JPS61102300A - パ−ル調の虹彩シ−ト - Google Patents

パ−ル調の虹彩シ−ト

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JPS61102300A
JPS61102300A JP59225037A JP22503784A JPS61102300A JP S61102300 A JPS61102300 A JP S61102300A JP 59225037 A JP59225037 A JP 59225037A JP 22503784 A JP22503784 A JP 22503784A JP S61102300 A JPS61102300 A JP S61102300A
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JP
Japan
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layer
iris
film
interference
sheet
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JP59225037A
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JPH034040B2 (ja
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徹 村上
高野 啓士
淳 梅原
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TOKUSHU SEISHI KK
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TOKUSHU SEISHI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光の干渉現象を利用した、極めて雅趣に富んだ
バール調の虹彩色を現出させたシートに関し、主として
装飾用材料として利用することを目的としたものである
〔従来の技術〕
虹彩色の一番身近な例はシャボン玉の色相であって、見
る角度によって色相が種々に変化することが特徴である
が、虹彩色が発現する理由そのものは古くから知られて
いた(たとえば、山田幸五部「光学の知識」 (昭45
.6. in)東京電楓大学出版局 P、234)。
即ち、所定波長の論の奇数倍相当の光学的厚味を有する
透明薄膜層(干渉層)を形成することにより、干渉層表
面で反射された光と、干渉層内部に一度入射してから反
射されて表面に出て来た光との間で干渉を起し虹彩色を
発現する。
この原理を応用した虹彩シートに関する従来の技術とし
ては、たとえば特公昭51−33589号公報に示され
ているように、光の反射層の上に干渉樹脂膜、その上に
光の半透過層を設けた虹彩シートの例がある0 〔本発明が解決しようとする問題点〕 上記構成の虹彩シートは鮮やかな虹彩色が発現するが、
いわゆるギラギラした透明感の有る虹彩色しか得られな
い。虹彩シートの利用される分野によってはこのような
ギラツキが目立つシートが好まれないことも有る。もし
虹彩色を有するのにもかかわらず不透明感の有る、いわ
ゆるバール調の虹彩シートが得られれば応用分野も広く
なることになる。このようなパール調の虹彩シートは従
来では全く知られていなかった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は以上のことを鑑みてバール調の虹彩シートを得
る目的で鋭意研究の結果なされたものであって、その要
旨とするところは、光の反射層(以下単に反射層と言う
)の上に干渉層、その上に光の半透過層(以下単に半透
過層と・言う)が各1層以上形成された構造の虹彩シー
トに於て、干渉層にブラッシングさせた樹脂層を用いる
ことを特徴としたパール調の虹彩シートを得ることにあ
る。
ブラッシングの現象は塗料業界では古くから知られてい
た。たとえば、湿度が高い夏期にニトロセルロースより
成る塗料を塗布すると、乾燥中に塗膜が白化する現象が
その一例である。これは水ブラッシングと呼ばれ、次の
ように説明されている。ニトロセルローズの溶剤として
蒸発の早すぎる溶剤が使われていると、塗布面が溶剤の
蒸発により熱をうばわれて急冷されるため露点以下にな
り、大気中に含まれる水分がまだ硬化していない塗膜表
面に凝縮し、この水分が水と混和するアルコール等の溶
剤に溶けて塗膜中に含まれ、溶剤の蒸発とともに水の割
合が多くなり、ニトロセルロースが析出して塗膜のブラ
ッシングが起るためと考えられている。
この他にブラッシング現象として知られているものに樹
脂ブラッシングが有る。これは混合溶剤を使った場合、
おのおのの溶剤の蒸発のバランスが悪く、残留溶剤の樹
脂に対する溶解力が低下するために樹脂が析出し、塗膜
が白化する現象と考えられている。
塗料業界では言うまでもなくこのブラッシングは好まし
くない現象であって、それを防止するためにブチルアル
コールのようなブラッシング抑制剤を添、加したり、混
合溶剤の種類や使用比率に注意しているのが現状であっ
た。
本発明者はこのブラッシング現象に注目し、これを虹彩
シートの干渉層に応用することによって、全く新規なバ
ール調の虹彩シートを得ることが出来ることを見出し本
発明を完成させたものである。
次に、本発明の構成についてより詳しく説明する。
本発明は、たとえば透明なプラスチックフィルムをベー
スとして虹彩シートを作成する場合、プラスチックフィ
ルム上に順次反射層、干渉層、半透過層の屓に各層を形
−成するか、あるいはこの逆に半透過層、干渉層、反射
層の順に各層を形成することで達成できる。この際、フ
ィルムは無色でなくても、うす〈着色されていてもかま
わない。ベースが不透明な、たとえばコート紙のような
場合には、当然のことながら順次反射層、干渉層、半透
過層の構成となる。
上記いずれの場合も、半透過層側から虹彩色を見ること
ができる。
反射層はたとえばアルミニウム、金、銀、銅、スズ、ク
ロム、ニッケル等の金属をフィルムや紙等のベース上に
真空蒸着法やスパッタリング法、イオンブレーティング
法等の公知の手段を用いて形成されるO また、表面光沢の優れた金属フォイルをそのまま、ある
いは他のシートと貼り合せた形で使用してもよい。真空
蒸着法等による金属薄膜の場合は余り膜厚が薄いと反射
層としての機能を果たすことが出来なくなるので、白色
光の透過率で55%以下に形成することが必要である。
本発明で言う反射層、半透過層とはその機能面を説明し
