JPH0256612B2 - - Google Patents

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JPH0256612B2
JPH0256612B2 JP57115981A JP11598182A JPH0256612B2 JP H0256612 B2 JPH0256612 B2 JP H0256612B2 JP 57115981 A JP57115981 A JP 57115981A JP 11598182 A JP11598182 A JP 11598182A JP H0256612 B2 JPH0256612 B2 JP H0256612B2
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JP
Japan
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heat
flow rate
heating element
rate detector
sensitive flow
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JP57115981A
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JPS595919A (ja
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Hiroshi Sato
Koji Tanimoto
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measuring Volume Flow (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、流動流体の流動量を発熱体と流動
流体間の熱伝達を利用して検出する流量検出器に
関するものである。
従来、上記のような流量検出器として第1図に
示すものがあつた。第1図において、1はシリコ
ン半導体からなるバルク状発熱体、2はこの発熱
体1への給電とその支持を兼ねる電極リード、3
は電極リード2を固定したトランジスタ・パツケ
ージに相当する支持体、4は取出しリード、5は
ステンレススチール製の配管パイプ、6はパイプ
5の内部を通過するミネラルスピリツツなどの被
測定流体、7は差動ブリツジや増巾器を含む検出
回路で、取出しリード4、電極リード2を介して
パイプ5内に設置された発熱体1に接続されてい
る。8は検出回路7からの検出出力信号である。
次に、以上のように構成された感熱形流量検出
器の動作について説明する。発熱体1への給電電
力をPin、発熱体1と被測定流体6の間の熱伝達
量をPoutとすると、熱平衡状態ではPin=Pout=
h・As・△Tが成立する。ここで、hは発熱体
1と被測定流体の間の熱伝達率、Asは発熱体1
の表面積、△Tは発熱体1と被測定流体の間の温
度差である。一般に、レイノルズ数Reが1<Re
<2000の層流条件下では、熱伝達率hはa、bを
定数とすると、実験公式h=a+b・v0.5で近似
できる。ここで、vは流体の平均流速を意味して
いる。発熱体への給電電力Pinは発熱体1の抵抗
をRs、電流をIs、電圧をVsとすれば、Pin=
Is2・Rs=Vs2/Rsで表わされるので、発熱体1
の電気的インピーダンスを検出回路7で計測する
ことにより、流速vまたは流量Qが検出出力信号
として得られる。発熱体1は0.7×0.7×0.15mm3
シリコンチツプであり、燐Pを1015cm-3ドープし
たN形の均質材料からなる。また、支持体3は
TO46トランジスタ・パツケージを流用してお
り、ステンレススチール製のパイプ5は0.767cm
×30cm(径×長さ)であり、発熱体1は後部の前
端から25.3cmのところに設置されている。
従来の感熱形流量検出器は、以上のように構成
されているので、レイノルズ数が2000〜3000の流
れが不安定となる層流から乱流へ遷移領域を避け
てレイノルズ数が2000以下の条件に設定するよう
になつており、熱伝達率としては低い値を、流れ
