JPS61119663A - 溶融亜鉛めつき用汎用浴 - Google Patents
溶融亜鉛めつき用汎用浴Info
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- JPS61119663A JPS61119663A JP23944384A JP23944384A JPS61119663A JP S61119663 A JPS61119663 A JP S61119663A JP 23944384 A JP23944384 A JP 23944384A JP 23944384 A JP23944384 A JP 23944384A JP S61119663 A JPS61119663 A JP S61119663A
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- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C2/00—Hot-dipping or immersion processes for applying the coating material in the molten state without affecting the shape; Apparatus therefor
- C23C2/04—Hot-dipping or immersion processes for applying the coating material in the molten state without affecting the shape; Apparatus therefor characterised by the coating material
- C23C2/06—Zinc or cadmium or alloys based thereon
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【産業上の利用分野]
本発明は、ゼロスパングル、ミニマイズドスパングル、
レギュラースパングル、及びIn−Fe系合金化の各溶
融亜鉛めっき鋼板のいずれの製造にも使用し得てしかも
高品質を与えることのできる溶融亜鉛めっき用汎用浴に
関するものである。 【従来の技術と問題点1 溶融亜鉛めっき鋼板は、現在製造されている表面処理鋼
板の中でも最も多くの需要分野を持っており、それぞれ
の需要分野から使用目的に応じた外観品種の異なるもの
が使用されている。具体的には塗装用或は器物用にはミ
ニマイズドスパングルまたはゼロスパングル各溶融亜鉛
めっき鋼板が、また建材用には従来からのレギュラース
パングル溶融亜鉛めっき鋼板が、更に自動車用、家電材
料用、その他には溶接性、塗料密着性に優れたIn −
Fe系合金化溶融亜鉛めっき鋼板がそれぞれ使用されて
おり、品種が多様化している。これら種々な品種の溶融
亜鉛めっき鋼板はそれぞれ別々の設備で生産されるので
あれば、各設備毎に生産品種を定めてその品種に適した
組成のめつき浴を用いてめっきした直後にそれぞれの品
種に適した後処理、例えばミニマイストスパングルやゼ
ロスパングルの場合は急冷して製造すれば良く、このよ
うに設備毎に生産品種が定まっている場合は、その品種
専用の一定組成のめつき浴を適切な一定の条件下に維持
管理することは容易で、製品品質も安定する。しかしな
がら現実には同−設備により小ロットづつ多品種生産が
行われており、それによって品質が不安定にならないよ
うにめっき浴組成を細心に管理することに努力が佛われ
ているが、品種切換え時の製品ロス発生量はかなり多く
てコストアップの大きな原因の1つとなっている。 また、上記の如く品種切換え毎にめっき浴組成の管理を
細心に行って品種切換えによる弊害を除いても、品質に
ついて外観はもとより耐食性、耐剥離性などがなお不充
分で、それらの向上に対する強い要望がある。外観に関
しては、後処理でのスパングルサイズの大小によるむら
発生、Zn−Fe系合金化溶融亜鉛めっき鋼板での焼む
らと称する部分的な合金化不良によるむらなどのないこ
とが要求される。耐食性に関しては、従来使用環境に応
じて亜鉛付着量の増減を図ることで対処されて来たが、
最近検討の結果、亜鉛地金(M留亜鉛)中に微」(0゜
101置%前後)に含有されるPbとめつき浴に少@添
加されるAIとが粒界腐食を促進するめつき側の因子で
あることが明らかとなり、この粒界@f&が進行する限
り、めっき付着量の増減を図ることは余り意味のないこ
とが確認され、何らかの他の方法で耐食性を向上させる
ことが要求されてきている。更にIn−Fe系合金化溶
融亜鉛めっき鋼板においてはカロエによる粉化やフレー
キング現象などのめつき層の剥離がしばしば起こり、耐
剥離性の向上が焼むらの解消と同様要求されている。 以上の通り、溶融亜鉛めっき鋼板については、同一めっ
き設備で小ロツト多品種生産を行いながら、製品ロスの
発生量を最小限に抑え、且つユーザーニーズに合った高
品質の製品を安定して供給することが強く要望されてい
る。 【問題点を解決するための手段1 本発明は上記した製造上1品質上の種々の問題点を解決
するための手段としての溶融亜鉛めっき用汎用浴であっ
て、0.12〜0.18重量%のA1と、0.02〜0
.08重量%のSbと、0.002〜0.008重量%
のPbと、残部を成すIn及び不可避的不純物とから成
ることを特徴とする。 以下、本発明の詳細な説明する。 【めっき浴組成を決めるための実験方法1本発明に係る
溶融亜鉛めっき用汎用浴(以下、汎用めっき浴と言うこ
とがある)は、レギュラースパングル、ミニマイズドス
パングル、ゼロスパングル、及び合金化の各溶融亜鉛め
っき鋼板のいずれの製造にも使用し得てしかも高品質を
与える汎用めっき浴である。この汎用めっき浴の組成の
決定は、SbとPbとA1と残部を実質的に成す2nと
から成る種々な組成割合のめつき浴への浸漬と、めっき
ラインにおいてめっき浴槽、ガスワイピング装置に後続
して設置されている後処理H1iff ATから選ばれ
た後処理装置による各条件下における後処理との組合せ
によって得られた各種めっき製品の特性を詳細に検討し
た結果なされたものである。 以下にその詳細を説明する。 先ずめっき浴組成を決、めるための実験を行う対象のめ
つき浴組成範囲をほぼAl:0.10〜0.20重量%
、 Sb : o、oi〜0.10重置%、 Pb :
0,002〜0.01212重置ものと定めた。Sb
はスパングル拡大作用に効果ある添加物であり、通常0
.10重量%を超えて添加して用いられているが、本発
明者らは種々な実験から汎用性を持たせ高品質を1qる
には0.10重置%以下の量が良いことを見出していた
。Pbもスパングル拡大作用を有しSbとの共存で効果
的に作用するが、含有量が多いと品質を低下させること
が判明し、汎用めっき浴には適しないから上記範囲とし
た。A1は、素地鋼と反応させてFe −A I系合金
を形成せしめてFe−2n合金層の成長を防ぎ、素地鋼
