JP2761053B2 - 表皮付きプラスチック発泡成形体およびその製造方法 - Google Patents

表皮付きプラスチック発泡成形体およびその製造方法

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JP2761053B2
JP2761053B2 JP1234322A JP23432289A JP2761053B2 JP 2761053 B2 JP2761053 B2 JP 2761053B2 JP 1234322 A JP1234322 A JP 1234322A JP 23432289 A JP23432289 A JP 23432289A JP 2761053 B2 JP2761053 B2 JP 2761053B2
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亮司 竹林
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Matsuda KK
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Nishikawa Kasei Co Ltd
Matsuda KK
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、表皮付きプラスチック発泡成形体およびそ
の製造方法の改良に関する。
(従来の技術) 従来より、表皮付きプラスチック発泡成形体として、
例えば特開昭59−11945号公報に開示されているよう
に、プラスチック製表皮材の裏面にプラスチック製発泡
成形体本体を一体的に発泡接着したものがよく知られて
いる。そして、このような表皮付きプラスチック発泡成
形体は、一般的には、上記表皮材をその裏面が型合わせ
面側に向くように成形型に配置して入れ子で表皮材外端
部を保持した後、該表皮材上に発泡プラスチック成形材
料を注入することにより得られている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上記の従来のやり方では、成形型にセット
された表皮材が成形中に位置ずれしたり、発泡プラスチ
ック成形材料が発泡圧の作用で型合わせ面から押し出さ
れて表皮材表面が汚れるという問題があった。また、入
れ子はその一部が表皮材を保持するためにキャビィティ
内に突出していることから、得られた表皮付きプラスチ
ック発泡成形体の表皮材と発泡成形体本体との上記入れ
子に対応する部位に隙間が生じ、成形後に、発泡成形体
本体に対する表皮材の剥離試験を行う際、上記隙間から
発泡成形体本体がむしられて破壊するという問題があっ
た。
さらに、得られた表皮付きプラスチック発泡成形体の
表皮材は、その外端部を成形時に入れ子で保持している
ことから、発泡成形体本体から外側に延設されており、
このため、この延設部が上記発泡成形体本体で支持され
ないことによって強度不足になるという問題があった。
本発明はかかる諸点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、表皮材の外端部の形状を特定す
るこにより、該外端部を入れ子で固定して成形中におけ
る上記表皮材の位置ずれを確実に防止せんとすることに
ある。また、発泡圧の作用で型合わせ面を経て表皮材外
端縁部側に押し出されようとする発泡プラスチック成形
材料を塞止め、該発泡プラスチック成形材料による表皮
材表面の汚れを確実に防止せんとすることにある。ま
た、発泡成形体本体に対する表皮材の剥離試験をする場
合において、上記発泡成形体本体の破壊を確実に防止せ
んとすることにある。
さらには、上記表皮材外端部の形状特定によって該表
皮材外端部の強度の向上を図らんとすることにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、請求項(1)記載の本発
明の解決手段は、プラスチック製表皮材の裏面にプラス
チック製発泡成形体本体を一体的に発泡接着してなる表
皮付きプラスチック発泡成形体を対象とし、この場合、
上記表皮材に上記発泡成形体本体から外側に延設された
延設部を一体形成し、かつ該延設部の裏面に突条部を一
体形成するようにする。
また、請求項(2)記載の本発明の解決手段は、上述
の如き表皮付きプラスチック発泡成形体の製造方法とし
て、まず、外端部の裏面に突条部が一体形成されたプラ
スチック製表皮材を用意する。次いで、該表皮材を上記
突条部が成形型の上型に向くように下型に配置する。そ
の後、入れ子の下面に形成された凹条溝に上記表皮材の
突条部を嵌合させて上記下型と入れ子とで上記突条部を
嵌合保持した状態で、上記表皮材上に発泡プラスチック
成形材料を注入する。しかる後、上記成形型を型締めす
