JPS6210521Y2 - - Google Patents

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JPS6210521Y2
JPS6210521Y2 JP3949681U JP3949681U JPS6210521Y2 JP S6210521 Y2 JPS6210521 Y2 JP S6210521Y2 JP 3949681 U JP3949681 U JP 3949681U JP 3949681 U JP3949681 U JP 3949681U JP S6210521 Y2 JPS6210521 Y2 JP S6210521Y2
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JP
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enlarged head
main body
flange
skirt
annular groove
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JP3949681U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車両用、建設機械用、一般機械用エ
ンジン等の振動する原動機の取付けに用いられる
防振支持具に関するものである。
一般に、車両用、建設機械用、一般機械用、エ
ンジン等の振動を生ずる原動機を、基板等の被取
付部材に取付ける場合には、前記原動機より被取
付部材への振動の伝達を遮断する防振支持具を介
して、取付けている。
このような防振支持具aとしては、例えば、第
5図に示すように、円筒状の胴部bの上側に円板
状の拡大頭部cが連設され、該胴部bおよび拡大
頭部cが弾性材料(例えば、合成ゴム)で形成さ
れ、該胴部bおよび拡大頭部cに金属製の円筒ブ
ツシユdが嵌挿され、さらに前記胴部bの下側に
弾性材料からなり、前記胴部bと略同径で、かつ
外方に変形可能なスカート部eが連設されたもの
がある。
このような防振支持具aは、取付状態におい
て、振動する原動機が取付けられる被取付部材の
取付孔内に胴部bを、該被取付部材の上側に拡大
頭部cを、その下側にスカート部eをそれぞれ位
置させるとともに、締付けにより拡大頭部cおよ
びスカート部eを外方に膨出させて、前記原動機
と被取付部材との直接接触を防止して防振を図る
ものである。
しかしながら、このような防振支持具aでは、
被取付部材の取付孔に、胴部bを圧入する必要が
あるので、胴部bの外周面に潤滑剤を塗布した
り、あるいはかなり強い力を加えなければなら
ず、その取付作業は面倒である。また、取付状態
において、被取付部材の取付孔の周縁部と、胴部
bと拡大頭部cとの連接部f(角部)である弾性
材料とが直接接触して該弾性材料が損傷するのを
防止するため、前記取付孔の周縁部を丸く加工し
たり、面取り加工したりしなければならないとい
う欠点があつた。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、金
属製の補強部材を用いることにより、上記従来の
欠点を解消し、取付作業性が改善され、胴部と拡
大頭部との連続部分における割れの発生を低減し
て長寿命とした防振支持具を提供することを主目
的とする。
本考案は、弾性材料からなり円筒状の胴部の上
側に円板状の拡大頭部が、下側に外方に変形可能
なスカート部がそれぞれ連設され、該拡大頭部の
胴部との連接部分付近に環状溝が凹設された本体
と、該本体の拡大頭部および胴部を貫通する中心
孔に嵌着されたブツシユと、前記本体の胴部の外
側に外嵌された円筒部および該円筒部の上端縁に
連設されかつ上面が前記本体の拡大頭部の下面に
当接している鍔部を有し、該鍔部に前記本体の環
状溝に係合するように湾曲され下側に環状の凹溝
を有する係合環状部が形成された金属製の補強部
材とを具備することを特徴とするものである。
以下、本考案の実施例を図面に沿つて説明す
る。
第1図および第2図において、1は防振支持具
である。2は防振支持具1の円筒状の胴部で、上
側に円板状の拡大頭部3が、下側に太鼓状で、か
つ中空のスカート部4がそれぞれ連設されてい
る。胴部2、拡大頭部3およびスカート部4より
なる本体16は、合成ゴム等の弾性材料にて、一
体的に成形されている。
スカート部4は、外周面が胴部2とほぼ同径で
あるが、上側および下側になるにつれて徐々に肉
厚が厚くなるように形成され、したがつて取付状
態において扁平になりやすいように(第3図参
照)、すなわち外方へ変形しやすく構成されてい
る。また、胴部2とスカート部4との連接部分
8,9およびスカート部4の中央部分の内面6
は、丸く加工され、取付状態においてそれらの各
部分に応力集中が生じないように構成されてい
る。
前記拡大頭部3は、断面台形状で、胴部2およ
び拡大頭部3の中心孔には、金属製のブツシユ1
0が中心に嵌挿され、該ブツシユ10の上端に連
設されたフランジ11が、拡大頭部3の上面と略
面一になるように該拡大頭部3に埋設されてい
る。
12は金属製の補強部材で、胴部2の外周に外
嵌された円筒部13と、該円筒部13の上端縁に
連設され、かつ拡大頭部3の下面に当接した鍔部
14とからなる。この鍔部14の外径は、拡大頭
部3の下面の径よりも大きく設定されている。こ
の補強部材12によつて、被取付部材21との直
接接触が防止され、胴部2と拡大頭部3との連接
部分7に応力集中が生じないように構成されてい
る。
次に、上記防振支持具1を用いて、車輛用エン
ジンを取付ける方法を説明する(第3図参照)。
先ず、被取付部材21(基台)に穿孔された取
付孔22に、防振支持具1のスカート部4、胴部
2を挿入し、補強部材12の鍔部14にて係止さ
せる。この場合、スカート部4は中空であり、変
形度が大きく、また、胴部2の外周には金属製の
補強部材12の円筒部13が外嵌されているの
で、取付孔22への挿入は容易に行われる。