に対するめつき層の一次密着性を高めるために添加され
る。その添加量は通常0.10重量%で充分であるが、
Sbと共存させるとA1の一部がSbと合金を形成して
有効量が減少するので上記範囲とした。 以上の如く定めた組成範囲内の種々な組成のめつき浴中
に予め前処理された鋼板を浸漬通過させた後、ガスワイ
ピング装置によりめっきの付着厚ざを調節した後、レギ
ュラースパングル、ミニマイズドスパングル、ゼロスパ
ングル、及び合金化の各溶融亜鉛めっき鋼板のいずれか
の製造目的に適合した後処理装置を選択して通過させる
ことにより、外観及びめっき層の特性の異なる種々な溶
融亜鉛めっき鋼板を得た。 後処理装置群の各後処理装置での処理条件は次のようで
あった。 ■軽度の加熱装置:加熱雰囲気温度600〜900℃。 加熱時間0.2〜2秒で処理した後、冷却速度5〜b 理と言うことがある)をする。レギュラースパングル溶
融亜鉛めっき鋼板の製造に使用する。 ■風冷装置:冷却速度10〜25℃/秒で処理(以下、
単に風冷処理と言うことがある)をする。ミニマイズド
スパングル溶融亜鉛めっき鋼板の製造に使用する。 ■強制冷却装置:冷却速度40〜80℃/秒で処理(以
下、単に強制冷却処理と言うことがある)する。ゼロス
パングル溶融亜鉛めっき鋼板の製造に使用する。 (1強度の加熱装置:雰囲気温度600〜900℃で1
5〜40秒間加熱処理し、その後冷却速度10〜b秒で
風冷処理(以下、単に強度加熱・風冷処理と言うことが
ある)をする。7n−Fe系合金化溶融亜鉛めっき鋼板
の製造に使用する。 【実験結果と考察】 以上の如くにして得た各種の溶融亜鉛めっき鋼板を後処
理を同じくする群に集め、各種スパングルを生成した通
常の溶融亜鉛めっき鋼板についてはスパングルサイズ(
径)を、また合金化溶融亜鉛めっき鋼板(以下、合金化
めっき鋼板と略称することがある)についてはめつき層
についての耐剥離性をそれぞれ調べ、めっき浴の組成の
AI、 Sb。 及びPbの各含有量とスパングルサイズまたは耐剥離性
との関係をAIの同一含有」毎にまとめて考察した。ま
た、一部の溶融亜鉛めっき鋼板について一定の腐食条件
下で粒界腐食を起こさせて耐食性を調べ同様にめっき浴
組成との関係を考察した。 その結果を代表的なものについては図面により説明する
。 第1図〜第3図は通常の溶融亜鉛めっき鋼板の製造にお
いてA1含有日一定なめつき浴の種々な組成すなわちS
b、 Pb各含有出の組合わせとスパングルサイズとの
各スパングル鋼板の製造条件下における関係の各1例を
示す図であり、第1図はAI含有量が0.15重量%の
場合のレギュラースパングルめっき鋼板の図、第2図は
A1含有量が0.16重量%の場合のミニマイズドスパ
ングルめっき鋼板の図、第3図はA1含有量が0.16
重量%の場合のゼロスパングルめっき鋼板の図、第4図
は合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造においてA1含有日
が0.14重量%の場合のめつき浴のSb、 Pb各含
有急の組合わせとめつき層の耐剥離性との関係の1例を
示す図、第5図はへ1@有吊が0.16重伍%の揚台の
めつき浴のSb、 Pb各含有屋と耐食性との関係の1
例を示す図である。 レギュラースパングルめっき鋼板製造条件によりめっき
したときのめつき浴組成とスパングルサイズとの関係を
示す第1図は、めっき浴中のA1含有日を0.15重石
%と一定にしてPbを0.002〜0.010重量%の
、またSbを0.01〜0.09重量%の各範囲内で変
化させた各種組成でめっきした直後の鋼板を軽度の加熱
装置により700℃雰囲気中で1.5秒間加熱した後、
冷却速度10°C/秒で風冷処理する軽度加熱・風冷処
理して各めっき鋼板をIL生成したスパングルのサイズ
を測定して下記の第1図についてのスパングルサイズ区
分表に従って区分してそのサイズ記号をSb −Pb座
標の該当するめつき浴組成を示す位置に示したものであ
る。 第1図についてのスパングルサイズ区分表第1図から次
の種々なことが判る。 めっき浴(AI含有量0.15重量%)中のSb含有団
がo、oi重發%以下ではめつき直後の鋼板を軽度加熱
・風冷処理してもスパングルの成長は全くなく、この含
有量ではレギュラースパングルめっき鋼板として好まし
い5mm以上のものは得られない。Sb含有団が0.0
2重量%では軽度加熱・風冷処理によりスパングルの成
長が認められ、5 mm以上7印未満(Pb含有量によ
っては一部は7薗以上10薗未満)となる。またSb含
有量が0.03重量%ではスパングルは更に成長して7
mn+以上10m1ll未m(一部は10閣以上ンに
達する。更にSb含有i1#0.04重置%以上ではス
パングルは10重以上に成長し、現在レギュラースパン
グルめっき鋼板製造用として使用されているめっき浴(
At:0.15〜0.20雷は%、Pb:0.1〜(1
,0611%)を使用したものに近い外観のレギュラー
スパングルめっき鋼板を得ることができた。更にまた、
Sb含有量が0.08重社96以上では風冷処理(冷却
速度20℃/秒)だけでもスパングルサイズが4〜5
mm程度に得られ、軽度加熱・風冷処理によりスパング
ルは13〜1511111に成長することが確認された
。 このようにめっき浴中のSb含有量を増加させることは
スパングルが成長するのでレギュラースパングルを生成
せしめるのには好ましいが、このような大きいスパング
ルのめつき鋼板は加工的げによりめっき面にクラックを
生じ、−次密着性にも問題があるから、Sb含有日の上
限は0.08重は%好ましくは0.07重膳%であるこ
とが確認された。なお、Sb含有量の下限は第1図に見
られるように0.02重置%好ましくは0.03重量%
である。 また、めっき浴中のPb含有量が0.002〜0.01
0重量%の範囲ではスパングルの成長に殆んど影響がな
(、Sb含有量が支配的である。 更にめっき液中のA1含有邑について、第1図に示した
0、15重量%の他にo、1011%、0.1211i
%。 0.14重」%、o、ia重目%、及び0.20重足%
の5水準でSb含有量0.03重社%及びPb含有愚0
.004重量%を組合わせためつき浴を使用して同一条
件の軽度加熱・風冷処理を行ったところ、A1含有量が
0.12〜0.18重量%ではスパングルサイズは第1
図におけるSb、 Pbの同じ各含有aの場合のスパン
グルサイズと実質的に変りなく、A1の含有量の大小は
スパングルサイズへの影響は殆んどないことが確認され
た。しかしA1含有社が0.10重置%の場合は得られ
るめっき鋼板の一次密着性が劣っていた。 A1含有量が0.10重量%より太き(0,14重置%
より少ない場合は軽度加熱の条件によっては素地鋼とめ
つき岡との界面にZn−Fe系台金苫が過度に成長して
一次密着性を減じる傾向が見られたのでA1含有量は0
.14重世%以上がより好ましい。またA1含有量fo
、20重量%のときは耐食性が劣っていた。 このような理由から、めっき浴中のA1の適当な含有量
は0.12〜0.18重量%好ましくは0.14〜0.
