JPH0247035Y2 - - Google Patents

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JPH0247035Y2
JPH0247035Y2 JP8439985U JP8439985U JPH0247035Y2 JP H0247035 Y2 JPH0247035 Y2 JP H0247035Y2 JP 8439985 U JP8439985 U JP 8439985U JP 8439985 U JP8439985 U JP 8439985U JP H0247035 Y2 JPH0247035 Y2 JP H0247035Y2
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decorative
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車等に取付られ、美観および意
匠の向上のために用いられる装飾部材に関するも
のである。
[従来の技術] 従来の装飾部材としては、例えば透明な樹脂材
料からなる板状基体に、文字や絵などの加飾体を
印刷したものが知られている。この従来の装飾部
材では、板状基体の表出する側に印刷したもの、
あるいは板状基体の裏側に、加飾体を反転させた
状態で印刷したものなどがある。又、立体的な装
飾部材としては、立体形状の加飾体を別に形成
し、板状基体に取付けたもの、あるいは成形金型
に加飾文字などを彫り込み、凸形状に成形したも
のなども知られている。
[考案が解決しようとする問題点] 上記した従来の装飾部材のうち、印刷により加
飾体を形成したものにおいては、加飾体は平面的
に形成されるので、立体的な加飾体に比べ美観お
よび意匠的に劣るものとなつていた。また立体的
な加飾体を有する装飾部材では、基体から突出す
る凸部形状となるために、汚れが付着し易く、ワ
ツクス等が残るという不具合が発生する場合があ
つた。更に別体として形成した加飾体を基体に取
付けるような装飾部材では、熱かしめなどの工程
が増えるという問題点もあつた。
本考案はこれらの問題点に鑑みてなされたもの
であり、加飾体を凸部とせず、しかも立体的に見
える、従来にない新しい意匠効果を有する装飾部
材を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案の装飾部材は、少なくとも絵、文字等の
加飾透明部を抜いた抜き型を構成する不透明の表
側部材と、 該表側部材と一定間隔を隔てて配置され、該表
側部材に対向し、該表側部材が映る反射層が形成
された裏側部材と、 該表側部材および裏側部材とで挟まれた透明な
中間層とからなることを特徴とする。
表側部材は、自動車などの被装飾体に取付けた
場合に表出し、少なくとも絵、文字などの加飾透
明部を抜いた抜き型を構成するものである。例え
ば透明な樹脂等の板状材料表面に、加飾透明部と
なる部分をマスキングし、その上から不透明塗料
を塗装することにより形成することができる。又
スクリーン印刷により形成してもよい。更に板状
不透明材料から加飾透明部を型抜きしたものを用
いてもよい。透明な板状材料表面に形成する場合
には、その透明な板状材料を中間部材とすること
もできる。又特に有効な方法として、透明な板状
材料表面に密着性能の悪い水性インキなどにより
スクリーン印刷で加飾透明部を印刷する。その上
から該水性インキおよび該板状材料と密着性のよ
い塗料を全面に塗布し、乾燥後粘着テープなどで
スクリーン印刷部を剥離する。この方法によれば
抜き型が簡単にしかもきれいに形成できる。
裏側部材は表側部材に対向し、表側部材が映る
反射層を有している。本考案の1つの特徴はこの
反射層を有するところにある。この反射層は単に
光を反射するのみのものでなはなく、少なくとも
表側部材の不透明部が影となつて映るもの、特に
は抜き型が鮮明に映るものが望ましい。この反射
層には、中間層を介して表側部材が映る。即ち表
側部材の抜き型を形成する部分が影となつて反射
層に映ることにより、反射層には加飾透明部と同
一形状の鏡像が形成される。従つて表側部材の抜
き型された加飾透明部と、透明な中間層を介して
反射層に写つた像とを同時に見ることができ、加
飾透明部は略立体的に見える。この反射層は例え
ば透明な樹脂等の板状材料表面に、金属メツキ、
スパツタリング、ホツトスタンプなどによつて形
成することができ、光揮性を有したものが好まし
い。そして、その形成面に直接鏡像が映るように
してもよいし、板状材料を通して鏡像が映るよう
にすることもできる。又通常のガラス製の鏡を用
いてもよい。反射層は透明な板状材料表面全体的
に形成してもよいし、抜き型部分の下部のみに形
成することもできる。なお抜き型部を通してその
反射層が表面から見えることになるので、美観、
意匠性などの面から、顔料、染料等で種々の色に
着色したり、ストライプ、メツシユ等の模様を部
分的に入れることも好ましい。
中間層は表側部材と裏側部材とで挟まれた層を
いう。この中間層は、例えば表側部材と裏側部材
とを板状材料で形成し、その間に挟まれた空気層
とすることができる。又ポリメチルメタクリレー
ト(PMMA)、ポリカーボネート(PC)などの
合成樹脂から透明な成形体を形成して中間層と
し、その表面に表側部材を、裏面に裏側部材を形
成することもできる。この場合には中間層表面に
塗装、スクリーン印刷あるいはフイルムを貼り付
けることで加飾透明部を備えた不透明な表側部材