としては層流状態を使わなければならない。ま
た、発熱体となるシリコンチツプが均質なパルク
状発熱体であるため、熱容量が大きく熱的平衡状
態に達するための熱的時定数も比較的大きなもの
になつてしまう。さらに、発熱体1がある程度の
大きさを有し、電極リード2と共に流れに撹乱を
与える外的要素になつてしまい、構造的に軟弱で
あるなど、流量検出器としての応答性が低くなる
と共に、微少流量または大流量の場合に不安定な
特性を有するという欠点があつた。
この発明は、上述のような従来のものの欠点を
除去しようとするもので、外面が流動流体と接触
する薄板状の発熱部材、およびこの発熱部材を支
持する熱的、電気的不良導体不良導材料からなる
絶縁支持部材を有し、発熱部材の内面側に上記流
動流体と非接触の中空部を形成した発熱体を用い
ることにより、応答性および信頼性にすぐれた高
性態の感熱形流量検出器を提供することを目的と
している。
以下、この発明の実施例を図について説明す
る。
実施例 1 第2図は実施例1の感熱形流量検出器の検出素
子部分の拡大縦断面図である。第2図において、
9は発熱部材であり、この発熱部材9は周縁部に
比べて中央部の厚さが薄くなつた形状に、サーミ
スタあるいはPt、W、Mo、Ni、カーボンCなど
の抵抗材料またはNi−Cr合金、Fe−Cr−Al合
金、Fe−Cr合金などの合金材料からなる。10
は発熱部材9の内面側中央部に形成された中空
部、11は発熱部材9を熱的、電気的に絶縁して
支持する絶縁支持部材であり、プラスチツクまた
はガラスなどのセラミツク材からなる。上記発熱
部材9と絶縁支持部材11とから、これらの内部
に流動流体が接触しない中空部10を形成した発
熱体1が構成されている。また、12は発熱部材
9の外端面に形成したAl、Au、Ag、Sn、Niな
どの蒸着電極、13は蒸着電極12に一端部が接
続されたAl、Auなどの材質ボンデイングワイ
ヤ、14はボンデイングワイヤ13の他端部に接
続されて上記支持部材11を貫通する導電性材料
のボンデイングポストである。
次に、上述のように構成された発熱体1を有す
る実施例1の感熱形流量検出器の動作について説
明する。絶縁油、ガソリン、水、空気などの流動
流体15が発熱部材9に衝突し、流動流体15の
流速または流量に応じた熱伝達が行なわれる。ま
た、ボンデイングポスト14、ボンデイングワイ
ヤ13および蒸着電極12を通じて発熱部材9へ
給電された電力は発熱部材9の中央部を加熱す
る。この場合に、発熱部材9の中央部は周縁部に
比べて厚さが薄くなつているため、横方向に拡が
る熱抵抗が大きく、熱容量が小さくなつているこ
とにより、非定常時の熱的応答時間が短い。
したがつて、実施例1の感熱形流量検出器は、
中空部10での断熱作用に加えて熱的応答性が改
善されているので、検出器としての応答性がすぐ
れていると共に、発熱部材9を絶縁支持部材11
に支持したので、従来のものに比べて堅牢であ
る。
実施例 2 第3図は実施例2の感熱形流量検出器の検出素
子部分の拡大縦断面図である。第3図において、
9はエツチングによつて中央部分を削り取つたダ
イヤフラム状のN形シリコン基板16を有する発
熱部材であり、上記シリコン基板16の外面中央
部にはP形不純物拡散層17が形成され、シリコ
ン基板16の外面上にはSiO2またはAl2O3などの
酸化膜18が形成されている。10は上記シリコ
ン基板16の中央部をエツチングにより削り取つ
て形成した中空部、11はシリコン基板16を熱
的および電気的に絶縁させるセラミツク材からな
る絶縁支持部材、12は上記酸化膜18に形成さ
れたコンタクトホール部を介して上記拡散層17
に接続されるAl蒸着電極、13はボンデイング
ワイヤ、14はボンデイングポストである。
次に以上のように構成された発熱体1を有する
実施例2の検出器の動作について説明する。この
実施例2で発熱するのは、N形シリコン基板1の
P形不純物拡散層17に限られ、表面発熱形とい
われるものになつている。このため、発熱に必要
な電力は小さく、応答性を左右する熱容量が小さ
い。また、シリコン基板16の中央部の厚さが薄
くなつており、横方向に拡がる熱抵抗が大きく熱
