JPS61124858A - 湿度検出用素子 - Google Patents

湿度検出用素子

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JPS61124858A
JPS61124858A JP24611884A JP24611884A JPS61124858A JP S61124858 A JPS61124858 A JP S61124858A JP 24611884 A JP24611884 A JP 24611884A JP 24611884 A JP24611884 A JP 24611884A JP S61124858 A JPS61124858 A JP S61124858A
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peltier
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metal
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育夫 西本
Shiyouji Jiyouunten
昭司 上運天
Takao Kuroiwa
黒岩 孝朗
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    • G01N25/66Investigating or analyzing materials by the use of thermal means by investigating moisture content by investigating dew-point
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、雰囲気中の湿度を露点温度により測定するい
わゆる露点湿度計のための湿度検出用素子に関するもの
である。
〔従来の技術〕
雰囲気中の湿度を検出するための湿度計として、セラミ
ックあるいは高分子等の吸湿体によるものが既に知られ
ている。かかる湿度計は、吸湿体の抵抗値あるいはキャ
パシタンス値が雰囲気中の湿度に応じて変化することを
利用するものである。
ところが、このような構成の湿度計は極めて単純なる構
成であるという特徴を有するものの、使用中に雰囲気の
汚染物が吸湿体に付着するため、吸湿体の物性の変化が
生じ、長期的な安定性が欠けるという欠点があった。そ
のため、使用環境によっては、1〜2ケ月で出力値誤差
が無視できない程度に達することも少なくない。
これに対して、露点湿度計はこのような問題点の無い湿
度計として良く知られており、具体的なには次のような
構成になっている。
すなわち、ペルチェ冷却器等から成る冷却部の表面を鏡
面とし、この鏡面に水滴が生じることで鏡面の曇りを光
の反射率の変化として検出し、鏡面の曇りが生じたとき
の冷却部温度すなわち露点温度を検出するものである。
露点温度が判れば、ある温度における飽和水蒸気圧が一
義的に定まることから、当該雰囲気の水蒸気圧すなわち
絶対湿度を知ることができる。なお、相対湿度を知りた
い場合には、さらに雰囲気の温度を検出すれば算出でき
るものである。
この露点湿度計は、水分子の結露現象という純粋に水の
温度に対する相変化を利用したものであり、センサ要素
の湿度に対する物理的性質の変化を利用するものではな
いので、長期的な使用や汚染物質の多い雰囲気での使用
に対しても計測出力の狂いが生じ難い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の露点湿度計は、水滴を作るための
冷却手段が比較的大きく、また、素子全体を冷却するた
めには大きな動作電流が必要で、冷却器の消費電力も大
きい、また、冷却器の発する熱を効率的に逃がさなけれ
ばならず、冷却器を含めた全体のセンサ部の設計上の制
約が多い。そのため、かかる露点湿度計は広く手軽に利
用する湿度計としては適さない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の湿度検出用素子は、上記問題点に鑑みてなされ
たものであり、冷却部を湿度検出用素子の中央部に集中
させたペルチェ冷却手段と、感温部を冷却部近傍に設け