を形成し、裏面にメツキ、スパツタリング、ホツ
トスタンプなどで反射層を形成することができ
る。又中間層は有色の透明部材を用いることもで
きる。なお中間層は所望の厚みを種々選択できる
が、不透明な表側部材と、反射層との距離は、2
mm以上10mm以下離れていることが望ましい。その
距離が2mmより小さい場合には、立体視性に劣
り、意匠効果が乏しくなる。また10mmより離れた
場合には、加飾透明部の大きさにもよるが、立体
視性が劣る。
[考案の作用及び効果] 本考案の装飾部材では、裏側部材の反射層に表
側部材の抜き型の鏡像が形成される。従つて表側
部材の抜き型と、抜き型を通し、中間層を介して
その鏡像とが見える。従つて抜き型により形成さ
れた加飾体は立体的に見え、従来にない意匠効果
が得られる。又抜き型とその鏡像との距離は、実
際の距離の2倍となり、中間層が薄くとも優れた
立体視性が得られる。更に加飾による凸部が形成
されないので、汚れ等が付着しにくい。
[実施例] 以下実施例により具体的に説明する。
(実施例 1) 第1図および第2図は本考案の1実施例の装飾
部材を示すものである。この装飾部材は、表側部
材1と箱状の裏側部材2とから形成されている。
板状の表側部材1は、ポリメチルメタクリレート
から成形された透明な板状である。そしてこの表
側部材1の裏面、即ち裏側部材2に対向する面に
は、加飾透明部となる文字を抜いた抜き型5を形
成する塗膜3を具備している。この抜き型5を形
成する塗膜3の製造方法を以下に説明する。まず
透明な板状材料に、スクリーン印刷にて、加飾部
となる文字を反転させた形状の文字を水性インク
で印刷する。そしてその後全体的に溶剤型塗料を
塗装し、乾燥後粘着テープを塗膜3に接着させ、
引きはがすことにより水性インクの部分が板状材
料から剥離して抜き型5が形成される。
裏側部材2の表側部材1に向かう側の表面には
ホツトスタンプにより反射層4が形成され、表側
部材1側から反射層4を見ると反射面となるよう
に構成されている。なお反射層4は裏側部材2の
表面全面に形成されている。この裏側部材2の基
体の材料は表側部材1と同様にポリメチルメタク
リレートにて形成されている。そして上記のよう
に形成された表側部材1と裏側部材2とを熱圧着
により一体的に結合し、内部に中間層である空気
を包含した構成となつている。
上記のように構成された本考案の1実施例の装
飾部材では、抜き型5を形成する塗膜3が裏側部
材2の反射層4に影状となつて写り、表面から見
ると抜き型5と反射層4の鏡像とはつながつたよ
うに、立体的に見える。又裏側部材2の裏面に
は、被装飾体に接着するための、両面接着テープ
6が設けられている。
[実施例 2] 第3図に本考案の第2の実施例の装飾部材の断
面図を示す。この装飾部材は、ポリメチルメタク
リレート樹脂からなる基体10表側表面に、加飾
透明部が打ち抜かれた抜き型11を有する不透明
な樹脂製シート12を具備し、裏側表面には第1
の実施例と同様にホツトスタンプにより反射層1
3が形成されている。この装飾部材は、成形金型
の下型表面に、加飾透明部が打ち抜かれた樹脂製
シート12を載置し、溶融樹脂を流し込んで成
形、冷却して形成したものである。そしてその後
裏面にホツトスタンプによつて反射層13が形成
され、表面には樹脂製シート12を覆うクリアコ
ート層14が形成されている。
この第2の実施例の装飾部材は、第1の実施例
の装飾部材と同様に加飾透明部の抜き型11が反
射層に写り、加飾透明部は立体的に見える。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の第1の実施例の
装飾部材に関し、第1図はその斜視図、第2図は
第1図のA−A断面図である。第3図は本考案の
第2の実施例の装飾部材を示す断面図である。 1……表側部材、2……裏側部材、3……塗
膜、4,13……反射層、5,11……抜き型、
6……両面接着テープ、12……樹脂製シート、
14……クリアコート層。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 少なくとも絵、文字等の加飾透明部を抜いた
    抜き型を構成する不透明の表側部材と、 該表側部材と一定間隔を隔てて配置され、該
    表側部材に対向し、該表側部材が映る反射層が
    形成された裏側部材と、 該表側部材および裏側部材とで挟まれた透明
    な中間層とからなることを特徴とする装飾部
    材。 (2) 中間層は空気層である実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の装飾部材。 (3) 中間層は透明樹脂層である実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の装飾部材。
JP8439985U 1985-06-04 1985-06-04 Expired JPH0247035Y2 (ja)

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JP8439985U JPH0247035Y2 (ja) 1985-06-04 1985-06-04

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JPS61200297U JPS61200297U (ja) 1986-12-15
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