JPS609769B2 - アイスグレーズ剤 - Google Patents

アイスグレーズ剤

Info

Publication number
JPS609769B2
JPS609769B2 JP16344382A JP16344382A JPS609769B2 JP S609769 B2 JPS609769 B2 JP S609769B2 JP 16344382 A JP16344382 A JP 16344382A JP 16344382 A JP16344382 A JP 16344382A JP S609769 B2 JPS609769 B2 JP S609769B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glaze
candy
frozen
gelatin
alcohol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP16344382A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5951734A (ja
Inventor
道彦 栗原
欣之 宮坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHIBA SEIFUN KK
Original Assignee
CHIBA SEIFUN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CHIBA SEIFUN KK filed Critical CHIBA SEIFUN KK
Priority to JP16344382A priority Critical patent/JPS609769B2/ja
Publication of JPS5951734A publication Critical patent/JPS5951734A/ja
Publication of JPS609769B2 publication Critical patent/JPS609769B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は液状のアイスグレーズ剤に関するものである。
現在アイスグレーズ剤の使い方に次の2通りの方法があ
る。第1の方法は、魚介類を凍結し、この凍結したもの
を数%のグレーズ液に隣時浸債するか、又は該凍結魚に
数%のグレーズ液を贋霧して、魚体表面にグレーズ液を
付着させるものである。第2の方法は生の魚介類を冷凍
パンあるいはコンベア上に並べグレーズ液を散布するか
、または直接グレーズ液中に浸潰し、直ちに引き上げて
魚介類表面にグレーズ液を付着させ凍結させるものであ
る。本発明のアイスグレーズ剤は第2の方法に属するも
のである。
現在の凍結魚は冷凍パン等を用いて20kgとか、10
k9、或いは7.5k9等の団塊状に凍結するものであ
る。これを室温で解凍するには8〜1餌時間と云う長時
間を要し、且つ一部分の魚を取り出そうとしてもできる
ものではなく、全体を解凍しなくては一部の魚介類を取
り出すことはできない。従って一部を使う場合は一旦全
部解凍してから使わない部分を再凍結して再び貯蔵せね
ばならず鮮度低下を釆たすこととなる。本発明はこれら
の欠点を改善しようと種々研究した結果到達したもので
ある。
即ち、本発明は水又は海水に溶かして無水物換算で5%
以上のグレーズ液として使用するに通したものであり、
マルトーズ及びデキストリンを主成分とする飴と、該飴
の6〜400%(無水物換算)に相当する量のソルビト
ール、グリセリン、プロピレングリコール及びエタノー
ルの群から選ばれるアルコール類と、前記飴及びアルコ
ール類の両者の1〜10%(無水物換算)に相当する量
の、25℃、1%水溶液の粘度が100センチポィズ以
上を示す天然多糖類粘質物または合成糊料と、前記飴及
びアルコール類の両者の0.03%以上に相当する量の
キサンタンガムと、同じく両者の0.03〜2%に相当
する量のゼラチンとからなる水分30%以下の液状のア
イスグレーズ剤に係るものである。鈴には澱粉を加水分
解して得たブドウ糖及びデキストリンを主成分とするも
のと、マルトーズ及びデキストリンを主成分とするもの
があるが、前者は甘味が強すぎるため、処理された魚介
類が甘くなり、本発明の目的に不適である。
このことから本発明ではマルトーズとデキストリンを主
成分とする飴に限定した。ソルビトール、グリセリン、
プロピレングリコール、エタノールを飴に併用すること
としたのは、飴だけでは団塊状の凍結魚介類から解凍に
よって魚介類を取り出すのに時間がかかるが、上記アル
コール類を単体若しくはそれらを粗合せて添加すれば前
記時間を短縮することができるからである。
また飴だけでは流動性が悪く、使用者が使いにくいが、
これらアルコール類を添加することにより流動性が良く
なり、グレーズ剤を水等で溶解する際の作業性が向上し
、使い易くなる。2500の時、1%水溶液の粘度が1
00センチポイズ以上の天然多糖類粘買物または合成糊
料(以下粘剤と称す)を添加する理由は次の通りである
本グレーズ剤は凍結前の魚介類に付着させてから凍結す
るタイプであるから、粘度を高めて魚体に付着させる必
要がある。種々研究した結果、100センチポィズ以下
の粘度では魚体への付着が悪いことがわかった。従って
100センチポィズ以上の粘度が必要である。用いられ
る粘剤の例をあげると、特に次のものに限定するもので
はないが、グアガム(1240)、カラヤガム(690
)、トラガントガム(322)、ローカストビーンガム
(265)、アルギン酸ナトリウム(1200)、コン
ニャク粉(3100)、カラギーナン(340)、キサ
ンタンガム(790)、力ルボキシメチルセルロース(
820)、メチルセルローズ(740)「ポリアクリル
酸ナトリウム(1800)がこれに該当する。〔( )
内の数値は2500における1%水溶液の粘度(センチ
ポィズ)測定値例である〕。これらの単体又は自由に組
み合せたものを飴とアルコール類の1〜10%好ましく
は3〜6%使用すればよい。キサンタンガムを0.03
%以上、及びゼラチンを0.03〜2%使用する理由を
次に述べる。
本グレーズ剤は濃厚な溶液状態であるため「添加した粘
剤が放置中に沈澱する欠点がある。このため本グレーズ
剤を水又は海水で稀釈して使用する際、例えば上燈液だ
けを取り出して水等で稀釈して使えば、グレーズ液の粘
度は所定より低くなり、魚介類への付着が不十分となる