た冷却温度検出手段と、冷却部の上部に有り水滴の付着
により反射状態が変化する部分とを中央部が除去されて
いる基板上に形成したものである。
〔作用〕
基板が除去されている湿度検出用素子の中央部にペルチ
ェ冷却手段の冷却部を集中させたので、この冷却部が熱
的に絶縁され、微弱な電流で局部冷却が可能となり、冷
却温度検出手段および外部に付加した水滴検出手段の出
力から雰囲気の湿度を測定できる。
〔実施例〕
以下、実施例と共に本発明を製造工程にしたがって詳細
に説明する。
第1図は本発明の一実施例の製造途中における斜視図で
ある。
基板20はステンレス鋼等の金属あるいは単結晶シリコ
ンウェファ等の材料から成る。この基板20の上に、ま
ず絶縁層22として耐湿性の良好な窒化シリコン(Si
、N、)膜をプラズマCVD装置により6000人程度
0厚さに生成する。
次に、第1のペルチェ金属24.第1の熱電対金属28
.および測温抵抗体32となる厚さ2μのP型のテルル
鉛(PbTe)の薄膜を上記絶縁層22の上にMWによ
り生成する。
そして、耳側技術により、このP型のテルル鉛の薄膜を
第1図に示す第1のペルチェ金属24゜第1の熱電対金
属28および測温抵抗体32のパターンと成るように選
択的にエツチングする。
すなわち、第1のペルチェ金属24は絶縁層22表面の
周辺部から中心部に延びる帯状のパターンを所定の間隔
で複数配列したものであり、また、第1の熱電対金属2
8は第1のペルチェ金属24と同じく周辺部から中心部
に延びる帯状のパターンである。
さらに、測温抵抗体32は第1のペルチェ金属24およ
び第1の熱電対金属28を囲うように絶縁層22表面の
周辺部にパターニングされている。
なお、この測温抵抗体32は室温検出手段として機能す
るものである。
次に、上記のように第1のペルチェ金属24等がパター
ニングされた表面上に絶縁層22としての窒化シリコン
膜をプラズマCVD装置により3000人程度0厚さに
生成する。
しかる後、耳側技術によりこの窒化シリコン膜を選択的
にエツチングすることで、第1のペルチェ金属24と後
に形成される第2のペルチェ金属25との接合部のため
のコンタクトホール、および第1の熱電対金属28と後
に形成される第2の熱電対金属29との接合部のための
コンタクトホールを生成する。これらのコンタクトホー
ルは、第1のペルチェ金属24および第1の熱電対金属
28の端部に形成される。
ついで、第2のペルチェ金属25および第2の熱電対金
属29となる厚さ2μ程度のn型のテルル鉛の薄膜をコ
ンタクトホールを含む絶縁層22上全面に蒸着により生
成する。
その後、耳側技術により第1図に示す第2のペルチェ金
属25および第2の熱電対金属29のパターンとなるよ
うに選択的にエツチングする。
すなわち、第2のペルチェ金属25は第1のペルチェ金
属24の中央部側端部(この上部には上記コンタクトホ
ールが形成されている)と、この第1のペルチェ金属2
4と隣接する別の第1のペルチェ金属24の周辺部側端
部(この上部にもコンタクトホールが形成されている)
とを接続するように帯状にパターニングされる。
ただし、複数ある第2のペルチェ金属25のうちの一つ
は、一端のみが第1のペルチェ金属24と接合されるも
ので、その他端は後述するペルチェ冷却手段の一方の電
極部となる。また、複数ある第1のペルチェ金属24の
うちの一つも、一端のみが第2のペルチェ金属25と接
合されており、その他端がベルチェ冷却手段の他方の電
極部となる。
このパターニングにより、第1のペルチェ金属24と第
2のペルチェ金属25とが交互に連続的に接続され、電
気的に一体化されて、ベルチェ冷却手段を構成する。
すなわち、第1のペルチェ金属24と第2のペルチェ金
属25との接合部のうち、基板20の中心部にあるもの
を第1の接合部群26とし、周辺部にあるものを第2の
接合部群27とすると、所定の方向に電流を流すことに
より第1の接合部群26に吸熱作用が生じ、第2の接合
部群27に発熱作用が生じる。この吸熱作用を利用して
、第1の接合部群26が集中している素子中央部を冷却
することができるのである。
第2の熱電対金属29はコンタクトホールが形成された
第1の熱電対金属28の中央部側端部から第1の熱電対
