JPS61170618A - 流速検出用半導体センサ - Google Patents

流速検出用半導体センサ

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JPS61170618A
JPS61170618A JP60012064A JP1206485A JPS61170618A JP S61170618 A JPS61170618 A JP S61170618A JP 60012064 A JP60012064 A JP 60012064A JP 1206485 A JP1206485 A JP 1206485A JP S61170618 A JPS61170618 A JP S61170618A
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sensor
heating element
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fluid
flow velocity
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Osamu Tabata
修 田畑
Masaru Inagaki
大 稲垣
Tomoyuki Kitano
北野 知之
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
    • G01F1/684Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow
    • G01F1/6845Micromachined devices
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P5/00Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft
    • G01P5/10Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft by measuring thermal variables
    • G01P5/12Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft by measuring thermal variables using variation of resistance of a heated conductor

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は流速検出用半導体センサ、特に流体の流速を電
気的に検出するセンサの改良に関する。
[従来技術] 流体の流速を検出するセンサとして、従来より半導体基
板上に発熱体を設けた流速検出用半導体センサが周知で
あり、このセンサは、流体の流速に応じて変化する発熱
体からの放熱量を電気的に測定し流速を検出することが
できることから、気体または液体等の流速測定に幅広く
用いられている。
[発明が解決しようどする問題点] しかし、従来のセンサは、発熱体とシリコン基板とが熱
的に遮蔽されておらず、シリコン基板やセンサのマウン
ト部分が発熱体に対し熱容量の大きな熱負荷となって作
用してしまうため、発熱体の発熱間は流速に敏感に反応
して変化せず、応答性の良い正確な測定を行うことがで
きないという欠点があった。
更に、前記発熱体が設けられたシリコン半導体基板は、
極めて熱伝導率が良い材料であるため、従来のようにシ
リコン半導体基板上に発熱体を設けると、シリコン半導
体基板全体が加熱されてしまい、このため、温度変化に
敏感な半導体で構成されるセンサの周辺回路を発熱体と
同一の半導体基板上に設けることができず、センサを集
積化することができないという問題があった。
発明の目的 本発明は、このような従来の課題に鑑み為されたもので
あり、その目的は、流速を応答性良く正確に測定するこ
とができ、かつ回路の集積度の高い流速検出用半導体セ
ンサを提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明のセンサは、半導体基板上に通電発熱体を設け、
この発熱体の発熱間に基づき流体の流速を検出する流速
検出用半導体センサにおいて、半導体基板と通電発熱体
との間に熱伝達を遮蔽する熱絶縁体を設け、発熱体から
の熱伝達が遮蔽された半導体基板上にセンサの周辺回路
を設けることを特徴とする。
ここにおいて、前記半導体基板は、例えば、シリコン、
Ga As又はその他の半導体材料を用いて形成するこ
とができる。
前記半導体基板は、一部を薄板構造とし、その一部又は
全部を熱絶縁体で構成することにより、通電発熱体から
基板への熱の遮蔽をより効果的にできる。
また、前記熱絶縁体は、各種熱絶縁材料を用いて形成す
ることが可能であるが、半導体基板としてシリコンを用
いた場合には、この熱絶縁体として多孔質シリコン酸化
