却手段2.水滴検出手段3.室温検出手段5を
含む。
電流発生回路6は切換回路14を介してベルチェ冷却手
段2に必要な電流を供給する回路であり、ペルチェ冷却
手段2の冷却能力を決定する回路である。
水滴検出回路7は、直接的には水滴検出手段3のインビ
ーダス変化を検出する回路であり、この変化を検出して
水滴の有無を判断する。すなわち、水滴検出手段3を構
成するコンデンサの容量が水滴の付着により大きく変化
することを利用して水滴の有無を検出するものである。
電位供給回路13は切換回路14を介してペルチェ冷却
手段に適当な電位を供給する回路である。
温度差検出回路8は、切換回路14を介して冷却温度検
出手段2と接続される回路である。ベルチェ冷却手段2
は切換回路14において電流発生回路6から切り離され
ると冷却機能が停止し、温度差検出回路8と接続するこ
とにより熱電対として機能する。すなわち、ペルチェ冷
却手段2は複数の熱電対を順次直列接続したものと等し
く、各熱電対はそれぞれ第1の接合部と第2の接合部と
の温度差換言すれば、冷却部と室温との温度差に基づい
て起電力を発生する。温度差検出回路8はこの起電力を
検出し、この起電力から冷却部と室温との温度差を検出
する回路である。
切換回路14はマイクロコンピュータ10からの指令に
基づいてすでに述べたようにペルチェ冷却手段2を電流
発生回路6.温度差検出回路8または電位供給回路13
のいずれか一方に接続する回路である。
室温検出回路9は、室温検出手段5としての測温抵抗体
32に接続され、測温抵抗体32の抵抗変化から室内温
度Taを検出する機能を有する。
マイクロコンピュータlOは、電流発生回路6゜水滴検
出回路7.温度差検出回路8.室温検出回路9.電位供
給回路13.切換回路14とバス12を介して接続され
、水滴検出回路7により検出される水滴の有無に応じて
電流発生回路6を制御するとともに、温度差検出回路8
によって検出される温度差ΔTと室温検出回路9によっ
て検出される室内温度Taを使って演算により絶対湿度
と相対湿度を求める機能を有する。
インターフェース11はマイクロコンピュータ10に接
続され、マイクロコンピュータ10からの露点温度、絶
対湿度、相対湿度等に関する情報を図示しない外部機器
に送る機能を有する。
次に、このように構成された露点湿度計の動作について
、第9図に示すマイクロコンピュータIOが実行するフ
ローチャートにしたがって説明する。
まず、マイクロコンピュータ10は切換回路14におい
て電流発生回路6とペルチェ冷却手段2とを接続すると
共に、電流発生回路6に最大電流をペルチェ冷却手段2
に流すように指示する(ステップ101)。
ペルチェ冷却手段2に電流が流れると接合部群26.2
7においてペルチェ効果が生じる。すなわち、第1の接
合部群26では吸熱作用、第2の接合部群27では発熱
作用が生じる。
第1の接合部群26は湿度検出用素子lの中央部に集中
しており、表裏両面が空気中に露出する薄膜層内に形成
されているため、熱的に絶縁された状態となっている。
したがって、第1の接合部群26の近傍すなわち冷却部
の冷却は極めて微少の電流にて実現できることになる。
一方、第2の接合部群27は湿度検出用素子lの周辺部
に分散しており、基板20に密着した薄膜層内に形成さ
れているため、その発熱は直ちに基板20内に伝達され
る。したがって、第2の接合部群27の近傍での温度上
昇は殆どなく、第1の接合部群26の冷却作用に対して
全くその影響を与えることはない。
したがって、湿度検出用素子1の中央部に位置する冷却
部は露点温度以下に速やかに冷却されることになり、こ
の冷却部の上に形成されている水滴検出手段3のさらに
その上の絶縁層22上に結露現象が現れ、水滴が付着す
る。
水滴の検出(ステップ102)は第1O図に示すフロー
チャートにしたがって行われる。
すなわち、まず、水滴検出時期か否かを判断しくステッ
プ201)、水滴検出時期であれば切換回路14におい
てペルチェ冷却手段2を電流発生回路6と切り離し、電
位供給回路13と接続する(ステ・ノブ202)。その
後、電位供給回路13からペルチェ冷却手段2に所定の
電圧を所定時間供給する(ステップ203)。水滴検出
手段3は前述したように、ペルチェ冷却手段2と電極3
3とからなるコンデンサであり、その上の絶縁層22上
に水滴が付着すると、誘電率が増加し、水滴検出手段3
のインピーダンスが急激に低下することになる。
