JPS61124857A - 湿度検出用素子 - Google Patents

湿度検出用素子

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JPS61124857A
JPS61124857A JP24611784A JP24611784A JPS61124857A JP S61124857 A JPS61124857 A JP S61124857A JP 24611784 A JP24611784 A JP 24611784A JP 24611784 A JP24611784 A JP 24611784A JP S61124857 A JPS61124857 A JP S61124857A
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JP
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cooling
peltier
substrate
temperature
metal
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JP24611784A
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English (en)
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Ikuo Nishimoto
育夫 西本
Shiyouji Jiyouunten
昭司 上運天
Takao Kuroiwa
黒岩 孝朗
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Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N25/00Investigating or analyzing materials by the use of thermal means
    • G01N25/56Investigating or analyzing materials by the use of thermal means by investigating moisture content
    • G01N25/66Investigating or analyzing materials by the use of thermal means by investigating moisture content by investigating dew-point
    • G01N25/68Investigating or analyzing materials by the use of thermal means by investigating moisture content by investigating dew-point by varying the temperature of a condensing surface

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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、雰囲気中の湿度を露点温度により測定するい
わゆる露点湿度計のための湿度検出用素子に関するもの
である。
〔従来の技術〕
雰囲気中の湿度を検出するための湿度計として、セラミ
ックあるいは高分子等の吸湿体によるものが既に知られ
ている。かかる湿度計は、吸湿体の抵抗値あるいはキャ
パシタンス値が雰囲気中の湿度に応じて変化することを
利用するものである。
ところが、このような構成の湿度計は極めて単純なる構
成であるという特徴を有するものの、使用中に雰囲気の
汚染物が吸湿体に付着するため、吸湿体に物性的変化が
生じ、長期的な安定性が欠けるという欠点があった。そ
のため、使用環境によっては、1〜2ケ月で出力値誤差
が無視できない程度に達することも少なくない。
これに対して、露点湿度計はこのような問題点の無い湿