18重石%である。 結局、レギュラースパングルめっき鋼板製造に適するめ
つき浴のZn成分以外の組成は、At : 0.12−
0.18重量%好ましくは0.14〜0,18重間%、
Sb:0.02〜0.08重社%好ましくは0.03〜
0.07重呈96゜Pb : 0,002〜0.010
10重置ある。 ミニマイズドスパングルめっき鋼板製造条件によりめっ
きしたときのめつき浴組成とスパングルサイズとの関係
を示す第2図は、めっき浴中のA1含有母を0.16重
量%と一定にしてPb及びSb各含有盪を第1図とほぼ
同様な範囲内で変化させた各種組成のめつき直後の鋼板
を風冷装置により20°C/秒の冷却速度で風冷処理し
、第1図の場合と同様に各スパングルめっき鋼板のスパ
ングルサイズを測定して下記の第2図についてのスパン
グルサイズ区分衣に従って区分して作成したものである
。 第2図についてのスパングルサイズ区分衣第2図から次
の種々なことが判る。 めっき浴(AI含有10.16重置%)中のSb含有m
が0.02〜0.08重置%でPb含有邑が0.002
〜0.012重量%の範囲のめつき浴を使用すればミニ
マイズドスパングルとして好ましいサイズ2mm以上5
mm未満の均一なスパングルが得られる。この範囲で
もSb含有吊が0.03〜0.06重間%の場合は、ス
パングルサイズが2 mm以上3.5111111未満
の微細且つ均一なスパングルが得られるので一層好まし
い。Sb含有伍が(1,08重量%を超えると5 mm
以上のサイズとなり、レギュラースパングルまたはそれ
に近い外観を呈して好ましくなく、一方Sb含有量が0
.02重a%未満では2關未渦のサイズとなってゼロス
パングルまたはそれに近い外観となり、いずれの場合も
目的とするミニマイズドスパングルめっき鋼板でないス
パングルめっき鋼板を製造することになって不適である
。Pb金含有の大小は0.002〜0.012重量%の
範囲内では良好なミニマイズドスパングルの生成に変り
ないが、0.008重量%を超えると後記する粒界腐食
性に悪影響を与える。 めっき浴中のA1含有量について、第2図に示した0、
16重量%の他に0.10重」%及び0.20重出%の
2水準でSbb有量0.04重量%及びPbb有ff1
0.005重量%を組合わせためつき浴を使用して同一
条件の風冷処理を行ったところ、スパングルサイズは第
2図におけるSb、 Pbの同じ各含有量の場合のスパ
ングルサイズと実質的に変りなく、A1の含有量の大小
は0.10−0.20重量%の範囲では口の風冷処理の
場合でもスパングルサイズへの影響は殆んどないことが
確認された。 結局、ミニマイズドスパングルめっき鋼板製造に適する
めっき浴のZn成分以外の組成は、AI+0.10〜0
.20重量%、 Sb : 0.02〜0.08重母%
好ましくは0.03〜0.06重量%、 Pb : 0
,002〜0.008重伍%である。 ゼロスパングルめっき鋼板製造条件によりめっきしたと
きめめっき浴組成とスパングルサイズとの関係を示す第
3図は、めっき浴中のAI金含有を0.16重a%と一
定にしてPb及びSb各金含有台第1図とほぼ同様な範
囲内で変化させた各種組成のめつき直後の鋼板を強制冷
却装置によりリン酸2水素アンモニウムの2重量%水溶
液を用いて冷却速度45℃/秒で強制冷却処理し、生成
したスパングルを第1図の場合に準じて下記の第3図に
ついてのスパングルサイズ区分表に従って区分して作成
したものである。 以下余白 第3図についてのスパングルサイズ区分表第3図から次
の種々なことが判る。 めっき浴(AIIO216重日%)中のSbb有量が0
.01〜0.08重足%でPb金含有が0.002〜o
、ooa重旦%の範囲のめつき浴を使用すればスパング
ルサイズの殆んどが1ma+未満の均一で良好ないしは
ほぼ良好なゼロスパングルが得られる。Sb含有旦が0
.09重量%では1〜2111111(一部1〜4m)
の、また0、10重量%では1〜4mのそれぞれ不均一
なスパングルサイズの混在するものとなってゼロスパン
グルめっき鋼板として好ましくない。Pb含有旦の大小
はSh含有足が0.01〜O,Oa重日%の範囲内では
Pb金含有10.01重量%の場合の一部を除いて良好
なゼロスパングルの生成に変りはない。 めっき浴中のA1含有量について第3図に示した0、1
6重量%の他に前記ミニマイズドスパングルの場合と同
様にして他のA1含有量のめつき浴について検討したが
、A1含有量の大小は0.10〜0.20重量%の範囲
ではこの強制冷却処理の場合でもスパングルサイズへの
影響は殆んどないことが確認された。 結局、ゼロスパングルめっき鋼板製造に適するめっき浴
の2n成分以外の組成は、AI:0.10〜0.20重
量%、 Sb : 0.01〜0.08重目%、 Pb
: 0.002〜o、ooa重励%である。 合金化溶融亜鉛めっき鋼板製造条件によりめっきしたと
きのめつき浴組成とめつき閣の耐剥離性との関係を示す
第4図は、次のようにして作成した。めっき浴中のA1
含有出を0.14重足%と一定にしてSb及びPb金含
有を第1図とほぼ同様な範囲で変化させた各種組成のめ
つき浴により6013/R12めっきさせた後の鋼板を
加熱装置により700℃で25秒間加熱処理した後に冷
却速度25℃/秒で風冷処理する強度加熱・風冷処理を
行い、得られた合金化めっき鋼板について耐剥離性を次
の方法で調べた。すなわち、合金化めっき鋼板を曲げ角
度180度、内側直径2t(ここにtは試料鋼板の厚さ
)で折り曲げ(以下、2を折り曲げ加工と言う。同様に
後記実施例、比較例において内側直径4tに折り曲げる
加工を4を折り曲げ加工と言う)だ後、折り曲げ部を元
通りに開いてその内側部分のパウダリング(粉化状態)
についてテープテスト(セロハンテープを貼着した後に
引きはがしてめつき踵の粉化物がテープ面へ付着した状
態を観察する)を行った。テープテスト結果から下記の
耐剥離性評価基準に従ってめっき層の耐剥離性を5段階
に評価し、それぞれの記号を第1図と同様にSb −P
b座標の該当するめつき組成を示す位置に示したものが
第4図である。 以下余白 耐剥離性評価M!1! 第4図から次の種々なことが判る。 めっき浴(AI斑0.14重厘%)中のSb含有量が0
.01〜0.08重社%でPb含有量tfO,002〜
0.010重猷%の範囲のめつき浴を使用すれば、めっ
き苦の耐剥離性は実用上全く問題のない程度にしかパウ
ダリングのないものを最低としてそれ以上の耐剥離性が
得られる。Sb金含悉は0.06重厘%を境に含有」が
増加するに従い素地鋼とめつき目との界面にFe。 2n系の「相が生成することがあってパウダリングが強
まる傾向にあり、0゜06重量%以下が好ましい。 0.091ifi%以上になるとフレーキングを伴うパ
ウダリングが起こるので好ましくない。Pb含有量の大
小は検討した範囲(0,002〜0.012重旦%)内
では耐剥逝性の向上、低下に影響するところはない。 めっき浴中のAI含有屋大小の耐剥離性に及ぼす影響に
ついて第4図に示した0、14重足%の他に、0.10
.0.12.0,18.及び0.20各重社%の各水準
毎にPb含有量0.006重目%(一定)とSb金含母
0.01及び0108重量%とを組合わせた組成のめつ
き浴を用いて検討した結果、AI含有旦が0.12瓜旦
%及び0.18重借%の場合は第4図と変りはなかった
が、へ1含有足が0.101伍%の場合はSb金含旦が