金属28と平行に周辺部まで延びる帯状のパターンとす
る。第1の熱電対金属28と第2の熱電対金属29との
接合部が感温部30となり、両金属の他端部が冷却温度
検出手段としての熱電対の電極部となる。
続いて、ベルチェ冷却手段、室温検出手段および冷却温
度掻出手段を覆うように、再び絶縁層22となる窒化シ
リコン膜をプラズマCVD装置により6000人程度0
厚さに生成し、耳側技術により窒化シリコン膜を選択的
にエツチングすることで、ペルチェ冷却手段、冷却温度
検出手段および室温検出手段の各電極部にコンタクトホ
ールを形成する。
その後、アルミニウム等の厚さ1μ程度の金属薄膜を、
絶縁層22上にコンタクトホールを含む全面にわたって
蒸着により生成し、耳側技術によりこの金属の薄膜を選
択的にエツチングして第2図の斜視図に示すようなペル
チェ冷却手段のパッド34a、34b、冷却温度検出手
段のパッド35a、35b、室温検出手段のパッド36
a、36bをパターニングする。
次に、素子の表裏両面に窒化シリコン膜をプラズマCV
D装置により6000人程度0厚さに生成する。これは
、窒化シリコンが極めて安定した材料であるために保護
膜として使うためである。
なお、このとき、第1の接合部群26が集中している素
子中央部表面が光沢面となるように窒化シリコン膜を形
成する。これは、後の動作説明において述べるように、
冷却により形成される水滴の検出を容易にするためであ
る。
そして、耳側技術を使い、基板20の裏側の中央部の窒
化シリコン膜をプラズマエツチングにより選択的に除去
して開口を形成し、さらに、この開口を通して基板20
を絶縁層22までエツチング除去する。第3図はこのと
きの状態を示す断面図であり、基板20の裏面からのエ
ツチングにより凹部21が基板20の中央部に形成され
ていることが判る。
最終工程として、第4図の概略斜視図に示すように、素
子表面の窒化シリコン膜のうちの凹部21の周辺部の一
部を耳側技術により選択的にエツチングすることで、素
子表面と凹部21とを連通ずる貫通孔23を形成すると
共に、電極34a。
34b、  ・・・、36a、36bにおける外部回路
との接続のためのポンディングパッド開口部を形成する
。なお、この貫通孔23は、凹部21内の空気と絶縁層
22の上面に接する大気との圧力差を無くすために形成
されるものである。その後は基板をダイシングし、各々
のチップに切り出し、所定のバフケージを行なう。
以上の工程を経て、本実施例の湿度検出用素子が造られ
る。
なお、凹部21を基板20の裏面からのエツチングによ
り形成したが、第5図および第6図の斜視図に示すよう
にシリコン基板の異方性エツチングにより実現されるマ
イクロブリッヂ構造を適用することも可能である。
また、第1のペルチェ金属24.第2のペルチェ金属2
5のパターンは、冷却部である第1の接合部群26が所
定の場所に集中できるものであれば、実施例のパターン
に限られるものではないことは言うまでもない。
また、本実施例ではペルチェ冷却手段2は第1のペルチ
ェ金属24と第2のペルチェ金属25とを交互に接続し
て1組の直列回路を構成しているが、少なくとの1組の
直列回路が形成されていればよく、2組以上の直列回路
を並列接続したものでも構わない。
さらに、第1のペルチェ金属24と第2のペルチェ金属
25との接合部が、使用する金属によってはオーミック
接合とならずに半導体接合(例えばショットキ接合等)
となる場合があるが、そのような場合には、ニッケル等
温3の金属を介して電気的接合をとれば冷却部における
ジュール熱の発生を抑えることができ、冷却能力の低下
を防止できる。
さらに、第1の熱電対金属28および第2の熱電対金属
29の材料は、本実施例の如くそれぞれ第1のペルチェ
金属24および第2のペルチェ金属25と同一の材料を
使うことが製造の容易性等から現実的であるが、これに
限られるものではない。
また、室温検出手段である測温抵抗体32は、後述する
ように、絶対湿度を測定する場合には不要な要素である
。そして相対湿度を測定する場合にあっても、別途室温
検出計を用いることが可能であるので、湿度検出用素子
上に必ずしも一体形成する必要はない。
なお、室温検出手段を湿度検出用素子に一体形成する他
の例としては、シリコン単結晶のウェファにダイオード
