JPH11101461A - 空気調和機の壁掛形室内機 - Google Patents
空気調和機の壁掛形室内機Info
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- JPH11101461A JPH11101461A JP9266021A JP26602197A JPH11101461A JP H11101461 A JPH11101461 A JP H11101461A JP 9266021 A JP9266021 A JP 9266021A JP 26602197 A JP26602197 A JP 26602197A JP H11101461 A JPH11101461 A JP H11101461A
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- Japan
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- impeller
- straight line
- indoor unit
- heat exchanger
- wall
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- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高さの低い小形の箱体によって構成されて正
常に送風動作する空気調和機の壁掛形室内機を得る。 【解決手段】 箱体１内に貫流送風機の羽根車２を設
け、背面ケーシング３とによって吹出し風路５を形成す
る前面ケーシング４を配置し、羽根車２の上流側に熱交
換器７を設ける。そして、羽根車２の回転中心と熱交換
器７の最下段と最上段を結ぶ線のなす吸込側角θH 及び
羽根車２の回転中心と前面ケーシング４の上縁と背面ケ
ーシング３の上縁を結ぶ線のなす羽根車側角θSGからな
る開口比を０．８以上に構成する。これにより、羽根車
２による適正な吸込み面積を確保できる。そして、箱体
１内部の空気の流れが安定化し、高さの低い小形の壁掛
形室内機による正常な送風作用を得ることができ、良好
な空気調和作用を得る。
常に送風動作する空気調和機の壁掛形室内機を得る。 【解決手段】 箱体１内に貫流送風機の羽根車２を設
け、背面ケーシング３とによって吹出し風路５を形成す
る前面ケーシング４を配置し、羽根車２の上流側に熱交
換器７を設ける。そして、羽根車２の回転中心と熱交換
器７の最下段と最上段を結ぶ線のなす吸込側角θH 及び
羽根車２の回転中心と前面ケーシング４の上縁と背面ケ
ーシング３の上縁を結ぶ線のなす羽根車側角θSGからな
る開口比を０．８以上に構成する。これにより、羽根車
２による適正な吸込み面積を確保できる。そして、箱体
１内部の空気の流れが安定化し、高さの低い小形の壁掛
形室内機による正常な送風作用を得ることができ、良好
な空気調和作用を得る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、貫流送風機が設
けられて送風動作する空気調和機の壁掛形室内機に関す
る。
けられて送風動作する空気調和機の壁掛形室内機に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】図４は、例えば実公平７−４９２８８号
公報に示された従来の空気調和機の壁掛形室内機に類似
した空気調和機の壁掛形室内機を示す横断側面図であ
る。図において、１は室内の壁面（図示しない）に設置
された分離型空気調和機の壁掛形室内機の箱体であり、
回転軸線が水平方向に配置された貫流送風機が設けられ
ている。
公報に示された従来の空気調和機の壁掛形室内機に類似
した空気調和機の壁掛形室内機を示す横断側面図であ
る。図において、１は室内の壁面（図示しない）に設置
された分離型空気調和機の壁掛形室内機の箱体であり、
回転軸線が水平方向に配置された貫流送風機が設けられ
ている。
【０００３】２は貫流送風機の羽根車、３は羽根車２の
箱体１背面側に設けられた背面ケーシング、４は羽根車
２の箱体１前面寄り設けられた前面ケーシング、５は背
面ケーシング３と前面ケーシング４の間に形成された吹
出し風路、６は吹出し風路５の吹出し口に設けられた上
下フラップ、７は貫流送風機の上流側に配置された熱交
換器である。
箱体１背面側に設けられた背面ケーシング、４は羽根車
２の箱体１前面寄り設けられた前面ケーシング、５は背
面ケーシング３と前面ケーシング４の間に形成された吹
出し風路、６は吹出し風路５の吹出し口に設けられた上
