JPS609865A - NiTi合金の伸線方法 - Google Patents

NiTi合金の伸線方法

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JPS609865A
JPS609865A JP11655883A JP11655883A JPS609865A JP S609865 A JPS609865 A JP S609865A JP 11655883 A JP11655883 A JP 11655883A JP 11655883 A JP11655883 A JP 11655883A JP S609865 A JPS609865 A JP S609865A
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die
wire
alloy
oxide film
wire rod
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Kazuo Sawada
澤田 和夫
Takeshi Miyazaki
健史 宮崎
Kazuhiko Hayashi
和彦 林
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 11ユ1艷 この発明は、NI T1合金の伸線方法、特にダイスを
用いてインゴットから所望の線材に伸線加工する方法の
改良に関する。
1亘」」シジ塁l− Ni Tl系合金は、形状記憶効果、超弾性挙動および
防振効果などの稜々の機能を有するため、種々の用途に
おける応用が“考えられている。しかしながら、NI 
T1合金は、加工が困難であるため、製品が極めて高価
なものとなるという問題が存在する。
従来、Ni Ti合金線は、インゴットを熱間加工し、
ダイスにより伸線することにより製造されている。しか
しながら、従来法では、Ni Ti合金は活性金属T1
を含むためダイスと反応しやすく、ダイスに焼付きやす
く、したがってダイス寿命を極めて短いものにするとい
う欠点があった。
また、加工硬化しやすいため、伸線の際に断線しやすい
という欠点もあった。このため多数の中間焼鈍工程を実
施しなければならないこと、また1回の伸線にかかる断
面減少率を大きくとることができないことなどの問題が
あった。
発明の目的 それゆえに、この発明の目的は、ダイス寿命を延長する
ことができ、かつ伸線の際の断線を有効に防止すること
ができ、したがって工程数の削減および1回の伸線当た
りの断面減少率を大きくとることが可能なNl l”i
合金の伸線方法を提供することにある。
発」し11」L この発明は、N:50〜60重M%を含有し、残部がT
1よりなるNi Ti合金またはN1もしくはT1の一
部を、全体の10重量%の範囲内でFe、Co、Cu、
A庭、Zr、V等からなる群から選択される1種以上の
元素で置換してなるNiT1合金を伸線加工する方法で
あって、ダイスにより伸線に先立ち、線材表面に0.0
3から3μ鑓の厚みの酸化被膜を存在させておくことを
特徴とする、Ni T1合金の伸線方法である。
すなわち、本願発明は、上記組成のNl l+金合金お
いて、酸化被膜を線材表面に存在させておいてから、ダ
イスによる伸縮を行なうものである。
酸化被膜は、「ダイスによる伸線に先立ち、・・・酸化
被膜を存在させておく」ものであればよい。すなわち、
一般には複数個のダイスにより複数回の伸線を行なうの
が常であるが、各ダイスによる伸線に先立ち常に酸化被
膜を形成する必要はなく、各ダイスによる伸線の際に酸
化被膜が線材表面に上記厚みで存在さえしておればよい
。したがって、初段のダイスによる伸線前に酸化被膜を
形成した場合、後段のダイスに挿入する際にも酸化被膜
が上記厚みで残存しておれば、後段のダイスによる伸線
直前に再度酸化被膜を形成する必要はない。
本願発明は、線材表面に上述の厚みの酸化被膜を形成す
れば、伸線時における線材の切断事故、表面性状の変動
を低減することができ、かつダイスの使用寿命を延長し
得ることが可能となるという知見に基づくものである。
酸化被膜の形成は、ダイスによる伸線加工に先立って行
なわれる通常の歪取り焼鈍工程において、雰囲気の酸化
性を制御することにより行なってもよく、この場合酸化
性雰囲気としては酸素雰囲気あるいは空気雰囲気等の公
知の技術が用いられ得る。また、酸化被膜は、独立の工
程により形成されてもよいことは言うまでもない。
上述のように酸化被膜の厚みをro、03〜3μ−」と
したのは、0.03μ1未満では伸線加工の改善効果が
少ないからであり、3μmを越えると最終段階で除去に
煩雑な操作を必要とし、か5一 つ加工性完全効果も飽和し、さらに内部のNiTi地金
にも酸化が及ぶおそれがあるからである。
好ましくは、各ダイスによる伸線前であって、歪取り焼
鈍後に、線材を少なくとも50’C以下に冷却する。N
i Ti合金を冷却して、より軟らかなマルテンサイト
とし、伸線の際の断面減少率を向上させるためである。
さらに好ましくは、ダイスによる伸線に際し、潤滑剤が
併せ用いられる。潤滑剤を用いることにより、ダイスの
焼付きをより効果的に防止することができる。潤滑剤と
しては、乾式潤滑剤および油性潤滑剤の双方が用いられ
得る。最も、線材の径が約1〜3vn以上では乾式潤滑
剤を用いることが好ましく、これ以下の径では油性潤滑
剤を用いることが好ましい。乾式1IIl酒剤は、潤滑
性こそ良好であるが、線材表面粗さを大きくするため最
終線径に近い径では外観性状を劣化させるからであり、
油性潤滑剤は線材の表面性状を良好に保つことができる
が、逆に潤滑性が十分ではないからである。
6− ダイスによる伸ね終了後、酸化被膜が除去されるが、好
ましくは、連続電解酸洗いにより除去される。電解酸洗
いで除去すれば、線材表面に損傷を与えることなく酸化
被膜の除去を行ない得るからである。もつとも、他の方
法、たとえば薬品などによりt〉化被III!を除去し
てもよいことは言うまでもない。
ルHaと然1− この発明は、上述のように、ダイスによる伸線に先立ち
、線材表面に0.03〜3μ礪の厚みの酸化被膜を存在
させておくため、酸化?I!!膜のダイス壁面との低反
応性により、ダイスの焼付きを飛躍的に低減づ゛ること
ができ、したがってダイス寿命を大きく延長させ得る。
また、酸化被膜の存在により、Nlrt合金の伸線の際
の断線事故を有効に防止することがてぎ、さらに伸線加
工時の線材表面の荒れや焼付きをも確実に低減すること
ができる。
この発明は、各種ばね、アクチュエータなどに用いられ
る形状記憶合金および超弾性合金とじてのNI li合
金線の製造全般に利用することができ、その産業上の効
果は(東めて大きなものである。
11にL乱 第1図は、この発明の一実施例の工程を説明するための
略図的側面図である。この装置を用いで、NI 55重
量%、残部liよりなる合金線ならびにNi 56重山
%、残部Tiよりなる合金線の2種類の合金線につき伸
線加工を行なった。
まず供給線材1〈線径2.3n++n)を準備した。
次に、雰囲気制御装置2を備える歪取り焼鈍炉3に、秒
速30m/分の速度で通過させた。なお、歪取り焼鈍炉
3の温度は、800℃である。
次に歪取り焼鈍炉3の炉の外部に配置した冷却装置4に
て、冷風によって室温(25℃)に冷却した後、第1の
伸線ダイス5を用いて伸線加工を施した。伸線ダイス5
の径は2.On+mであり、潤滑剤としてMO82粉を
混入IJだステアリン酸カルシウム系固体潤滑剤を用い
た。
次に、第2の伸線ダイス6(径はi、8+nm)により
、2回目の伸線加工を施しIζ。なお第2の伸線ダイス
6では、油性潤滑剤を用いた。第2の伸線ダイス6によ
り伸線した後、同じく雰囲気調整装W18を有する歪取
り焼鈍炉7を通過させ、最後に電解酸洗い装置9を通過
させることにより線材表面の酸化被膜を除去し、巻取り
−ル10により巻取った。
なお、雰囲気調整装置2.8は、歪取り焼鈍炉3.7内
の酸化性度合を調整するために設けられているものであ
る。第1の伸線ダイス5に挿入される直前の酸化被膜の
厚みを、雰囲気調整装置2を調整することにより種々変
化させ、1回の弾性当たりの伸線加工量を調べたところ
、第2図に示す結果を得た。
第2図から明らかなように、酸化被膜の厚みは0.3〜
3μlの範囲にあれば、伸線加工性が良好となることが
理解される。また、この実施例において、酸化被膜が0
.1μm以下の厚みの場合には、ダイスの焼付きが頻繁
に発生し、したがってダイス寿命も短かったことを指摘
しておく。
なお、第2の伸線ダイス6に挿入される直前の9− 状態における酸化被膜厚みは、第1の伸線ダイス5の直
前の状態に比べて約0.9倍であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明を実施(る工程を略図的に示す側面
図である。第2図は、この発明の一実施例の結果を表わ
す図であり、1回断線当たりの伸線加工量を示す図であ
る。 1・・・NI Ti合金線、5.6・・・ダイス。 10−

