JP2842729B2 - 感熱式流量センサ - Google Patents

感熱式流量センサ

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JP2842729B2
JP2842729B2 JP4111535A JP11153592A JP2842729B2 JP 2842729 B2 JP2842729 B2 JP 2842729B2 JP 4111535 A JP4111535 A JP 4111535A JP 11153592 A JP11153592 A JP 11153592A JP 2842729 B2 JP2842729 B2 JP 2842729B2
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    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
    • GPHYSICS
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    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P5/00Measuring speed of fluids, e.g. of air stream; Measuring speed of bodies relative to fluids, e.g. of ship, of aircraft
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    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
    • G01F1/684Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow
    • G01F1/688Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow using a particular type of heating, cooling or sensing element
    • G01F1/69Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow using a particular type of heating, cooling or sensing element of resistive type
    • G01F1/692Thin-film arrangements

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体の流量及び流速を
計測する感熱式流量センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の感熱式流量センサとして
は、例えば、実開昭61−108930号公報に記載さ
れた図8に示すものが知られている。そこで、図8に示
す従来の感熱式流量センサについて説明する。同図にお
いて、1は流体の主流路となるハウジング、2はこのハ
ウジング1内に流体の流れに沿って配設された検出管、
3はこの検出管2の所定位置に配設された流速プロー
ブ、4はこの流速プローブ3の下流側の所定位置に配設
された流体温センサで、上記流速プローブ3及び流体温
センサ4はそれぞれに接続された抵抗R1及びR2と共
にブリッジ回路を構成している。また、このブリッジ回
路は、一方の接続点5、6において差動増幅器101に
接続され、他方の接続点7においてトランジスタ102
のエミッタに接続されている。また、これら両者10
1、102はブリッジ回路へ供給する電流を制御する制
御回路を構成している。そして、この制御回路は、上記
差動増幅器101がトランジスタ102のベースに接続
され、トランジスタ102のコレクタが電源103に接
続されて構成されている。
【0003】また、図9(a)、(b)は上記流速プロ
ーブ3を示す正面図及び側面図で、同図において、31
はアルミナによって細長形状に形成された絶縁性の支持
基材、32はこの支持基材31に被着され且つ温度によ
って抵抗値が変化する物質からなる膜状の感熱抵抗体、
33は上記感熱抵抗体32の表面に描画された、電流路
を形成するパターニングライン、34は本感熱抵抗体3
2の基端部に接続されたリード線、35は上記感熱抵抗
体32を保護する保護コート、36は本流速プローブ3
を支持するホルダーである。尚、図8及び図9におい
て、h0、h1、h2、h3、h4、h5は流速プロー