続いて、拡大頭部3の上面に上側ワツシヤ23
を、スカート部4の下面に下側ワツシヤ24をそ
れぞれ押し当て、さらに上側ワツシヤ23の上に
エンジンの取付部25を押し当て、締付ボルト2
6をブツシユ10内に挿通し、ナツト27を適用
して全体を締付ける。すると、拡大頭部3は、フ
ランジ11(上側ワツシヤ23)と鍔部14と
に、また、スカート部4は被取付部材21下面と
下側ワツシヤ24とにそれぞれ挟圧され、弾性変
形して外方に膨出した形状となる。胴部2の変形
は、補強部材12の円筒部13にて規制され、拡
大頭部3およびスカート部4が外方に膨出され、
第3図に示すように、変形する。この場合、取付
孔22の周縁の角部は鍔部14に当接しているの
で、連接部分7に割れを発生させない。
かくして、エンジンの取付部25が防振支持具
1を介して被取付部材21に取付けられるので、
エンジンの振動は、防振支持具1の弾性材料部分
に吸収緩和されて、被取付部材21にはほとんど
伝わらない。
また、上記実施例では、スカート部4の肉厚は
中央部分を最も薄くしたが、第4図に示すよう
に、スカート部31の中央部分31aを最も厚
く、胴部2よりも大径とし、その肉厚が上側およ
び下側になるに従い徐々に薄くなるようにしても
よい。
また、同じく第4図に示すように、補強部材1
2の鍔部14の一部を湾曲して、拡大頭部3の胴
部2との連接部分付近に形成した環状溝5に係合
する係合環状部15を形成するようにしてもよ
い。このようにすると、被取付部材に取付孔を穿
孔した際に生ずる該取付孔周縁のバリ等を仕上加
工により除去しなくても、取付状態において、バ
リ等は係合環状部15下側の環状の凹溝内に位置
するので、そのまま取付けることができる。
本考案は、上記のように、補強部材を設けたた
め、胴部に外嵌された円筒部により、被取付部材
の取付孔へ圧入することなく容易に取付けられ、
かつ前記取付孔の周縁部が鍔部に当接し、該鍔部
に下側に環状の凹溝を有する係合環状部を設けて
いるので、該周縁部を丸く加工したり面取り加工
する必要がなくなるのに加えて、周縁部のバリ等
を仕上加工により除去しなくとも、そのまま取付
けることができ、取付作業性が向上するという実
用上優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の実施態様を例示
し、第1図は防振支持具の正面図、第2図は第1
図の−線に沿う断面図、第3図は防振支持具
を適用した取付状態を示す一部省略断面図、第4
図は別の防振支持具の、第2図と同様の断面図、
第5図は従来の防振支持具の正面図である。 1……防振支持具、2……胴部、3……拡大頭
部、4,31……スカート部、5……環状溝、1
0……ブツシユ、11……フランジ、12……補
強部材、13……円筒部、14……鍔部、15…
…係合環状部、16……本体、21……被取付部
材、22……取付孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 弾性材料からなり円筒状の胴部の上側に円板
    状の拡大頭部が、下側に外方に変形可能なスカ
    ート部がそれぞれ連設され、該拡大頭部の胴部
    との連接部分付近に環状溝が凹設された本体
    と、該本体の拡大頭部および胴部を貫通する中
    心孔に嵌着されたブツシユと、前記本体の胴部
    の外側に外嵌された円筒部および該円筒部の上
    端縁に連設されかつ上面が前記本体の拡大頭部
    の下面に当接している鍔部を有し、該鍔部に前
    記本体の環状溝に係合するように湾曲され下側
    に環状の凹溝を有する係合環状部が形成された
    金属製の補強部材とを具備することを特徴とす
    る防振支持具。 (2) ブツシユは、金属製で、上端にフランジが連
    設され、該フランジは、上面が拡大頭部の上面
    と略面一になるように該拡大頭部に埋設されて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の防振
    支持具。 (3) スカート部は、外周面が胴部と略同径である
    一方、肉厚は該中央部分が最も薄く、上側およ
    び下側になるにつれて徐々に厚くなつている実
    用新案登録請求の範囲第1項または第2項記載
    の防振支持具。 (4) スカート部は、中央部分が胴部よりも大径
    で、かつ肉厚は該中央部分が最も厚く、上側お
    よび下側になるに従い徐々に薄くなつている実
    用新案登録請求の範囲第1項または第2項記載
    の防振支持具。
JP3949681U 1981-03-20 1981-03-20 Expired JPS6210521Y2 (ja)

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JP3949681U JPS6210521Y2 (ja) 1981-03-20 1981-03-20

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JP3949681U JPS6210521Y2 (ja) 1981-03-20 1981-03-20

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JPS57153837U JPS57153837U (ja) 1982-09-27
JPS6210521Y2 true JPS6210521Y2 (ja) 1987-03-12

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ID=29836620

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JP3949681U Expired JPS6210521Y2 (ja) 1981-03-20 1981-03-20

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