JPS60949B2 - 固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサの製造方法

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JPS60949B2
JPS60949B2 JP13209279A JP13209279A JPS60949B2 JP S60949 B2 JPS60949 B2 JP S60949B2 JP 13209279 A JP13209279 A JP 13209279A JP 13209279 A JP13209279 A JP 13209279A JP S60949 B2 JPS60949 B2 JP S60949B2
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JP
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anode lead
capacitor element
solid electrolytic
electrolytic capacitor
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JP13209279A
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正晴 大野
富太郎 小田
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NEC Home Electronics Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は固体電解コンデンサの製造方法に関しL特に弁
作用を有する金属粉末の成形体よりなるコンデンサヱレ
メントより導出された陽極り−ドへの半導体層形成部材
の這い上り現象を軽減させることを目的とするものであ
る。
一般に、この種固体電解コンデンサは例えば第1図に示
すように、タンタル、ニオブ、アルミニウムなどのよう
に弁作用を有する金属粉末を円柱状に加圧成形し暁結し
てなるコンデンサヱレメントAに予め弁作用を有する金
属線を陽極リードBとして楯立し、この陽極リードBの
突出部分に第1の外部リード部材Cを溶接すると共に、
第2の外部リード部村DをコンデンサェレメントAの筒
面に酸化層、半導体層を介して形成された電極引出し層
に半田付けし、然る後、コンデンサェレメントAの全周
面を樹脂材Eにて被覆して構成されている。
ところで、このコンデンサエレメントAはそれより導出
された陽極リードBの突出部分に第1の外部リード部材
Cを溶接するに先立って、陽極リードBと共に化成処理
によりその表面に酸化層が形成され、さらにコンデンサ
ェレメントAのみを半導体母液に一定時間浸潰し充分に
含浸させた後、高温雰囲気中において熱分解反応を起さ
せ酸化層上に半導体層が形成されている。
しかし乍ら、陽極リードBの表面には軸万向に多くのダ
イス傷が存在している関係で、コンデンサェレメントA
に含浸された半導体母液がこのダイス傷を通って陽極リ
ードBのコンデンサェレメントAからの突出部分(導出
部分)に付着し、熱分解されていわゆる半導体層の這い
上りを生ずる。
通常、半導体母液の含浸−熱分解操作はコンデンサェレ
メントAが多孔質であることに鑑み数回以上繰り返され
る関係で、半導体層形成部材の這い上りもさらに進行す
る懐向にある。従って、陽極リードBの突出部分に第1
の外部リード部材Cを溶接する際に、第1の外部リード
部材Cと這い上った半導体層とが接触して漏洩電流が増
加したり、時には陰極と陽極とが短絡されてしまいコン
デンサとしての機能を奏し得なくなるという欠点がある
本発明はこのような点に鑑み、コンデンサェレメント面
から導出された陽極リード部分への半導体層の這い上り
形成を抑制でき、かつコンデンサとしての品位を著しく
高めうる固体電解コンデンサの製造方法を提供するもの
で、以下その一製造方法について第2図〜第5図を参照
して説明する。
まず、第2図に示すように、弁作用を有する金属粉末を
円柱状に加圧成形し暁結してなるコンデンサェレメント
ーもこ予め弁作用を有する金属線を陽極リード2として
楯立する。
そして、この陽極リード2のコンデンサェレメント面l
aからの導出端を帯状の金属板3に一定のピッチ間隔に
て接続して帯状部品を形成する。次に、第3図に示すよ
うに、帯状部品を浸債槽4に、金属板3が下方にトコン
デンサェレメントーが上方に位置するように収納し固定
する。そして、浸債槽4にt供給系路(図示せず)より
例えば比重が13〜1仏〆上でかつ非水溶性の液体5を
、コンデンサェレメント面laとの間に充分の間隔が存
するように供給する。引続き、浸債槽4の上方に配設さ
れた供給系路(図示せず)より、弗素系樹脂の微粉末を
水に分散させた溶液6を、それの液面がコンデンサェレ
メント面laより例えば1〜2柳下方に位鷹するように
供給する。そして、この状態で一定時間放置する。次に
、第4図に示すように、帯状部品を若干上方に特上げた
後、液体5を補充すると、液体5上のテフロン溶液6は
オーバーフローして補助槽7に収納される。これによっ
て、陽極IJ−ド2のコンデンサェレメント面laより
若干離隔した部分には弗秦系樹脂被膜6′が形成される