ブ3の高さを示している。
【0004】次に、動作について説明する。ハウジング
1内に流体が流れている場合には、制御回路は、流速プ
ローブ3の感熱抵抗体32の平均温度が流体より一定温
度だけ高くなるようにブリッジ回路へ供給する電流を制
御してブリッジ回路を平衡状態にしている。この状態で
流体の流量が増加すると、感熱抵抗体32が流体によっ
て冷却されてその抵抗値が変化し、ブリッジ回路の平衡
状態が崩れて非平衡になるが、この時、制御回路が作動
してブリッジ回路への供給電流を大きくすることによっ
て感熱抵抗体32を加熱して平均温度を元の状態に戻
し、ブリッジ回路の平衡状態を回復させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
感熱式流量センサでは、感熱抵抗体32で発生した熱
は、流体によって奪われるだけではなく、支持基材31
を介して流速プローブ3の支持側へ逃げるため、流速プ
ローブ3の温度分布は、図10に示すように、その先端
で高温になり、その基端で低温になり、特に、感熱抵抗
体32を白金のような抵抗温度係数が正の物質で形成し
た場合には、感熱抵抗体32の高温部での局所的な抵抗
値が高くなり、逆に、その低温部での局所的な抵抗値が
低くなって低温部に比べて相対的抵抗値が大きくなった
高温部が余計に加熱され、温度差が拡大され、更に、支
持基材31に熱伝導性の高い物質で形成されているた
め、温度差が拡大され、支持部材31にアルミナのよう
な熱伝導率の高い物質を用いたときには、その傾向は益
々強くなる。
【0006】感熱抵抗体32の平均温度は制御回路によ
って一定温度に制御されているため、感熱抵抗体32の
局所最高温度Tmaxが高くなる。感熱式流量センサで
は流速プローブ3からの熱放熱があり、この放熱量は物
体の絶対温度の4乗に比例するため、この熱放射量は略
局所最高温度Tmaxに支配されると考えられ、このよう
に局所最高温度Tmaxが高くなる構成では熱放射によっ
て計測誤差が大きくなる。また、感熱抵抗体32から支
持側へ逃げる熱量の全発熱量に対する割合は流速によっ
て変化するため、各部の温度分布は流速によって変化す
る。したがって、流体の流速が急変した場合、各部の温
度分布がその流速に対応した分布になるまで制御回路は
過度的な動作をし、正常な出力が得られない。このよう
に、従来の感熱式流量センサの流速プローブでは、感熱
抵抗体32の平均温度に比べて局所最高温度Tmax
高くなるため、流速ブローブ3からの熱放射の影響によ
る誤差が大きく、また流速が急変した場合に課題があっ
た。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、流速プローブからの熱放射の影響による誤
差を小さくすると共に、応答性に優れた感熱式流量セン
サを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る感熱式流量センサでは、流速プローブは、電気絶縁性
の支持基材と、この支持基材の表面に被着された感熱抵
抗体とを備え、上記感熱抵抗体を、温度によって抵抗の
変化する物質からなる主感熱部と、この主感熱部より抵
抗温度係数が大きい物質からなる熱緩衝部によって形成
すると共に、上記熱緩衝部を上記主感熱部の上記流速プ
ローブの支持側に隣接させたものである。
【0009】また、請求項2に係る感熱式流量センサで
は、流速プローブは、電気絶縁性の支持基材と、この支
持基材の表面に被着された感熱抵抗体とを備え、上記感
熱抵抗体を、温度によって抵抗の変化し且つ負の抵抗温
度係数を有する物質からなる主感熱部と、正の抵抗温度
係数を有する物質からなる熱緩衝部によって形成すると
共に、上記熱緩衝部を上記流速プローブの支持側で上記
主感熱部に隣接させたものである。
【0010】また、請求項3に係る感熱式流量センサで
は、流速プローブは、電気絶縁性の支持基材と、この支
持基材の表面に被着され且つ温度によって抵抗の変化す
る物質からなる第1抵抗体と、この第1の抵抗体の表面
上の一部、あるいは第1の抵抗体の表面上の一部と上記
支持部材の表面にまたがって被着され、かつ第1の抵抗
体より抵抗温度係数が大きい物質からなる第2の抵抗体
とを備え、上記第1の抵抗体のみが被着された部分で主
感熱部を構成し、また上記第2の抵抗体が被着された部
分で熱緩衝部を構成したものである。
【0011】
【実施例】以下、図1〜図7に示す実施例に基づいて本
発明を説明する。尚、各図中、図1は本発明の感熱式流
量センサの一実施例の流速プローブを示す図で、(a)
はその正面図、(b)はその側面図、図2は図1に示す
流速プローブの機能を示すグラフ、図3は本発明の感熱