膜を用いることが好適である。
これは、多孔質シリコン酸化膜は、熱伝導率がシリコン
の1150〜1/100と小さく、熱絶縁体として好適
であるとともに、シリコン半導体基板内に短時間で10
ミクロン以上の厚みで形成され、極めて優れた熱絶縁性
能を発揮することができるためである。
また、この多孔質シリコン酸化膜は、電気絶縁性にも優
れているため、通電発熱体から半導体基板への漏れ電流
を極めて小さくすることができ、更に通電発熱体の表面
にスパッタ等でS!3N+等の保1111を形成するだ
けで発熱体を被測定流体から電気的に良好に絶縁し導電
性流体内でもその流速測定を行うことが可能となる。
また、前記通電発熱体は、各種の発熱材料を用いて形成
することができる。例えば、前記熱絶縁体を半導体基板
内に選択的に形成する際に、熱絶縁体の内部に基板の一
部を選択的に残しておぎ、これをそのまま通電発熱体と
して用いることができる。また、これ以外にも熱絶縁体
の内部に選択的に残した半導体基板内に不純物拡散を行
って、抵抗、トランジスタを形成し、これを通電発熱体
として用いることもできる。また、これ以外にも基板に
熱絶縁体を選択的に形成し、この表面に薄膜抵抗や薄膜
トランジスタを形成し、これを通電発熱体として用いる
ことも可能である。
[作用] 以上の構成とすることにより、本発明の半導体センサを
用いて流体の流速を測定する場合には、まず、センサを
被測定流体に設置し、その発熱体を通電加熱する。ここ
において、発熱体の周囲に流体の流れが存在すると、こ
の発熱体から奪われる熱量は流体の流速に応じて変動し
、流体により奪われる発熱体からの熱量は流速が大きい
程大ぎく、また流速が小さい程小ざいものとなる。
従って、本発明のセンサでは、発熱体の発熱間を電気的
に演算することにより、センサ周囲を流れる流体の流速
を測定することができる。
このような流速検出時におけるセンナの応答特性は、発
熱体の熱負荷が小さい程高いものとなる。
本発明のセンサはこの発熱体と半導体基板とが熱絶縁体
により良好に熱絶縁されているため、半導体基板及びそ
のマウントが発熱体に対し熱負荷として作用じず発熱体
の熱負荷が極めて小さいものとなる。すなわち、本発明
のセンサでは、発熱体からの放熱はほとんど全て被測定
流体により吸収されるため、発熱体の発熱量は流体の流
速に極めて応答性良く反応し流体の流速を高精度で測定
することが可能となる。
更に、本発明のセンサでは、前述したように熱絶縁体に
より発熱体と半導体基板とが良好に熱絶縁されるため、
半導体基板の温度はセンサの設置されている周囲の流体
の温度とほぼ等しくなり、従来のセンサのように高温に
加熱されることがない。このため、発熱体と同一の半導
体基板上に、温度変化に敏感で高温に弱いセンサの各種
周辺回路を設けることができ、センサの集積度を高める
ことが可能となる。
このように、発熱体と同一の半導体基板状には各種の周
辺回路を必要に応じて適宜設けることが可能であり、例
えば、発熱体の駆動回路、センナ出力の直線化回路、流
体の温度や圧力を測定してセンサ出力を補償する流体温
度補償回路及び流体圧力補償回路を必要に応じ設けるこ
とが効果的である。
特に、センサの半導体基板上に前記補償回路を設けるこ
とにより、流体の流速とその圧力及び温度とを(まぼ同
一測定点で同時に測定しセンサの出力を補償することが
できるため、温度や圧力が複雑に変化している流体に対
してもその流速を正確に測定することができる。このよ
うな効果は、半導体技術を用いた微細加工によって半導
体センサを小型化すればする程大きくなり、流体の温度
や圧力がより複雑に変化している場合でもその流速を正
確に測定することが可能となる。
尚、実際の測定においては、流体の圧力変化に比し流体
の温度変化がセンサの出力におよぼす影響が極めて大き
いため、周辺回路としては流体温度補償回路を半導体基
板上に設け、センサの集積化を図ることが効果的である
また、これ以外にも本発明のセンサでは、基板として半
導体を用いているため、前述以外にも各種複雑な周辺回
路を基板上に設けその集積度を高めることが可能となる
[発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、半導体基板と通
電発熱体との間に熱絶縁体を設けることにより、発熱体
の熱負荷を低減し流体の流速を高感度で検出することが
可能となり、しかも半導体基板の温度上昇を有効に抑制
し該基板上にセンサの各種周辺回路を設はセンサの集積
度を高めることが可能となる。
[実施例コ 次に本発明の好適な実施例を図面に基づき説明する。
第1実施例 監メ 第1図及び第2図には本発明にかかる流速検出用半導体
センサの好適な第1実施例が示されており、実施例のセ
ンサは、厚さ400ミクロンのP型シリコン半導体基板
10の表面中央部に通電発熱体12を設け、更にこの発
熱体12と基板10との間に厚さ50ミクロンの熱絶縁
体14を設けている。
実施例において、前記熱絶縁体14は、P型シリコン半
