JPS6110416A - プラスチツクの成形条片にエンドピースを取付けるための方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は成形体の長手方向に貫通する少なくとも１つの
中空室を有するプラスチックの成形条片にエンドぎ一ス
を取付けるための方法であって、中空室の端面側を閉じ
た後で、エンドピースを成形条片に、該成形条片の端部
範囲を収容するプラスチック射出成形用の注入型の内部
で射出成形によって一体形成する形式の吃のに関する。

さらに、本発明は前述の方法を実施するための装置であ
って、２つの注入型半部を有する射出成形用の注入型か
ら成っていて、２っスを成形条片の自由な端部に射出成
形するだめのキャビティとが形成されている形式のもの
に関する。

従来の技術 プラスチックの成形条片は特に車両の装備品として用い
られ、モールディングとして」擦過用条片として設び衝
撃緩衝用条片として機能している。このようなプラスチ
ックの成形条片は大抵の場合押出成形によって製作され
て、特に成形条片の長手方向に貫通している少なくとも
１つの中空室を有する成形条片の場合には一般的に両端
部にエンドピースを保持している。例えばＰイツ連邦共
和国特許出願公開第１７５５５９６号明細書及び同第１
９５０４１２号明細書により公知となっているエンドピ
ースは射出成形によって別体で製作されて成形条片に接
着又は溶着又は締定又はねじ結合等によって結合される
ようになっている。しかしながら、これらの公知のエン
ドピースの構成は付加的な作業行程があるために著しく
コストがかかり、接合線が見えるために成形条片の全体
的な視覚的印象を悪くしている。ｒイツ連邦共和国特許
出願公開第１７５５５９６号明細書においては、エンド
ピースを直接成形条片端部に射出成形する可能性も開示
されている。この可能性は中実に構成される成形条片の
場合には有利なのであるが、貫通している中空室を有す
る成形条片の場合には極めて困難であり高い費用がかか
る。実地においては今のところ、まず別個に射出成形法
によって一端につばを有する栓体を製作して、該栓ピー
スを成形条片の端部に射出成形するという方法が実施さ
れている。この製作方法は種々様々な視点から見て欠点
を免れることはできない。

まず、余分な費用につながる栓体の別体製作と取付けと
が挙げられる。さらに、栓体の成形条片端部に支持され
るつげは、特に成形条片が比較的にわずかな壁厚さで構
成されている場合に難点である。それというのは、成形
条片の壁が薄いと、つげによって成形条片の端部とエン
ドピースとの間の結合面積が確実な結合を得るためには
過度に小さくなることがあるからである。

現在実施されている方法のさらに大きな欠点は、エンド
ピースを一体成形するときに全注入圧が栓体にも成形条
片の端面範囲にも作用することである。しかも、この注
入圧が一方ではエンドピースを射出成形するときに成形
条片を軸線方向に移動させるのに対して、他方では中空
室を有する成形条片を特別に強くはさむことはできない
ということを考慮しながら、注入圧を著しく低い限界値
に抑えなければならない。従って、エンドピースはキャ
ビティに加工される表面構造を受は入れることができな
いので、成形条片とエンドピースとの間には一般的に光
沢に差異が生じることになる。つまり、エンドピースは
大抵の場合、必要とされる曇り効果を有する成形条片よ
りも比較的に光沢のあるものとなっていて、このことは
極めて不都合である。

発明が解決しようとする課題 本発明が解決しようとする課題は冒頭に述べた形式の、
成型条片の長手方向に貫通する少なくとも１つの中空室
を有するプラスチックの成形条片にエンドピースを取り
付けるための方法を改良して、比較的にわずかなコスト
で著しく質の高い表面が得られるように構成し、さらに
この方法を実施するだめの装置を提供することである。

課題を解決するだめの手段 前述の課題を解決する本発明の構成は冒頭に述べた形式
の方法において、開かれた中空室を有する成形条片を射
出成形用の注入型内に押し込んで、射出成形用の注入型
に配置された、中空室のための閉鎖エレメントに成形条
片の端面を当接させてから、成形条片の端面にエンドピ
ースを射出成形することである。

本発明による方法によって、まず栓体を別個に製作して
取り付ける作業が省かれ、ひいては費用の低減化が達成
される。さらに、閉鎖エレメントがあるので注入圧はも
はや成形条片の横断面全体には作用しない。その結果、
締付は力が変わらない場合に成形条片にかかる注入圧を
高めることができ、ひいては成形条片の高質化を達成す
ることができる。