式流量センサの他の実施例を示す図で、(a)はその正
面図、(b)はその側面図、図4は本発明の感熱式流量
センサの更に他の実施例を示す部分断面図、図5は本発
明の感熱式流量センサの他の実施例を示す図で、(a)
はその正面図、(b)はその側面図、図6は図5に示す
流速プローブの温度分布を示すグラフ、図7は本発明の
感熱式流量センサの更に他の実施例を示す部分断面図で
ある。
【0012】実施例1. 本実施例の感熱式流量センサは、従来のものと同様ブリ
ッジ回路及び制御回路(図8参照)を備え、図1に示す
ように、その流速プローブ21が一端で支持された状態
で流体中に配設され、流体の流速に応じて奪われる熱量
に基づいて流体の流速及び流量を測定するように構成さ
れている。また、上記流速プローブ21は、同図に示す
ように、電気絶縁性のジルコニア(熱伝導率:10W/
m・K以下)等のセラミックスによって細長形状に形成
された支持基材211と、この支持基材211の表面に
被着された膜状の感熱抵抗体212と、この感熱抵抗体
212の表面に描画され且つ電流路を形成するパターニ
ングライン213と、上記感熱抵抗体212の支持側、
即ち下端部に接続された一対のリード線214、214
と、上記感熱抵抗体212を保護する保護コート215
と、本プローブ21を支持するホルダー216とを備え
て構成されている。
【0013】而して、上記感熱抵抗体212は、温度に
よって抵抗の変化し且つ負の抵抗温度係数を有する酸化
物半導体等によって形成された主感熱部212Aと、こ
の主感熱部212Aの下端から連設された正の抵抗温度
係数を有する白金、ニッケル等によって形成された熱緩
衝部212Bとから構成されている。
【0014】次に、本実施例の動作を作用効果と共に説
明する。本実施例の感熱式流量センサは、感熱抵抗体2
1以外は従来のものと同様に動作するため、感熱抵抗体
212の動作を中心に説明する。動作時には、流体の流
れによって流速プローブ21の熱が奪われて制御回路に
よって供給電流が大きくなると、正の抵抗温度係数を有
する熱緩衝部212Bの主感熱部212A側の高温部に
おいて抵抗値が大きくなり発熱が大きくなると共に、負
の抵抗温度係数を有する主感熱部212Aの局所的な高
温部での抵抗値が小さくなり、局所的な低温部の抵抗値
が逆に高くなって高温部に比べて低温部が余計に加熱さ
れ、主感熱部212Aでの温度分布が均されて平坦化す
る。このとき、感熱抵抗体21の平均温度を制御回路に
よって制御しているため、感熱抵抗体212の局所最高
温度Tmaxが、図2に示すように、平均温度と比較して
それほど高くならない。また、支持基材211を形成す
るジルコニアは、熱伝導率が10W/m・K以下と小さ
いため、感熱抵抗体21から支持部に伝導する熱量を小
さくすることができるため、主感熱部212Aの温度分
布をさらに平坦化し、局所最高温度Tmaxを低く抑え
ることができる。このため、熱放射による誤差を抑制す
ると共に、流速による感熱抵抗体212の温度分布の変
化が少ないため、流体の流量が急変した場合でも各部の
温度がその流速に対応した平衡状態に達する時間が短
く、感熱式流量センサとしての応答性が速くなる。
【0015】実施例2. 本実施例の感熱式流量センサは、図3に示すように、ジ
ルコニア等のセラミッスによって細長形状に形成された
支持基材211と、この支持基材211の表面に被着さ
れ且つ温度によって抵抗の変化する物質からなる膜状の
第1抵抗体217と、この第1抵抗体217の下方部表
面に被着され且つ第1抵抗体217より1000ppm
以上大きい抵抗温度係数を有する膜状の第2抵抗体21
8とを備え、第2抵抗体218で被覆されていない上方
部で主感熱部212Aを形成し、第2抵抗体218で被
覆された部分で熱緩衝部212Bを形成している以外は
実施例1と同様に構成されている。
【0016】実施例3. 本実施例の感熱式流量センサは、図4に示すように、流
速プローブ21が円筒状に形成され且つその両端で支持
されたもので、内側にジルコニア等のセラミックスによ
って形成された略円筒状の支持基材211と、この支持
基材211の表面に被着された膜状の感熱抵抗体212
と、この感熱抵抗体212の表面に描画された、電流路
を形成するためのパターニングライン213と、上記感
熱抵抗体212の両端に接続された一対のリード線21
4、214と、上記感熱抵抗体212を保護する保護コ
ート215とを備え、更に、上記感熱抵抗体212に
は、中央部が主感熱部212Aとして形成され、この主
感熱部212Aの長手方向両側が熱緩衝部212Bとし
て連設して形成され、係る点以外の用いられる材料等は
上記各実施例に準じて構成されている。
【0017】実施例4. 本実施例の感熱式流量センサは、図5に示すように、流