たものであって、非常に膜厚の薄い金属膜は、当然光は
かなり透通してしまうことは言うまでもない。たとえば
透明フィルム上に順次80^のアルミニウム金属膜、干
渉樹脂膜、80Aのアルミニウム金属膜を形成した虹彩
シートはシートの両方の側からいずれも虹彩色を見るこ
とができる。要するに、このような構成の場合は目で見
る側の金属薄膜が半透過層、反対側が反射層として機能
していることになる。
半透過層は膜厚が余り薄くても厚くてもその機能を果さ
なくなるのでζ1通通常色光の透過率で10〜55%で
形成される。アルミニウム薄膜の場合透過率10%が約
200^、55%が約50Hに相当する。
本発明は干渉樹脂層がブラッシングされていることが絶
対に必要な要件である。ブラッシングの程度が余り少な
いと、本発明の目的であるパール調の虹彩色が得られず
、また余り多いと樹脂層が不透明となり、当然のことな
がら干渉層としての機能を果さなくなる。また干渉膜の
厚味も干渉を起す範囲に形成することが必要で、目的と
する色相によってその厚味は異なるが、通常は1500
λ〜25000λの範囲で形成される。従ってブラッシ
ングの程度は干渉膜の厚味によって、また目的とするバ
ール感の程度によって適宜調整すれば良い。本発明者は
検討の結果、ブラッシングを起していない場合の干渉樹
脂膜の白色光に対する光の透過率を100%としたとき
、ブラッシングを起したときの透過率が60%〜95%
のものが、本発明の目的を達成できる好ましい範囲であ
ることを見出した。
ブラッシングする方法は、前述した水ブラッシングある
いは樹脂ブラッシングのいずれの方法によってもよい。
樹脂としてはニトロセルロース、エポキシ樹11W、ア
クリル樹脂、その他公知の樹脂が使用出来る。この際、
樹脂に着色剤を併用することは本発明の目的を阻害しな
ければ一向にさしつかえない。むしろ着色することによ
り、一層雅趣に富んだパール調の虹彩シートが得られる
。また干渉樹脂層の形鞭時に、′1      たとえ
ばワイヤーバーを周期的に動かすことによりヘアライン
模様を形成したり、シリコンを添加して樹脂層の厚味を
部分的に変化させることによって、より雅趣に富んだパ
ール調の虹彩シートを製造することが出来る。
また、前記干渉層と半透過層は1層以上形成しても、本
発明の目的を阻害しなければ一向にさしつかえない。
本発明のパール調の虹彩シートは、他のシート状物たと
えば紙、不織布、布、皮革、合成皮革、プラスチック゛
スシートと貼り合すことも出来、またエンボス処理する
ことも出、来る。その用途として考えられるものは壁紙
、家具の表装材、内装材、箱の外貼り、木の装置、ブッ
クカバー、紙袋、折り紙、造花、金銀糸、玩具、ラベル
、その他広範囲の商品に利用出来る。
実施例1 厚す12μmのポリエステルフィルムに真空蒸着装置を
用いて1−OXloPaで常法に従いアルミニウムを1
00人蒸着して光の半透過層を形成した。次いで、リバ
ースロールコータ−を用いて下記配合の干渉膜を厚味7
500 Xを目標に塗工した。塗膜はブラッシングを起
し、光の透過率は約90%であった〇次いで真空蒸着装
置を用いて常法に従い、アルミニウムの光の反射層を1
.lX1O−2Paで50OL蒸着した。得られた虹彩
シートは、フィルム面から見ると極めて雅趣に富んだパ
ール調の虹彩色が視認できた。
実施例−2 厚さ12μmのポリエステルフィルムに真空蒸着装置を
用いて肌9X10−2Paで常法に従いアルミニウムを
6001蒸着して光の反射層を形成させた。次いで、グ
ラビアロールコータ−を用いて下記配合の干渉膜を厚味
4500 Xを目標に塗工した。
塗膜はブラッシングを起し、その時の光の透過率は約6
0%であった。次いで真空蒸着装置を用いて1.0刈O
Paでアルミニウムを蒸着し、8oXの光の半透過層を
形成させた。得られた虹彩シートは半透過層側から見る
と、極めて雅趣に富んだパール調の虹彩色が視認できた

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 光の反射層の上に干渉層、その上に光の半透過層が各1
    層以上形成された構造の虹彩シートに於て、干渉層にブ
    ラッシングさせた樹脂層を用いることを特徴としたパー
    ル調の虹彩シート。
JP59225037A 1984-10-24 1984-10-24 パ−ル調の虹彩シ−ト Granted JPS61102300A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59225037A JPS61102300A (ja) 1984-10-24 1984-10-24 パ−ル調の虹彩シ−ト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59225037A JPS61102300A (ja) 1984-10-24 1984-10-24 パ−ル調の虹彩シ−ト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61102300A true JPS61102300A (ja) 1986-05-20
JPH034040B2 JPH034040B2 (ja) 1991-01-22

Family

ID=16823062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59225037A Granted JPS61102300A (ja) 1984-10-24 1984-10-24 パ−ル調の虹彩シ−ト

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH034847U (ja) * 1989-06-02 1991-01-18
JP2007117871A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Mitsubishi Cable Ind Ltd 多孔膜材及び散気装置
JP2011251521A (ja) * 2010-06-02 2011-12-15 Yamato-Shinku Co Ltd 立体虹模様を呈する多重薄膜及びその製造方法

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Publication number Publication date
JPH034040B2 (ja) 1991-01-22

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