JPS61106953A - クランクケ−シングにオイルパンを固体伝達音波減結合して固定する固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、弾性材料から成る中間層を用いて内燃機関の
クランクケーシングにオイルパンを固体伝達音波減結合
して固定する固定装置に関）・パ１　　　　する。

従来の技術 オイルパンとクランクケーシングとの間にゴム中間層を
設けかつクランクケーシングとオイルパンとをねじを介
して結合するのは公知である。このばあいゴム中間層は
著しく圧縮され、これにより騒音放出を減少させるのに
必要とされているゴム中間層の弾性が少なくとも部分的
に失なわれる。それ故所望の騒音放出減少作用を申し分
なく発揮できなくなる。更にこのばあいねじ（ねじ結合
）によってクランクケーシングからオイルパンへの固体
伝達音波の伝達を完全に排除することができない。

それ故、固体伝達音波減結合において問題となる範囲で
固定部材がゴム材料の弾性に最早直接影響を及ぼさない
構成が公知となっている（ｒイツ連邦共和国特許出願公
開第２７２３３９７号、第２７５３７１７号および第３
００４４２６号明細書参照）。　。

公知の構成は一連の欠点を有している。従ってドイツ連
邦共和国特許出願公開筒２７２３３９７　　　　　’号
明細書による構成ではクランクケーシングに接続可能な
中間フレームが設けられていて、この中間フレームはゴ
ム弾性的な成形条片を間挿してオイルパンに固定されて
いる。オイルパン並びに中間フレームは成形されたフラ
ンジを有していて、このばあい前記７ランジに成形ゴム
がそれぞれ加硫されている。中間フレームひいてはオイ
ルパンはねじによってクランクケーシングのフランジに
固定されている。成形条片における過度の引張り応力を
除くためにオイルパンは特別なストッパを備えている。

げイツ連邦共和国特許出願公開第２７５３７１７号明細
書による構成では、ゴム又はプラスチックから成る成形
フレームが使用されている。この成形フレームの固定は
側方でクランクケーシングにかつオイルパンに作用する
ねじを介して行なわれる。ねじ（２倍の数の固定ねじが
必要である）を支持するためにそれぞれクランクケーシ
ング並びにオイルパンは一体加硫された金属リングを備
えている。更にクランクケーシングの剛性を高めるため
に附加的な補強部材が必要にされている。

更にドイツ連邦共和国特許出願公開第３００４４２６号
明細書による固定形式では矢張り成形ゴムもしくは成形
条片が設けられていて、このばあい゛、 両ケーシング部分の結合はいわゆる保持薄板を介してね
じによって行なわれる。

発明が解決しようとする問題点 本発明の課題は、公知のものに比して簡単かつ容易に冒
頭に述べた固定を行なうことができしかもこのばあい支
障なく常時防音作用およびシール作用が得られるように
、冒頭に述べた形式の装置を改良することにある。

問題点を解決するための手段 前記課題を解決するために本発明の構成では、オイルパ
ンとクランクケーシングとが特別に成形された多数のば
ねクランクによって互いに結合されていて、該ばねクラ
ンクが軟質の弾性材料を間挿して、固定状態でクランク
ケーシングおよびオイルパンの成形された端部フランジ
に弾性的に係合するようになっている。

実施例 部分的にのみ図示されているクランクケーシング１は成
形された端部フランジ２を有している。同様に部分的に
のみ図示されたオイルパン３も成形された端部フランジ
４を有している。

このオイルパン３は彎曲させて形成されたばねクランク
５（例えばばね鋼製）を介してクランクケーシング１に
固定されている。

ばねクランプ５の数はその都度の負荷に関連している。

クランクケーシング２から発せられる振動をオイルパン
３に伝達させないか又はわずかな程度でしか伝達さない
ようにするためにもしくは、オイルパン３への固形伝達
音波の伝達を阻止するために、クランクケーシング１の
フ 端部２ランジ２の平面２ａとオイルパン３の端部クラン
ク４の平面４ａとの間に並びにばねクランク５とそれぞ
れの端部フランジの縁部２　ｂ。