又、本発明による他の手段は、プラスチックの成形条片
にエンドピースを取り付けるための装置であって、２つ
の注入型半部を有する射出成形法の注入型から成ってい
て、これらの注入型半部の間に中空の成形条片の端部範
囲を緊定するための型締中空室と、エンドピースを成形
条片の自由な端部に射出成形するだめのキャビティとが
形成されている形式のものにおいて、型締中空室とキャ
ビティとの間に注入型コアが配置されていて、該注入型
コアが成形条片の端部のためのストッパであると同時に
中空の成形条片の中空室のための閉鎖エレメントを形成
していることである。

本発明による方法を実施するだめの装置の構成によって
、成形条片の中空室は簡単な形式で閉鎖エレメントを介
して押すことができるので、閉鎖エレメントは栓体の形
式で中空室と欠損部とに配置されている。エンドピース
を成形条片に一体成形して射出成形用の注入型を開いた
後には、欠損部があるので成形条片を支障なく閉鎖エレ
メントから取外すことができる。

実施例 第１図と第２図とに示したプラスチックの成形条片１は
成形条片の長手方向に貫通している中空室２を有してい
る。このシラスチックの成形条片１は両端部に射出成形
されたエンドピース３を有していて、第１図にはその一
方だけを１点鎖線によって示している。

特に第２図で示した横断面図かられかるように１成形条
片１の後側はいわゆる条片底部であって、中央に配置さ
れて成形条片の長手方向に延びるみぞ５を有するように
構成されている。

みぞ５と中空室２との間には、中空室２を条片底部４に
対して閉じているウェブ６が配置されており、該ウェブ
６内に例えば鋼製の帯材７が埋込まれている。このウェ
ブ６は成形条片１の端面８から出発して軸線方向の成形
条片範囲にわたって延びる欠損部９を有していて、該欠
損部９は中空室２の幅に相応している。

第３図と第４図とに示した射出成形用の注入型は上側の
注入型半部１０と下側の注入型半部１１とを有している
。これらの注入型半部の間には型締中空室１２とキャビ
ティ１３とが形成されている。型締中空室１２とキャビ
ティ１３との間には注入型コア１４が配置されている。

この注入型コア１４は下側の注入型半部１１と一体に構
成することができるが、その場合には、注入型コア１４
が下仰１の注入型半部１１から引出し可能なスライダ（
実線１５と二重矢印１６で示す）である。注入型コア１
４け一点鎖線で示したようにエンドピース３に中空室を
形成するためのコア張出し部１７を有していることもで
きる。

エンドピース３を成形条片１に射出成形するだめには成
形条片１が射出成形用の注入型の型締中空室１２内に押
し込まれて、ウェブ６の欠損された端面１８が、ストッ
パであると同時に中空室２のための閉鎖エレメントとし
てはたらく注入型コア１４に突き当たる所まで達する。

それから注入型コア１４が中空室２と欠損部９とによっ
て形成された成形条片の開口を正確に充填して、注入型
半部１０，１１を閉じながら対向支承部として作用する
ので、注入型半部１０．１１の、成形条片１にかかる型
締め力にもとづいて成形条片１の壁１９が注入型コア１
４に押しつけられて成形条片１の開口が気密に閉じられ
る。この後で射出成形工具２０によって射出成形材が比
較的に高い注入圧で射出成形型のキャビティ１３内に射
出される。このときに場合によっては従来の補助剤を添
加することによって成形条片１の端面８と均一（融合さ
せてエンドピース３を形成することになる。さらに、第
３図に示したように、注入型コア１４が自由な端面８と
は反対向きに中空室の内側にずらされていることによっ
て、エンドピース３を端部８にも成形条片１の内壁範囲
２１にも結合させることができる。

成形条片１の図示の横断面形状は種々様々に変えること
ができ、本発明は他の任意の横断面形状を有する成形条
片の場合にも応用できることがわかる。このことは勿論
、エンドピースの形状に関してもあてはまる。

実施態様の効果 本発明による有利な実施態様は、特許請求の範囲第１項
に記載の方法において、閉鎖エレメントが成形条片のそ
れぞれの端面に対してわずかに内向きにずらして受容部
を有しているように、欠損部の軸線方向の幅を定めてい
ることである。この構成によって、エンドピースを成形
条片の端部に結合させるために著しく大きな面積が得ら
れる。

