JP2519483B2 - 自動車用ドアガラスランの製造方法 - Google Patents

自動車用ドアガラスランの製造方法

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JP2519483B2
JP2519483B2 JP62274371A JP27437187A JP2519483B2 JP 2519483 B2 JP2519483 B2 JP 2519483B2 JP 62274371 A JP62274371 A JP 62274371A JP 27437187 A JP27437187 A JP 27437187A JP 2519483 B2 JP2519483 B2 JP 2519483B2
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満男 浜端
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車ドアの窓まわりに装着されるドアガラ
スランの製造方法に関するものである。
[従来技術] 第1図に示すように、ドア1の窓まわりにはドアガラ
スラン2が装着される。このドアガラスラン2は一般に
ゴムまたは合成樹脂よりなり、直線部2a、2b、2cは押出
成形され、コーナ部2d、2e、2fは押出成形体の直線部の
端末間を型成形で接続することにより形成される。
ドアガラスラン2は第7図に示すように門型の断面形
状をなし、両側壁21、22の先端からシールリップ23、24
が内側方向に突出し、これ等の間にドアガラス3が挿通
される。
このドアガラスラン2として、図示のように一方の側
壁22をU字形断面形状なし、外側の部分をドアパネル4
のエッジを包むモールリップ220としたものがある。
ところで、このモールリップ220には、パネル4から
のめくれが生じやすい。
このめくれは、モールリップ220を含む側壁22にこれ
に沿う断面U字形のインサートを埋設することにより防
止できる。しかしながら、かかるインサートを型成形部
に埋設することは極めて困難である。即ち、かかるイン
サートの埋設は、ギャビティにピンを立設してこれによ
りインサートをキャビティ内に支持し、成形材料をキャ
ビティ内に注入することにより行なわれるが、成形後の
離型が極めて困難であって、離型をするには金型構造が
極めて複雑となり、工数が多くなってしまう。しかも成
形体には外部からインサートに至るピン穴が残り、ここ
から水が入ったりするとインサートに錆が発生するおそ
れがある。
そこてで、図示のようにモールリップ220のみにイン
サート5を埋設したものが実用されているが、この場合
にも型成形時にピンで支持されたインサート5を埋設し
た部分を金型から抜き取るのは容易でなく、かつ上記し
た錆の問題は依然として残る。
そこで本発明は上記の実情に鑑み、モールリップ220
を形成した一方の側壁22の型成形部に断面U字形のイン
サートが設けられてめくれが生じることがなく、かつイ
ンサートに錆が生じるおそれがないガラスランを作業性
容易に製造する方法を提供することを目的とするもので
ある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は第2図に示すように、モールリップ220を含
む断面U字形の一方の側壁22の内面に沿ってインサート
5を設けた型成形部を有するドアガラスランを得るもの
であって、第6図に示すように金型6のキャビティ60に
は一方の側壁22の内面を成形すべき突出部61に断面U字
形で耐熱合成樹脂よりなるインサート5を覆嵌してお
き、キャビティ60に型成形材料を注入し、離型時には側
壁22と一体化されたインサート5突出部61から抜き取る
ことを特徴とする。
[作用、効果] インサート5は合成樹脂の弾発性により強固に突出部
61に挟着することができる。そしてキャビティ60内に成
形材料を注入することで成形材料と合成樹脂のインサー
ト5は固着一体化される。このときインサート3は注入
材料の熱影響で弾発性が減じて挟圧力が低下した状態と
なり、離型時に突出部61から容易に抜き取ることができ
る。
得られたドアガラスランの型成形部の側壁22はこれに
沿ってU字形のインサート5が存在するから、ドアパネ
ルからのめくれが生じることはない。またインサート5
は合成樹脂であるから発錆のおそれは全くない。
[実施例] 第1図に示すようにドアガラスラン2は直線状ないし
ほぼ直線状の押出成形部2a、2b、2cと、これ等の端末を
接続してコーナ部を形成する型成形部2d、2e、2fよりな
る。
ドアガラスラン2は全長にわたってほぼ均一な断面形
状を有し、第2図に示す型成形部2dによりより説明すれ
ば、門型の本体部の両側壁21、22のうちの一方の側壁22
