JPS609628Y2 - 空気吹出口 - Google Patents

空気吹出口

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Publication number
JPS609628Y2
JPS609628Y2 JP14931380U JP14931380U JPS609628Y2 JP S609628 Y2 JPS609628 Y2 JP S609628Y2 JP 14931380 U JP14931380 U JP 14931380U JP 14931380 U JP14931380 U JP 14931380U JP S609628 Y2 JPS609628 Y2 JP S609628Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow
nozzle
air outlet
guide wall
tip
Prior art date
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Expired
Application number
JP14931380U
Other languages
English (en)
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JPS5772036U (ja
Inventor
邦夫 入谷
悦治 野村
Original Assignee
株式会社デンソー
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社デンソー filed Critical 株式会社デンソー
Priority to JP14931380U priority Critical patent/JPS609628Y2/ja
Publication of JPS5772036U publication Critical patent/JPS5772036U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は空調装置、換気装置等の空気吹出口に関するも
のであり、特に騒音対策を施した空気吹出口に関する。
従来より空調装置の空気吹出口として、調和空気を供給
する供給ノズルと、この供給ノズルの下流の両側に位置
して前記供給ノズルから流出する調和空気に圧力差を生
じさせて偏向させる制御室と、この制御室の風下に位置
して相対向しかつ間隔がしだいに拡大し先端に1つの開
口を形成する案内壁とからなる流れ偏向装置を配設した
ものが知られている(例えば特開昭54−69241号
公報)。
かかる空気吹出口は前記制御室に圧力差を生じさせるこ
とにより、供給ノズルから出た流れを偏向し、案内壁と
の相互干渉を有効に利用することにより、風量低下を生
じることなく流れを広角に偏向できるものであるが、特
に吹出流速が大きくなった場合、例えば約5m/s以上
の場合、流れの偏向時に異音が発生するという問題点が
あった。
本考案者は上記問題点を解消すべく鋭意検討の結果、騒
音の音圧レベルがある周波数において増大していること
により前記異音が発生していること及びこの異音の発生
源が、供給ノズルから流出する流れと案内壁の上流側先
端部とが干渉する点にあることを実験的に解明し、本考
案をなしたものであり、本考案になる空気吹出口は、前
記案内壁の上流側先端部の少なくとも流れ側に丸みをっ
け、前記干渉流れを改善し騒音を防止することを特徴と
する。
以下、添付図面を参照して本考案を詳細に説明する。
第1図は工場等で使用するスポットクーラであ′す、そ
の空気吹出口Aに本考案が適用されている。
空気吹出口Aは第2図にその斜視図を、第3図に断面図
を示す如く、それぞれ垂直に延びる供給ノズル6、制御
室9,10及び案内壁11,12からなる流れ偏向装置
を配設して構成されている。
なお、第2図は説明の便宜上、上下を逆にして示してい
る。
供給ノズル6の上流には、側壁2.3及びノズル形成部
4,5にて区画された上流室1が形成されており、該上
流室1に調和空気が送り込まれ、ノズル6から吹き出さ
れるようになっている。
ノズル形成部4,5のノズル部分の厚さtはノズル幅W
、に比して小さく形成されおり、かつ上流室1の流れが
ノズル6を通るさい急激に絞られて縮流を生じるように
、上流室1の幅W、はノズル幅W8に比して大きく決め
られている。
制御室9,10はそれぞれ、ノズル形成部4゜5、側壁
2,3、壁7,8及び案内壁11.12の先端部にて区
画されており、かつノズル6からの流れに面する部分に
それぞれ開口9’、10’も設けている。
空気吹出口Aの上下端にはカバー13.14が取付けら
れ(第2図参照)、かつカバー13には制御室9,10
を大気に連通させるように制御口15.16が設けられ
ている。
制御口15.16には、その開口面積を調整するための
適当な位置、例えば閉鎖板(図示せず)が設けられてい
る。
閉鎖板は上流室1から導いた風で駆動される風車によっ
て移動させられるように構成してもよいし、他の適当な
駆動装置で移動させられるようにしてもよい。
案内壁11.12は相対向して配置されかつ間隔がしだ
いに拡大し先端に1つの開口17を形成するように構成
されている。
好適には案内壁11.12の上流側はほぼ円弧状に、下
流側はほぼ直線状に形成される。
案内壁11.12にて形成される単一の開口17の拡大
形状は、ノズル6を発した流れの偏向がわずかの時は、
流れと案内壁間の相互干渉が支配的でないように形成さ
れている。
又、案内壁11,12の曲率は、ノズル6を発した流れ
の偏向が、流れと案内壁間の相互干渉を形成しうる程度
になった時、その偏向の大きさに対応して、流れの案内
壁上におけるはく離点が変化し得る様に選ばれている。
案内壁11.12の上流側先端部11A、12A即ち制
御室9,10をノズル6からの流れに連通させている開
口9’、10’に面する部分は第4図に拡大して示すよ
うに丸みがつけられている。
この丸みは第4図に示す如く先端部11Aの全体に形成
してもよいし、第5図に示す如く、流れに面する側にの
み形成してもよい。
次に、上記装置の作動を説明する。
今、制御室9.10に通じる制御口15.16をともに
全開としておくと、両制御室9,10内はともに大気圧
と等しくなっており、両者間に圧力差は生じないのでノ