を集積したものを基板として使用し、このダイオードの
順方向電圧の温度依存性を利用するもの等がある。
また、冷却温度検出手段は必ずしも熱電対で構成しなく
てもよく、例えば測温抵抗体等で構成することも可能で
ある。
つぎに、本実施例の湿度検出用素子を実際に露点湿度計
として用いる場合の回路構成を第7図のブロック図に基
づいて説明する。
二点鎖線で囲まれた部分が?tiJj検出用素子Iであ
り、ペルチェ冷却手段2.冷却温度検出手段4、室温検
出手段5を含む。
水滴検出手段3は発光素子13と受光素子14とから構
成され、第8図の斜視図に示すように、湿度検出用素子
lの上部に配置される。発光素子13は、その照射光が
湿度検出用素子1の中央部に当たるように方向付けされ
ており、受光素子14は、発光素子13が発する光の湿
度検出用素子1での反射光を直接受光しないように方向
付けされている。
湿度検出用素子1の表面に水滴が付着していないときは
この表面が鏡面状になっており、発光素子13からの光
は受光素子14にほとんど入らない。しかし、水滴の付
着により湿度検出用素子1の表面が曇りだすと、乱反射
により発光素子13からの光の一部が受光素子14に入
射する。したがって、受光素子14の出力によって水滴
の付着を検出することができるのである。
なお、上記鏡面状の表面を逆に曇ガラスのように微小な
凹凸面とすれば、水滴の付着により表面が光沢を持つよ
うになり、乱反射により受光素子14に入射していた発
光素子13からの光の一部が入射されなくなることから
水滴の付着を検出することができる。
水滴検出回路7は、発光回路15および受光回路16か
ら構成されており、発光回路15は発光素子13を駆動
し、受光回路16は受光素子14の出力から水滴の有無
を判別する。
なお、外乱光の影響を避けるために、発光回路15にお
いて発光素子13の光を変調することが可能である。例
えば、10kHzのパルス駆動で発光素子13を点灯さ
せ、受光回路16で1OkHzのバンドパスをかけて直
流である外乱光をカントすればよい。
また、本実施例では受光素子14の位置を、発光素子1
3が発する光の湿度検出用素子工での反射光を直接受光
しないように方向付けしたが、逆にこの反射光を直接受
光するように方向付けすれば、水滴の付着により受光量
が減少するので、かかる現象を利用しても水滴の有無を
検出できる。
電流発生回路6はペルチェ冷却手段2に必要な電流を供
給する回路であり、ペルチェ冷却手段2の冷却能力を決
定する回路である。
温度差検出回路8は、冷却温度検出手段4としての熱電
対がペルチェ冷却手段2における冷却部と室温との差に
基づいて発生する起電力を検出し、この起電力から冷却
部と室温との温度差を検出する回路である。
室温検出回路9は、室温検出手段5としての測温抵抗体
32に接続され、測温抵抗体32の抵抗変化から室内温
度Taを検出する機能を有する。
マイクロコンピュータlOは、電流発生回路6゜水滴検
出回路7.温度差検出回路8.室温検出回路9とバス1
2を介して接続され、水滴検出回路7により検出される
水滴の有無に応じて電流発生回路6を制御するとともに
、温度差検出回路8によって検出される温度差ΔTと室
温検出回路9によって検出される室内温度Taを使って
演算により絶対湿度と相対湿度を求める機能を有する。
インターフェース11はマイクロコンピュータIOに接
続され、マイクロコンピュータ10からの露点温度、絶
対湿度、相対湿度等に関する情報を図示しない外部機器
に送る機能を有する。
次に、このように構成された露点湿度計の動作について
、第9図に示すマイクロコンピュータlOが実行するフ
ローチャートにしたがって説明する。
まず、マイクロコンピュータ10は電流発生回路6に最
大電流をペルチェ冷却手段2に流すように指示し、同時
の発光回路15を駆動する(ステップ101)。
ペルチェ冷却手段2に電流が流れると接合部群26.2
7においてベルチェ効果が生じる。すなわち、第1の接
合部群26では吸熱作用、第2の接合部群27では発熱
作用が生じる。
第1の接合部群26は湿度検出用素子1の中央部に集中
しており、表裏両面が空気中に露出する薄膜層内に形成
されているため、熱的に絶縁された状態となっている。