度計として良く知られており、具体的なには次のような
構成になっている。
すなわち、ペルチェ冷却器等から成るの冷却部の表面を
鏡面とし、この鏡面に水滴が生じることで鏡面の曇りを
光の反射率の変化として検出し、鏡面の曇りが生じたと
きの冷却部温度すなわち露点温度を検出するものである
。露点温度が判れば、ある温度における飽和水蒸気圧が
一義的に定まることから、当該雰囲気の水蒸気圧すなわ
ち絶対湿度を知ることができる。なお、相対湿度を知り
たい場合には、さらに雰囲気の温度を検出すれば算出で
きるものである。
この露点湿度計は、水分子の結露現象という純粋に水の
温度に対する相変化を利用したものであり、センサ要素
の湿度に対する物理的性質の変化を利用するものでない
ので、長期的な使用や汚染物質の多い雰囲気での使用に
対しても計測出力の狂いが生じ難い。
近年、オランダのデルフト工科大学が、ベルチェ効果を
利用する露点湿度計において水滴検出センサと温度セン
サを集積化した素子を用いるという研究を発表し注目を
集めている。発表文献は、P、P、L、REGTrti
N、5olid−state humidity 5e
nSOr31Sensors and Actuato
rs、2(1981/82)85−95.である。
この露点湿度計は、表面に温度センサが形成されている
シリコン基板上に互いに対向する櫛型電極から成る水滴
検出センサを設け、温度センサと水滴検出センサとを一
体化した素子とし、さらにこの素子をペルチェ冷却器の
上に配置することでベルチェ効果の冷却により雰囲気中
の水分の水滴生成を検出するとともに、水滴生成時の温
度を測定するものである。
すなわち、水滴の生成により対向する櫛型電極間の電気
容量が急激に変化するので、この容量が急激に変化する
点すなわち露点を維持するようにペルチェ冷却器の冷却
作用を制御するとともに、この露点状態における露点温
度をシリコン基板に形成された温度センサをもって検出
するものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この露点湿度針は、IC技術により、水滴検出センサと
温度センサとを同一基板上に集積した素子を使用した点
が新規であるが、さらに素子全体を冷却するためのペル
チェ冷却器が必要であり、素子全体を冷却するためには
大きな動作電流が必要で、冷却器の消費電力も大きい。
また、冷却器の発する熱を効率的に逃がさなければなら
ず、冷却器を含めた全体のセンサ部の設計上の制約が多
い。そのため、かかる露点湿度計は広く手軽に利用する
湿度計としては適さない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の湿度検出用素子は、上記問題点に鑑みてなされ
たものであり、冷却部を湿度検出用素子の中央部に集中
させたペルチェ冷却手段と感温部を冷却部近傍に設けた
冷却温度検出手段と冷却部上部に形成され前記ペルチェ
冷却手段と組み合わさることにより水滴検出手段を構成
する電極とを中央部が除去されている基板上に形成した
ものである。
〔作用〕
基板が除去されている湿度検出用素子の中央部にペルチ
ェ冷却手段の冷却部を集中させたので、この冷却部が熱
的に絶縁され、微弱な電流で局部冷却が可能となり、冷
却温度検出手段および水滴検出手段の出力から雰囲気の
湿度を測定できる。
〔実施例〕
以下、実施例と共に本発明を製造工程にしたがって詳細
に説明する。
第2図は本発明の一実施例の製造途中における斜視図で
ある。
基板20はステンレス鋼等の金属あるいは単結晶シリコ
ンウェファ等の材料から成る。この基板20の上に、ま
ず絶縁層22として耐湿性の良好な窒化シリコン(Si
Jn)膜をプラズマCVD装置により6000人程度0
厚さに生成する。
次に、第1のペルチェ金属24.第1の熱電対金属28
.および測温抵抗体32となる厚さ2μのP型のテルル
鉛(PbTe)の薄膜を上記絶縁層22の上に蒸着によ
り生成する。
そして、耳側技術により、このP型のテルル鉛の薄膜を
第2図に示す第1のペルチェ金属24゜第1の熱電対金
属28および測温抵抗体32のパターンと成るように選
択的にエツチングする。
