JPH0441786A - 装飾品 - Google Patents

装飾品

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JPH0441786A
JPH0441786A JP14523090A JP14523090A JPH0441786A JP H0441786 A JPH0441786 A JP H0441786A JP 14523090 A JP14523090 A JP 14523090A JP 14523090 A JP14523090 A JP 14523090A JP H0441786 A JPH0441786 A JP H0441786A
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JP
Japan
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substrate
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Application number
JP14523090A
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English (en)
Inventor
Moritoshi Tsukamoto
塚本 守利
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は絵模様が施された屏風や扇子などに適用され
る装飾品に関する。
〔従来の技術〕
古来、屏風や扇子などでは、装飾品としての価値を付与
するために、いわゆる金箔台紙絵で表装している。これ
は、和紙の表面に独得の光沢をもたせるために膠を介し
て純金箔(以下、金箔と称す)を貼着して基材とし、絵
の具で金箔の表面に日本画のような絵を着色表示層とし
て画いたものである。
上記金箔の表面は緻密な平滑面であるので、この上にそ
のまま絵の具で採色したのでは、絵が定着しにくい傾向
にある。このため、従来では、上記金箔の表面に陶砂を
膜状に引き、この陶砂被膜上に採色する方策が採られて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来のものでは、陶砂の被膜を介して金箔上に採色
しているので、金箔本来の美しさである色、光沢(つや
)および輝きなどが上記陶砂被膜で損なわれ、とりわけ
光沢と輝きはほとんどなくなってしまう。
上記陶砂被膜を形成することなく、絵の具に多量の膠を
混入させることも試みられたが、この場合膠の粘着性で
絵が金箔に一時期定着したようになるが、扇子のように
折り畳み操作が繰り返されるものにあっては、折り目部
分の絵が剥離してしまう不具合がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、絵のよ
うな着色表示層の定着性にすぐれ、しかも金箔のような
基材側表面の特長を最大限に発揮させ得る装飾品を提供
することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る装飾品は、表面光沢性基材の表面に形成
される着色表示層にグリセリンをはじめとする多価アル
コール類を含有させたものである。
〔作 用〕
この発明においては、着色表示層にグリセリンをはじめ
とする多価アルコール類を含有させであるので、表面光
沢性基材の表面に陶砂被膜を形成しなくても該基材に対
して着色表示層がグリセリンなどの粘性に起因するため
か効果的に定着する。
このため、上記基材の表面の特長がそのまま生かされる
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面にしたがって説明する。
第1a図および第1b図はそれぞれこの発明に係る装飾
品を名刺用扇子に適用した例を示す正面図および背面図
、第2図は同扇子の一部の断面図である。
同図において、1は竹製の骨材であり、その両側面には
、いわゆる金箔台紙絵と称される表装体2.3がそれぞ
れ貼着されている。一方の表装体2においては、表面光
沢性基材4の表面に、絵の具により着色表示層として日
本画のような絵5が画かれており、また他方の表装体3
においては、表面光沢性基材6の表面に着色表示層とし
て名刺機能をもたせるための名前7などが印されている
これらの具体的構成を一方の表装体2を代表して第3図
で説明する。
第3図において、8は前記骨材工に貼着された台紙、9
は接着剤としての法要、10は上記法要9を介して上記
台紙8の表面に接合された金箔であり、これらによって
上記基材4を構成している。
上記金箔10の表面に画かれた絵5には、グリセリン1
)を含有させである。
上記台紙8としては、たとえば0.3 ms程度の和紙
が用いられる。他の洋紙の使用も可能であるが、扇子の
折り目での強度が得られる点で和紙が好適である。
この台紙8の表面に接着剤として漆9を層状に形成する