ることにより、表皮材に発泡成形体本体から外側に延設
された延設部が一体形成され、かつ該延設部の裏面に突
条部が一体形成された表皮付きプラスチック発泡成形体
を得るようにする。
(作用) 上記の構成により、請求項(1)記載の本発明では、
表皮材の延設部裏面に一体形成された突条部がリブの役
目をなし、上記表皮材外端部の強度の向上が図られる。
また、請求項(2)記載の本発明方法では、表皮材の
突条部が入れ子下面の凹条溝に嵌合して下型と入れ子と
で嵌合保持され、この状態で上記表皮材が成形型に固定
されるので、表皮材の成形中における位置ずれが確実に
防止される。また、発泡圧の作用で型合わせ面を経て表
皮材外端部側に押し出されようとする発泡プラスチック
成形材料が、上記表皮材の突条部で塞止められ、上記発
泡プラスチック成形材料による表皮材表面の汚れが確実
に防止される。さらに、表皮材の突条部が下型と入れ子
とで嵌合保持されるので、該入れ子をキャビティ内に突
出させずに済み、これにより表皮材と発泡成形本体との
間に隙間が生ずることがなくされ、よって成形後に、発
泡成形体本体に対する表皮材の剥離試験をする際、表皮
材を引張っても発泡成形体本体が破壊するのが確実に防
止される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明の実施例に係る表皮付きプラスチック
発泡成形体を自動車のバンパーAに適用した場合を示
す。該バンパーAは、第1図に示すように、プラスチッ
ク製表皮材2の裏面(第2図上面)に例えばポリウレタ
ン製発泡成形体本体としてのバンパー本体1を一体的に
発泡接着してなり、上記表皮材2のバンパー上辺側(第
1図左端側)外端部には、上記バンパー本体1から外側
に延設された延設部3が一体形成され、かつ該延設部3
の裏面には、表皮材2裏面側(第1図上側)に突出する
1条の突条部4がバンパー長手方向に沿って一体形成さ
れている。また、上記バンパー本体1の裏面側(第1図
上側)には、バンパーAを図示しないブラケットを介し
て車体に取り付けるためのレインフォースメント5が固
着され、かつ該レインフォースメント5は一部シール材
6を介して上記表皮材2に接続され、該シール材6によ
って発泡プラスチック成形材料としてのポリウレタン原
液の流出を阻止するようになされている。
次に、上述の如く構成されたバンパーAを製造する要
領を第1図に基づいて説明する。
まず、バンパー上辺部に相当する該端部の裏面に1条
の突条部4が一体形成されたプラスチック製表皮材2を
用意する。
次いで、該表皮材2を上記突条部4が型合わせ面側
(上方)に向くようにつまり成形型7の上型13に向くよ
うに下型8に配置する。
その後、バンパーAのグリル開口部a1に相当する下型
8対応部位に第1入れ子9を配置した後、レインフォー
スメント5をシール材6を介して上記表皮材2の上方に
配置し、さらに、バンパーA上辺部および下辺部に相当
する下型8対応部位に第2および第3入れ子10,11を配
置し、これらの第1〜3位れ子9〜11により上記表皮材
2を下型8に対し位置決め配置する。この際、上記第2
入れ子10の下面に形成された凹条溝12に上記表皮材2の
突条部4を嵌合させて上記下型8と第2入れ子10とで上
記突条部4を嵌合保持するようにする。
しかる後、上記下型8と第2入れ子10とで上記突条部
4を嵌合保持した状態で、上記表皮材2上にポリウレタ
ン原液等の発泡プラスチック成形材料を注入した後、上
記成形型7の上型13と下型8とを型合わせして成形型7
を型締めする。
その後、上記注入された発泡プラスチック成形材料を
上記成形型7の型温で加熱して発泡させることにより、
バンパー本体1の表面に表皮材2を一体的に貼り合わせ
てなるバンパーAを得る。そして、このようにして得ら
れたバンパーAには、その上辺部の表皮材2該端部がバ
ンパー本体1から外側に延設された延設部3が一体形成
され、かつ該延設部3の裏面に突条部4が一体形成され
ている。
このように、本実施例では、バンパー本体1の表面に
一体的に貼り合わされた表皮材2の外端部を上記バンパ
ー本体1から外側に延設して延設部3を一体形成し、か
つ該延設部3の裏面に突条部4を一体形成していること
から、該突条部4がリブの役目をなして表皮材2外端部
を補強し得、この補強機能によって上記表皮材2外端部
の強度の向上を図ることができる。
また、上述の如きバンパーAを得るには、まず、外端
部の裏面に突条部4が一体形成された表皮材2を上記突
条部4が上型13に向くように下型8に配置し、その後、
第2入れ子10下面の凹条溝12に上記表皮材2の突条部4
を嵌合させて上記下型8と第2入れ子10とで上記突条部
4を嵌合保持した状態で、上記表皮材2上に発泡プラス
チック成形材料を注入し、上記成形型7を型締めしてそ