下フラップ、７は貫流送風機の上流側に配置された熱交
換器である。
【０００４】従来の空気調和機の壁掛形室内機は上記の
ように構成され、羽根車２が電動機（図示しない）によ
って駆動されて回転し、空気にエネルギーを与えて送風
昇圧する。そして、直線による一定角度のテーパー状に
構成されて吹出し口側が拡幅した吹出し風路５に送風さ
れ、昇圧された空気流が導かれて吹出し口から上下フラ
ップ６によって風向を制御されて室内に吹出される。こ
れによって、空気調和作用を行うようになっている。
ように構成され、羽根車２が電動機（図示しない）によ
って駆動されて回転し、空気にエネルギーを与えて送風
昇圧する。そして、直線による一定角度のテーパー状に
構成されて吹出し口側が拡幅した吹出し風路５に送風さ
れ、昇圧された空気流が導かれて吹出し口から上下フラ
ップ６によって風向を制御されて室内に吹出される。こ
れによって、空気調和作用を行うようになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の空
気調和機の壁掛形室内機では、熱交換器７の横断側面に
おける形状が平板状又は高さ方向の中間が一回屈曲され
たくの字状に形成されている。したがって壁掛形室内
機、すなわち箱体１の高さが増すことになるので、この
高さを低くして小形化するためには、熱交換器７を羽根
車２との間隔を適正に保った状態で、横断側面における
形状を湾曲状態に形成する必要がある。
気調和機の壁掛形室内機では、熱交換器７の横断側面に
おける形状が平板状又は高さ方向の中間が一回屈曲され
たくの字状に形成されている。したがって壁掛形室内
機、すなわち箱体１の高さが増すことになるので、この
高さを低くして小形化するためには、熱交換器７を羽根
車２との間隔を適正に保った状態で、横断側面における
形状を湾曲状態に形成する必要がある。
【０００６】このような壁掛形室内機の構成において、
羽根車２の外径に対して吸込面積が小さい場合には吸込
側の圧損が大きくなって同一風量時の騒音値が増大す
る。また、適正な吸込面積が確保されないときには羽根
車２が所定の能力を発揮できず、失速する羽根が増えて
風量が減少する。さらに、これらの原因に基づいて壁掛
形室内機内部、すなわち箱体１内の気流が不安定になり
逆吸込み現象が発生するという問題点があった。
羽根車２の外径に対して吸込面積が小さい場合には吸込
側の圧損が大きくなって同一風量時の騒音値が増大す
る。また、適正な吸込面積が確保されないときには羽根
車２が所定の能力を発揮できず、失速する羽根が増えて
風量が減少する。さらに、これらの原因に基づいて壁掛
形室内機内部、すなわち箱体１内の気流が不安定になり
逆吸込み現象が発生するという問題点があった。
【０００７】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、高さの低い小形の箱体によって
構成されて正常に送風動作する空気調和機の壁掛形室内
機を得ることを目的とする。
になされたものであり、高さの低い小形の箱体によって
構成されて正常に送風動作する空気調和機の壁掛形室内
機を得ることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空気調和
機の壁掛形室内機においては、箱体内に配置されて貫流
送風機を構成する羽根車と、羽根車の箱体内背面側に設
けられた背面ケーシングと、羽根車の箱体内前面寄りに
設けられて背面ケーシングとによって吹出し風路を形成
する前面ケーシングと、羽根車の上流側に配置されて箱
体に形成された吸込口に対応して設けられた熱交換器と
が装備されて、箱体の横断面において羽根車の回転中心
と熱交換器の最下段を結ぶ第一直線及び羽根車の回転中
心と熱交換器の最上段を結ぶ第二直線のなす吸込側角並
びに羽根車の回転中心と前面ケーシングの上縁を結ぶ第
三直線及び羽根車の回転中心と背面ケーシングの上縁を
結ぶ第四直線のなす羽根車側角について、吸込側角／羽
根車側角からなる開口比が０．８以上に構成される。
機の壁掛形室内機においては、箱体内に配置されて貫流
送風機を構成する羽根車と、羽根車の箱体内背面側に設
けられた背面ケーシングと、羽根車の箱体内前面寄りに
設けられて背面ケーシングとによって吹出し風路を形成
する前面ケーシングと、羽根車の上流側に配置されて箱
体に形成された吸込口に対応して設けられた熱交換器と
が装備されて、箱体の横断面において羽根車の回転中心
と熱交換器の最下段を結ぶ第一直線及び羽根車の回転中
心と熱交換器の最上段を結ぶ第二直線のなす吸込側角並
びに羽根車の回転中心と前面ケーシングの上縁を結ぶ第