。この沈澱現象を防止する方法を種々研究した結果、キ
サンタンガムとゼラチンとを夫々飴及びアルコール類の
両者の0.03%以上添加し、加熱してゼラチンを溶解
させ、再び室温に戻せば、もはや長期間放置しても沈澱
現象は起らず、液中に一様に成分を懸濁分散させておく
ことができることを発見した。尚キサンタンガムは、沈
澱防止機能を有する物質としてだけでなく天然多糖類粘
貢物としても機能するので総量が飴及びアルコール類の
両者の10%以内に相当する量となるように用いる必要
がある。またゼラチンは2%以上を使用すると凝固して
流動性がなくなるため2%を上限とした。本グレーズ剤
の水分を30%以下としたのは、腐敗を防止し長期間室
温で保存できるようにするためである。
水分30%以上では長期保存は危険となる。以上説明し
た本発明に係るアイスグレーズ剤を用い魚介類を凍結保
存するには.例えば本グレーズ剤を水又は海水に溶解し
て無水物換算で3.5%以上、望ましくは5〜11%の
アイスグレーズ液とし、冷凍パンに並べた魚類に本グレ
ーズ液を撒布するか、又は魚介類を本グレーズ液に浸潰
したのち「冷凍パンにパン立てして凍結すればよく、そ
の際には次のように優れた効果を発揮する。
即ちt凍結魚介類を室温で解凍すると、30〜50分後
には魚介類の表面及びその周縁に凍結付着したグレーズ
液がとげて、魚を部分的に取り出せるようになる。これ
は魚介類に付着しているグレーズ液の糖分とアルコール
類の濃度が高いからである。しかもこのように短時間で
の解凍であるから、魚介類自身は未だ凍った状態にある
。従って必要なだけ魚介類を取り出し、残りを再び冷蔵
庫に入れれば、魚介類を実質的に解凍状態にすることな
く鮮度保持させたままで再保存することができる。次に
本発明の実施例をあげる。実施例 1 水分25%の水飴3.5k9にグリセリン3.5k9、
30%水分ソルビトール3k9を加えて混合し、グアガ
ム0.5kg、キサンタンガム10夕、ゼラチン10夕
を加え鷹拝しながら加熱してゼラチンを溶解し、後室温
迄冷却してグレーズ剤とする。
本グレーズ剤は室温で放置しても粘剤が沈下することな
く、一様に液中に懸濁分散していて、放置中に腐敗する
こともない。本グレーズ剤2k9に水18そを加えて1
0%溶液を作り、これにイワシ20k9を浸潰して取り
出し冷凍パンに並べて−2500に凍結した。この冷凍
ィヮシを室温で解凍したところ、4粉ご後には各イワシ
を取り出すことができた。この時該イワシは殆ど凍結状
態であった。実施例 2 水分15%の水飴6k9に水分30%ソルビトール3k
9、水0.5k9、エタノール0.5k9を加えて混合
し、コンニャク粉10M、カラギーナン30M、キサン
タンガム5夕、ゼラチンio夕を加え蝿拝して加熱し約
5000としてゼラチンを溶解し、後室内に放置してグ
レーズ剤とした。
本グレーズ剤は長期間放置しても一様に懸濁していた。
本グレーズ剤1.6k9に水18.4k9を加えて溶解
して8%グレーズ液を作り冷凍パンにポリシートを敷い
てサンマを並べ該グレーズ液を散布してポリシートで包
み−30qoに凍結した。該凍結サンマを室内で解凍し
たところ約50分でサンマを取り出すことができた。実
施例 3水分3%の粉飴3k9に水2.6k9を加えて
燭拝しながらプロピレングリコール3kg、ソルビトー
ル(粉末)1.4k9を加え、これにトラカントガム2
00夕、ローカストガム200夕、カラヤ末ガム100
夕とキサンタンガム25夕、ゼラチン5夕を加えて70
午C迄加熱して、後室温に放置してグレーズ剤とした。
本グレーズ剤2kgに水23そを加えて溶解し8%グレ
ーズ液とした。冷凍パンにポリシートを敷いてタィを並
べ本グレーズ液を頃霧してポリシートで包み−2500
に凍結した。該冷凍タィを室温で解凍したところ、約4
び分で各タィを取り出すことができた。又、本グレーズ
剤に使用した粘剤の沈下が生じなかった。実施例 4 水分25%の水飴9.5k9と95%エタノール0.5
k9を混合燭拝し、アルギン酸ナトリウム800夕、キ
サソタンガム15夕、ゼラチン10夕をよく縄拝しなが
ら加熱し60qo迄温度をあげてゼラチンを溶解し、後
室温迄冷却して、グレーズ剤とした。
本グレーズ剤1.6k9に水18.4k9を加えて、8
%グレーズ液を作り、これにィカを浸簿して冷凍パンに
並べて−20ooに凍結した。この冷凍ィカを室温で解
凍して約30分後にイカを取り出すことができた。実施
例 5水分25%の水飴3.5k9にグリセリン3k9
、水分30%ソルビトール3.5k9を混合損拝し、メ
チルセルローズ500夕、ポリアクリル酸ナトリウム2
00夕、キサンタンガム20夕、ゼラチン5夕を加えよ
く鷹拝しながら70oCまで加熱してゼラチンを溶解し
、のち室温まで冷却してグレーズ剤とした。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 マルトーズ及びデキストリンを主成分とする飴と、
    該飴の5〜400%に相当する量のソルビトール、グリ
    セリン、プロピレングリコール及びエタノールの群から
    選ばれるアルコール類と、前記飴及びアルコール類の両
    者の1〜10%に相当する量の、25℃、1%水溶液の
    粘度が100センチポイズ以上を示す天然多糖類粘質物
    または合成糊料と、前記飴及びアルコール類の両者の0
    .03%以上に相当する量のキサンタンガムと、同じく
    両者の0.03〜2%に相当する量のゼラチンとからな
    る水分30%以下の液状のアイスグレーズ剤。
JP16344382A 1982-09-20 1982-09-20 アイスグレーズ剤 Expired JPS609769B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16344382A JPS609769B2 (ja) 1982-09-20 1982-09-20 アイスグレーズ剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16344382A JPS609769B2 (ja) 1982-09-20 1982-09-20 アイスグレーズ剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5951734A JPS5951734A (ja) 1984-03-26
JPS609769B2 true JPS609769B2 (ja) 1985-03-13