の型温で発泡プラスチック成形材料を発泡させるように
する。
このように、上記表皮材2をその突条部4を第2位れ
子10の凹条溝12に嵌合保持せさた状態で成形型7に固定
するので、成形中における表皮材2の位置ずれを確実に
防止することができる。また、発泡圧の作用で型合わせ
面を経て表皮材2外端部側に押し出されようとする発泡
プラスチック成形材料を、上記表皮材2の突条部4で塞
止めて、上記発泡プラスチック成形材料による表皮材2
表面の汚れを確実に防止することができる。さらに、表
皮材2の突条部4を下型8と第2入れ子10とで嵌合保持
するので、該第2入れ子10をキャビティ内に突出させず
に済み、よって表皮材2とバンパー本体1との間に隙間
が生ずることがなく、これにより成形後に、バンパー本
体1に対する表皮材2の剥離試験をする際、表皮材2を
引張ってもバンパー本体1が破壊するのを確実に防止す
ることができる。
なお、上記実施例では、表皮付きプラスチック発泡成
形体が自動車のバンパーAである場合を示したが、これ
に限らず、プラスチック製表皮材の裏面に発泡成形体本
体を一体的に発泡接着してなる表皮付きプラスチック発
泡成形体であれば如何なるものであってもかまわない。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項(1)記載の本発明によ
れば、プラスチック製表皮材をその裏面に一体的に発泡
接着されたプラスチック製発泡成形体本体から外側に延
設して延設部を一体形成し、かつ該延設部の裏面に突条
部を一体形成したので、該突条部の補強機能によって上
記表皮材外端部の強度の向上を図ることができる。
さらに、請求項(2)記載の本発明方法によれば、外
端部の裏面に突条部が一体形成された表皮材を上記突条
部が上型に向くように下型に配置し、その後、入れ子下
面の凹条溝に上記表皮材の突条部を嵌合させて上記下型
と入れ子とで上記突条部を嵌合保持した状態で、上記表
皮材に発泡プラスチック成形材料を注入し型締めするよ
うにする。したがって、成形中における上記表皮材の位
置ずれを下型と入れ子とで確実に防止することができ
る。また、発泡プラスチック成形材料の発泡圧の作用に
よる流出を上記表皮材の突条部で塞止めて表皮材表面の
汚れを確実に防止することができる。さらには、上記表
皮材の剥離試験時における発泡成形体本体の破壊を確実
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図はバンパー成形状
態を示す成形型の縦断面図、第2図はバンパーの斜視図
である。 1……バンパー本体(発泡成形体本体) 2……表皮材 3……延設部 4……突条部 7……成形型 8……下型 10……第2入れ子 12……凹条溝 13……上型 A……バンパー(表皮付きプラスチック発泡成形体)
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−94809(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 39/10,39/12 B29C 39/26,39/28 B29C 39/36 B29C 33/30 B29K 105:04 B29L 31:58

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチック製表皮材の裏面にプラスチッ
    ク製発泡成形体本体を一体的に発泡接着してなる表皮付
    きプラスチック発泡成形体であって、 上記表皮材には、上記発泡成形体本体から外側に延設さ
    れた延設部が一体形成され、かつ該延設部の裏面には、
    突条部が一体形成されていることを特徴とする表皮付き
    プラスチック発泡成形体。
  2. 【請求項2】プラスチック製表皮材の裏面にプラスチッ
    ク製発泡成形体本体を一体的に発泡接着してなる表皮付
    きプラスチック発泡成形体の製造方法であって、 外端部の裏面に突条部が一体形成されたプラスチック製
    表皮材を用意し、 次いで、該表皮材を上記突条部が成形型の上型に向くよ
    うに下型に配置し、 その後、入れ子の下面に形成された凹条溝に上記表皮材
    の突条部を嵌合させて上記下型と入れ子とで上記突条部
    を嵌合保持した状態で、上記表皮材上に発泡プラスチッ
    ク成形材料を注入し、 しかる後、上記成形型を型締めすることにより、表皮材
    に発泡成形体本体から外側に延設された延設部が一体形
    成され、かつ該延設部の裏面に突条部が一体形成された
    表皮付きプラスチック発泡成形体を得ることを特徴とす
    る表皮付きプラスチック発泡成形体の製造方法。
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