0.08重量%でパウダリングh(かなり起こって耐剥
離性は低下し、またA1含有量が0.20重伍%の場合
はめつき鋼板の喘面部に焼むらを生じたいわゆる合金化
不良となり、AI含有分としては0.12〜0.18重
量%が好ましいことが確認された。 結局、合金化めっき鋼板製造に適するめっき浴の2n成
分以舛の組成は、Al : 0.12〜0.18重量%
。 St+:0.01〜0.08重日%好ましくは0.01
〜0.06重世%、 Pb : 0.002〜0.01
01出%である。 めっき鋼板を腐食条件下に曝したときの耐食性とめつき
浴組成との関係を示す第5図は、第3図の場合と同様に
してAI含有量を0.16重日%と一定でSb、 Pb
各含有量が変化する各種組成のめつき浴を用いて得た粒
界腐食に対して感受性の最も強いゼロスパングルめっき
ll板(片面亜鉛付着1120〜1309 / m’
)を雰囲気温度70℃、相対湿度98%の腐食条件下に
350時間曝して粒界腐食を起こさせ、その粒界腐食に
塁づく剥離率を調べた結果から、下記の耐食性評価基準
表に従って耐食性を5段階に評価して第4図と同様に作
成したものである。 (注1)剥離率:試験片を2を折り曲げ加工した後、折
り曲げ部を元通りに問い てその内側部分のめつき層表面 にセロハンテープを貼り付けた 後に強制剥離してセロハンチー プ面に移行しためつき剥wi社か ら算出する。 第5図から次の種々なことが判る。 めっき浴(Al凸0.16重旦%)中のSb含有出が0
.08重a%を超え、Pb含有量がo、 ooa重量%
を超える範囲では粒界腐食が著しく発生して耐食性が極
度に低下する。Sb含有量及びPb含有出はいずれも少
ない方が好ましくそれぞれSbが00OS重量%以下で
Pbが0.006重」%以下の領域では殆んど粒界腐食
を受けず、剥離率も小さくてめっき層の密着性を保持で
きることが確認された。 めっき浴中のAI含有量大小の耐食性に及ぼす影響につ
いて、第5図に示した0、16重量%の他に0.10゜
0.12.0.14.0.18.及び0.208重最%
の各水準毎にSb及びPbの種々な含有口を組合わせた
めつき浴で検討したが、A1含有日が0.18重量%迄
は殆んど第5図と変らないが、中でも0.14重社%以
下が好ましく、0.18重最%を超えると粒界腐食を受
けない領域がSb含有出で0.04重」%以下、Pb含
有量で0、006重伍%以下と縮小し、また耐食性が極
度に低下する領域がSb含有量で0.08重量%以下゛
、Pb金含有でo、 ooa重社%以下になって好まし
くないことが確認された。 結局、耐食性を良好ならしめるめっき浴のZn成分以外
の組成は、Al : 0.18重量%以下、好ましくは
0.14重i%以下、 Sb : o、oa重量%以下
、好ましくは0.06重量%以下、 Pb : 0.0
08重伍%以下、好ましくは0.006重出%以下であ
る。
レギュラースパングル、及びIn−Fe系合金化の各溶
融亜鉛めっき鋼板のいずれの製造にも使用し得てしかも
高品質を与えることのできる溶融亜鉛めっき用汎用浴に
関するものである。 【従来の技術と問題点1 溶融亜鉛めっき鋼板は、現在製造されている表面処理鋼
板の中でも最も多くの需要分野を持っており、それぞれ
の需要分野から使用目的に応じた外観品種の異なるもの
が使用されている。具体的には塗装用或は器物用にはミ
ニマイズドスパングルまたはゼロスパングル各溶融亜鉛
めっき鋼板が、また建材用には従来からのレギュラース
パングル溶融亜鉛めっき鋼板が、更に自動車用、家電材
料用、その他には溶接性、塗料密着性に優れたIn −
Fe系合金化溶融亜鉛めっき鋼板がそれぞれ使用されて
おり、品種が多様化している。これら種々な品種の溶融
亜鉛めっき鋼板はそれぞれ別々の設備で生産されるので
あれば、各設備毎に生産品種を定めてその品種に適した
組成のめつき浴を用いてめっきした直後にそれぞれの品
種に適した後処理、例えばミニマイストスパングルやゼ
ロスパングルの場合は急冷して製造すれば良く、このよ
うに設備毎に生産品種が定まっている場合は、その品種
専用の一定組成のめつき浴を適切な一定の条件下に維持
管理することは容易で、製品品質も安定する。しかしな
がら現実には同−設備により小ロットづつ多品種生産が
行われており、それによって品質が不安定にならないよ
うにめっき浴組成を細心に管理することに努力が佛われ
ているが、品種切換え時の製品ロス発生量はかなり多く
てコストアップの大きな原因の1つとなっている。 また、上記の如く品種切換え毎にめっき浴組成の管理を
細心に行って品種切換えによる弊害を除いても、品質に
ついて外観はもとより耐食性、耐剥離性などがなお不充
分で、それらの向上に対する強い要望がある。外観に関
しては、後処理でのスパングルサイズの大小によるむら
発生、Zn−Fe系合金化溶融亜鉛めっき鋼板での焼む
らと称する部分的な合金化不良によるむらなどのないこ
とが要求される。耐食性に関しては、従来使用環境に応
じて亜鉛付着量の増減を図ることで対処されて来たが、
最近検討の結果、亜鉛地金(M留亜鉛)中に微」(0゜
101置%前後)に含有されるPbとめつき浴に少@添
加されるAIとが粒界腐食を促進するめつき側の因子で
あることが明らかとなり、この粒界@f&が進行する限
り、めっき付着量の増減を図ることは余り意味のないこ
とが確認され、何らかの他の方法で耐食性を向上させる
ことが要求されてきている。更にIn−Fe系合金化溶
融亜鉛めっき鋼板においてはカロエによる粉化やフレー
キング現象などのめつき層の剥離がしばしば起こり、耐
剥離性の向上が焼むらの解消と同様要求されている。 以上の通り、溶融亜鉛めっき鋼板については、同一めっ
き設備で小ロツト多品種生産を行いながら、製品ロスの
発生量を最小限に抑え、且つユーザーニーズに合った高
品質の製品を安定して供給することが強く要望されてい
る。 【問題点を解決するための手段1 本発明は上記した製造上1品質上の種々の問題点を解決
するための手段としての溶融亜鉛めっき用汎用浴であっ
て、0.12〜0.18重量%のA1と、0.02〜0
.08重量%のSbと、0.002〜0.008重量%
のPbと、残部を成すIn及び不可避的不純物とから成
ることを特徴とする。 以下、本発明の詳細な説明する。 【めっき浴組成を決めるための実験方法1本発明に係る
溶融亜鉛めっき用汎用浴(以下、汎用めっき浴と言うこ
とがある)は、レギュラースパングル、ミニマイズドス
パングル、ゼロスパングル、及び合金化の各溶融亜鉛め
っき鋼板のいずれの製造にも使用し得てしかも高品質を
与える汎用めっき浴である。この汎用めっき浴の組成の
決定は、SbとPbとA1と残部を実質的に成す2nと
から成る種々な組成割合のめつき浴への浸漬と、めっき
ラインにおいてめっき浴槽、ガスワイピング装置に後続
して設置されている後処理H1iff ATから選ばれ
た後処理装置による各条件下における後処理との組合せ
によって得られた各種めっき製品の特性を詳細に検討し
た結果なされたものである。 以下にその詳細を説明する。 先ずめっき浴組成を決、めるための実験を行う対象のめ
つき浴組成範囲をほぼAl:0.10〜0.20重量%
、 Sb : o、oi〜0.10重置%、 Pb :
0,002〜0.01212重置ものと定めた。Sb
はスパングル拡大作用に効果ある添加物であり、通常0
.10重量%を超えて添加して用いられているが、本発
明者らは種々な実験から汎用性を持たせ高品質を1qる