導体基板10を選択的に多孔質化した後これを酸化して
多孔質シリコン酸化膜とすることにより基板10内に形
成される。
また、本実施例において、前記通電発熱体12は、この
熱絶縁体14の表面中央に設けられた多孔質化されてい
ないN型シリコンをもって形成されている。
ここにおいて、前記熱絶縁体14を形成する多孔質シリ
コン酸化膜は従来より周知の方法により形成することが
できるが、以下にその概略を説明する。
まず、P型シリコン半導体基板10の表面をHF溶液中
に浸漬し、半導体基板10を陽極、l−(F溶液を負極
として電流を流すと、P型シリコン半導体基板の表面側
に電流の経路に従って多孔質領域が形成される。この時
、多孔質化を欲しない部分は513N4膜を形成してお
くかあるいはN型化しておけば良く、このようなSi3
N4あるいはN型化部分を適宜設けることにより、半導
体基板10表面の選択的な多孔質化を行うことができる
なお、シリコン半導体基板10の表面にN型領域を設け
た場合でも、十分長時間をかけて前記多孔質化を行うこ
とによりN型領域の下部をも多孔質化することができる
従って、本実施例のセンサは、予めP型シリコン半導体
基板10の表面中央にN型シリコン領域を発熱体12と
して設けておき、このようにして形成された半導体基板
10を前述したように十分時間をかけて多孔質化しその
後酸化することにより、発熱体12とシリコン半導体基
板10との間に多孔質シリコン酸化層からなる熱絶縁体
14を所望の膜厚で形成することができる。
従って、このようにして形成された熱絶縁体14により
通電発熱体12から半導体基板10への熱伝達は効果的
に遮蔽され、半導体基板10の温度上昇が防止される。
また、本発明においては、このように発熱体12からの
熱伝達が遮蔽された半導体基板10の表面に、センサ周
辺回路としてのN型シリコン抵抗16が設けられている
。このN型シリコン抵抗16は流体温度補償回路として
用いられるものであり、その抵抗値は自己発熱すること
がないよう発熱体12の抵抗値より十分に大きく、実施
例においては約100倍程度の抵抗値をもつように形成
されている。更に、このN型シリコン抵抗16の抵抗温
度係数は、流速の温度測定を効果的に行うことができる
よう発熱体12の抵抗温度係数とほぼ等しくなるよう形
成されている。
そして、このようにして形成されたセンサの1表面には
、発熱体12及びN型シリコン抵抗16へ電気的に接続
されたA1リード18.20が形成されている。
1皿 次に本発明のセンサを用いて行う流体の流速検出動作を
説明する。
まず、本発明の検出センサを流体内に設置し、発熱体1
2の表面における温度が一定になるように発熱体12を
通電加熱する。
この時、発熱体12から奪われる熱Mは流体100の流
速Vの1/n乗に比例するため、この発熱体12から発
生するジュール熱Qを電気的に演算測定することにより
流速■を測定することができる。なお、nはセンサの形
状等によって決まる定数である。
ここにおいて、本発明のセンサは、発熱体12から半導
体基板10へ向は伝達する熱が熱絶縁体14により効果
的に遮蔽されているため、発熱体12の熱負荷は極めて
軽くその発熱量は流体100の流速Vに敏感に反応して
変化する。従って、本発明のセンサによれば、流体10
0の流速■を極めて応答性良く正確に測定することがで
きる。
このとき、本実施例のセンサにおいては、熱絶縁体14
が半導体基板10内に設けられているため、基板10の
表面はほぼ滑かとなり流体100の流れを乱すことがな
いため、流体100の流速Vを更に精度良く測定するこ
とができる。
尚、このようにして発熱体12から流体100により奪
われる熱WiQに基づきその流速測定を行う場合には、
流体100の温度が一定である場合には奪われる熱量は
流速と正確に対応するが、同一の流速でも流体温度が変
ると発熱体12から奪われる熱mが変動し正確な測定を
行うことができなくなる。
従って、このように流体温度が変化する場合には、発熱
体12の発熱温度を常に流体温度と一定の温度差に制御
することが必要となる。
このため、本実施例のセンサにおいては、半導体基板1
0の表面に温度センサとして機能するN型シリコン抵抗
16を設けており、このシリコン抵抗16の検出ザる温
度に基づき発熱体12の通電加熱mを制御し、その表面
温度を流体温度と一定の温度差となるようにしている。
このようにすることにより、本実施例のセンサでは、流
体100の流速Vをその温度変化を考慮して正確に測定
することが可能となる。
更に、本実施例のセンサでは、熱絶縁体14により発熱
体12からの半導体基板10へ向けた熱の伝達が効果的
に遮蔽されるため、半導体基板10の温度は流体の温度
とほぼ等しいものとなる。
従って、このような半導体基板状10にセンサの周辺回
路として、例えば実施例のごとくN型シリコン抵抗16
を設けその集積度を高めた場合でもこのようなセンサ周
辺回路の安定した動作を得ることが可能となる。
次に定温度法を用いて本発明のセンサを駆動する駆動回
路の具体的な実施例を説明する。