速プローブ21が電気絶縁性の支持基材211と、この
支持基材の表面に被着された感熱抵抗体212とを備え
て構成され、上記感熱抵抗体212を上述のような金属
酸化物半導体等の抵抗温度係数が負の物質によって形成
したものである。また、上記支持基材211は、例え
ば、上述のような熱伝導率が10W/m・K以下の物
質、例えば、ジルコニア等のセラミックスによって形成
されている。
【0018】次に、動作の動作を作用効果と共に説明す
る。本実施例では、流速プローブ21の感熱抵抗体21
2が負の抵抗温度係数を有する物質によって形成されい
るため、感熱抵抗体212の高温部での局所的な抵抗値
が小さくなり、逆に、局所的な低温部での抵抗値が大き
くなって高温部に比べて低温部が余計に加熱され、高温
部と低温部との温度差が縮小する。そして、感熱抵抗体
212の平均温度を制御回路によって制御しているた
め、感熱抵抗体212の局所最高温度Tmaxが、図6に
示すように、平均温度と比較してそれほど高くならず、
従来に比べて温度分布が平坦化する。また、支持基材2
11を形成するジルコニアは、熱伝導率が10W/m・
K以下と小さいため、主感熱部の温度分布を平坦化し、
局所最高温度Tmaxが更に低くなり、熱放射による計
測誤差を抑制することができる。感熱抵抗体21の局所
最高温度Tmaxが更に低くなり、熱の散逸による計測誤
差を抑制する。また、流速による感熱抵抗体212の温
度分布の変化が少ないため、流体の流量が急変した場合
でも各部の温度がその流速に対応した平衡状態に達する
時間が短く、感熱式流量センサとしての応答性が速くな
る。つまり、感熱抵抗体212全体を負の抵抗温度係数
を有する物質によって形成しても上記各実施例と同様の
作用効果を期することができる。
【0019】実施例5. 本実施例の感熱式流量センサは、図7に示すように、実
施例4で細長形状の流速プローブ21を円筒状に形成し
且つその両端で支持したものであってもよい。つまり、
本実施例の感熱式流量センサは、内側にジルコニア等の
セラミックスによって形成された略円筒状の支持基材2
11と、この支持基材211の表面に被着され、実施例
4と同様の膜状の感熱抵抗体212と、この感熱抵抗体
212の表面に描画された、電流路を形成するパターニ
ングライン213と、上記感熱抵抗体212の両端に接
続された一対のリード線214、214と、上記感熱抵
抗体212を保護する保護コート215とを備えて構成
されている。本実施例においても実施例4と同様の作用
効果を期することができる。
【0020】尚、本実施例は、上記各実施例に何等制限
されるものではなく、例えば、実施例1では、主感熱部
212Aが負の抵抗温度係数を有する物質からなり、熱
緩衝部212Bが正の抵抗温度係数を有する物質からな
るものについて説明したが、熱緩衝部212Bが主感熱
部212Aより大きな抵抗温度係数を有する物質によっ
て形成されておればよく、また、実施例2では、第2抵
抗体218が第1抵抗体217の下方部に被着されたも
のについて説明したが、この第2抵抗体218は第1抵
抗体の下方部から支持基材211に亘って被着したもの
であってもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の感熱式流量セ
ンサによれば、流速プローブは、電気絶縁性の支持基材
と、この支持基材の表面に被着された感熱抵抗体とを備
え、上記感熱抵抗体を、温度によって抵抗の変化する物
質からなる主感熱部と、この主感熱部より抵抗温度係数
が大きい物質からなる熱緩衝部によって形成すると共
に、上記熱緩衝部を上記主感熱部の上記流速プローブの
支持側に隣接させたものであるので、流速プローブから
の熱放射の影響による誤差を小さくすると共に、応答性
に優れた感熱式流量センサを提供することができる。
【0022】また、本発明の請求項2に記載の感熱式流
量センサによれば、その流速プローブの感熱抵抗体を抵
抗温度係数が負の物質からなる主感熱部と、抵抗温度係
数が正の物質からなる熱緩衝部によって形成してそれぞ
れの高温部と低温部との温度差を更に小さくするように
したので、流速プローブからの熱放射による誤差を更に
小さくすると共に、応答性に優れた感熱式流量センサを
提供することができる。
【0023】また、本発明の請求項3に記載の感熱式流
量センサによれば、流速プローブは、電気絶縁性の支持
基材と、この支持基材の表面に被着され且つ温度によっ
て抵抗の変化する物質からなる第1抵抗体と、この第1
の抵抗体の表面上の一部、あるいは第1の抵抗体の表面
上の一部と上記支持部材の表面にまたがって被着され、
かつ第1の抵抗体より抵抗温度係数が大きい物質からな