には0.10重置%以下の量が良いことを見出していた
。Pbもスパングル拡大作用を有しSbとの共存で効果
的に作用するが、含有量が多いと品質を低下させること
が判明し、汎用めっき浴には適しないから上記範囲とし
た。A1は、素地鋼と反応させてFe −A I系合金
を形成せしめてFe−2n合金層の成長を防ぎ、素地鋼
に対するめつき層の一次密着性を高めるために添加され
る。その添加量は通常0.10重量%で充分であるが、
Sbと共存させるとA1の一部がSbと合金を形成して
有効量が減少するので上記範囲とした。 以上の如く定めた組成範囲内の種々な組成のめつき浴中
に予め前処理された鋼板を浸漬通過させた後、ガスワイ
ピング装置によりめっきの付着厚ざを調節した後、レギ
ュラースパングル、ミニマイズドスパングル、ゼロスパ
ングル、及び合金化の各溶融亜鉛めっき鋼板のいずれか
の製造目的に適合した後処理装置を選択して通過させる
ことにより、外観及びめっき層の特性の異なる種々な溶
融亜鉛めっき鋼板を得た。 後処理装置群の各後処理装置での処理条件は次のようで
あった。 ■軽度の加熱装置:加熱雰囲気温度600〜900℃。 加熱時間0.2〜2秒で処理した後、冷却速度5〜b 理と言うことがある)をする。レギュラースパングル溶
融亜鉛めっき鋼板の製造に使用する。 ■風冷装置:冷却速度10〜25℃/秒で処理(以下、
単に風冷処理と言うことがある)をする。ミニマイズド
スパングル溶融亜鉛めっき鋼板の製造に使用する。 ■強制冷却装置:冷却速度40〜80℃/秒で処理(以
下、単に強制冷却処理と言うことがある)する。ゼロス
パングル溶融亜鉛めっき鋼板の製造に使用する。 (1強度の加熱装置:雰囲気温度600〜900℃で1
5〜40秒間加熱処理し、その後冷却速度10〜b秒で
風冷処理(以下、単に強度加熱・風冷処理と言うことが
ある)をする。7n−Fe系合金化溶融亜鉛めっき鋼板
の製造に使用する。 【実験結果と考察】 以上の如くにして得た各種の溶融亜鉛めっき鋼板を後処
理を同じくする群に集め、各種スパングルを生成した通
常の溶融亜鉛めっき鋼板についてはスパングルサイズ(
径)を、また合金化溶融亜鉛めっき鋼板(以下、合金化
めっき鋼板と略称することがある)についてはめつき層
についての耐剥離性をそれぞれ調べ、めっき浴の組成の
AI、 Sb。 及びPbの各含有量とスパングルサイズまたは耐剥離性
との関係をAIの同一含有」毎にまとめて考察した。ま
た、一部の溶融亜鉛めっき鋼板について一定の腐食条件
下で粒界腐食を起こさせて耐食性を調べ同様にめっき浴
組成との関係を考察した。 その結果を代表的なものについては図面により説明する
。 第1図〜第3図は通常の溶融亜鉛めっき鋼板の製造にお
いてA1含有日一定なめつき浴の種々な組成すなわちS
b、 Pb各含有出の組合わせとスパングルサイズとの
各スパングル鋼板の製造条件下における関係の各1例を
示す図であり、第1図はAI含有量が0.15重量%の
場合のレギュラースパングルめっき鋼板の図、第2図は
A1含有量が0.16重量%の場合のミニマイズドスパ
ングルめっき鋼板の図、第3図はA1含有量が0.16
重量%の場合のゼロスパングルめっき鋼板の図、第4図
は合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造においてA1含有日
が0.14重量%の場合のめつき浴のSb、 Pb各含
有急の組合わせとめつき層の耐剥離性との関係の1例を
示す図、第5図はへ1@有吊が0.16重伍%の揚台の
めつき浴のSb、 Pb各含有屋と耐食性との関係の1
例を示す図である。 レギュラースパングルめっき鋼板製造条件によりめっき
したときのめつき浴組成とスパングルサイズとの関係を
示す第1図は、めっき浴中のA1含有日を0.15重石
%と一定にしてPbを0.002〜0.010重量%の
、またSbを0.01〜0.09重量%の各範囲内で変
化させた各種組成でめっきした直後の鋼板を軽度の加熱
装置により700℃雰囲気中で1.5秒間加熱した後、
冷却速度10°C/秒で風冷処理する軽度加熱・風冷処
理して各めっき鋼板をIL生成したスパングルのサイズ
を測定して下記の第1図についてのスパングルサイズ区
分表に従って区分してそのサイズ記号をSb −Pb座
標の該当するめつき浴組成を示す位置に示したものであ
る。 第1図についてのスパングルサイズ区分表第1図から次
の種々なことが判る。 めっき浴(AI含有量0.15重量%)中のSb含有団
がo、oi重發%以下ではめつき直後の鋼板を軽度加熱
・風冷処理してもスパングルの成長は全くなく、この含
有量ではレギュラースパングルめっき鋼板として好まし
い5mm以上のものは得られない。Sb含有団が0.0
2重量%では軽度加熱・風冷処理によりスパングルの成
長が認められ、5 mm以上7印未満(Pb含有量によ
っては一部は7薗以上10薗未満)となる。またSb含
有量が0.03重量%ではスパングルは更に成長して7
mn+以上10m1ll未m(一部は10閣以上ンに
達する。更にSb含有i1#0.04重置%以上ではス
パングルは10重以上に成長し、現在レギュラースパン
グルめっき鋼板製造用として使用されているめっき浴(
At:0.15〜0.20雷は%、Pb:0.1〜(1
,0611%)を使用したものに近い外観のレギュラー
スパングルめっき鋼板を得ることができた。更にまた、
Sb含有量が0.08重社96以上では風冷処理(冷却
速度20℃/秒)だけでもスパングルサイズが4〜5
mm程度に得られ、軽度加熱・風冷処理によりスパング
ルは13〜1511111に成長することが確認された
。 このようにめっき浴中のSb含有量を増加させることは
スパングルが成長するのでレギュラースパングルを生成
せしめるのには好ましいが、このような大きいスパング
ルのめつき鋼板は加工的げによりめっき面にクラックを
生じ、−次密着性にも問題があるから、Sb含有日の上
限は0.08重は%好ましくは0.07重膳%であるこ
とが確認された。なお、Sb含有量の下限は第1図に見
られるように0.02重置%好ましくは0.03重量%
である。 また、めっき浴中のPb含有量が0.002〜0.01
0重量%の範囲ではスパングルの成長に殆んど影響がな
(、Sb含有量が支配的である。 更にめっき液中のA1含有邑について、第1図に示した
0、15重量%の他にo、1011%、0.1211i
%。 0.14重」%、o、ia重目%、及び0.20重足%
の5水準でSb含有量0.03重社%及びPb含有愚0
.004重量%を組合わせためつき浴を使用して同一条
件の軽度加熱・風冷処理を行ったところ、A1含有量が
0.12〜0.18重量%ではスパングルサイズは第1
図におけるSb、 Pbの同じ各含有aの場合のスパン
グルサイズと実質的に変りなく、A1の含有量の大小は
スパングルサイズへの影響は殆んどないことが確認され
た。しかしA1含有社が0.10重置%の場合は得られ
るめっき鋼板の一次密着性が劣っていた。 A1含有量が0.10重量%より太き(0,14重置%
より少ない場合は軽度加熱の条件によっては素地鋼とめ
つき岡との界面にZn−Fe系台金苫が過度に成長して
一次密着性を減じる傾向が見られたのでA1含有量は0
.14重世%以上がより好ましい。またA1含有量fo
、20重量%のときは耐食性が劣っていた。 このような理由から、めっき浴中のA1の適当な含有量
は0.12〜0.18重量%好ましくは0.14〜0.