４ｂとの間に軟質のゴム弾性材料から成る成形されてな
い簡単なシール条片６，７を挿入することができる。シ
ール条片の所望の減結合度は材料厚さ、材料密度並びに
変形性によって得られる。

結合された端部フランジ２，４に従って形成されている
ばねクランｆ５は直線的な中央部分５ａを有していて、
この中央部分にはそれぞれ対称的に彎曲部を介して内向
きの端部区分５ｂと外向きの端部区分５ｃとが接続され
ている。

このように成形されたばねクラン′７°を介して両ケー
シング部分、即ち、クランクケーシング１とオイルパン
３とを互いに結合するために、両端部７ランジの縁部２
ｂ、４ｂはそれぞれ１つの環状の溝８，９又はそれぞれ
局部的な溝、つまり凹所（ばねクランクの数に等しい）
を有している。

はねクランク０の外向きの端部区分５ｃは最も外側の範
囲で組立て工具もしくは取りはずし工具を係合させるた
めに形成されている。このばあいはねクランプの両端部
にはそれぞれ１つの開口１０．１１（穴又はスリット）
が設けられていて、これらの開口内には例えばはねクラ
ンクを取りはずすためにねじ回しシャフトが差しく７） 込まれる。

更に、附加的な強度を得るために、換言すれハ申し分の
ない締付は作用を得るため（（、つまり増大したばね力
を得るために、ばねクランクに、特に中央部分５ａから
内□向きの端部区分５ｂへの移行部に補強舌片（図示せ
ず）を設けることもできる。

更に、本発明による固定装置はシリンダヘラげに弁カバ
ーツーｒを固定するばあいにも使用することができ、こ
れによってこのばあいにも固体伝達音波減結合が得られ
る。

更に、固体伝達音波減結合が得られるという利点の他に
、記述の摩擦接続式の結合（スナップ結合）により簡単
な解離性が得られる。更にまたばねクランクを再使用で
きるということも有利なことである。何故ならばねじ結
合のばあいねじは解離時にしばしば破壊されるか又は腐
食の理由から最早使用できなくなるからである。

発明の作用効果 本発明の構成によってあらゆるねじ結合を行なわずに済
む。更にエンジンブロック内のねじ穴並びにオイルパン
内の固定穴も不必要であり、これによって作業時間およ
び工具費用が節減される。圧縮作用がわずかであるため
にクランクケーシングの平面とオイルパンフランジの平
面との間に位置する弾性的な中間層（吸音作用を有する
シール）の弾性が完全に維持される。はねクランプの下
には同様に軟質の弾性材料が設けられているので、クラ
ンクケーシングからオイルパンへの固体伝達音波の伝達
は生じない。

全般的に本発明による構成はわずかな構造上の措置を講
することによって得られる。

本発明の実施態様では、（クランクケーシングとオイル
パンの）両端部フランジの縁部がそれぞれ１つの環状の
溝を有していて、このばあい縁部の外縁は垂直にのびて
いる。これによってエンジンブロックおよびオイルパン
に例えばばね鋼から成るばねクランクが当て付けられた
ばあい側方への移動は生じなくなる。当然、環状の溝の
代りに局部的な溝（凹所）だけを設けることもできる。

軟質の弾性材料として成形されてない簡単なシール条片
を使用することができる。このばあいシール条片は材料
厚さおよび変形性に関して適当に設計されている。例え
ばばねクランクとそれぞれのフランジ縁部との間の吸音
作用を有するシール条片をクランクケーシングの平面と
オイルパンの平面との間のシール条片の半分の厚さまで
で形成することができる。何故ならば支持作用を有する
材料強さはまとめられて再び全体厚さを生ぜしめるから
である。

