JP3294361B2 - 固体電解コンデンサーの構造及び固体電解コンデンサーの製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサーの構造及び固体電解コンデンサーの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型大容量化を図った
タンタル固体電解コンデンサー又はアルミ固体電解コン
デンサー等の固体電解コンデンサーの構造、及び、この
固体電解コンデンサーを製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の固体電解コンデンサーに
おけるコンデンサー素子1は、以下に述べるような方法
で製造している。先づ、タンタル等の金属粒子を、図1
3に示すように、多孔質のチップ片2に焼結すると共
に、このチップ片2にタンタル等の金属製の陽極棒3を
固着する。
【0003】このチップ片2を、図14に示すように、
りん酸水溶液A等の化成液に浸漬した状態で直流電流を
印加して陽極酸化を行うことにより、チップ片2におけ
る各金属粒子の表面に、五酸化タンタル4等の誘電体膜
を形成する。この場合、チップ片2を、りん酸水溶液A
等の化成液に対して、当該チップ片2の上面がりん酸水
溶液A等の化成液の液面より適宜深さHだけ沈むように
浸漬することにより、前記陽極棒3における付け根部の
外周面にも、同じく五酸化タンタル4a等の誘電体膜を
適宜長さHの部分にわたって形成する。
【0004】次いで、前記五酸化タンタル4,4a等の
誘電体膜を形成する工程を完了した前記チップ片2を、
図15に示すように、硝酸マンガン水溶液Bに対して、
当該チップ片2の上面が硝酸マンガン水溶液Bの液面よ
り低くならない状態まで浸漬して、硝酸マンガン水溶液
Bをチップ片2の内部まで浸透したのち引き揚げて焼成
することを複数回にわたって繰り返すことで、前記五酸
化タンタル4等の誘電体膜の表面に二酸化マンガン5等
の金属酸化物による固体電解質層を形成するか、前記五
酸化タンタル4等の誘電体膜の表面に、有機半導体膜に
よる固体電解質層を、化学重合方法又は電解酸化重合方
法或いは気相重合方法にて形成する。
【0005】更に、前記チップ片2における上面を除く
全外周面に、グラファト膜等を介して銀又はニッケル等
の金属製の陰極膜を形成することによって、前記コンデ
ンサー素子1を構成するようにしている。つまり、従来
の固体電解コンデンサーにおけるコンデンサー素子1
は、チップ片2における金属粒子の表面に、五酸化タン
タル等の誘電体膜4を形成するに際して、このチップ片
2に固着した陽極棒3における付け根部の外周面にも、
五酸化タンタル4a等の誘電体膜を、前記金属粒子の表
面に形成した五酸化タンタル4等の誘電体膜に連続する
ように形成することにより、この五酸化タンタル4a等
の誘電体膜にて、陽極棒3の陽極側と、二酸化マンガン
5等の固体電解質層の陰極側とを隔離(絶縁)するよう
に構成している。
【0006】このため、従来の固体電解コンデンサーに
おいては、チップ片2から突出する陽極棒3を、その付
け根部から切除することができないから、従来における
面実装型の固体電解コンデンサーの場合には、例えば、
特公平3−30977号公報に記載され、且つ、図16
に示すように、コンデンサー素子1を、そのチップ片2
を左右一対のリード端子6a,6bの一方のリード端子
6bに、このチップ片2から突出する陽極棒3を他方の
リード端子6aに各々固着したのち、その全体を、合成
樹脂製のモールド部7にてパッケージすると言う構成に
しているか、或いは、図17に示すように、コンデンサ
ー素子1のうちチップ片2の底面及び陽極棒3の先端を
除く部分を合成樹脂等の被覆材8にてパッケージし、前
記チップ片2の底面に、半田等による陰極端子部9b
を、前記陽極棒3の先端に半田等による陽極端子部9a
を各々形成すると言う構成にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来におけ
る固体電解コンデンサーでは、そのコンデンサー素子1
を、チップ片2及びこのチップ片2から突出する陽極棒
3の両方の全体を含んだ状態で、前記のように、合成樹