センサ駆動回路 第3図には、測定法として定温度法を用いたときのセン
サの駆動回路が示されており、実施例の駆動回路は、発
熱体12を形成するN型シリコン抵抗R+ と、流体温
度補償回路16として機能するN型シリコン抵抗R2と
、抵抗R3、R+ とによりブリッジ回路を構成してお
り、このブリッジ回路の出力を増幅して該ブリッジ回路
の電源とする差動増幅器20が図示のごとく接続され、
フィードバック回路が形成されているものである。
この構成の駆動回路は、ホットワイヤやホットフィルム
センサの定温度差駆動回路として一般的に周知のもので
あるが、以下にその動作を概略説明する。
例えば本発明のセンサを被測定流体100内に設置し流
速測定を行う場合には、センサ周囲の流体の流速が増し
センサの発熱体12.すなわちN型シリコン抵抗R+ 
から奪われる熱量が増え抵抗R+ の温度が下がると、
その温度の低下が抵抗R1の抵抗値の減少となって現れ
、この結果抵抗R1と抵抗R1との接続部22における
電位が上昇する。
この接続部22は差動増幅器20の正入力端子に接続さ
れているため、該増幅器20の出力電圧は上昇しブリッ
ジ回路への入力電圧が上昇する。
これにより、発熱体12へ加わる電圧が上弄し、その分
光熱体12の発するジュール熱による熱エネルギが上昇
し、その抵抗R+ の発熱温度が上昇することになる。
この結果、抵抗R1の抵抗値が上昇し流速が増加する前
の抵抗値に戻り、ブリッヂ回路が平衡することになる。
このようにして、実施例の駆動回路においては、流体の
流速が変動してもフィードバック回路の働きにより抵抗
RIの発熱温度が一定に保たれ、抵抗R1%すなわち発
熱体12から発生するジュール熱の熱ff1Qは差動増
幅器20の出力電圧に対応することになる。
従って、このようにして求めた差動増幅器20の出力に
基づき流体の流速Vを測定することができる。
なお、以上が流体の温度が一定の場合の測定動作である
が、流体の100の温度が変動する場合においても抵抗
R2の抵抗値の変化机より、同様にしてその流速■を正
確に測定することができる。
すなわち、実施例において、温度補償回路として機能す
るN型シリコン抵抗16の抵抗値R2は、前述したよう
に発熱体12の抵抗値R1より十分大きく設定しである
ため、第3図に示すようなブリッヂ回路を形成しても抵
抗16は自己加熱しない。従って、流体100の温度が
下がるとこの温度の低下は抵抗R2の抵抗値の減少とし
て現れ、この結果抵抗R2とR4との接続部24におけ
る電位が上昇する。
ここにおいて、抵抗R2の抵抗温度係数は発熱体12と
して機能する抵抗R1の抵抗温度係数とほぼ等しく設定
されているため、流体100の温度が低下することによ
り発生する各接続部24゜22における電位の上昇は一
定の割合いで発生する。実施例において、接続部24は
差動増幅器20の負入力端子に接続されているため、温
度の低下によって発生する接続部22の電位の上昇分は
接続部24の電位の上昇分により打ち消され、差動増幅
器20より出力されることになる。
このようにして、実施例の駆動回路においては、流体1
00の温度が変動しても抵抗R2及びフィードバック回
路の働きにより、発熱体12の発熱温度が流体100の
温度と常に一定の温度差となるように保たれ、この結果
、差動増幅器20からは流体100の温度変化にかかわ
りなく、常にその流速■に対応した出力電圧Vを出力す
ることができる。
従って、このようにして出力される電圧Vを演算するこ
とにより、流体100の流速Vをその温度変化にかかわ
りなく正確に測定することができる。
第2実施例 第4図及び第5図には、本発明にかかる半導体センサの
好適な第2実施例が示されている。
本発明の半導体センサにおいて、発熱体12と半導体基
板10との間の熱絶縁を更に効果的に行うだめには、半
導体基板10の一部を薄板構造に形成し、この薄板構造
部の一部または全部を熱絶縁体とすることが好適である
このために、本実施例の半導体センサは、表面が正方形
をした半導体基板10の中央部をその裏面側からエツチ
ング加工し、その中央部にほぼ正方形状をした薄板構造
部30を形成している。
そして、この薄板構造部30を、前記第1の実施例と同
様にして選択的に多孔質化した復、これを酸化して多孔
質シリコン酸化層からなる熱絶縁体12を形成する。な
お、この際薄板構造部30の表面中央部には、前記第1
実施例と同様にしてN型シリコン抵抗を発熱体12とし
て予め形成しておき、このN型シリコン抵抗部以外の領
域を熱絶縁体14として形成する。
以上の構成とすることにより、薄板構造部30が熱絶縁
体14へ伝達された熱の効果的な放熱フィンとし機能し
、発熱体12から半導体基板10へ向は伝達される熱を
更に効果的に遮蔽することができる。
更に、本実施例のセンサは、このように優れた熱遮蔽特
性を有することから、第5図に示すごとく、熱絶縁体1
4を形成する際に発熱体12の下部に位置するP型シリ
コン36を多孔質化することなく残していてもまた多孔