すなわち、第1のペルチェ金属24は絶縁層22表面の
周辺部から中心部に延びるほぼ帯状のパターンを所定の
間隔で複数配列したものであり、また、第1の熱電対金
属28は第1のペルチェ金属24と同じく周辺部から中
心部に延びる帯状のパターンである。
さらに、測温抵抗体32は第1のペルチェ金属24およ
び第1の熱電対金属28を囲うように絶縁層22表面の
周辺部にバターニングされている。
なお、この測温抵抗体32は室温検出手段として機能す
るものである。
次に、上記のように第1のペルチェ金属24等がパター
ニングされた表面上に絶縁層22としての窒化シリコン
膜をプラズマCVD装置により3000人程度0厚さに
生成する。
しかる後、耳側技術によりこの窒化シリコン膜を選択的
にエツチングすることで、第1のペルチェ金属24と後
に形成される第2のペルチェ金属25との接合部のため
のコンタクトホール、および第1の熱電対金属28と後
に形成される第2の熱電対金属29との接合部のための
コンタクトホールを形成する。これらのコンタクトホー
ルは、第1のペルチェ金属24および第1の熱電対金属
28の端部に形成される。
ついで、第2のペルチェ金属25および第2の熱電対金
属29となる厚さ2μ程度のn型のテルル鉛の薄膜をコ
ンタクトホールを含む絶縁層22上全面に蒸着により生
成する。
その後、耳側技術により第2図に示す第2のペルチェ金
属25および第2の熱電対金属29のパターンとなるよ
うに選択的にエツチングする。
すなわち、第2のペルチェ金属25は第1のペルチェ金
属24の中央部側端部(この上部には上記コンタクトホ
ールが形成されている)と、この第1のペルチェ金属2
4と隣接する別の第1のペルチェ金属24の周辺部側端
部(この上部にもコンタクトホールが形成されている)
とを接続するように帯状にバターニングされる。
ただし、複数ある第2のペルチェ金属25のうちの一つ
は、一端のみが第1のペルチェ金属24と接合されるも
ので、その他端は後述するペルチェ冷却手段の一方の電
極部となる。また、複数ある第1のペルチェ金属24の
うちの一つも、一端のみが第2のペルチェ金属25と接
合されており、その他端がペルチェ冷却手段の他方の電
極部となる。
このパターニングにより、第1のペルチェ金属24と第
2のペルチェ金属25とが交互に連続的に接続され、電
気的に一体化されて、ペルチェ冷却手段を構成する。
すなわち、第1のペルチェ金属24と第2のペルチェ金
属25との接合部のうち、1vi20の中心部にあるも
のを第1の接合部群26とし、周辺部にあるものを第2
の接合部群27とすると、所定の方向に電流を流すこと
により第1の接合部群26に吸熱作用が生じ、第2の接
合部群27に発熱作用が生じる。この吸熱作用を利用し
て、第1の接合部群26が集中している素子中央部を冷
却することができるのである。
第2の熱電対金属29はコンタクトホールが形成された
第1の熱電対金属28の中央部側端部から第1の熱電対
金属28と平行に周辺部まで延びる帯状のパターンとす
る。第1の熱電対金属28と第2の熱電対金属29との
接合部が感温部30となり、両金属の他端部が冷却温度
検出手段としての熱電対の電極部となる。
続いて、ペルチェ冷却手段、室温検出手段および冷却温
度検出手段を覆うように、再び絶縁層22となる窒化シ
リコン膜をプラズマCVD装置により6000人程度0
厚さに生成し、耳側技術により窒化シリコン膜を選択的
にエツチングすることで、ペルチェ冷却手段、冷却温度
検出手段および室温検出手段の各電極部にコンタクトホ
ールを形成する。
その後、アルミニウム等の厚さ1μ程度の金属薄膜を、
絶縁層22上にコンタクトホールを含む全面にわたって
蒸着により生成し、耳側技術によりこの金属の薄膜を選
択的にエツチングして第3図の斜視図に示すようなペル
チェ冷却手段のバッド34a、34b、冷却温度検出手
段のバッド35 a、  35 b、室温検出手段のバ
ッド36a、36bおよび水滴検出手段となる電極33
をパターニングする。
第1図はペルチェ冷却手段等と水滴検出手段との位置関
係を明らかにした斜視図である。電極33は、同図から
判るように、素子中央部において適当な拡がりを持つと