Family

ID=15773982

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16344382A Expired JPS609769B2 (ja) 1982-09-20 1982-09-20 アイスグレーズ剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS609769B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61138669U (ja) * 1985-02-18 1986-08-28
JPH0351262Y2 (ja) * 1985-03-27 1991-11-01
JPH0460776U (ja) * 1990-10-01 1992-05-25
JPH0434145Y2 (ja) * 1986-11-26 1992-08-14

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6685978B1 (en) 2000-04-04 2004-02-03 Cp Kelco Aps Gelled and gellable compositions for food products
CN1662147A (zh) * 2002-04-16 2005-08-31 怀泰斯德美国有限公司 功能性成分的传递系统
DE102007062262A1 (de) * 2007-12-14 2009-06-25 Gelita Ag Zubereitung zum Herstellen einer Überzugsmasse für Lebensmittel

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61138669U (ja) * 1985-02-18 1986-08-28
JPH0351262Y2 (ja) * 1985-03-27 1991-11-01
JPH0434145Y2 (ja) * 1986-11-26 1992-08-14
JPH0460776U (ja) * 1990-10-01 1992-05-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5951734A (ja) 1984-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101151344B (zh) 防霜剂组合物
ES2668830T3 (es) Películas a base de carboximetilocelulosa, envoltorios de alimentos comestibles fabricados a partir de las mismas, y método de uso de las mismas
CN105309950A (zh) 一种冷冻鱼糜品质改良剂及其制备方法、应用
CN105875798A (zh) 一种冷冻鱿鱼品质改良剂及其制备方法、应用
JPS609769B2 (ja) アイスグレーズ剤
GB1108311A (en) Thickening agent for beverage compositions
CN108633987A (zh) 一种基于低分子量壳聚糖衍生物的水产品保鲜剂及制备方法和使用方法
JP2003129040A (ja) 保冷剤組成物
JPS6236139A (ja) 冷凍品の製造方法
JP2008156588A (ja) 保冷剤
JPS609768B2 (ja) アイスグレーズ剤
JPH0322919B2 (ja)
JP3226474B2 (ja) 冷菓及びその製造方法
JPS6336766A (ja) 浸漬凍結液
JP2002315518A (ja) 食品用ゲルおよびその製造方法
JPS5648878A (en) Freezing of food
JP2934045B2 (ja) 柔軟性保冷用組成物及びその製造法
JPS5942839A (ja) ブライン凍結処理用被覆剤
US3087819A (en) Animal feeding block and process for preparing the same
JPH0254072B2 (ja)
JPS6121058B2 (ja)
JPS5839510B2 (ja) 魚肉ねり製品の品質改良法
JPH0779667B2 (ja) 冷凍保護剤
JPH0153019B2 (ja)
JP2002000219A (ja) 冷凍・解凍しても粘度低下せず、食品素材からの肉汁の流出を防止する液体調味料組成物