JPH073484B2 - 透明球埋没型再帰反射体 - Google Patents
透明球埋没型再帰反射体Info
- Publication number
- JPH073484B2 JPH073484B2 JP60202660A JP20266085A JPH073484B2 JP H073484 B2 JPH073484 B2 JP H073484B2 JP 60202660 A JP60202660 A JP 60202660A JP 20266085 A JP20266085 A JP 20266085A JP H073484 B2 JPH073484 B2 JP H073484B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- transparent
- layer
- color
- retroreflector
- sphere
- Prior art date
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- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、反射層上に透明焦点層を介して多数の微小
な透明球を微小な間隙をおいて単層配列するとともに透
明球の前面(表面)部を含む前面(表面)全体を透明被
覆層を介して被覆してなる透明球埋没型再帰反射体の改
良に関するものである。
な透明球を微小な間隙をおいて単層配列するとともに透
明球の前面(表面)部を含む前面(表面)全体を透明被
覆層を介して被覆してなる透明球埋没型再帰反射体の改
良に関するものである。
従来のこの種の再帰反射体においては、装飾性ないし美
観を付与するために、通常透明球間の間隙(透明球の側
部間)において接する透明被覆層と透明焦点層の少なく
とも一方に着色することによって彩色している。
観を付与するために、通常透明球間の間隙(透明球の側
部間)において接する透明被覆層と透明焦点層の少なく
とも一方に着色することによって彩色している。
しかしこのような透明球の前後の少なくとも一方に設け
た透明層の着色では、一般には透明球が無色であること
から、単色か2色の混合色という程度の単調な色彩しか
得られず、装飾性に乏しいという問題がある。
た透明層の着色では、一般には透明球が無色であること
から、単色か2色の混合色という程度の単調な色彩しか
得られず、装飾性に乏しいという問題がある。
この発明は従来の透明球埋没型再帰反射体に認められる
上記のような問題に鑑み、彩色の多様化を目的としてな
したもので、透明球間の間隙に、前後が透明被覆層と透
明焦点層に挟まれるとともに透明被覆層および透明焦点
層と異色の着色層を設けることを特徴としている。
上記のような問題に鑑み、彩色の多様化を目的としてな
したもので、透明球間の間隙に、前後が透明被覆層と透
明焦点層に挟まれるとともに透明被覆層および透明焦点
層と異色の着色層を設けることを特徴としている。
この発明においては、直交的な入射光は透明被覆層、透
明球、透明焦点層を通過し、その再帰反射光はこれらの
層を逆に通過する。また傾斜入射光は一般に透明被覆
層、着色層、透明球、透明焦点層を通り、その再帰反射
光は透明焦点層、透明球および透明被覆層を通過する。
明球、透明焦点層を通過し、その再帰反射光はこれらの
層を逆に通過する。また傾斜入射光は一般に透明被覆
層、着色層、透明球、透明焦点層を通り、その再帰反射
光は透明焦点層、透明球および透明被覆層を通過する。
従って着色層が透明色の場合には、見掛け上は着色層の
色と、透明被覆層および透明焦点層における色との混合
色が表れ、再帰反射光は、直交的な入射光の場合には、
入射光が着色層を透過しないことから、透明被覆層、透
明焦点層の色と透明球の色(一般には無色)との混合色
を帯び、傾斜入射光の場合には、見掛けと同様の着色層
の色も含めた混合色を帯びる。この場合の混合色は、傾
斜角度により変化する入射光の着色層透過長さによっ
て、濃淡の変化をする。
色と、透明被覆層および透明焦点層における色との混合
色が表れ、再帰反射光は、直交的な入射光の場合には、
入射光が着色層を透過しないことから、透明被覆層、透
明焦点層の色と透明球の色(一般には無色)との混合色
を帯び、傾斜入射光の場合には、見掛けと同様の着色層
の色も含めた混合色を帯びる。この場合の混合色は、傾
斜角度により変化する入射光の着色層透過長さによっ
て、濃淡の変化をする。
また着色層が不透明色の場合には、見掛けは透明被覆層
と着色層との混合色を呈し、再帰反射光は透明球の色
(一般には無色)と透明焦点層の色との混合色を呈す
る。
と着色層との混合色を呈し、再帰反射光は透明球の色
(一般には無色)と透明焦点層の色との混合色を呈す
る。
50μ厚のポリエステルベースフィルム上に、透明被覆層
を形成する剥離性透明赤色樹脂溶液を塗布し、該溶液が
半乾燥状態の時に、平均径が50μ、屈折率が2.23の無色
のガラス製透明球を散布して付着した後、透明球面上か
ら低固形分で低粘度の透明青色樹脂溶液を塗布して、透
明球の間隙に流入させて乾燥することにより、着色層を
形成し、次いでこの着色層を含む面上に無色透明の樹脂
溶液を塗布して、透明焦点層を形成した後、この層上に
アルミニウムを真空蒸着して反射層を作り、続いてこの
反射層上に粘着剤を介して支持体としての保護紙を粘着
した後、ポリエステルベースフィルムを剥がして、図示
のように支持体10上に粘着剤層11を介して付着の反射層
12上に、無色の透明焦点層16を介して単層配列した透明
球14の間隙に、透明青色の青色層20を有するとともに、
透明球20の前面部と着色層20の前面部を赤色の透明被覆
層18で被覆した透明球埋没型再帰反射体を形成した。
を形成する剥離性透明赤色樹脂溶液を塗布し、該溶液が
半乾燥状態の時に、平均径が50μ、屈折率が2.23の無色
のガラス製透明球を散布して付着した後、透明球面上か
ら低固形分で低粘度の透明青色樹脂溶液を塗布して、透
明球の間隙に流入させて乾燥することにより、着色層を
形成し、次いでこの着色層を含む面上に無色透明の樹脂
溶液を塗布して、透明焦点層を形成した後、この層上に
アルミニウムを真空蒸着して反射層を作り、続いてこの
反射層上に粘着剤を介して支持体としての保護紙を粘着
した後、ポリエステルベースフィルムを剥がして、図示
のように支持体10上に粘着剤層11を介して付着の反射層
12上に、無色の透明焦点層16を介して単層配列した透明
球14の間隙に、透明青色の青色層20を有するとともに、
透明球20の前面部と着色層20の前面部を赤色の透明被覆
層18で被覆した透明球埋没型再帰反射体を形成した。
この再帰反射体は見掛けの色が、透明被覆層18の赤色と
着色層20の青色〔および透明焦点層16の無色〕との混合
色である紫色となる一方、再帰反射光は、入射光が透明