同時に第1の接合部群26と対向する部分は開口を形成
しており、この第1の接合部群26を含む第1のペルチ
ェ金属24および第2のペルチェ金属25と電極33と
でコンデンサを構成することになる。
次に、素子の表裏両面に窒化シリコン膜をプラズマCV
D装置により6000人程度0厚さに生成する。これは
、窒化シリコンが極めて安定した材料であるために保護
膜として使うためである。
そして、耳側技術を使い、基板20の裏側の中央部の窒
化シリコン膜をプラズマエツチングにより選択的に除去
して開口を形成し、さらに、この開口を通して基板20
を絶縁層22までエツチング除去する。第4図はこのと
きの状態を示す断面図であり、基板20の裏面からのエ
ツチングにより凹部21が基板20の中央部に形成され
ていることが判る。
最終工程として、第5図の概略斜視図に示すように、素
子表面の窒化シリコン膜のうちの凹部21の周辺部の一
部を耳側技術により選択的にエツチングすることで、素
子表面と凹部21とを連通ずる貫通孔23を形成すると
共に、電極33.・・・、36a、36bにおける外部
回路との接続のためのポンディングパッド開口部を形成
する。
なお、この貫通孔23は、凹部21内の空気と絶縁層2
2の上面に接する大気との圧力差を無くすために形成さ
れるものである。その後は基板をグイシングし、各々の
チップに切り出し、所定のパッケージを行なう。
以上の工程を経て、本実施例の湿度検出用素子が造られ
る。
なお、凹部21を基板20の裏面からのエツチングによ
り形成したが、第6図および第7図の斜視図に示すよう
にシリコン基板の異方性エツチングにより実現されるマ
イクロブリッヂ構造を適用することも可能である。
また、第1のペルチェ金属24.第2のペルチェ金属2
5のパターンは、冷却部である第1の接合部群26が所
定の場所に集中できるものであれば、実施例のパターン
に限られるものではないことは言うまでもない。
また、本実施例ではペルチェ冷却手段2は第1のペルチ
ェ金属24と第2のペルチェ金属25とを交互に接続し
て】組の直列回路を構成しているが、少なくとの1組の
直列回路が形成されていればよく、2組以上の直列回路
を並列接続したものでも構わない。
さらに、第1のペルチェ金属24と第2のペルチェ金属
25との接合部が、使用する金属によってはオーミック
接合とならずに半導体接合(例えばショットキ接合等)
となる場合があるが、その′ような場合には、ニッケル
等温3の金属を介して電気的接合をとれば冷却部におけ
るジュール熱の発生を抑えることができ、冷却能力の低
下を防止できる。
さらに、第1の熱電対金属28および第2の熱電対金属
29の材料は、本実施例の如くそれぞれ第1のペルチェ
金属24および第2のペルチェ金属25と同一の材料を
使うことが製造の容易性等から現実的であるが、これに
限られるものではない。
また、室温検出手段である測温抵抗体32は、後述する
ように、絶対湿度を測定する場合には不要な要素である
。そして相対湿度を測定する場合にあっても、別途室温
検出針を用いることが可能であるので、湿度検出用素子
上に必ずしも一体形成する必要はない。
なお、室温検出手段を湿度検出用素子に一体形成する他
の例としては、シリコン単結晶のウェファにダイオード
を集積したものを基板として使用し、このダイオードの
順方向電圧の温度依存性をまた、冷却温度検出手段は必
ずしも熱電対で構成しなくてもよく、例えば測温抵抗体
等で構成することも可能である。
さらに、水滴検出手段を構成する電極33の形状は本実
施例に限定されるものではないことば言うまでもない。
つぎに、本実施例の湿度検出用素子を実際に露点湿度計
として用いる場合の回路構成を第8図のブロック図に基
づいて説明する。
一点鎖線で囲まれた部分が湿度検出用素子1であり、ペ
ルチェ冷却手段2.水滴検出手段3.冷却温度検出手段
4.室温検出手段5を含む。
電流発生回路6は切換回路14を介してペルチェ冷却手
段2に必要な電流を供給する回路であり、ペルチェ冷却
手段2の冷却能力を決定する回路であ−る。
水滴検出回路7は、直接的には水滴検出手段3のインビ
ーダス変化を検出する回路であり、この変化を検出して