三直線及び羽根車の回転中心と背面ケーシングの上縁を
結ぶ第四直線のなす羽根車側角について、吸込側角／羽
根車側角からなる開口比が０．８以上に構成される。
【０００９】また、この発明に係る空気調和機の壁掛形
室内機においては、第一直線及び第三直線のなす下側差
角並びに羽根車側角について、下側差角／羽根車側角か
らなる下側差角比が０．１６以下に構成されると共に、
第二直線及び第四直線のなす上側差角並びに羽根車側角
について、上側差角／羽根車側角からなる上側差角比が
０．１６以下に構成される。
室内機においては、第一直線及び第三直線のなす下側差
角並びに羽根車側角について、下側差角／羽根車側角か
らなる下側差角比が０．１６以下に構成されると共に、
第二直線及び第四直線のなす上側差角並びに羽根車側角
について、上側差角／羽根車側角からなる上側差角比が
０．１６以下に構成される。
【００１０】また、この発明に係る空気調和機の壁掛形
室内機においては、熱交換器が、箱体の横断側面におい
て高さ方向の中間の二箇所以上が屈曲されて羽根車を囲
む形状の湾曲状態に形成された前面熱交換器として装備
される。
室内機においては、熱交換器が、箱体の横断側面におい
て高さ方向の中間の二箇所以上が屈曲されて羽根車を囲
む形状の湾曲状態に形成された前面熱交換器として装備
される。
【００１１】また、この発明に係る空気調和機の壁掛形
室内機においては、羽根車側角が１７５°以下に構成さ
れる。
室内機においては、羽根車側角が１７５°以下に構成さ
れる。
【００１２】
実施の形態１．図１〜図３は、この発明の実施の形態の
一例を示す図で、図１は空気調和機の壁掛形室内機の横
断側面図、図２は図１の壁掛形室内機における羽根車の
同一回転速度時の風量比を示すグラフ、図３は図１の壁
掛形室内機における羽根車による同一風量時の騒音比を
示すグラフである。図１において、１は室内の壁面（図
示しない）に設置された分離型空気調和機の壁掛形室内
機の箱体で、回転軸線が水平方向に配置された貫流送風
機が設けられている。
一例を示す図で、図１は空気調和機の壁掛形室内機の横
断側面図、図２は図１の壁掛形室内機における羽根車の
同一回転速度時の風量比を示すグラフ、図３は図１の壁
掛形室内機における羽根車による同一風量時の騒音比を
示すグラフである。図１において、１は室内の壁面（図
示しない）に設置された分離型空気調和機の壁掛形室内
機の箱体で、回転軸線が水平方向に配置された貫流送風
機が設けられている。
【００１３】２は貫流送風機の羽根車、３は羽根車２の
箱体１背面側に設けられた背面ケーシング、４は羽根車
２の箱体１前面寄り設けられた前面ケーシング、５は背
面ケーシング３と前面ケーシング４の間に形成された吹
出し風路、６は吹出し風路５の吹出し口に設けられた上
下フラップである。７は貫流送風機の上流側に配置され
た熱交換器であり、箱体１の横断側面における形状が高
さ方向の中間が二回、すなわち二箇所が屈曲され図１に
示すように羽根車２を囲む形状の湾曲状態に形成されて
前面熱交換器を構成する。
箱体１背面側に設けられた背面ケーシング、４は羽根車
２の箱体１前面寄り設けられた前面ケーシング、５は背
面ケーシング３と前面ケーシング４の間に形成された吹
出し風路、６は吹出し風路５の吹出し口に設けられた上
下フラップである。７は貫流送風機の上流側に配置され
た熱交換器であり、箱体１の横断側面における形状が高
さ方向の中間が二回、すなわち二箇所が屈曲され図１に
示すように羽根車２を囲む形状の湾曲状態に形成されて
前面熱交換器を構成する。
【００１４】また、８は箱体１の横断面において羽根車
２の回転中心と熱交換器７の最下段を結ぶ第一直線、９
は羽根車２の回転中心と熱交換器７の最上段を結ぶ第二
直線、θH は第一直線８及び第二直線９のなす吸込側
角、１０は箱体１の横断面において羽根車２の回転中心
と前面ケーシング４の上縁を結ぶ第三直線、１１は羽根
車２の回転中心と背面ケーシング３の上縁を結ぶ第四直
線、θSGは第三直線１０及び第四直線１１のなす羽根車
側角、θS は第一直線８及び第三直線１０のなす下側差
角、θG は第二直線９及び第四直線１１のなす上側差角
である。
２の回転中心と熱交換器７の最下段を結ぶ第一直線、９
は羽根車２の回転中心と熱交換器７の最上段を結ぶ第二
直線、θH は第一直線８及び第二直線９のなす吸込側
角、１０は箱体１の横断面において羽根車２の回転中心
と前面ケーシング４の上縁を結ぶ第三直線、１１は羽根
車２の回転中心と背面ケーシング３の上縁を結ぶ第四直
線、θSGは第三直線１０及び第四直線１１のなす羽根車