は、先端から折返し状に伸びるモールリップ220を有
し、断面U字形となっている。そして型成形部には上記
一方の側壁22の内面に沿って断面U字形のインサート5
が設けてある。
インサート5は耐熱合成樹脂、例えば6ナイロンより
なり、第3図に示すように多数の通孔51が形成してあ
る。そして第4図および第5図に示すように内面側には
通孔51をつなぐように溝52が形成してある。
型成形部2dは第6図に示す金型6により成形される。
金型6は上型6a、中子6b、6c、中型6dおよび図略の下型
からなり、これ等の間に型成形部2dを成形するためのキ
ャビティ60を有する。このキャビティ60において、型成
形部2dの一方の側壁22を成形すべき部分には、その内面
を成形する突出部61が形成してあり、これに第3図ない
し第5図に示す上記インサート5が覆嵌してある。イン
サート5は、その開口幅が上記突出部61の厚さよりも若
干狭くしてあり、その開口に合成樹脂の可撓性を利用し
て突出部61を押し込むことで、突出部61に位置ずれする
ことなく強固に固定される。
上記キャビティ60の両端に押出成形体2a、2c(第1
図)の端末をセットして型を閉じ、キャビティ60内に押
出成形体2a、2cと同材質のゴム材料、例えばEPDMゴムを
注入する。これにより押出成形体2a、2cは接続される。
このとき、ゴム材料はインサート5の通孔51を通り、内
面の溝52に廻り込み、これにより型成形部2dとインサー
ト5は強固に一体化される。
このようにして形成された型成形部2dは型開きして離
型される。この場合、インサート5は型成形部2dと強固
に一体化され、かつ注入ゴム材料の熱影響による物性変
化で突出部61に対する弾接力が減じ、容易に離型するこ
とができる。
このようにして本発明は、型成形部のU字形側壁にこ
れに沿うU字形のインサートを設けたドアガラスランを
作業性容易に製造することができる。
しかして本発明で得られたドアガラスランにおける型
成形部では、上記インサートの存在によりモールリップ
がドアパネルからめくれることがなく、ドアパネルに沿
って強固に保持される。またインサートに錆が発生する
ことはない。
なお、上記実施例ではインサート5に注入材料が廻る
通孔51および溝52を設けて型成形部とインサートの強固
な結合を行なったが、インサート5の表面に接着剤を塗
布し、これによって型成形部と結合せしめてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明により得られたガラスランを装着した自
動車の斜視図、第2図は本発明のドアガラスランの第1
図のII−II線に沿う位置での断面図、第3図はインサー
トの斜視図、第4図は第3図のIV−IV線に沿う断面図、
第5図は第3図のV−V線に沿う拡大断面図、第6図は
本発明のドアガラスランの型成形部を成形する金型の要
部断面図、第7図は従来のガラスランの第2図に対応す
る部分の断面図である。 2……ドアガラスラン 2a、2b、2c……押出成形体 2d、2e、2f……型成形部 21、22……側壁 220……モールリップ 3……ドアガラス 4……ドアパネル 5……インサート 6……金型 60……キャビティ 61……突出部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアガラスランの複数の押出成形体の端末
    間を互いに型成形にて接続したドアガラスランであっ
    て、相対向する側壁の一方を断面U字形としてドアパネ
    ルのエッジを包むモールリップを形成し、かつ上記一方
    の側壁にはこれに沿って断面U字形のインサートを設け
    たドアガラスランを製造するに際し、型成形部を成形す
    る金型のキャビティには、上記断面U字形の一方の側壁
    の内面を成形する突出部に耐熱合成樹脂よりなる断面U
    字形のインサートを覆嵌し、上記押出成形体をその端末
    を対向せしめて金型内にセットしてキャビティに型成形
    材料を注入し、離型時に型成形された上記一方の側壁と
    一体化したインサートを上記キャビティの突出部から抜
    き取ることを特徴とする自動車用ドアガラスランの製造
    方法。
JP62274371A 1987-10-29 1987-10-29 自動車用ドアガラスランの製造方法 Expired - Lifetime JP2519483B2 (ja)

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JPH01115721A JPH01115721A (ja) 1989-05-09
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