ズル6からの空気の流れは矢印aで示すように真直に吹
き出している。
次に一方の制御室9用の制御口15を閉鎖板にて閉鎖す
ると(第3図において、制御口15に示すハツチングは
制御口が閉止されている状態を示す)、制御室9内は負
圧となり、他方の制御室10よりも低圧となる。
この結果、ノズル6からの流れが制御室9の方向に引き
寄せられ、矢印すで示すように案内壁11に沿って吹き
出すこととなる。
また、逆に制御室10側の制御口16のみを閉じている
と、流れは案内壁12方向に引き寄せられる。
かくして、制御口15.16の開口面積を制御すること
により、ノズル6からの流れの方向を適宜偏向させるこ
とができる。
金弟3図に示すように、制御室9側の制御口15を閉止
して、ノズル6からの流れを制御室9の方向に偏向させ
た場合を考えると、ノズル6からの流れの左端は左側の
案内壁11の先端部11Aにぶつかることになる。
本考案ではこの先端部11Aに丸みを設けているため、
流れが先端部11Aでなめらかに案内され、渦やはく離
が生じにくくなる。
この結果、騒音が低減されている。なお、第6図は第3
図と同じ部分の従来例を示すものであり、案内壁11.
12の上流側先端部には丸みが設けられておらず、従っ
て、この部分で図面に模式的に示すように流れが乱され
ており、大きな騒音が発せられていたものと考えられる
第3図に示す本考案の実施例と第6図に示す従来例との
効果を比較するために行った騒音の周波数分析結果を第
7図に示す。
実験条件は、ノズル部の平均流速15m/sである。
また、実施例における案内壁先端部は第4図に示す形状
であり、かつ丸みの半径Rは2.5mmであった。
第7図の点線で示す曲線dは第6図の従来例に対する結
果であり、fに示すように1175Hzおよび2300
Hz付近において、約10dB (A)増のピークが見
られ、騒音の主因となっていることがわかる。
これに対し実線で示す曲線eは第3図の実施例に対する
結果であり、これより明らかに、曲線dにおいてみられ
た2つのピークが消滅し、異音が解消されたことがわか
るだろう。
上記実験は、先端部の丸みの半径Rが2.5mmの場合
であるが、この丸みは大きい程、速い吹き出し風速に対
して異音が発生しにくくなり、好適である。
もし、案内壁の板厚が薄くて、単に先端を丸めただけで
は必要な丸みが得られない場合には、第8図C部に示す
ように、案内壁18.19の先端を大きく外側に彎曲さ
せて丸みをつけてもよい。
更に第9図の0部に示すように、案内壁20,21の先
端部を制御室を区画する壁7,8の先端に接続し、この
部分に丸みをつけてもよい。
以上説明した如く、本考案では流れ偏向装置における案
内壁の上流側先端部の少くとも流れ側に丸みを設けてい
るので、流れを偏向させた場合、特に高風速時発生する
流れの干渉に伴なう騒音、サージング等を改善すること
ができるという利点を有している。
なお、本考案をスポットクーラに適用した場合について
説明したが、この例に限らず、一般の冷房機や暖房機或
いは換気用送風機の吹出口等に広く適用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したスポットクーラの斜視図、第
2図は第1図のスポットクーラの空気吹出口を示す斜視
図、第3図は第2図の空気吹出口の断面図、第4図は第
3図の0部の拡大図、第5図は第4図と同じ部分を示す
他の実施例の拡大図、第6図は第3図と同じ部分の従来
例を示す断面図、第7図は騒音の周波数分析結果を示す
グラフ、第8図、第9図はそれぞれ第3図と同じ部分の
他の実施例を示す断面図である。 A・・・・・・空気吹出口、1・・・・・・上流室、6
・・・・・・供給ノズル、9,10・・・・・・制御室
、11,12・・・・・・案内壁、IIA、12A・・
・・・・先端部、15,16・・・・・・制御口、17
・・・・・・開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 調和空気を供給する供給ノズルと、この供給ノズルの下
    流の両側に位置して前記供給ノズルから流出する調和空
    気に圧力差を生じさせて偏向させる制御室と、この制御
    室の風下に位置して相対向しかつ間隔がしだいに拡大し
    先端に1つの開口を形成する案内壁とからなる流れ偏向
    装置を配設した空気吹出口において、前記案内壁の上流
    側先端部の少くとも流れ側に丸みをつけたことを特徴と
    する空気吹出口。
JP14931380U 1980-10-20 1980-10-20 空気吹出口 Expired JPS609628Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14931380U JPS609628Y2 (ja) 1980-10-20 1980-10-20 空気吹出口

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JP14931380U JPS609628Y2 (ja) 1980-10-20 1980-10-20 空気吹出口

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Publication Number Publication Date
JPS5772036U JPS5772036U (ja) 1982-05-01
JPS609628Y2 true JPS609628Y2 (ja) 1985-04-04

Family

ID=29508695

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JP14931380U Expired JPS609628Y2 (ja) 1980-10-20 1980-10-20 空気吹出口

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JPS6135871Y2 (ja) * 1981-04-07 1986-10-18

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JPS5772036U (ja) 1982-05-01

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