水滴検出回路7はこの水滴検出手段3のインピータンス
の変化を検出し、マイクロコンピュータ10は水滴検出
回路7の出力から水滴の有無を知る(ステップ204)
水滴の有無を検知したら、切換回路14においてペルチ
ェ冷却手段2の接続を再び電位供給回路13から電流発
生回路6に切り換える(ステップ205)。
水滴検出回路7としては、例えば、水滴検出手段3のイ
ンピーダンス値を積分回路で対応する電圧値に変換し、
この電圧値を所定のレベルと比較するコンパレータをも
って水滴付着の有無を検出するといった構成が考えられ
る。
最大電流をもってベルチェ冷却手段2の冷却部を冷却す
ることで所定時間内に水滴が付着し、水滴検出回路7が
これを検出するとマイクロコンピュータ10は冷却電流
を8%減少させる(ステップ105)。なお、このとき
、所定時間経過しても水滴が付着しない場合には、雰囲
気の状態が測定レンジ範囲外にあるので、その旨の表示
信号を出力する(ステップ103,104)。
冷却電流を8%減少させた後、所定時間経過した時点で
、再び水滴の有無を判断する(ステップ106)。なお
、このときのルーチンはステップ102と同様に第10
図のフローチャートに従って為される。
冷却電流の減少によっても水滴検出回路7が水滴有りの
信号を出し続けているときは、マイクロコンピュータ1
0はさらに冷却電流を8%減少させ(ステップ105)
、このような循環を経ることでベルチェ冷却手段2の冷
却能力を徐々に減少させる。
ペルチェ冷却手段2の冷却能力の減少により水滴が付着
しなくなり、さらに蒸発により水滴が消失し始める。
水滴検出回路7が水滴の消失を検出すると、今度は逆に
冷却電流をM (<N)%増加し冷却能力を増すことで
水滴の付着し始める露点温度に戻すことになる(ステッ
プ107)。
水滴検出回路7が水滴の付着を検出すると(ステップ1
08)、マイクロコンピュータ10は冷却部と室温との
温度差ΔTおよび室内温度Taを、それぞれ温度差検出
回路8および室温検出回路9を介して読み取る(ステッ
プ110,111)。
なお、ステップ108における水滴の検出もステップ1
02のルーチンすなわち第10図のフローチャートに従
って達成される。
ここで、温度差ΔTの検出(ステップ110)は次のよ
うに為される。すなわち、温度差ΔTの検出時期になっ
たら、切°換回路14におけるペルチェ冷却手段2の電
流発生回路6との接続を切り離し、温度差検出回路8と
の接続に切り換える。
そして、温度差検出回路8で温度差ΔTを検出したら切
換回路14におけるベルチェ冷却手段2との接続を再び
電流発生回路6に戻すのである。
なお、冷却電流をM%増加させていく循環(ス5チップ
107,108,109)で、冷却電流が最大となって
しまった場合には、雰囲気の状態が測定レンジ範囲外に
あることを意味し、その旨の表示信号を出力する(ステ
ップ104)。
室温検出手段5は前述したように測温抵抗体32からな
り、室温変化に伴う抵抗値の変化を微少電流を流して電
圧値に変換することで室温値を検出する。
マイクロコンピュータ10は温度差ΔTと室内温度Tへ
を読み込むと、 Td=Ta−ΔT を求める(ステップ112)。このTdがペルチェ冷却
手段2の冷却部の露点温度である。
マイクロコンピュータ10内の図示しないROMには、
第11図に示す公知の雰囲気温度と飽和水蒸気圧力との
関係のグラフが関数近似によりテーブル化されている。
したがって、室内温度Taと露点温度Tdが求まるとマ
イクロコンピュータ10はこのテーブルをを使って室内
温度Taと露点温度Tdにおける飽和水蒸気圧力Pa、
Pdを求めることができる。
絶対湿度はこの飽和水蒸気圧力Pdで定義され、相対湿
度はP d / P aで定義されることから演算によ
り湿度値がすべて求まることになる(ステップ113)
マイクロコンピュータ10は使用者の要求に応じ、イン
ターフェース11を介して露点温度Td。
絶対湿度Pd、相対湿度P d / P aを外部機器
に出力する(ステップ114)。
以上のフローチャートのステップにおいて、冷却電流を
最大値から徐々にN%毎減少させ、結露現象が消失して
から逆に冷却電流を徐々にM%増加させて露点を実現す
る方法を示した。そして、Nの値をMの値より大きく設
定することで大兄の露点温度を見つけ、それから細かく
正確な露点温度を見つけ出すことで応答性を高めようと
したものであるが、初めから冷却電流を最大値からゆっ