側角、θS は第一直線８及び第三直線１０のなす下側差
角、θG は第二直線９及び第四直線１１のなす上側差角
である。
【００１５】上記のように構成された空気調和機の壁掛
形室内機において、羽根車２が電動機（図示しない）に
よって駆動されて回転し、空気にエネルギーを与えて送
風昇圧する。そして、直線による一定角度のテーパー状
に構成されて吹出し口側が拡幅した吹出し風路５に送風
され、昇圧された空気流が導かれて吹出し口から上下フ
ラップ６によって風向を制御されて室内に吹出される。
これによって、空気調和作用が行われる。
形室内機において、羽根車２が電動機（図示しない）に
よって駆動されて回転し、空気にエネルギーを与えて送
風昇圧する。そして、直線による一定角度のテーパー状
に構成されて吹出し口側が拡幅した吹出し風路５に送風
され、昇圧された空気流が導かれて吹出し口から上下フ
ラップ６によって風向を制御されて室内に吹出される。
これによって、空気調和作用が行われる。
【００１６】また、熱交換器７は箱体１の横断側面にお
ける形状が高さ方向の中間の二箇所が屈曲されて湾曲状
態に形成された前面熱交換器を構成し、吸込側角θH ／
羽根車側角θSGからなる開口比が０．８以上に構成され
る。このような構成によって、羽根車２からなる貫流送
風機の適正な吸込み面積を確保することができ、箱体
１、すなわち壁掛形室内機内部の空気の流れを安定させ
ることができる。
ける形状が高さ方向の中間の二箇所が屈曲されて湾曲状
態に形成された前面熱交換器を構成し、吸込側角θH ／
羽根車側角θSGからなる開口比が０．８以上に構成され
る。このような構成によって、羽根車２からなる貫流送
風機の適正な吸込み面積を確保することができ、箱体
１、すなわち壁掛形室内機内部の空気の流れを安定させ
ることができる。
【００１７】これによって、高さの低い小形の箱体１に
よって構成された小形の壁掛形室内機による正常な送風
作用を得ることができる。また、図２に示すように羽根
車２の同一回転速度時の風量を増加させることができ、
良好な空気調和作用が得られる。なお、羽根車２の上方
に設けられて第四直線１１よりも箱体１の背面寄りに配
置された熱交換器は背面熱交換器である。
よって構成された小形の壁掛形室内機による正常な送風
作用を得ることができる。また、図２に示すように羽根
車２の同一回転速度時の風量を増加させることができ、
良好な空気調和作用が得られる。なお、羽根車２の上方
に設けられて第四直線１１よりも箱体１の背面寄りに配
置された熱交換器は背面熱交換器である。
【００１８】また、吸込側角θH ／羽根車側角θSGから
なる開口比を０．８以上に構成すると共に、下側差角θ
S ／羽根車側角θSGからなる下側差角比が≦０．１６
に、また、上側差角θG ／羽根車側角θSGからなる上側
差角比が≦０．１６にそれぞれ構成される。
なる開口比を０．８以上に構成すると共に、下側差角θ
S ／羽根車側角θSGからなる下側差角比が≦０．１６
に、また、上側差角θG ／羽根車側角θSGからなる上側
差角比が≦０．１６にそれぞれ構成される。
【００１９】このような構成によって、羽根車２からな
る貫流送風機の適正な吸込み面積を確保することがで
き、箱体１、すなわち壁掛形室内機内部の空気の流れを
安定させることができる。このような作用と共に、羽根
車２の所定の能力を発揮する羽根の数が増し逆吸込み現
象の発生が抑制される。そして、図３に示すように羽根
車２による同一風量時の騒音値が小さくなり、高さの低
い小形の箱体１によって構成された小形の壁掛形室内機
による正常な送風作用を得ることができ、しかも運転騒
音の少ない壁掛形室内機を得ることができる。
る貫流送風機の適正な吸込み面積を確保することがで
き、箱体１、すなわち壁掛形室内機内部の空気の流れを
安定させることができる。このような作用と共に、羽根
車２の所定の能力を発揮する羽根の数が増し逆吸込み現
象の発生が抑制される。そして、図３に示すように羽根
車２による同一風量時の騒音値が小さくなり、高さの低
い小形の箱体１によって構成された小形の壁掛形室内機
による正常な送風作用を得ることができ、しかも運転騒
音の少ない壁掛形室内機を得ることができる。
【００２０】また、貫流送風機の上流側に配置された熱
交換器７の箱体１の横断側面における形状が、高さ方向
の中間の二箇所が屈曲されて図１に示すように湾曲状態
に形成されて前面熱交換器を構成している。これによ
り、羽根車２との間に適正な間隔を保持することができ
て、吸込時における吸込偏流の影響を少なくすることが
できると共に、吸込み面積が広くなるので、高さの低い