又、各成形条片の、中空室を取囲んでいる壁を条片範囲
に配置された閉鎖エレメントに押しつけてからエンドピ
ースを射出成形する方法の場合には極めて有利である。

この方法によって、成形条片にｌｌ′ｉ軸線方向のずれ
に対する比較的に大きな型締め力ひいては保持力とを作
用させることができ、ひいてはエンドピースを射出成形
するときの注入圧をも著しく大きく高めることができる
。さらに、その結果として、エンドピースの表面特性に
関して質的向上を達成することができる。

又、本発明によりプラスチックの成形条片にエンドぎ−
スを取付けるための装置であって、型締中空室とキャビ
ティとの間に注入型コアが配置されていて、該注入型コ
アが成形条片の端の 部のためのストッパであると同時に中空成形条片の中空
室のための閉鎖エレメントを形成していることを特徴と
しているものにおいては、注入型コアが中空の成形条片
の端部で中空室を充填し、かつ該端部のところで欠損さ
れた壁範囲を充填する寸法を有していると有利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は１点鎖線で示したエンドピースを有する本発明
による成形条片を示した図、第２図は第１図に示した成
形条片をｌｌ−１線に沿って断面して示した図、第３図
は本発明による射出成形用の注入型を縦断面して示した
図、第４図は第３図に示した注入型をＩＶ−ＩＶ線に沿
って断面して示しだ図である。 １・・・成形条片、２・・・中空室、３・・・エンドピ
ース、４・・・条片底部、５・・・みぞ、６・・・ウェ
ブ、７・・・帯材、８・・・端面、９・・・欠損、１０
．１１・・・注入型半部、１２・・・型締中空室、１３
・・・キャビティ、１４・・・注入型コア、１５・・・
実線、１６・・・二重矢印、１７・・・コア張出し部、
１８・・・端面、１９・・壁、２０・・射出成形工具、
２１・内壁範囲０

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、成形体の長手方向に貫通する少なくとも１つの中空
   室を有するプラスチックの成形条片にエンドピースを取
   付けるための方法であって、中空室の端面側を閉じた後
   で、エンドピースを成形条片に、該成形条片の端部範囲
   を収容するプラスチック射出成形用の注入型の内部に射
   出成形によって一体形成する形式のものにおいて、開か
   れた中空室を有する成形条片を射出成形用の注入型内に
   押し込んで、射出成形用の注入型に配置された、中空室
   のための閉鎖エレメントに成形条片の端面を当接させて
   から、成形条片の端面にエンドピースを射出成形するこ
   とを特徴とする、プラスチックの成形条片にエンドピー
   スを取り付けるための方法。 ２、中空室を取囲んでいる壁を、成形条片の端部範囲の
   ところで成形条片の後側から中空室に相応する幅の分だ
   け欠損させてから、成形条片を射出成形用の注入型内に
   押し込んで、成形条片の、中空室と欠損部とによって形
   成された開口横断面に相応する横断面を有する閉鎖エレ
   メントを用いている、特許請求の範囲第１項記載の方法
   。 ３、閉鎖エレメントが成形条片のそれぞれの端面とは反
   対向きにわずかに内側にずらして受容部を有しているよ
   うに、欠損部の軸線方向の幅を定めている、特許請求の
   範囲第１項又は第２項のいずれか１つの項に記載の方法
   。 ４、各成形条片の、中空室を取囲んでいる壁を成形条片
   の端部範囲に配置された閉鎖エレメントに押しつけてか
   らエンドピースを射出成形する、特許請求の範囲第２項
   又は第３項のいずれか１つの項に記載の方法。 ５、プラスチックの成形条片にエンドピースを取付ける
   ための装置であって、２つの注入型半部を有する射出成
   形用の注入型から成っていて、これらの注入型半部の間
   に、中空の成形条片の端部範囲を緊定するための型締中
   空室と、エンドピースを成形条片の自由な端部に射出成
   形するためのキャビティとが形成されている形式のもの
   において、型締中空室とキャビティとの間に注入型コア
   が配置されていて、該注入型コアが成形条片の端部のた
   めのストッパであると同時に中空の成形条片の中空室の
   ための閉鎖エレメントを形成していることを特徴とする
   、プラスチックの成形条片にエンドピースを取付けるた
   めの装置。 ６、注入型コアが中空の成形条片の端部で中空室を充填
   し、かつ該端部のところで欠損された壁範囲を充填する
   寸法を有している、特許請求の範囲第５項記載の装置。