っくりと減少させ、結露現象の生じた時点での温度デー
タをもって露点温度してもよい。さらに、冷却電流を最
小値から増加させたり、デユーティ比で実効的に変える
ものでも構わない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の湿度検出用素子によれば
、冷却部を湿度検出用素子の中央部に集中させたペルチ
ェ冷却手段と冷却部上部に形成されペルチェ冷却手段と
の組み合わせによって水滴検出手段を構成する電極とを
中央部が除去されている基板上に形成したので、冷却部
が熱的に絶縁され、微弱な電流で急速に局部冷却でき、
また、ペルチェ冷却手段に接続される外部回路を切り換
えることにより、ペルチェ冷却手段を冷却温度検出手段
として利用できるので、ペルチェ冷却手段および水滴検
出手段の出力からきわめて早い応答速度で雰囲気の湿度
を測定できる。
また、素子の局部のみが冷却されるので、冷却される空
気も局部となり被計測空気を熱的に乱すことが少なくな
るので狭い空間での湿度計測が可能である。さらに、素
子の局部のみが冷却されるということは、素子の他の部
分は冷却されずに室温に保持されていることを意味し、
したがって、室温センサを素子上に必要に応じて集積化
することができる。
さらに、一般のICと同様に1度に多量の生産が可能で
あるので、湿度検出に必要な種々の検出機能を具備する
にもかかわらず非常に安価となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はいずれも本発明の一実施例の製造
途中における斜視図、第4図は本発明の一実施例の製造
途中における断面図、第5図は本発明の一実施例を示す
概略断面図、第6図および第7図は基板の凹部の他の形
成方法を示す斜視図、第8図は本実施例の湿度検出用素
子を実際に露点湿度計として用いた場合のブロック図、
第9図および第10図はそれぞれマイクロコンピュータ
の動作を示すフローチャート、第11図は雰囲気温度と
飽和水蒸気圧力との関係を示すグラフである。 1・・・湿度検出用素子、2・・・ペルチェ冷却手段、
3.・・・水滴検出手段、5・・・室温検出手段、24
・・・第1のペルチェ金属、25・・・第2のペルチェ
金属、26・・・第1の接合部群、33・・・電極。 特許出願人 山武ハネウェル株式会社 代 理 人 山川 数構(番りか2名)第1図 第2図 第10図 第11図 1d     l@ 手続補正書(方式) 1、事件の表示 昭和59年 特 許 願第246121号2、発明の名
称 湿度検出用素子 3、補止をする者 事件との関係   特   許   出願人名称(氏名
) (666)山武ハネウェル株式会社5・Mの口1・
j  昭和60年 3 月 2611’−w   ’1
   、− 6、補正の対象 明細書3頁16行ないし17行のrP、P、L、REG
TlllN、5olid−state  humidi
ty  5ensors+  5ensors  an
d Actuators、2(1981/82)85−
95.Jを[ピー、ピー。 エル、レグティーン、ソリフドステート ヒエ−ζアイ
アイ センサーズ、センサーズ アンドアクチェエータ
ーズ(P、 P、L、REGTIEN、 Sol 1d
−s ta t。 hu+widity  5ensors+  5ens
ors  and  Actuators、2(198
1/82)85−95.) Jに補正する。 以    上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  基板上に、複数の第1の金属パターンと第2の金属パ
    ターンとを交互に配列し第1の金属パターンの端部と第
    2の金属パターンの端部とを順次接続しこの接続部を一
    つおきに前記基板の中央部と周辺部に配列したペルチェ
    冷却手段を絶縁層を介して形成し、前記ペルチェ冷却手
    段と組み合わさることにより水滴検出用キャパシタを構
    成する電極を前記一方の接合部群の上部に絶縁層を介し
    て形成し、前記基板の中央部を除去したことを特徴とす
    る湿度検出用素子。
JP24612184A 1984-11-22 1984-11-22 湿度検出用素子 Pending JPS61124861A (ja)

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