小形の箱体１によって構成された小形の壁掛形室内機に
よる正常な送風作用を得ることができる。
交換器７の箱体１の横断側面における形状が、高さ方向
の中間の二箇所が屈曲されて図１に示すように湾曲状態
に形成されて前面熱交換器を構成している。これによ
り、羽根車２との間に適正な間隔を保持することができ
て、吸込時における吸込偏流の影響を少なくすることが
できると共に、吸込み面積が広くなるので、高さの低い
小形の箱体１によって構成された小形の壁掛形室内機に
よる正常な送風作用を得ることができる。
【００２１】また、吸込側角θH ／羽根車側角θSGから
なる開口比を０．８以上に構成すると共に、羽根車側角
θSGが≦１７５°に構成される。このような構成によっ
て、前面熱交換器形式の熱交換器７が設けられた場合に
吸い込んだ空気を無駄なく吹出し風路５へ送風すること
ができる。これによって、高さの低い小形の箱体１によ
って構成された小形の壁掛形室内機による正常な送風作
用を得ることができる。また、送風効率が向上して良好
な空気調和作用を得ることができる。
なる開口比を０．８以上に構成すると共に、羽根車側角
θSGが≦１７５°に構成される。このような構成によっ
て、前面熱交換器形式の熱交換器７が設けられた場合に
吸い込んだ空気を無駄なく吹出し風路５へ送風すること
ができる。これによって、高さの低い小形の箱体１によ
って構成された小形の壁掛形室内機による正常な送風作
用を得ることができる。また、送風効率が向上して良好
な空気調和作用を得ることができる。
【００２２】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、箱体内
に配置されて貫流送風機を構成する羽根車と、羽根車の
箱体内背面側に設けられた背面ケーシングと、羽根車の
箱体内前面寄りに設けられて背面ケーシングとによって
吹出し風路を形成する前面ケーシングと、羽根車の上流
側に配置されて箱体に形成された吸込口に対応して設け
られた熱交換器とが装備されて、箱体の横断面において
羽根車の回転中心と熱交換器の最下段を結ぶ第一直線及
び羽根車の回転中心と熱交換器の最上段を結ぶ第二直線
のなす吸込側角並びに羽根車の回転中心と前面ケーシン
グの上縁を結ぶ第三直線及び羽根車の回転中心と背面ケ
ーシングの上縁を結ぶ第四直線のなす羽根車側角につい
て、吸込側角／羽根車側角からなる開口比を０．８以上
に構成したものである。
に配置されて貫流送風機を構成する羽根車と、羽根車の
箱体内背面側に設けられた背面ケーシングと、羽根車の
箱体内前面寄りに設けられて背面ケーシングとによって
吹出し風路を形成する前面ケーシングと、羽根車の上流
側に配置されて箱体に形成された吸込口に対応して設け
られた熱交換器とが装備されて、箱体の横断面において
羽根車の回転中心と熱交換器の最下段を結ぶ第一直線及
び羽根車の回転中心と熱交換器の最上段を結ぶ第二直線
のなす吸込側角並びに羽根車の回転中心と前面ケーシン
グの上縁を結ぶ第三直線及び羽根車の回転中心と背面ケ
ーシングの上縁を結ぶ第四直線のなす羽根車側角につい
て、吸込側角／羽根車側角からなる開口比を０．８以上
に構成したものである。
【００２３】これによって、羽根車からなる貫流送風機
の適正な吸込み面積を確保することができ、箱体、すな
わち壁掛形室内機内部の空気の流れを安定させることが
できる。そして、高さの低い小形の箱体によって構成さ
れた小形の壁掛形室内機による正常な送風作用を得る効
果がある。また、羽根車の同一回転速度時の風量を増加
させることができ、良好な空気調和作用を実現する効果
がある。
の適正な吸込み面積を確保することができ、箱体、すな
わち壁掛形室内機内部の空気の流れを安定させることが
できる。そして、高さの低い小形の箱体によって構成さ
れた小形の壁掛形室内機による正常な送風作用を得る効
果がある。また、羽根車の同一回転速度時の風量を増加
させることができ、良好な空気調和作用を実現する効果
がある。
【００２４】また、この発明は以上説明したように、第
一直線及び第三直線のなす下側差角並びに羽根車側角に
ついて、下側差角／羽根車側角からなる下側差角比を
０．１６以下に構成すると共に、第二直線及び第四直線
のなす上側差角並びに羽根車側角について、上側差角／
羽根車側角からなる上側差角比を０．１６以下に構成し
たものである。
一直線及び第三直線のなす下側差角並びに羽根車側角に
ついて、下側差角／羽根車側角からなる下側差角比を
０．１６以下に構成すると共に、第二直線及び第四直線
のなす上側差角並びに羽根車側角について、上側差角／
羽根車側角からなる上側差角比を０．１６以下に構成し