容量の小さい構成となつている。また、上記拡散
層17表面が絶縁膜18で覆われて保護されてい
る。
この実施例2の感熱形流量検出器は、従来もの
に比べて、堅牢で頑強なものとなつており、熱的
応答性が実施例1のものよりさらに改善されてい
る。
なお、実施例2の検出器の上述した以外の構
成、動作は、実施例1のものと同様であるから、
説明を省略する。また、実施例2ではN形シリコ
ン基板にP形不純物拡散層を形成したものについ
て説明したが、この考案はP形の基板にN形の拡
散層を形成してもよく、この場合でも同様な効果
が得られる。
実施例 3 第4図は実施例3の感熱形流量検出器の検出素
子部分の拡大縦断面図である。第4図において、
16は平坦なN形シリコン基板、11はガラスな
どのセラミツクのような絶縁材料からなる筒状の
絶縁支持部材であり、この支持部材11内に中空
部10が形成されている。19はボンデイングポ
スト14および上記支持部材11を支持する電気
的絶縁材料製の支持台である。
次に、実施例3の検出器の動作について説明す
る。この実施例3で発熱するのは、上記不純物拡
散層17のみであり、表面発熱形になつていて、
発熱電力のほとんどが絶縁油のような流動流体1
5との熱伝導に寄与し、流動体15を加熱する。
しかし、一部の熱量がシリコン基板16に伝熱さ
れ、上記支持部材11の方に消費される。そこ
で、この実施例2では、支持部材11をセラミツ
ク製の筒状とし、縦方向の熱抵抗を大きくとるこ
とで、拡散層17と支持部材11の熱絶縁を可能
にしている。
この実施例3の検出器は、検出器としての経時
変化が少なく、出力が安定しており、熱的応答性
もすぐれている。
なお、実施例3の上述した以外の構成、動作
は、実施例2のものとほぼ同様であるから説明を
省略する。
実施例 4 第5図は実施例4の感熱形流量検出器の検出素
子部分の拡大縦断面図である。第4図において、
16は中央部がエツチングされて厚さが薄くなつ
た実施例2のものと同様なN形シリコン基板、1
0はこのシリコン基板16と筒状の絶縁支持部材
11によつてこれらの内部に形成された中空部、
18はSiO2のような酸化膜であり、この酸化膜
18はシリコン基板表面の中央部のP形不純物拡
散層17が露出するように形成されている。
次に、実施例4の検出器の動作について説明す
る。この実施例4で発熱するのは、実施例2と同
様に不純物拡散層17のみであり、表面発熱形に
なつており、実施例3と異なるのは、シリコン基
板16の内面中央部がエツチングされて横方向に
拡がる熱抵抗が大きくなつていることである。こ
のため、発熱電力が有効に流動流体との熱伝達に
使われて、小さな投入電力で高い温度差を与える
ことができる。そして、この実施例4の感熱形流
量検出器は、検出器としての経時変化がなく、出
力が安定しており、とくにその熱的な応答性がす
ぐれている。
なお、実施例4の上述した以外の構成、動作は
実施例3のものとほぼ同様であるから説明を省略
する。
第6図はこの発明の一実施例による感熱形流量
検出器の全体の構成を示している。第6図におい
て、1は発熱体、9は発熱体1の発熱部材であ
り、一方の面すなわち外面が絶縁油などの流動流
体15と接触し、他方の面すなわち内面側に流動
流体15と非接触の中空部10が形成してある。
13はボンデイングワイヤ、11は発熱部材9を
熱的および電気的に絶縁して支持する絶縁支持部
材4はボンデイングワイヤ13にボンデイングポ
スト14を介して接続された取り出しリード、7
は差動ブリツジや増巾器を含む検出回路、8は検
出出力信号である。また、20はホース22に差
込まれたニツプルであり、流動流体15の入口側
と出口側で対をなしており、出口側のニツプル2
0に上記支持部材11が固定されている。21は
ニツプル20の入口側と出口側との間に挾着され
て、流動流体15の流れを絞つて発熱部材9への
衝突噴流を形成するためのノズルである。
次に、第6図に示す感熱形流量検出器の動作に
ついて説明する。絶縁油などの流動流体15は、
入口側のホース22を通つてニツプル20へ流れ
込み、ノズル21で大巾に絞られ噴流となつて発
熱部材9で衝突する。発熱部材9で発熱した電力