更に有利には、ばねクランクは専ら結合された端部フラ
ンジの形状に従って形成されていてかつ直線的な中央部
分を有している。この中央部分にはそれぞれ対称的に内
向きの端部区分と外向きの端部区分とが接続されている
。内向きの端部区分には完全に規定された傾きを与える
ＩＪＩ　　　　　必要がある。このようなばねクランプ
によって横方向負荷を受けて両ケーシング部分が互いに
剪断される危険が除かれる。

外向きの端部区分は最も外側の範囲で種々の形式で形成
することができる。この種々の構成は、ばねクランクを
簡単に取り付けもしくは取りはずすために役立つ。この
ばあい有利には、ばねクランプの最も外側の範囲に簡単
な工具を受容するためのそれぞれ１つの開口（例えば穴
又はスリット）を設けることができる。

更に、附加的な強度を得るために、ばねクランクに補強
舌片もしくは補強リブを設けることができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明による固定装置の実施例図である。 １・−・クランクケーシング、２，４・・・端部７ラン
ゾ、２ａ−４ａ・・・平面、２ｂ−４ｂ・・・フランジ
縁部、３・・・オイルパン、５・・・ばねクランク、５
ａ・・・中央部分、５ｂ・・・内向き区分、５ｃ・・・
外向き区分、６，７・・・シール条片、８，９・・・溝
、　　　　　“１・・・クランクケーシング ３・・・オイルパン ５・ばねクランプ ７・・・弾性材料

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、弾性材料から成る中間層を用いて内燃機関のクラン
   クケーシングにオイルパンを固体伝達音波減結合して固
   定する固定装置において、オイルパン（３）とクランク
   ケーシング（１）とが特別に成形された多数のばねクラ
   ンプ（５）によって互いに結合されていて、該ばねクラ
   ンプ（５）が軟質の弾性材料（７）を間挿して、固定状
   態でクランクケーシング（１）およびオイルパン（３）
   の成形された端部フランジ（２、４）に弾性的に係合し
   ていることを特徴とする、クランクケーシングにオイル
   パンを固体伝達音波減結合して固定する固定装置。 ２、両端部フランジ（２、４）の縁部（２ｂ、４ｂ）が
   それぞれ１つの環状の溝（８、９）又はそれぞれ局部的
   な溝のみを有していてかつ前記縁部（２ｂ、４ｂ）の外
   縁が垂直にのびている特許請求の範囲第１項記載の固定
   装置。 ３、クランクケーシング（１）の端部フランジ（２）の
   平面（２ａ）とオイルパン（３）の端部フランジ（４）
   の平面（４ａ）との間に並びにばねクランプ（５）とそ
   れぞれの端部フランジ（２ｂ、４ｂ）の縁部（２ｂ、４
   ｂ）との間に成形されてない簡単なシール条片（６、７
   ）が設けられている特許請求の範囲第１項記載の固定装
   置。 ４、シール条片（６、７）が材料厚さおよび変形性に関
   して適当に設計されている特許請求の範囲第３項記載の
   固定装置。 ５、ばねクランプ（５）が直線的な中央部分（５ａ）を
   有していて、この中央部分にそれぞれ対称的に内向きの
   端部区分５ｂおよび外向きの端部区分（５ｃ）が接続さ
   れている特許請求の範囲第１項記載の固定装置。 ６、ばねクランプ（５）の外向きの端部区分（５ｃ）が
   工具（組立て工具もしくは取りはずし工具）を係合させ
   るように形成されている特許請求の範囲第５項記載の固
   定装置。 ７、外向きの端部区分（５ｃ）内に簡単な工具を受容す
   るための少なくともそれぞれ１つの開口（１０、１１）
   が設けられている特許請求の範囲第６項記載の固定装置
   。 ８、ばねクランプ（５）に補強舌片もしくは補強リブが
   設けられている特許請求の範囲第１項から第７項までの
   いずれか１項記載の固定装置。