たものである。
【００２５】このような構成によって、羽根車からなる
貫流送風機の適正な吸込み面積を確保することができ、
箱体、すなわち壁掛形室内機内部の空気の流れを安定さ
せる効果がある。また、羽根車の所定の能力を発揮する
羽根の数が増し逆吸込み現象の発生が抑制されるので、
羽根車による同一風量時の騒音値が小さくなり、高さの
低い小形の箱体によって構成された小形の壁掛形室内機
による正常な送風作用を得る効果があり、しかも運転騒
音を少なくする効果がある。
貫流送風機の適正な吸込み面積を確保することができ、
箱体、すなわち壁掛形室内機内部の空気の流れを安定さ
せる効果がある。また、羽根車の所定の能力を発揮する
羽根の数が増し逆吸込み現象の発生が抑制されるので、
羽根車による同一風量時の騒音値が小さくなり、高さの
低い小形の箱体によって構成された小形の壁掛形室内機
による正常な送風作用を得る効果があり、しかも運転騒
音を少なくする効果がある。
【００２６】また、この発明は以上説明したように、熱
交換器を、箱体の横断側面において高さ方向の中間の二
箇所以上が屈曲されて羽根車を囲む形状の湾曲状態に形
成された前面熱交換器としたものである。
交換器を、箱体の横断側面において高さ方向の中間の二
箇所以上が屈曲されて羽根車を囲む形状の湾曲状態に形
成された前面熱交換器としたものである。
【００２７】これによって、羽根車との間に無理なく適
正な間隔を保持することができて、吸込時における吸込
偏流の影響を少なくする効果がある。また、吸込み面積
が広くなるので、高さの低い小形の箱体によって構成さ
れた小形の壁掛形室内機において正常な送風作用を得る
効果がある。
正な間隔を保持することができて、吸込時における吸込
偏流の影響を少なくする効果がある。また、吸込み面積
が広くなるので、高さの低い小形の箱体によって構成さ
れた小形の壁掛形室内機において正常な送風作用を得る
効果がある。
【００２８】また、この発明は以上説明したように、羽
根車側角を１７５°以下に構成したものである。
根車側角を１７５°以下に構成したものである。
【００２９】このような構成によって、前面熱交換器形
式の熱交換器が設けられた場合に吸い込んだ空気を無駄
なく吹出し風路へ送風することができる。これによっ
て、高さの低い小形の箱体によって構成された小形の壁
掛形室内機による正常な送風作用を得る効果がある。ま
た、送風効率が向上して良好な空気調和作用を得る効果
がある。
式の熱交換器が設けられた場合に吸い込んだ空気を無駄
なく吹出し風路へ送風することができる。これによっ
て、高さの低い小形の箱体によって構成された小形の壁
掛形室内機による正常な送風作用を得る効果がある。ま
た、送風効率が向上して良好な空気調和作用を得る効果
がある。
【図１】 この発明の実施の形態１を示す図で、空気調
和機の壁掛形室内機の横断側面図。
和機の壁掛形室内機の横断側面図。
【図２】 図１の壁掛形室内機における羽根車の同一回
転速度時の風量比を示すグラフ。
転速度時の風量比を示すグラフ。
【図３】 図１の壁掛形室内機における羽根車による同
一風量時の騒音比を示すグラフ。
一風量時の騒音比を示すグラフ。
【図４】 従来の空気調和機の壁掛形室内機を示す横断
側面図。
側面図。
１ 箱体、２ 羽根車、３ 背面ケーシング、４ 前面
ケーシング、５ 吹出し風路、７ 熱交換器、８ 第一
直線、９ 第二直線、θH 吸込側角、１０第三直線、
１１ 第四直線、θSG 羽根車側角、θS 下側差角、
θG 上側差角。
ケーシング、５ 吹出し風路、７ 熱交換器、８ 第一
直線、９ 第二直線、θH 吸込側角、１０第三直線、
１１ 第四直線、θSG 羽根車側角、θS 下側差角、
θG 上側差角。
Claims (4)
- 【請求項１】 箱体内に配置されて貫流送風機を構成す
る羽根車と、上記羽根車の上記箱体内背面側に設けられ
た背面ケーシングと、上記羽根車の上記箱体内前面寄り
に設けられて上記背面ケーシングとによって吹出し風路
を形成する前面ケーシングと、上記羽根車の上流側に配
置されて上記箱体に形成された吸込口に対応して設けら
れた熱交換器とが装備されて、上記箱体の横断面におい
て上記羽根車の回転中心と上記熱交換器の最下段を結ぶ
第一直線及び上記回転中心と上記熱交換器の最上段を結
ぶ第二直線のなす吸込側角並びに上記回転中心と上記前
面ケーシングの上縁を結ぶ第三直線及び上記回転中心と
上記背面ケーシングの上縁を結ぶ第四直線のなす羽根車
側角について、吸込側角／羽根車側角からなる開口比が
０．８以上に構成された空気調和機の壁掛形室内機。 - 【請求項２】 第一直線及び第三直線のなす下側差角並