したがって、第1の接合部群26の近傍すなわち冷却部
の冷却は極めて微少の電流にて実現できることになる。
一方、第2の接合部群27は湿度検出用素子1 ゛の周
辺部に分散しており、基板20に密着した薄膜層内に形
成されているため、その発熱は直ちに基Fi20内に伝
達される。したがって、第2の接合部群27の近傍での
温度上昇は殆どなく、第1の接合部群26の冷却作用に
対して全くその影響を与えることはない。
する冷却部は露点温度以下に速やかに冷却されることに
なり、この冷却部の上に形成されている水滴検出手段3
のさらにその上の絶縁層22上に結露現象が現れ、水滴
が付着する。
水滴検出手段3は前述したように発光素子13と受光素
子14とからなり、絶縁層22上に水滴が付着すると、
乱反射が起こり、受光素子14に発光素子13からの光
の一部が入射する。
受光回路16はこの受光素子14出力変化を検出し、マ
イクロコンピュータ10は受光回路16の出力から水滴
の有無を知る(ステップ102)。
最大電流をもってペルチェ冷却手段2の冷却部を冷却す
ることで所定時間内に水滴が付着し、水滴検出回路7が
これを検出するとマイクロコンピュータ10は冷却電流
をN%減少させる(ステップ105)。なお、このとき
、所定時間経過しても水滴が付着しない場合には、雰囲
気の状態が測定レンジ範囲外にあるので、その旨の表示
信号を出力する(ステップ103.104)。
冷却電流をN%減少させた後、所定時間経過した時点で
、再び水滴の有無を判断する(ステップ106)。冷却
電流の減少によっても水滴検出回路7が水滴をりの信号
を出し続けているときは、マイクロコンピュータ10は
さらに冷却電流をN%減少させ(ステップ105)、こ
のような循環を経ることでペルチェ冷却手段2の冷却能
力を徐々に減少させる。
ペルチェ冷却手段2の冷却能力の減少により水滴が付着
しなくなり、さらに蒸発により水滴が消失し始める。
水滴検出回路7が水滴の消失を検出すると、今度は逆に
冷却電流をM (<N)%増加し冷却能力を増すことで
水滴の付着し始める露点温度に戻すことになる(ステッ
プ107)。
水滴検出回路7が水滴の付着を検出すると(ステップ1
08)、マイクロコンビエータ10は冷却温度検出手段
4が検出する冷却部と室温との温度差ΔTおよび室温検
出手段5が検出する室内温度Taを、それぞれ温度差検
出回路8および室温検出回路9を介して読み取る(ステ
ップ110゜111) 。
なお、冷却電流をM%増加させていく循環(ステップ1
07,108,109)で、冷却電流が最大となってし
まった場合には、雰囲気の状態が測定レンジ範囲外にあ
ることを意味し、その旨の表示信号を出力する(ステッ
プ104)。
冷却温度検出手段4は前述したように感温部30を素子
1のほぼ中央に配置する熱電対28.29からなり、こ
の熱電対28.29の他端は素子1の周辺部すなわち凹
部21でない基板20上に配置されることから、この温
度差ΔTは室温状態にある基板20の温度値とペルチェ
冷却手段の冷却部の温度値との差分値である。
室温検出手段5は前述したように測温抵抗体32からな
り、室温変化に伴う抵抗値の変化を微少電流を流して電
圧値に変換することで室温値を検出する。
マイクロコンピュータ10は温度差ΔTと室内温度Ta
を読み込むと、 Td−Ta−ΔT を求める(ステップ112)。このTdがペルチェ冷却
手段2の冷却部の露点温度である。
マイクロコンピュータ10内の図示しないROMには、
第1O図に示す公知の雰囲気温度と飽和水蒸気圧力との
関係のグラフが関数近似によりテーブル化されている。
したがって、室内温度Taと露点温度Tdが求まるとマ
イクロコンピュータ10はこのテーブルをを使って室内
温度Taと露点温度Tdにおける飽和水蒸気圧力Pa、
Pdを求めることができる。
絶対湿度はこの飽和水蒸気圧力Pdで定義され、相対湿
度はP d / P aで定義されることから演算によ
り湿度値がすべて求まることになる(ステップ113)
マイクロコンピュータ10は使用者の要求に応じ、イン
ターフェース11を介して露点温度Td。
絶対湿度Pd、相対湿度P d / P aを外部機器
に出力する(ステップ114) 。
以上のフローチャートのステップにおいて、冷却電流を
最大値から徐々にN%毎減少させ、結露現象が消失して