被覆層18から直ちに透明球14に入る直交的な入射光の場
合には赤色を呈し、入射光が着色層20を透過する傾斜入
射の場合には、見掛けの色と同じ紫色を呈した。
着色層20の青色〔および透明焦点層16の無色〕との混合
色である紫色となる一方、再帰反射光は、入射光が透明
被覆層18から直ちに透明球14に入る直交的な入射光の場
合には赤色を呈し、入射光が着色層20を透過する傾斜入
射の場合には、見掛けの色と同じ紫色を呈した。
以上説明したところから明らかなように、この発明によ
れば、再帰反射体は見掛けの色のほか、再帰反射光も入
射光の入射角度によって玉虫色様の種々の混合色を帯
び、装飾性ないし美観が一段とアップする。
れば、再帰反射体は見掛けの色のほか、再帰反射光も入
射光の入射角度によって玉虫色様の種々の混合色を帯
び、装飾性ないし美観が一段とアップする。
図面はこの発明に係る透明球埋没型再帰反射体の実施例
の部分拡大図である。 10……支持体、11……粘着剤層、12……反射層、14……
透明球、16……透明焦点層、18……透明被覆層、20……
着色層。
の部分拡大図である。 10……支持体、11……粘着剤層、12……反射層、14……
透明球、16……透明焦点層、18……透明被覆層、20……
着色層。
Claims (1)
- 【請求項1】反射層上に透明焦点層を介して多数の微少
な透明球を微少な間隔をおいて単層配列するとともに透
明球の前面部を含む前面全体を透明被覆層を介して被覆
してなる透明球埋没型再帰反射体であって、透明球間の
間隙に、前後が透明被覆層と透明焦点層に挟まれるとと
もに透明被覆層および透明焦点層と異色の着色層を設け
てなる透明球埋没型再帰反射体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60202660A JPH073484B2 (ja) | 1985-09-12 | 1985-09-12 | 透明球埋没型再帰反射体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60202660A JPH073484B2 (ja) | 1985-09-12 | 1985-09-12 | 透明球埋没型再帰反射体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6262301A JPS6262301A (ja) | 1987-03-19 |
JPH073484B2 true JPH073484B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=16461030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60202660A Expired - Lifetime JPH073484B2 (ja) | 1985-09-12 | 1985-09-12 | 透明球埋没型再帰反射体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073484B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01271702A (ja) * | 1988-04-25 | 1989-10-30 | Toa Paint Kk | 粘着性再帰反射シート |
JP4173534B2 (ja) * | 1994-05-12 | 2008-10-29 | スリーエム カンパニー | 再帰反射製品、その製造方法、及びそれを含む衣服製品 |
KR100289787B1 (ko) * | 1999-03-18 | 2001-05-15 | 박병일 | 재귀반사직물의 제조방법 |
US6966660B1 (en) * | 1999-10-15 | 2005-11-22 | 3M Innovative Properties Company | Article exhibiting dry and wet retroreflectivity |
JP2007304488A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Nippon Carbide Ind Co Inc | 再帰反射シート |
EP2577365B1 (en) * | 2010-05-25 | 2021-02-17 | 3M Innovative Properties Company | Exposed lens retroreflective article |
US10845514B2 (en) | 2014-09-30 | 2020-11-24 | 3M Innovative Properties Company | Retroreflective colored articles |
JP2016028293A (ja) * | 2015-09-28 | 2016-02-25 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 露出レンズ型再帰反射性物品 |
US11413846B2 (en) | 2016-03-30 | 2022-08-16 | 3M Innovative Properties Company | Article featuring a predetermined pattern of randomly distributed microspheres and methods of making the same |
JP6983018B2 (ja) * | 2017-09-21 | 2021-12-17 | 共同印刷株式会社 | 再帰反射性シート |
JP6892655B2 (ja) | 2019-11-01 | 2021-06-23 | ユニチカスパークライト株式会社 | 再帰性反射性材料 |
JP7070597B2 (ja) * | 2020-04-07 | 2022-05-18 | 大日本印刷株式会社 | 加飾シート及び加飾樹脂成形品 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5131126B2 (ja) * | 1971-08-13 | 1976-09-04 | ||
JPS6064302A (ja) * | 1983-09-20 | 1985-04-12 | Unitika Supaakuraito Kk | 光再帰性反射器 |
-
1985
- 1985-09-12 JP JP60202660A patent/JPH073484B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6262301A (ja) | 1987-03-19 |
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