のほとんどが、中空部10で実質的に熱伝導が遮
断され、横方向の熱抵抗も大きいので、直ちに上
記流動流体に吸収される。そして、ノズル21近
傍の流動流体15の流れに限れば、レイノルズ数
の範囲は最小測定流量でも3000以上の値となるよ
うに設定してあり、流れは乱流領域に限られるの
で安定している。また、発熱体1に衝突した流れ
は出口側のニツプル20を通してホース22へ流
出する。
なお、第6図に示す実施例の流量検出器は、こ
の発明の実施例1ないし4の発熱体のいずれかを
用いたものである。
第6図に示す実施例の感熱形流量検出器は、上
述したように構成されているので、従来のものの
ような配管パイプを必要とせず、小形、軽量とな
つており、またレイノルズ数が高い分だけ、大き
な熱伝達率が得られ、中空部10による断熱効果
によつて、発熱部材9の熱容量が小さくなつてい
るので、熱的な応答時間が大巾に短縮され、検出
器としての応答性がすぐれている。
以上説明したように、この発明の感熱形流量検
出器は、応答性および信頼性がすぐれ、高性能で
あるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の感熱形流量検出器を示す構成説
明図、第2図、第3図、第4図および第5図はこ
の発明の実施例1,2,3および4による発熱体
をそれぞれ示す検出素子部分の拡大縦断面図、第
6図はこの発明の一実施例による感熱形流量検出
器を示す構成説明図である。 1……発熱体、7……検出回路、8……検出出
力信号、9……発熱部材、10……中空部、11
……絶縁支持部材、12……電極、13……ボン
デイングワイヤ、14……ボンデイングポスト、
15……流動流体、16……シリコン基板、17
……不純物拡散層、18……酸化膜、19……支
持台、20……ニツプル、21……ノズル、22
……ホース。なお、図中同一符号は同一または相
当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 発熱体と流動流体間の熱伝達量から流速また
    は流量のような上記流動流体の流動量を検出する
    感熱形流量検出器において、外面が上記流動流体
    と接触する薄板状の発熱部材、およびこの発熱部
    材と支持する熱的、電気的不良導材料からなる絶
    縁支持部材を有し、発熱部材の内面側に上記流動
    流体と非接触の中空部を形成した発熱体と、この
    発熱体へ発熱電力を供給すると共に発熱体の電気
    的インピーダンスを計測する検出回路とを備えた
    ことを特徴とする感熱形流量検出器。 2 発熱体を構成する発熱部材が感温半導体材料
    からなる特許請求の範囲第1項記載の感熱形流量
    検出器。 3 発熱体を構成する発熱部材が不純物拡散層を
    含むシリコン半導体基板である特許請求の範囲第
    2項記載の感熱形流量検出器。 4 発熱体を構成する絶縁支持部材がセラミツク
    材である特許請求の範囲第1項、第2項または第
    3項記載の感熱形流量検出器。 5 発熱体を構成する絶縁支持部材で発熱部材の
    周縁部を支持した特許請求の範囲第1項、第2
    項、第3項または第4項記載の感熱形流量検出
    器。 6 発熱体を構成する発熱部材が中央部に形成さ
    れた不純物拡散層を含んだシリコン半導体基板で
    ある特許請求の範囲第3項または第5項記載の感
    熱形流量検出器。 7 発熱体を構成する発熱部材が流動流体と接す
    るように形成された不純物拡散層を含んだシリコ
    ン半導体基板である特許請求の範囲第3項または
    第6項記載の感熱形流量検出器。 8 発熱体を構成する発熱部材が不純物拡散層を
    含んだ部分のみ厚さが薄いシリコン半導体基板で
    ある特許請求の範囲第3項、第6項または第7項
    記載の感熱形流量検出器。
JP57115981A 1982-07-01 1982-07-01 感熱形流量検出器 Granted JPS595919A (ja)

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