から逆に冷却電流を徐々にM%増加させて露点を実現す
る方法を示した。そして、Nの値をMの値より大きく設
定することで大兄の露点温度を見つけ、それから細かく
正確な露点温。
度を見つけ出すことで、応答性を高めようとしたもので
あるが、初めから冷却電流を最大値からゆっっくりと減
少させ、結露現象の生じた時点での温度データをもって
露点温度してもよい。さらに、冷却電流を最小値から増
加させたり、デユーティ比で実効的に変えるものでも構
わない。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の湿度検出用素子によれば
、冷却部を湿度検出用素子の中央部に集中させたペルチ
ェ冷却手段と、感温部を冷却部近傍に設けた冷却温度検
出手段と、冷却部の上部に有り水滴の付着により反射状
態が変化する部分とを中央部が除去されている基板上に
集積したので、冷却部が熱的に絶縁され、微弱な電流で
急速に必要部分のみを局部冷却でき、冷却温度検出手段
および外部に備えた水滴検出手段の出力からきわめて早
い応答速度で雰囲気の湿度を測定できる。
また、素子の局部のみが冷却されるので、冷却される空
気も局部となり被計測空気を熱的に乱すことが少なくな
るので狭い空間での湿度計測が可能である。さらに、素
子の局部のみが冷却されるということは、素子の他の部
分は冷却されずに室温に保持されていることを意味し、
したがって、室温センサを素子上に必要に応じて集積化
することができる。
さらに、一般のICと同様に1度に多量の生産が可能で
あるので、湿度検出に必要な種々の検出機能を具備する
にもかかわらず非常に安価となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はいずれも本発明の一実施例の製造
途中における斜視図、第3図は本発明の一実施例の製造
途中における断面図、第4図は本発明の一実施例を示す
概略断面図、第5図および第6図は基板の凹部の他の形
成方法を示す斜視図、第7図は本実施例の湿度検出用素
子を実際に露点湿度計として用いた場合のブロック図、
第8図は本実施例の湿度検出用素子と水滴検出手段との
位置関係を示す斜視図、第9図はマイクロコンビエータ
の動作を示すフローチャート、第10図は雰囲気温度と
飽和水蒸気圧力との関係を示すグラフである。 ■・・・湿度検出用素子、2・・・ペルチェ冷却手段、
3・・・水滴検出手段、4・・・冷却温度検出手段、5
・・・室温検出手段、24・・・第1のペルチェ金属、
25・・・第2のペルチェ金属、26・・・第1の接合
部群、30・・・感温部。 特許出願人 山武ハネウェル株式会社 代 理 人 山川 政権(ほか2名) 第1@ 第3図 第7図 創図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 基板上に、複数の第1の金属パターンと第2の金属パタ
    ーンとを交互に配列し第1の金属パターンの端部と第2
    の金属パターンの端部とを順次接続しこの接続部を一つ
    おきに前記基板の中心部と周辺部に配列したペルチェ冷
    却手段と、前記基板の中央部にある前記ペルチェ冷却手
    段の一方の接合部群の近傍に感温部を配置せしめた冷却
    温度検出手段とを絶縁層を介して形成し、前記一方の接
    合部群の表面に水滴の付着により反射状態が変化する部
    分を形成し、前記基板の中央部を除去したことを特徴と
    する湿度検出用素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5335592A (en) * 1976-09-13 1978-04-03 Kazuhiro Takizawa Dew point meter utilizing electronic cooling
JPS5817349A (ja) * 1981-07-23 1983-02-01 Meidensha Electric Mfg Co Ltd 結露防止装置

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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