18重石%である。 結局、レギュラースパングルめっき鋼板製造に適するめ
つき浴のZn成分以外の組成は、At : 0.12−
0.18重量%好ましくは0.14〜0,18重間%、
Sb:0.02〜0.08重社%好ましくは0.03〜
0.07重呈96゜Pb : 0,002〜0.010
10重置ある。 ミニマイズドスパングルめっき鋼板製造条件によりめっ
きしたときのめつき浴組成とスパングルサイズとの関係
を示す第2図は、めっき浴中のA1含有母を0.16重
量%と一定にしてPb及びSb各含有盪を第1図とほぼ
同様な範囲内で変化させた各種組成のめつき直後の鋼板
を風冷装置により20°C/秒の冷却速度で風冷処理し
、第1図の場合と同様に各スパングルめっき鋼板のスパ
ングルサイズを測定して下記の第2図についてのスパン
グルサイズ区分衣に従って区分して作成したものである
。 第2図についてのスパングルサイズ区分衣第2図から次
の種々なことが判る。 めっき浴(AI含有10.16重置%)中のSb含有m
が0.02〜0.08重置%でPb含有邑が0.002
〜0.012重量%の範囲のめつき浴を使用すればミニ
マイズドスパングルとして好ましいサイズ2mm以上5
mm未満の均一なスパングルが得られる。この範囲で
もSb含有吊が0.03〜0.06重間%の場合は、ス
パングルサイズが2 mm以上3.5111111未満
の微細且つ均一なスパングルが得られるので一層好まし
い。Sb含有伍が(1,08重量%を超えると5 mm
以上のサイズとなり、レギュラースパングルまたはそれ
に近い外観を呈して好ましくなく、一方Sb含有量が0
.02重a%未満では2關未渦のサイズとなってゼロス
パングルまたはそれに近い外観となり、いずれの場合も
目的とするミニマイズドスパングルめっき鋼板でないス
パングルめっき鋼板を製造することになって不適である
。Pb金含有の大小は0.002〜0.012重量%の
範囲内では良好なミニマイズドスパングルの生成に変り
ないが、0.008重量%を超えると後記する粒界腐食
性に悪影響を与える。 めっき浴中のA1含有量について、第2図に示した0、
16重量%の他に0.10重」%及び0.20重出%の
2水準でSbb有量0.04重量%及びPbb有ff1
0.005重量%を組合わせためつき浴を使用して同一
条件の風冷処理を行ったところ、スパングルサイズは第
2図におけるSb、 Pbの同じ各含有量の場合のスパ
ングルサイズと実質的に変りなく、A1の含有量の大小
は0.10−0.20重量%の範囲では口の風冷処理の
場合でもスパングルサイズへの影響は殆んどないことが
確認された。 結局、ミニマイズドスパングルめっき鋼板製造に適する
めっき浴のZn成分以外の組成は、AI+0.10〜0
.20重量%、 Sb : 0.02〜0.08重母%
好ましくは0.03〜0.06重量%、 Pb : 0
,002〜0.008重伍%である。 ゼロスパングルめっき鋼板製造条件によりめっきしたと
きめめっき浴組成とスパングルサイズとの関係を示す第
3図は、めっき浴中のAI金含有を0.16重a%と一
定にしてPb及びSb各金含有台第1図とほぼ同様な範
囲内で変化させた各種組成のめつき直後の鋼板を強制冷
却装置によりリン酸2水素アンモニウムの2重量%水溶
液を用いて冷却速度45℃/秒で強制冷却処理し、生成
したスパングルを第1図の場合に準じて下記の第3図に
ついてのスパングルサイズ区分表に従って区分して作成
したものである。 以下余白 第3図についてのスパングルサイズ区分表第3図から次
の種々なことが判る。 めっき浴(AIIO216重日%)中のSbb有量が0
.01〜0.08重足%でPb金含有が0.002〜o
、ooa重旦%の範囲のめつき浴を使用すればスパング
ルサイズの殆んどが1ma+未満の均一で良好ないしは
ほぼ良好なゼロスパングルが得られる。Sb含有旦が0
.09重量%では1〜2111111(一部1〜4m)
の、また0、10重量%では1〜4mのそれぞれ不均一
なスパングルサイズの混在するものとなってゼロスパン
グルめっき鋼板として好ましくない。Pb含有旦の大小
はSh含有足が0.01〜O,Oa重日%の範囲内では
Pb金含有10.01重量%の場合の一部を除いて良好
なゼロスパングルの生成に変りはない。 めっき浴中のA1含有量について第3図に示した0、1
6重量%の他に前記ミニマイズドスパングルの場合と同
様にして他のA1含有量のめつき浴について検討したが
、A1含有量の大小は0.10〜0.20重量%の範囲
ではこの強制冷却処理の場合でもスパングルサイズへの
影響は殆んどないことが確認された。 結局、ゼロスパングルめっき鋼板製造に適するめっき浴
の2n成分以外の組成は、AI:0.10〜0.20重
量%、 Sb : 0.01〜0.08重目%、 Pb
: 0.002〜o、ooa重励%である。 合金化溶融亜鉛めっき鋼板製造条件によりめっきしたと
きのめつき浴組成とめつき閣の耐剥離性との関係を示す
第4図は、次のようにして作成した。めっき浴中のA1
含有出を0.14重足%と一定にしてSb及びPb金含
有を第1図とほぼ同様な範囲で変化させた各種組成のめ
つき浴により6013/R12めっきさせた後の鋼板を
加熱装置により700℃で25秒間加熱処理した後に冷
却速度25℃/秒で風冷処理する強度加熱・風冷処理を
行い、得られた合金化めっき鋼板について耐剥離性を次
の方法で調べた。すなわち、合金化めっき鋼板を曲げ角
度180度、内側直径2t(ここにtは試料鋼板の厚さ
)で折り曲げ(以下、2を折り曲げ加工と言う。同様に
後記実施例、比較例において内側直径4tに折り曲げる
加工を4を折り曲げ加工と言う)だ後、折り曲げ部を元
通りに開いてその内側部分のパウダリング(粉化状態)
についてテープテスト(セロハンテープを貼着した後に
引きはがしてめつき踵の粉化物がテープ面へ付着した状
態を観察する)を行った。テープテスト結果から下記の
耐剥離性評価基準に従ってめっき層の耐剥離性を5段階
に評価し、それぞれの記号を第1図と同様にSb −P
b座標の該当するめつき組成を示す位置に示したものが
第4図である。 以下余白 耐剥離性評価M!1! 第4図から次の種々なことが判る。 めっき浴(AI斑0.14重厘%)中のSb含有量が0
.01〜0.08重社%でPb含有量tfO,002〜
0.010重猷%の範囲のめつき浴を使用すれば、めっ
き苦の耐剥離性は実用上全く問題のない程度にしかパウ
ダリングのないものを最低としてそれ以上の耐剥離性が
得られる。Sb金含悉は0.06重厘%を境に含有」が
増加するに従い素地鋼とめつき目との界面にFe。 2n系の「相が生成することがあってパウダリングが強
まる傾向にあり、0゜06重量%以下が好ましい。 0.091ifi%以上になるとフレーキングを伴うパ
ウダリングが起こるので好ましくない。Pb含有量の大
小は検討した範囲(0,002〜0.012重旦%)内
では耐剥逝性の向上、低下に影響するところはない。 めっき浴中のAI含有屋大小の耐剥離性に及ぼす影響に
ついて第4図に示した0、14重足%の他に、0.10
.0.12.0,18.及び0.20各重社%の各水準
毎にPb含有量0.006重目%(一定)とSb金含母
0.01及び0108重量%とを組合わせた組成のめつ
き浴を用いて検討した結果、AI含有旦が0.12瓜旦
%及び0.18重借%の場合は第4図と変りはなかった
が、へ1含有足が0.101伍%の場合はSb金含旦が
0.08重量%でパウダリングh(かなり起こって耐剥
離性は低下し、またA1含有量が0.20重伍%の場合
はめつき鋼板の喘面部に焼むらを生じたいわゆる合金化
不良となり、AI含有分としては0.12〜0.18重
量%が好ましいことが確認された。 結局、合金化めっき鋼板製造に適するめっき浴の2n成
分以舛の組成は、Al : 0.12〜0.18重量%
。 St+:0.01〜0.08重日%好ましくは0.01
〜0.06重世%、 Pb : 0.002〜0.01
01出%である。 めっき鋼板を腐食条件下に曝したときの耐食性とめつき
浴組成との関係を示す第5図は、第3図の場合と同様に
してAI含有量を0.16重日%と一定でSb、 Pb
各含有量が変化する各種組成のめつき浴を用いて得た粒
界腐食に対して感受性の最も強いゼロスパングルめっき
ll板(片面亜鉛付着1120〜1309 / m’
)を雰囲気温度70℃、相対湿度98%の腐食条件下に
350時間曝して粒界腐食を起こさせ、その粒界腐食に
塁づく剥離率を調べた結果から、下記の耐食性評価基準
表に従って耐食性を5段階に評価して第4図と同様に作