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) Ni50〜601i量%を含有し、残部がTI
    よりなるNi1−i合金または前記N1もしくはTiの
    一部を、10重園児の範囲内でFe。 GO,CIJ、A11.Zr、V等からなる群から選択
    される1種以上の元素で置換してなるNI Ti合金を
    伸縮加工する方法であって、 ダイスによる伸線に先立ち、線材表面にo、03〜3μ
    僧の厚みの酸化被膜を存在させておくことを特徴とする
    、lT+Ti合金縮方法。
  2. (2) 前記酸化被膜は、ダイスによる伸縮加工に先立
    って行なわれる歪取り焼鈍工程において、雰囲気の酸化
    性を制御することにより形成される、特許請求の範囲第
    1項記載のNI Ti合金の伸縮方法。
  3. (3) 歪取り焼鈍後、ダイスによる伸線前に、線材が
    少なくとも50℃以下に冷却される、特許請求の範囲第
    2項記載のNI Ti合金の伸線方法。
  4. (4) ダイスによる伸縮加工に際し、rlfil剤を
    用いる、特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか
    に記載のNI T1合金の伸線方法。
  5. (5) 前記潤滑剤として、線材の直径が1〜3am以
    上の場合、乾式潤滑剤が用いられる、特許請求の範囲第
    4項記載のNI 71合金の伸線方法。
  6. (6) 前記潤滑剤として、線材の直経が1〜3II1
    m以下の場合、油性潤滑剤を用いる、特許請求の範囲第
    4項記載のNi T1合金の伸線方法。
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