水滴の有無を判断する。すなわち、水滴検出手段3を構
成するコンデンサの容量が水滴の付着により大きく変化
することを利用して水滴の有無を検出するものである。
電位供給回路13は切換回路14を介してペルチェ冷却
手段に適当な電位を供給する回路である。
切換回路14はマイクロコンピュータlOからの指令に
基づいてペルチェ冷却手段2を電流発生回路6または電
位供給回路13のいずれか一方に接続する回路である。
温度差検出回路8は、冷却温度検出手段4としての熱電
対がペルチェ冷却手段2における冷却部と室温との差に
基づいて発生する起電力を検出し、この起電力から冷却
部と室温との温度差を検出する回路である。
室温検出回路9は、室温検出手段5としての測温抵抗体
32に接続され、測温抵抗体32の抵抗変化から室内温
度Taを検出する機能を有する。
マイクロコンピュータ10は、電流発生回路6゜水滴検
出回路7.温度差検出回路8.室温検出回路9.電位供
給回路13.切換回路14とバス12を介して接続され
、水滴検出回路7により検出される水滴の有無に応じて
電流発生回路6を制御するとともに、温度差検出回路8
によって検出される温度差ΔTと室温検出回路9によっ
て検出される室内温度Taを使って演算により絶対湿度
と相対湿度を求める機能を有する。
インターフェース11はマイクロコンピュータ10に接
続され、マイクロコンピュータ10からの露点温度、絶
対湿度、相対湿度等に関する情報を図示しない外部機器
に送る機能を有する。
次に、このように構成された露点湿度計の動作について
、第9図に示すマイクロコンビエータ10が実行するフ
ローチャートにしたがって説明する。
まず、マイクロコンピュータ10は電流発生回路6に最
大電流をペルチェ冷却手段2に流すように指示する(ス
テップ101)。
ペルチェ冷却手段2に電流が流れると接合部群26.2
7においてペルチェ効果が生じる。すなわち、第1の接
合部群26では吸熱作用、第2の接合部群27では発熱
作用が生じる。
第1の接合部群26は湿度検出用素子1の中央部に集中
しており、表裏両面が空気中に露出する薄膜層内に形成
されているため、熱的に絶縁された状態となっている。
したがって、第1の接合部群26の近傍すなわち冷却部
の冷却は極めて微少の電流にて実現できることになる。
一方、第2の接合部群27は湿度検出用素子1の周辺部
に分散しており、基板20に密着した薄膜層内に形成さ
れているため、その発熱は直ちに基板20内に伝達され
る。したがって、第2の接合部群27の近傍での温度上
昇は殆どなく、第1の接合部群26の冷却作用に対して
全くその影響を与えることはない。
したがって、温度検出用素子1の中央部に位置する冷却
部は露点温度以下に速やかに冷却されることになり、こ
の冷却部の上に形成されている水滴検出手段3のさらに
その上の絶縁層22上に結露現象が現れ、水滴が付着す
る。
水滴の検出(ステップ102)は第10図に示すフロー
チャートにしたがって行われる。
すなわち、まず、水滴検出時期か否かを判断しくステッ
プ201)、水滴検出時期であれば切換回路14におい
てペルチェ冷却手段2を電流発生回路6と切り離し、電
位供給回路13と接続する(ステップ202)。その後
、電位供給回路13からペルチェ冷却手段2に所定の電
圧を所定時間供給する(ステップ203)。水滴検出手
段3は前述したように、ペルチェ冷却手段2と電極33
とからなるコンデンサであり、その上の絶縁層22上に
水滴が付着すると、誘電率が増加し、水滴検出手段3の
インピーダンスが急激に低下することになる。
水滴検出回路7はこの水滴検出手段3のインピータンス
の変化を検出し、マイクロコンピュータ10は水滴検出
回路7の出力から水滴の有無を知る(ステップ204)
水滴の有無を検知したら、切換回路14においてペルチ
ェ冷却手段2の接続を再び電位供給回路13から電流発
生回路6に切り換える(ステップ205)。
水滴検出回路7としては、例えば、水滴検出手段3のイ
ンピーダンス値を積分回路で対応する電圧値に変換し、
この電圧値を所定のレベルと比較するコンパレータをも
って水滴付着の有無を検出するといった構成が考えられ