成したものである。 (注1)剥離率:試験片を2を折り曲げ加工した後、折
り曲げ部を元通りに問い てその内側部分のめつき層表面 にセロハンテープを貼り付けた 後に強制剥離してセロハンチー プ面に移行しためつき剥wi社か ら算出する。 第5図から次の種々なことが判る。 めっき浴(Al凸0.16重旦%)中のSb含有出が0
.08重a%を超え、Pb含有量がo、 ooa重量%
を超える範囲では粒界腐食が著しく発生して耐食性が極
度に低下する。Sb含有量及びPb含有出はいずれも少
ない方が好ましくそれぞれSbが00OS重量%以下で
Pbが0.006重」%以下の領域では殆んど粒界腐食
を受けず、剥離率も小さくてめっき層の密着性を保持で
きることが確認された。 めっき浴中のAI含有量大小の耐食性に及ぼす影響につ
いて、第5図に示した0、16重量%の他に0.10゜
0.12.0.14.0.18.及び0.208重最%
の各水準毎にSb及びPbの種々な含有口を組合わせた
めつき浴で検討したが、A1含有日が0.18重量%迄
は殆んど第5図と変らないが、中でも0.14重社%以
下が好ましく、0.18重最%を超えると粒界腐食を受
けない領域がSb含有出で0.04重」%以下、Pb含
有量で0、006重伍%以下と縮小し、また耐食性が極
度に低下する領域がSb含有量で0.08重量%以下゛
、Pb金含有でo、 ooa重社%以下になって好まし
くないことが確認された。 結局、耐食性を良好ならしめるめっき浴のZn成分以外
の組成は、Al : 0.18重量%以下、好ましくは
0.14重i%以下、 Sb : o、oa重量%以下
、好ましくは0.06重量%以下、 Pb : 0.0
08重伍%以下、好ましくは0.006重出%以下であ
る。
以上の如く、レギュラー、ミニマイズド及びゼロの各ス
パングルめっき鋼板製造条件により生成した各スパング
ルのサイズと、合金化めっき鋼板製造条件によるめっき
口の耐剥離性と、めっき鋼板の腐食条件による耐食性と
のそれぞれとめつき浴組成との関係を詳細に検討した結
果、いずれの場合にも適するめっき浴組成として、AI
:0.12〜0.18重出%、 Sb : 0.02〜
0.08重量%、 Pb : 0,002〜0.006
重a%が好ましいめっき浴組成である。
パングルめっき鋼板製造条件により生成した各スパング
ルのサイズと、合金化めっき鋼板製造条件によるめっき
口の耐剥離性と、めっき鋼板の腐食条件による耐食性と
のそれぞれとめつき浴組成との関係を詳細に検討した結
果、いずれの場合にも適するめっき浴組成として、AI
:0.12〜0.18重出%、 Sb : 0.02〜
0.08重量%、 Pb : 0,002〜0.006
重a%が好ましいめっき浴組成である。
本発明に係る汎用めっき浴を使用すれば、めっき液を素
地鋼板に付着せしめた後の後処理条件を軽度加熱・風冷
処理、風冷処理1強制冷却処理。 及び強度加熱・風冷処理から選択して適用することによ
り、同一のめつき浴を使用してレギュラースパングル、
ミニマイズドスパングル、ゼロスパングル、及び合金化
の各溶融亜鉛めっき鋼板のいずれをも製造することがで
きる。従って同−設備によって小ロットづつ多品種生産
が行われても、同一のめつき浴を継続して使用すること
ができるから、従来の如く品種の切換え毎に異なる組成
のめつき浴を使用する必要から行われていためつき浴の
入れ替えまたはめつき浴成分の添加調整等の措置が全く
不要であり、このような切り換え時に発生していた製品
ロスも殆んどない。しかも得られるスパングルめっき鋼
板ではスパングルサイズが均一であり、合金化めっき鋼
板では耐剥離性は向上して焼むらはなく、そして全体に
わたって耐食性は向上したものとなる。従って各種後処
理装置を選択可能に備えた1つのめつき鋼板製造ライン
により多品種の高品質なめつき鋼板を切り換え時の物質
的1時間的ロスが殆んどなく極めて高能率に製造するこ
とができる。
地鋼板に付着せしめた後の後処理条件を軽度加熱・風冷
処理、風冷処理1強制冷却処理。 及び強度加熱・風冷処理から選択して適用することによ
り、同一のめつき浴を使用してレギュラースパングル、
ミニマイズドスパングル、ゼロスパングル、及び合金化
の各溶融亜鉛めっき鋼板のいずれをも製造することがで
きる。従って同−設備によって小ロットづつ多品種生産
が行われても、同一のめつき浴を継続して使用すること
ができるから、従来の如く品種の切換え毎に異なる組成
のめつき浴を使用する必要から行われていためつき浴の
入れ替えまたはめつき浴成分の添加調整等の措置が全く
不要であり、このような切り換え時に発生していた製品
ロスも殆んどない。しかも得られるスパングルめっき鋼
板ではスパングルサイズが均一であり、合金化めっき鋼
板では耐剥離性は向上して焼むらはなく、そして全体に
わたって耐食性は向上したものとなる。従って各種後処
理装置を選択可能に備えた1つのめつき鋼板製造ライン
により多品種の高品質なめつき鋼板を切り換え時の物質
的1時間的ロスが殆んどなく極めて高能率に製造するこ
とができる。
以下に本発明を実施例、比較例により更に具体的に説明
する。 実施例1〜8.比較例1〜4 後処理装置として風量可変型の風冷装置、液圧エア圧可
変のエアーミックスノズルを装備した強制冷却装置、短
時間(数秒)の高温カロ熱可能なLPGを燃料源とする
加熱装置と風冷装置とを備えた軽度な加熱装置、及びや
や長V!間(数十秒)の高温加熱可能なLPGを燃料源
とする加熱装置と風冷装置とを備えた強度の加熱装置か
ら成る後処理装置群がガスワイピング装置以降に転換自
在に設置されたセンシマ一式連続溶融亜鉛めっき用試験
ラインを使用した。各種組成のめつき浴を調製し、これ
らのめつき浴を用いて上記試験ラインにより板厚0.5
mm、板幅300胴の低炭素リムド鋼冷延鋼帯を次のよ
うにめっきした。冷延鋼帯を加熱帯の還元雰囲気(AX
ガス)中で最高到達板温680〜700℃で表面清浄及
び焼鈍した後、465±5°Cに保持して、第1表に示
す各種組成の溶融亜鉛めっき浴中に1.0〜2.0秒間
通過浸漬せしめた。続いてガスワイピング装置で表記の
めつき付着旦にそれぞれ調整しI:後、目的とする品種
に合わせて前記後処理装置を選択して表記の条件下で各
めっき浴について4品種(比較例1のみ3品種)のめつ
き鋼板を得るための後処理を実施した。 このように同一めっき浴を使用して製造された各めっき
鋼板の特性を第1表に示す。第1表から次のことが判る
。すなわち、比較例のめつき浴を使用した場合は1種及
び2種以上の品種に問題があるのに対し、本発明に係る
汎用めっき浴を使用した場合は表面外観の異なる各品種
がいずれも外観性、スパングルサイズとその均一性、−
次密着性。 曲げ性、耐食性、耐粉化フレーキング性等いずれの特性
においても過去に例をみない性能のめっき鋼板が(qら
れた。 また実施例において同一めっき浴で多品種を連続して製
造したときに発生した切換えによる製品ロスは従来のめ
つき浴を使用して品種毎にめ°つき浴を取り換えた場合
に比べ無視できる程度であった。 (以下余白) ※1 冷W速度は10℃/秒(一定)とした。 ※2 冷W速度は25℃/秒(一定)とした。 ※3 外観 Zニスパングルサイズ<1mn+Mニスパ
ングルサイズ1〜5m1ll Hニスパングルサイズ>5mm A:合金化亜鉛めっき鋼板 ※4 均一性:外観むら(スパングルサイズむらまたは
焼むら)の程度。 ※5−次密着性=2を折り曲げ加工後のテープテストに
よる剥離のなさ程度。 ※6 曲げ性:2を折り曲げ加工後元通りに開いた折り
曲げ部を拡大率50倍で観察したときのめつき層の割れ
のなさ程度。 ※7 耐食性:相対温度98%、70℃、240時間の
腐食条件下で処理したものの2を折り曲げ 加工後のテープテストにより剥離のな さ程度。 ※8 耐粉化フレーキング性:4を折り曲げ加工後のテ
ープテストによる剥 離のなさ程度 ※4〜※8の程度を表わす記号 ◎:優 O:やや優 △:良 ×:不良 ※9 「残」には不可避的不純物を含む
する。 実施例1〜8.比較例1〜4 後処理装置として風量可変型の風冷装置、液圧エア圧可
変のエアーミックスノズルを装備した強制冷却装置、短
時間(数秒)の高温カロ熱可能なLPGを燃料源とする
加熱装置と風冷装置とを備えた軽度な加熱装置、及びや
や長V!間(数十秒)の高温加熱可能なLPGを燃料源
とする加熱装置と風冷装置とを備えた強度の加熱装置か
ら成る後処理装置群がガスワイピング装置以降に転換自
在に設置されたセンシマ一式連続溶融亜鉛めっき用試験