。そして、帯状部品を液体5より引上げ乾燥すると共に
、通常の方法にてコンデンサェレメント1の周面に酸化
層、半導体層、電極引出し層を形成する。次に第5図に
示すように、帯状部品より切離したコンデンサェレメン
ト1の陽極リード2にL形の第1の外部リード部材8を
重ね合せて溶接する。尚、この際、陽極リード2と第1
の外部リード部材8との間には弗素系樹脂被膜6′が介
在されるが「それの膜厚が極めて薄いこともあって溶接
時の加圧によって容易に被れ、確実に熔接できる。そし
て、第2の外部リード部材9を電極引出し層に半田付け
した後、コンデンサェレメント1の全周面をェポキシ樹
脂などの樹脂材10‘こて外袋して固体電解コンデンサ
を得る。このようにコンデンサェレメント面laより導
出された陽極リード部分には半導体層形成工程前に、弗
素系樹脂被膜6′が形成されるために、それの表面に無
数に形成されているダイス傷は弗素系樹脂被膜6′によ
って見掛け上除去される。
従って、半導体母液のコンデンサェレメント1への含浸
工程において、半導体母液が陽極リード2のコンデンサ
ェレメント面laからの導出部分に這い上って付着する
ことを防止できるので、第1の外部リード部材8を溶接
しても漏洩電流の増加、電極短絡などの不良発生を効果
的に減少できる。又、弗素系樹脂被膜6′はその厚みが
極めて薄いので、陽極リード2に第1の外部リード部材
8を溶接する際の機械的衝撃などによって容易に破壊す
ることができる。従って、第1の外部リード部材8の陽
極リード2への溶接に際し、特別な手法を用いることな
く、簡単かつ確実に溶接することができる。0 特に陽
極リード2に弗素系樹脂被膜6′を形成するに際し、コ
ンデンサェレメント面laと溶液6の液面との間には若
干の間隔が形成されているので、溶液6がコンデンサェ
レメントーに含浸されることはない。
従って、溶液6の含浸による容タ量値の減少は防止でき
る。さらには溶液6はそれより比重が大きく、かつ非水
溶性の液体5上に2液層を形成しているのであるが、そ
れの厚みを薄くできる関係で、少ない使用量で半導体母
液の這い上りを防止でき、経済0的にも有利となる。
次に具体的実施例について説明する。
実施例 1 第3図において、液体として比重が1.46のトリクレ
ンを、溶液として三井フロロケミカル株式会ょ社より発
売されている商品名FEP(原液の比重が1.5)を比
重1.3に希釈した溶液をそれぞれ使用すると共に、溶
液の厚みを7帆に設定し、溶液の液面とコンデンサェレ
メント面との間隔を1.5肋にした後、溶液を除去し、
以下通常の方法にて固0体電解コンデンサを製作し、漏
洩電流、電極短絡などの不良発生率を測定した処、従来
3%程度であったものが0.1%に減少できた。
又、陽極リードと第1の外部リード部材との溶酸性も何
ら損なわれることなく、確実に溶接できた。実施例 2 液体としてダイキン株式会社より発売されている商品名
ダィフロンS3(比重1.565)を、溶液として弗素
系樹脂の微粉末を水に分散させた同社製の商品名ダィフ
リーをそれぞれ使用した処、不良発生率は0%であった
又、陽極リードと第1の外部リード部村との溶接性は勿
論のこと、容量特性が損なわれることもなかった。尚、
本発明において、溶液と共に2液層を構成する液体とし
てはトリクレン、フロンなどの他、四塩化炭素なども使
用できる。
又、弗素系樹脂の被膜の形成に先立って、帯状部品は液
体の注入された浸債槽に浸債することもできる。さらに
は溶液の除去は帯状部品を静止状態において液体を追加
補充することによってオーバーフローさせることによっ
て除去したり、或いは吸着、吸引などによって除去した
りすることもできる。以上のように本発明によれば、コ
ンデンサヱレメント面から導出された陽極リード部分へ
の半導体層の這い上り形成を抑制でき、かつコンデンサ
としての品位を著しく高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従釆の固体電解コンデンサの側断面図、第2図
〜第5図は本発明方法の説明図であって、第2図は金属
板にコンデンサェレメントを吊談した状態(帯状部品)
を示す側面図「第3図は帯状部品を2液層に浸潰した状
態を示す側断面図、第4図は溶液を除去した状態を示す
側断面図、第5図は固体電解コンデンサの側断面図であ
る。 オ1図 オ2図 ガぅ図 介4図 矛S図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 弁作用を有する金属粉末を所望形状に加圧成形する
    と共に焼結し、かつそれより予め弁作用を有する金属線
    を陽極リードとして導出したコンデンサエレメントに半
    導体層を形成するに先立って、コンデンサエレメント面
    より導出された陽極リード部分のみを、微粉末の弗素系
    樹脂と水とを含む溶液とこの溶液より比重が大きくかつ
    非水溶性の液体との2液層に浸漬することによって、陽
    極リードの所望部分に弗素系樹脂被膜を形成することを
    特徴とする固体電解コンデンサの製造方法。
JP13209279A 1979-10-12 1979-10-12 固体電解コンデンサの製造方法 Expired JPS60949B2 (ja)

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