びに羽根車側角について、下側差角／羽根車側角からな
る下側差角比が０．１６以下に構成されると共に、第二
直線及び第四直線のなす上側差角並びに羽根車側角につ
いて、上側差角／羽根車側角からなる上側差角比が０．
１６以下に構成されたことを特徴とする請求項１記載の
空気調和機の壁掛形室内機。 - 【請求項３】 熱交換器を、箱体の横断側面において高
さ方向の中間の二箇所以上が屈曲されて羽根車を囲む形
状の湾曲状態に形成された前面熱交換器としたことを特
徴とする請求項１及び請求項２のいずれか一つに記載の
空気調和機の壁掛形室内機。 - 【請求項４】 羽根車側角が１７５°以下に構成された
ことを特徴とする請求項１〜請求項３のいずれか一つに
記載の空気調和機の壁掛形室内機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9266021A JPH11101461A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 空気調和機の壁掛形室内機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9266021A JPH11101461A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 空気調和機の壁掛形室内機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11101461A true JPH11101461A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17425288
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9266021A Pending JPH11101461A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 空気調和機の壁掛形室内機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11101461A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016038151A (ja) * | 2014-08-07 | 2016-03-22 | 株式会社東芝 | 空気調和機の室内機 |
| CN107076430A (zh) * | 2014-10-30 | 2017-08-18 | 三菱电机株式会社 | 空气调节机 |
| CN110030680A (zh) * | 2019-04-25 | 2019-07-19 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种带毫米波雷达的空调器的控制方法、系统及空调器 |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP9266021A patent/JPH11101461A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016038151A (ja) * | 2014-08-07 | 2016-03-22 | 株式会社東芝 | 空気調和機の室内機 |
| CN107076430A (zh) * | 2014-10-30 | 2017-08-18 | 三菱电机株式会社 | 空气调节机 |
| EP3214378A4 (en) * | 2014-10-30 | 2018-08-29 | Mitsubishi Electric Corporation | Air conditioner |
| US10088176B2 (en) | 2014-10-30 | 2018-10-02 | Mitsubishi Electric Corporation | Air-conditioning device |
| CN107076430B (zh) * | 2014-10-30 | 2019-06-18 | 三菱电机株式会社 | 空气调节机 |
| CN110030680A (zh) * | 2019-04-25 | 2019-07-19 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种带毫米波雷达的空调器的控制方法、系统及空调器 |
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