る第2の抵抗体とを備え、上記第1の抵抗体のみが被着
された部分で主感熱部を構成し、また上記第2の抵抗体
が被着された部分で熱緩衝部を構成したので、流速プロ
ーブからの熱放射による誤差を小さくすると共に、応答
性に優れた感熱式流量センサを提供することができる。
また、第1の抵抗体と第2の抵抗体との接続が簡単にな
るので、簡単な製造方法により、主感熱部と熱緩衝部と
を形成することができる。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の感熱式流量センサの一実施例の流速
プローブを示す図で、(a)はその正面図、(b)はそ
の側面図である。
【図2】 図1に示す流速プローブの温度分布を示すグ
ラフである。
【図3】 本発明の感熱式流量センサの他の実施例を示
す図で、(a)はその正面図、(b)はその側面図であ
る。
【図4】 本発明の感熱式流量センサの更に他の実施例
を示す部分断面図である。
【図5】 本発明の感熱式流量センサの他の実施例を示
す図で、(a)はその正面図、(b)はその側面図であ
る。
【図6】 図5に示す流速プローブの温度分布を示すグ
ラフである。
【図7】 本発明の感熱式流量センサの更に他の実施例
を示す部分断面図である。
【図8】 従来の感熱式流量センサの一例を示す構成図
である。
【図9】 図8に示す感熱式流量センサの流速プローブ
を示す図で、(a)はその正面図、(b)はその側面図
である。
【図10】 図9に示す流速プローブの温度分布を示す
グラフである。
【符号の説明】
21 流速プローブ、211 支持基材、212 感熱
抵抗体、212A 主感熱部、212B 熱緩衝部。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01F 1/68 G01P 5/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流速に応じて奪われる熱量に基づ
    いて流体の流速及び流量を測定する感熱式流量センサに
    おいて、上記流体中に配設された流速プローブは、電気
    絶縁性の支持基材と、この支持基材の表面に被着された
    感熱抵抗体とを備え、上記感熱抵抗体を、温度によって
    抵抗の変化する物質からなる主感熱部と、この主感熱部
    より抵抗温度係数がきい物質からなる熱緩衝部によっ
    て形成すると共に、上記熱緩衝部を上記主感熱部の上記
    流速プローブの支持側に隣接させたことを特徴とする感
    熱式流量センサ。
  2. 【請求項2】 流体の流速に応じて奪われる熱量に基づ
    いて流体の流速及び流量を測定する感熱式流量センサに
    おいて、上記流体中に配設された上記流速プローブは、
    電気絶縁性の支持基材と、この支持基材の表面に被着さ
    れた感熱抵抗体とを備え、上記感熱抵抗体を、温度によ
    って抵抗の変化し且つ負の抵抗温度係数を有する物質か
    らなる主感熱部と、の抵抗温度係数を有する物質から
    なる熱緩衝部によって形成すると共に、上記熱緩衝部を
    上記流速プローブの支持側で上記主感熱部に隣接させた
    ことを特徴とする感熱式流量センサ。
  3. 【請求項3】 流体の流速に応じて奪われる熱量に基づ
    いて流体の流速及び流量を測定する感熱式流量センサに
    おいて、上記流体中に配設された流速プローブは、電気
    絶縁性の支持基材と、この支持基材の表面に被着され且
    つ温度によって抵抗の変化する物質からなる第1抵抗体
    と、この第1の抵抗体の表面上の一部、あるいは第1の
    抵抗体の表面上の一部と上記支持部材の表面にまたがっ
    て被着され、かつ第1の抵抗体より抵抗温度係数が
    い物質からなる第2の抵抗体とを備え、上記第1の抵抗
    体のみが被着された部分で主感熱部を構成し、また上記
    第2の抵抗体が被着された部分で熱緩衝部を構成したこ
    とを特徴とする感熱式流量センサ。
JP4111535A 1992-04-30 1992-04-30 感熱式流量センサ Expired - Fee Related JP2842729B2 (ja)

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US08/403,133 US5465618A (en) 1992-04-30 1995-03-13 Thermal flow sensor and heat-sensitive resistor therefor

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