質シリコン酸化膜の厚みを前記第1実施例より薄(形成
しても充分な熱絶縁性能を発揮することができる。
第3実施例 第6図及び第7図には本発明にかかる半導体センサの好
適な第3実施例が示されており、本実施例の特徴的事項
は、前記第3図に示す駆動回路をセンサの周辺回路34
として半導体基板10の表面に設け、センサの集積度を
更に高めたことにある。
ここにおいて、半導体基板10上へのこのような周辺回
路34の形成は、半導体基板10上に設けられたnウェ
ル32中に通常のバイポーラプロセスを用いて容易に行
うことができる。
そして、この半導体基板10上にはこのようにして形成
された周辺回路の電源電力を供給し、かつその出力を取
出すための、Gd 、 V+、 Vの3個のALリード
30.40.42が設けられている。
尚、前記実施例においては、半導体基板10上にN型シ
リコン抵抗16又は駆動回路34等のセンサ周辺回路を
設は場合を例にとり説明したが、本発明これに限らず、
基板10として半導体を用いているために、この基板1
0上にこれ以外にも各種複雑な周辺回路を設けその集積
度を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる流速検出用半導体センサの好適
な第1実施例を示す平面図、 第2図は第1図に示すセンサの■−■断面図、第3図は
第1図及び第2図に示すセンサの駆動回路図、 第4図は本発明の好適な第2実施例を示す平面図、 第5図は第4図に示すセンナのv−■断面図、第6図は
本発明にかがるけンサの好適な第3実施例を示す平面図
、 第7図は第6図に示すセンサの■−■断面図。 10 ・・・ 半導体基板 12 ・・・ 通電発熱体 14 ・・・ 熱絶縁体 16 ・・・ 周辺回路としてのN型シリコン抵抗30
 ・・・ 薄板構造部 34 ・・・ 周辺回路としての駆動回路出願人 株式
会社 豊田中央研究所 代理人 弁理士 古田研二  7−35(外1名) 第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体基板上に通電発熱体を設け、この発熱体の
    発熱量に基づき流体の流速を検出する流速検出用半導体
    センサにおいて、半導体基板と通電発熱体との間に熱伝
    達を遮蔽する熱絶縁体を設け、発熱体からの熱伝達が遮
    蔽された半導体基板上にセンサの周辺回路を設けること
    を特徴とする流速検出用半導体センサ。
  2. (2)特許請求の範囲(1)記載のセンサにおいて、 半導体基板の一部を薄板構造に形成し、この薄板構造部
    の一部または全部を熱絶縁体として形成したことを特徴
    とする流速検出用半導体センサ。
  3. (3)特許請求の範囲(1)、(2)のいずれかに記載
    のセンサにおいて、 半導体基板はP型又はN型シリコンを用いて形成し、熱
    絶縁体は多孔質シリコン酸化膜を用いて形成したことを
    特徴とする流速検出用半導体センサ。
  4. (4)特許請求の範囲(1)〜(3)のいずれかに記載
    のセンサにおいて、 周辺回路は、流体温度補償回路から成ることを特徴とす
    る流速検出用半導体センサ。
JP60012064A 1985-01-24 1985-01-24 流速検出用半導体センサ Granted JPS61170618A (ja)

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JP60012064A JPS61170618A (ja) 1985-01-24 1985-01-24 流速検出用半導体センサ
US06/820,703 US4680963A (en) 1985-01-24 1986-01-21 Semiconductor flow velocity sensor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60012064A JPS61170618A (ja) 1985-01-24 1985-01-24 流速検出用半導体センサ

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Publication Number Publication Date
JPS61170618A true JPS61170618A (ja) 1986-08-01
JPH0476412B2 JPH0476412B2 (ja) 1992-12-03

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ID=11795171

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JP60012064A Granted JPS61170618A (ja) 1985-01-24 1985-01-24 流速検出用半導体センサ

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