。膠の使用も可能であるが、漆9の方が表面平滑度が得
られやすい。ところで、漆9は乾燥すると、固くなる性
質をもっているが、上記台紙8として極力薄い和紙を選
択し、漆9の使用量を極めて少なくすれば、扇子の折り
目部分での強度を確保することができる。
一方、前記金箔lOとして極めて薄肉のものたとえば0
.1μm程度のものを用意する。このような金箔10は
、和紙を使用した伝統工芸技術、いわゆる「縁付は箔」
として得られるもので、上記の厚さのものを供するのに
適している。勿論、他の方法で成形された金箔10であ
ってもよい。
上記金箔10を上記法要9を介して台紙8上に張り付け
、ついで、両者9.10の密着性を上げるためにこれら
を蒸気で蒸して該金箔10を法要9に固着する。
最後に、上記金箔10の表面に、グリセリン1)を含有
した水性の絵の具で採色して日本画のような絵5を着色
表示層として形成する。
このような扇子において、金箔10の表面に直接絵の具
で採色したにもかかわらず、この絵5が金箔lOの表面
に確実に定着し、しかも折り目部分で剥離することもな
く、長期にわたって良好に維持されることが確認された
。これは、上記絵の具に含有したグリセリン1)の粘性
によるためか金箔10の表面に対して良好な接着力が付
与されたものと考えられる。
また、上記金箔10の表面に陶砂被膜を形成する必要も
ないので、金箔10の本来の特長である色、光沢および
輝きなどがそのまま生かされ、さらに金箔10の表面に
直接画かれた絵5の色具合も一段と鮮かになる。この結
果、金箔10による豪華さと絵の華やかさとが調和した
独得の美しさが表出される。
また、上記金箔10の色合いが絵5の背景色としてその
まま発揮されるので、光線の当る角度、換言すれば視認
する方向の違いにより、絵5が浮き出て見えるようにな
り、金箔工0と絵5の双方の違った持ち味が引き出され
る。
ところで、上記の例では、金箔100表面に直接着色表
示層として絵5を画いたもので説明したが、絵5の定着
性が上ることから、金箔10の特性を損なわないような
透明な光沢性保護膜であれば、この保護膜を金箔10の
表面に設けることも可能である。
また、上記着色表示層としても、上記日本画のような絵
5に限られるものではない、さらに、表面光沢性基材4
(6)についても、金箔台紙に限らず、他の金属箔を用
いたものであってもよく、また金属箔以外のもので表示
に光沢をもたせたものであれば、すべて適用可能である
。なおまた、上記グリセリンに代えてこれと類似の性質
を持った高沸点の各種多価アルコールやその類似品を使
用することもできる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、表面光沢性基材の表
面に形成された着色表示層にグリセリンをはじめとする
多価アルコール類を含有させたので、着色表示層の上記
基材への定着性が高められ、しかも上記基材の表面の特
長をそのまま生かすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1a図および第1b図はそれぞれこの発明に係る装飾
品を名刺用扇子に適用した例を示す正面図および背面図
、第2図は同扇子の一部の断面図、第3図は同扇子の要
部の構成を示す拡大断面図である。 4(6)・・・表面光沢性基材、5(7)・・・着色表
示層、1)・・・グリセリン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面光沢性基材と、この基材の表面に形成された
    着色表示層とを備え、上記着色表示層に多価アルコール
    類を含有させたことを特徴とする装飾品。
  2. (2)多価アルコール類がグリセリンである請求項(1
    )に記載の装飾品。
JP14523090A 1990-06-02 1990-06-02 装飾品 Pending JPH0441786A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005157085A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Mitsubishi Plastics Ind Ltd デジタルペーパー表示装置
JP2008229056A (ja) * 2007-03-20 2008-10-02 Samii Kk 遊技演出体、遊技機及び遊技演出方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4915522A (ja) * 1972-06-03 1974-02-12
JPS5713300B2 (ja) * 1975-04-30 1982-03-16
JPH0241373A (ja) * 1988-07-30 1990-02-09 Aoki Metal:Kk 七宝ブレンド絵具

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