る。
最大電流をもってペルチェ冷却手段2の冷却部を冷却す
ることで所定時間内に水滴が付着し、水滴検出回路7が
これを検出するとマイクロコンピュータ10は冷却電流
を8%減少させる(ステップ105)。なお、このとき
、所定時間経過しても水滴が付着しない場合には、雰囲
気の状態が測定レンジ範囲外にあるので、その旨の表示
信号を出力する(ステップ103.104)。
冷却電流を8%減少させた後、所定時間経過した時点で
、再び水滴の有無を判断する(ステップ106)。なお
、このときのルーチンはステップ102と同様に第10
図のフローチャートに従って為される。
冷却電流の減少によっても水滴検出回路7が水滴有りの
信号を出し続けているときは、マイクロコンピュータ1
0はさらに冷却電流を8%減少させ(ステップ105)
、このような循環を経ることでペルチェ冷却手段2の冷
却能力を徐々に減少させる。
ペルチェ冷却手段2の冷却能力の減少により水滴が付着
しなくなり、さらに蒸発により水滴が消失し始める。
水滴検出回路7が水滴の消失を検出すると、今度は逆に
冷却電流をM(<N)%増加し冷却能力を増すことで水
滴の付着し始める露点温度に戻すことになる(ステップ
107)。
水滴検出回路7が水滴の付着を検出すると(ステップ1
08)、マイクロコンピュータ10は冷却温度検出手段
4が検出する冷却部と室温との温度差ΔTおよび室温検
出手段5が検出する室内温度Taを、それぞれ温度差検
出回路8および室温検出回路9を介して読み取る(ステ
ップ110゜111)。なお、ステップ108における
水滴の検出もステップ102のルーチンすなわち第10
図のフローチャートに従って達成される。
なお、冷却電流をM%増加させていく循環(ステップ1
07.108,109)で、冷却電流が最大となってし
まった場合には、雰囲気の状態が測定レンジ範囲外にあ
ることを意味し、その旨の表示信号を出力する(ステッ
プ104)。
冷却温度検出手段4は前述したように感温部30を素子
1のほぼ中央に配置する熱電対28,29からなり、こ
の熱電対28.29の他端は素子lの周辺部すなわち凹
部21でない基板20上に配置されることから、この温
度差ΔTは室温状態にある基板20の温度値とペルチェ
冷却手段の冷却部の温度値との差分値である。
室温検出手段5は前述したように測温抵抗体32からな
り、室温変化に伴う抵抗値の変化を微少電流を流して電
圧値に変換することで室温値を検出する。
マイクロコンピュータ10は温度差へTと室内温度Ta
を読み込むと、 Td=Ta−ΔT を求める(ステップ112)。このTdがペルチェ冷却
手段2の冷却部の露点温度である。
マイクロコンピュータ10内の図示しないROMには、
第11図に示す公知の雰囲気温度と飽和水蒸気圧力との
関係のグラフが関数近似によりテーブル化されている。
したがって、室内温度Taと露点温度Tdが求まるとマ
イクロコンピュータ10はこのテーブルをを使って室内
温度Taと露点温度Tdにおける飽和水蒸気圧力Pa、
Pdを求めることができる。
絶対湿度はこの飽和水蒸気圧力Pdで定義され、相対湿
度はP d / P aで定義されることから演算によ
り湿度値がすべて求まることになる(ステップ113)
マイクロコンピュータ10は使用者の要求に応じ、イン
ターフェース11を介して露点温度Td。
絶対湿度Pd、相対湿度P d / P aを外部機器
に出力する(ステップ114)。
以上のフローチャートのステップにおいて、冷却電流を
最大値から徐々にN%毎減少させ、結露現象が消失して
から逆に冷却電流を徐々にM%増加させて露点を実現す
る方法を示した。そして、Nの値をMの値より大きく設
定することで大兄の露点温度を見つけ、それから細かく
正確な露点温度を見つけ出すことで応答性を高めようと
したものであるが、初めから冷却電流を最大値からゆっ
つくりと減少させ、結露現象の生じた時点での温度デー
タをもって露点温度してもよい。さらに、冷却電流を最
小値から増加させたり、デユーティ比で実効的に変える
ものでも構わない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の湿度検出用素子によれば
