JPH0522908Y2 - - Google Patents

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JPH0522908Y2
JPH0522908Y2 JP1986145304U JP14530486U JPH0522908Y2 JP H0522908 Y2 JPH0522908 Y2 JP H0522908Y2 JP 1986145304 U JP1986145304 U JP 1986145304U JP 14530486 U JP14530486 U JP 14530486U JP H0522908 Y2 JPH0522908 Y2 JP H0522908Y2
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transparent
diffraction pattern
frosted glass
glass plate
kaleidoscope
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、万華鏡の改良に関するものである。
〔従来技術〕
万華鏡は、第2図に示すように、細長い3枚の
平面鏡1,1,1の鏡面を内側にした断面正三角
形の管体2の一端をすりガラス板3で覆い、他端
をのぞき穴を設け、かつ管体2のすりガラスの位
置に着色した小片(図示せず)を挿入したもので
あつた。
その原理は、第3図に示すように、細長い3枚
の平面鏡M1,M2,M3を図に示すように鏡面を
内側にして正三角形の管をつくる。次にかかる管
の一端をすりガラスでおおい、もう一方の端にの
ぞき穴をつくる。更にすりガラスの端に透明な色
片の小片を沢山入れて明るいほうに向けてのぞき
穴からみると、色片Pは平面鏡M1,M2,M3
映つて沢山の像P1,P2,P3……をつくるために
きれいな模様が見える。これを回転させると色片
が動いて、その位置が変るから模様がつぎつぎに
変化して同じ模様は再びできないと考えられ、古
くから玩具として愛用されている。
〈従来技術の問題点〉 以上の様に万華鏡は、光学的な現象を利用した
興味ある玩具であるが、ただ単に透明な色片の小
片Pを、すりガラスの端に入れたのみでは、変化
にとぼしく、のぞき穴から見える像は、イメージ
的に大きなものは得られない。
本発明はこの点に鑑み考えられたもので、従来
の万華鏡の作りだす像に、より一層の変化と迫力
を加え、極めて興味深いパターンとイメージを利
用者に与えるものである。
〔問題点を解決するための手段〕
3枚の細長い平面鏡からなる管体のすりガラス
の位置に透明または、半透明の回折模様を有する
小片を挿入することにより解決した。
〔作用〕
透明または半透明の回折模様を有する小片の像
は、3枚の平面鏡に映るばかりでなく、小片で反
射される光により生じる回折光が微妙に作用し
て、極めて幻想的な模様が得られる。
なお、小片は透明または半透明なので、管体に
入射する光の量はほとんど減少しない。
〔実施例〕
第1図は、本考案の実施例を示す部分破断説明
図で、10は、平面鏡で、3枚の平面鏡10の側
縁を合わせ、断面正三角形の管体11を形成し、
該管体11の一端をすりガラス板12で覆い、他
端をのぞき穴13を有する遮光板14で覆い、か
つ、管体11のすりガラス板12の位置に透明ま
たは、半透明の回折模様を有する小片15を挿入
した万華鏡である。ここで透明又は半透明の回折
模様を有する小辺15として、ポリエステルフイ
ルムや、ポリ塩化ビニルフイルムなどの透明フイ
ルムに、熱プレスなどの方法で回折模様をエンボ
スした後に、透明性のある金属酸化物の薄膜層を
真空蒸着法、スパツタリング法などの方法で施し
たものを用いることにより、極めて効果の高いも
のが得られる。なお、透明フイルムと透明性のあ
る金属酸化物の薄膜層は両者とも透明もしくは半
透明なものであるが、屈折率が異なるため、透明
フイルムの回折模様と相まつて、小片により反射
される光は虹色に観察される。
透明性のある金属酸化物の具体例としては、酸
化アルミニウム、酸化ケイ素、酸化亜鉛、酸化チ
タン、ITO(インジウム、チタンオキサイド)、炭
化ケイ素やアモルフアスシリコンなどを用いるこ
とができる。
本考案では特に回折模様が少なくとも、1ミリ
メートル当り5〜1500本の周期的な間隔から成る
回折格子により形成されることにより、特に効果
の高いものが得られ、中でも700〜1500本/mmの
微細な回折格子からなるホログラムをエンボスし
たものは極めて効果的である。
合成樹脂フイルムとしては、ポリエステルフイ
ルム、ポリ塩化ビニルフイルムの他、ポリプロピ
レンフイルム、ポリスチレンフイルムなどの使用
も可能で、透明なものであれば特に種類を問わな
い。さらには、これら合成樹脂に着色して用いる
と、更に効果的である。
(1) 以下に示す4種類の透明なポリエステルフイ
ルム(厚さ100μm)に熱プレス方式で1200
本/mmの回折格子から成るホログラムをエンボ
スした。
(a) ポリエステルフイルム 1007μm単体 (b) (a)をカラーインデツクス デイスパースブル
ー14で青色に染色したもの (c) (a)をカラーインデツクス デイスパースレツ
ド60で赤色に染色したもの (d) (a)をカラーインデツクスデイスパースイエロ
ー7で黄色に染色したもの (2) さらに(1)で得られた4種類のホログラムエン
ボスフイルムにスパツタリング法にて、酸化チ
タン及び酸化ケイ素の薄膜層を設けて、更にそ
れぞれを10〜15m/mの小片に切り、カレイド
スコープに用いたところ、極めて幻想的ですば
らしい像を確認することができた。
〈効果〉 本考案に係わる万華鏡は、3枚の細長い平面鏡
からなる管体のすりガラスの位置に、透明または
半透明の回折模様を有する小片を挿入したことに
より、小片の像は、3枚の平面鏡に映るばかりで
なく、小片で反射される光により生じる回折光が
微妙に作用して、玩具の領域を越えた素晴らしく
幻想的な模様が得られる。また、小片は透明また
は半透明なので、管体に入射する光の量はほとん
ど減少しないので、模様をはつきり観察すること
ができる。
よつて、より一層の変化と迫力を加え、極めて
興味深いパターンとイメージを利用者に与えると
いう格別な効果を奏することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の万華鏡の部分破断説明図、第
2図は、万華鏡の説明図、第3図は万華鏡の原理
の説明図である。 10……平面鏡、11……管体、12……すり
ガラス板、15……小片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 細長い3枚の平面鏡の鏡面を内側にして断面正
    三角形の管体の一端をすりガラス板で覆い、管体
    のすりガラス板の位置に、エンボスにより回折模
    様が施された透明フイルムに、透明性のある金属
    酸化物の薄膜層を設けてなる透明または半透明の
    回折模様を有する小片を挿入したことを特徴とす
    る万華鏡。
JP1986145304U 1986-09-22 1986-09-22 Expired - Lifetime JPH0522908Y2 (ja)

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JPS6351311U JPS6351311U (ja) 1988-04-07
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52131198U (ja) * 1976-03-29 1977-10-05

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JPS6351311U (ja) 1988-04-07

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