ラインを使用した。各種組成のめつき浴を調製し、これ
らのめつき浴を用いて上記試験ラインにより板厚0.5
mm、板幅300胴の低炭素リムド鋼冷延鋼帯を次のよ
うにめっきした。冷延鋼帯を加熱帯の還元雰囲気(AX
ガス)中で最高到達板温680〜700℃で表面清浄及
び焼鈍した後、465±5°Cに保持して、第1表に示
す各種組成の溶融亜鉛めっき浴中に1.0〜2.0秒間
通過浸漬せしめた。続いてガスワイピング装置で表記の
めつき付着旦にそれぞれ調整しI:後、目的とする品種
に合わせて前記後処理装置を選択して表記の条件下で各
めっき浴について4品種(比較例1のみ3品種)のめつ
き鋼板を得るための後処理を実施した。 このように同一めっき浴を使用して製造された各めっき
鋼板の特性を第1表に示す。第1表から次のことが判る
。すなわち、比較例のめつき浴を使用した場合は1種及
び2種以上の品種に問題があるのに対し、本発明に係る
汎用めっき浴を使用した場合は表面外観の異なる各品種
がいずれも外観性、スパングルサイズとその均一性、−
次密着性。 曲げ性、耐食性、耐粉化フレーキング性等いずれの特性
においても過去に例をみない性能のめっき鋼板が(qら
れた。 また実施例において同一めっき浴で多品種を連続して製
造したときに発生した切換えによる製品ロスは従来のめ
つき浴を使用して品種毎にめ°つき浴を取り換えた場合
に比べ無視できる程度であった。 (以下余白) ※1 冷W速度は10℃/秒(一定)とした。 ※2 冷W速度は25℃/秒(一定)とした。 ※3 外観 Zニスパングルサイズ<1mn+Mニスパ
ングルサイズ1〜5m1ll Hニスパングルサイズ>5mm A:合金化亜鉛めっき鋼板 ※4 均一性:外観むら(スパングルサイズむらまたは
焼むら)の程度。 ※5−次密着性=2を折り曲げ加工後のテープテストに
よる剥離のなさ程度。 ※6 曲げ性:2を折り曲げ加工後元通りに開いた折り
曲げ部を拡大率50倍で観察したときのめつき層の割れ
のなさ程度。 ※7 耐食性:相対温度98%、70℃、240時間の
腐食条件下で処理したものの2を折り曲げ 加工後のテープテストにより剥離のな さ程度。 ※8 耐粉化フレーキング性:4を折り曲げ加工後のテ
ープテストによる剥 離のなさ程度 ※4〜※8の程度を表わす記号 ◎:優 O:やや優 △:良 ×:不良 ※9 「残」には不可避的不純物を含む
第1図〜第3図は通常の溶融亜鉛めっき鋼板の製造にお
いてA1含有量一定なめつき浴の種々な組成すなわちS
b、 Pb各含有斑の組合わせとスパングルサイズとの
各スパングル鋼板の製造条件下に関係の各1例を示す図
であり、第1図はA1含有命が0.15重量%の場合の
レギュラースパングルめっき鋼板の図、第2図はA1含
有量が0.16重口%の場合のミニマイズドスパングル
めっき鋼板の図、第3図はA1含有量が0.16重量%
の場合のゼロスパングルめっき鋼板の図、第4図は合金
化溶融亜鉛めっき鋼板の製造においてAI含有旦が0.
14重口%の場合のめつき浴のSb、 Pb各含含有の
組合わせとめつき層の耐剥離性との関係の1例を示す図
、第5図はA1含有但tf0,16重口%の場合のめつ
き浴のSb。 Pb各金含有口耐食性との関係の1例を示す図である。 (1Y、#車)qd (0IJFl)qd
いてA1含有量一定なめつき浴の種々な組成すなわちS
b、 Pb各含有斑の組合わせとスパングルサイズとの
各スパングル鋼板の製造条件下に関係の各1例を示す図
であり、第1図はA1含有命が0.15重量%の場合の
レギュラースパングルめっき鋼板の図、第2図はA1含
有量が0.16重口%の場合のミニマイズドスパングル
めっき鋼板の図、第3図はA1含有量が0.16重量%
の場合のゼロスパングルめっき鋼板の図、第4図は合金
化溶融亜鉛めっき鋼板の製造においてAI含有旦が0.
14重口%の場合のめつき浴のSb、 Pb各含含有の
組合わせとめつき層の耐剥離性との関係の1例を示す図
、第5図はA1含有但tf0,16重口%の場合のめつ
き浴のSb。 Pb各金含有口耐食性との関係の1例を示す図である。 (1Y、#車)qd (0IJFl)qd
Claims (1)
- 1 0.12〜0.18重量%のAlと、0.02〜0
.08重量%のSbと、0.002〜0.008重量%
のPbと、残部を成すZn及び不可避的不純物とから成
ることを特徴とする溶融亜鉛めつき用汎用浴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23944384A JPS61119663A (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 | 溶融亜鉛めつき用汎用浴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23944384A JPS61119663A (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 | 溶融亜鉛めつき用汎用浴 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61119663A true JPS61119663A (ja) | 1986-06-06 |
Family
ID=17044846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23944384A Pending JPS61119663A (ja) | 1984-11-15 | 1984-11-15 | 溶融亜鉛めつき用汎用浴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61119663A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61133371A (ja) * | 1984-11-30 | 1986-06-20 | Nisshin Steel Co Ltd | 溶融亜鉛めつき鋼板およびその製造法 |
JPH046258A (ja) * | 1990-04-25 | 1992-01-10 | Nippon Steel Corp | 加工性に優れた溶融合金化亜鉛めっき鋼板 |
JPH046259A (ja) * | 1990-04-25 | 1992-01-10 | Nippon Steel Corp | 加工性に優れた溶融合金化亜鉛めっき鋼板 |
KR20020040437A (ko) * | 2000-11-24 | 2002-05-30 | 이구택 | 표면품질이 우수한 제로스팡글 용융아연도금강판 제조 방법 |
KR20040038503A (ko) * | 2002-11-01 | 2004-05-08 | 주식회사 포스코 | 표면품질 특성이 우수한 합금화 용융아연도금욕 및 이를이용한 합금화 용융아연도금 강판의 제조방법 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61113753A (ja) * | 1984-11-07 | 1986-05-31 | Nisshin Steel Co Ltd | めつき層の加工性に優れた合金化亜鉛めつき鋼板の製造法 |
-
1984
- 1984-11-15 JP JP23944384A patent/JPS61119663A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61113753A (ja) * | 1984-11-07 | 1986-05-31 | Nisshin Steel Co Ltd | めつき層の加工性に優れた合金化亜鉛めつき鋼板の製造法 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS61133371A (ja) * | 1984-11-30 | 1986-06-20 | Nisshin Steel Co Ltd | 溶融亜鉛めつき鋼板およびその製造法 |
JPH0354182B2 (ja) * | 1984-11-30 | 1991-08-19 | ||
JPH046258A (ja) * | 1990-04-25 | 1992-01-10 | Nippon Steel Corp | 加工性に優れた溶融合金化亜鉛めっき鋼板 |
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