、冷却部を湿度検出用素子の中央部に集中させたペルチ
ェ冷却手段と感温部を冷却部近傍に設けた冷却温度検出
手段と冷却部上部に形成されペルチェ冷却手段との組み
合わせによって水滴検出手段を構成する電極とを中央部
が除去されている基板上に集積したので、冷却部が熱的
に絶縁され、微弱な電流で急速に必要部分のみを局部冷
却でき、冷却温度検出手段および水滴検出手段の出力か
らきわめて早い応答速度で雰囲気の湿度を測定できる。
また、素子の局部のみが冷却されるので、冷却される空
気も局部となり被計測空気を熱的に乱すことが少なくな
るので狭い空間での湿度計測が可能である。さらに、素
子の局部のみが冷却されるということは、素子の他の部
分は冷却されずに室温に保持されていることを意味し、
したがって、室温センサを素子上に必要に応じて集積化
することができる。
さらに、一般のICと同様に1度に多量の生産が可能で
あるので、湿度検出に必要なすべての検出機能を具備す
るにもかかわらず非常に安価となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はいずれも本発明の一実施例の製造
途中における斜視図、第4図は本発明の一実施例の製造
途中における断面図、第5図は本発明の一実施例を示す
概略断面図、第6図および第7図は基板の凹部の他の形
成方法を示す斜視図、第8図は本実施例の湿度検出用素
子を実際に露点湿度計として用いた場合のブロック図、
第9図および第1O図はそれぞれマイクロコンピュータ
の動作を示すフローチャート、第11図は雰囲気温度と
飽和水蒸気圧力との関係を示すグラフである。 1・・・湿度検出用素子、2・・・ペルチェ冷却手段、
3.・・・水滴検出手段、4・・・冷却温度検出手段、
5・・・室温検出手段、24・・・第1のペルチェ金属
、25・・・第2のペルチェ金属、26・・・第1の接
合部群、30・・・感温部、33・・・電極。 特許出願人 山武ハネウェル株式会社 代 理 人 山川 数構(ほか2名) 第4図 第5図 第6図       第7屑 第8図 第9図 第10図 第11図 手続補正書(方式) 1、事件の表示 昭和59年 特 許 願第246117号2、発明の名
称 湿度検出用素子 3、補正をする者 事件との関係   特   許  出願人名称(氏名)
(666)山武ハネウェル株式会社5・$の日付  昭
和60年 3 月26 日6・補正の対象 明細書3頁18行ないし19行の[P・、P、L、RI
!GTIBN+5olid−state humidi
ty 5ensors、 5ensors and A
ctuators、2(1981/82)85−95.
Jを「ピー、ピー。 エル、レグティーン、ソリッドステート ヒエーミディ
ティ センサーズ、センサーズ アンドアクチェエータ
ーズ(P、P、L、REGTIEN、Solid−st
atehumidity  5ensors+  5e
nsors  and  Actuators、2(1
981/82)85−95.) Jに補正する。 以    上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  基板上に、複数の第1の金属パターンと第2の金属パ
    ターンとを交互に配列し第1の金属パターンの端部と第
    2の金属パターンの端部とを順次接続しこの接続部を一
    つおきに前記基板の中心部と周辺部に配列したペルチェ
    冷却手段と、前記基板の中央部にある前記ペルチェ冷却
    手段の一方の接合部群の近傍に感温部を配置せしめた冷
    却温度検出手段とを絶縁層を介して形成し、前記ペルチ
    ェ冷却手段と組み合わさることにより水滴検出用キャパ
    シタを構成する電極を前記一方の接合部群の近傍に絶縁
    層を介して形成し、前記基板の中央部を除去したことを
    特徴とする湿度検出用素子。
JP24611784A 1984-11-22 1984-11-22 湿度検出用素子 Pending JPS61124857A (ja)

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