脂製のモールド部7又は合成樹脂等の被覆材8にてパッ
ケージするようにしなければならないから、コンデンサ
ー素子2の大きさに比べて、全体の大きさが、チップ片
2から前記陽極棒3を突出する分だけ大きくなるから、
体積効率が低くて、容量に比べて大型化すると共に、重
量が増大すると言う問題があった。
【0008】特に、図16に示す面実装型の固体電解コ
ンデンサーの場合には、合成樹脂製のモールド部7にて
パッケージするとき、チップ片2に大きいストレスを作
用することにより、漏れ電流(LC)が増大したり、シ
ョート不良が発生したりすることが多発し、換言する
と、不良品率が高いから、製造に際しての歩留り率が低
いのであり、しかも、合成樹脂製モールド部7の形成、
及び両リード端子6a,6bの曲げ加工、並びに、チッ
プ片2及び陽極棒3に対するリード端子6a,6bの固
着等を必要として、製造工程が複雑であると共に、両リ
ード端子6a,6b及びモールド部7に材料費が可成り
嵩むことにより、前記したように製造に際しての歩留り
率が低いことと相俟って、製造コストが大幅にアップす
る、その上、モールド部7にてパッケージすることによ
り、重量バランスがアンバランスになるので、プリント
基板等に実装したあとにおいて、超音波洗浄するとき、
両リード端子6a,6bが、チップ片2から外れること
が多発すると言う問題があった。
【0009】本発明は、これらの問題を解消できるよう
にした固体電解コンデンサーの構造と、その製造方法と
を提供することを技術的課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明における固体電解コンデンサーは、「タン
タル等の金属粒子を多孔質に焼結したチップ片における
一端部に、合成樹脂等の絶縁物質を浸透した絶縁物質浸
透部を設ける一方、前記チップ片に、五酸化タンタル等
の誘電体膜を、前記チップ片のうち前記絶縁物質浸透部
を除く部分に、二酸化マンガン等の固体電解質層及び陰
極膜を各々形成し、前記チップ片における両端面のうち
前記絶縁物質浸透部側の端面に、陽極端子膜を形成す
る。」と言う構造にした。
【0011】また、本発明における製造方法は、「タン
タル等の金属粒子を多孔質に焼結したチップ片における
一端部に、合成樹脂等の絶縁物質を浸透し、次いで、前
記チップ片に、五酸化タンタル等の誘電体膜を形成する
工程、前記チップ片のうち前記絶縁物質を浸透した以外
の部分に対して二酸化マンガン等の固体電解質層及び陰
極膜を形成する工程を各々施す一方、前記チップ片にお
ける両端面のうち前記絶縁物質を浸透した側の端面に、
金属粒子を当該端面に露出する表面加工を施したのち、
この端面に陽極端子を形成することを特徴とする。」も
のである。
【0012】
【作 用】このように、チップ片における一端部に、
合成樹脂等の絶縁物質を浸透した絶縁物質浸透部を設け
て、チップ片の全体に対して五酸化タンタル等の誘電体
膜を形成したことにより、チップ片に、二酸化マンガン
等の固体電解質層を形成するに際して、前記絶縁物質浸
透部における金属粒子の表面に二酸化マンガン等の固体
電解質層が形成されることを防止できて、前記絶縁物質
浸透部によって、陽極側と陰極側とを、完全に隔離(絶
縁)することができるから、陽極側と陰極側とを隔離
(絶縁)することのために、前記従来のように、チップ
片に陽極棒を固着して、この陽極棒の付け根部の外周面
に誘電体膜を形成することを必要としないのである。
【0013】
【発明の効果】このように、本発明によると、従来のよ
うに、コンデンサー素子におけるチップ片から陽極棒を
突出することを必要とせず、換言すると、従来における
陽極棒を省略することができることにより、コンデンサ
ー素子におけるチップ片のみをパッケージするのみで良
いから、従来のものに比べて、大幅に、大容量で小型・
軽量化することができるのである。
【0014】また、面実装型にする場合において、図1
6に示すように、コンデンサー素子に二つのリード端子
に固着し、且つ、その全体を合成樹脂製のモールド部に
てパッケージすることを必要としないことにより、不良
品を発生を確実に低減できると共に、材料費を節減で
き、且つ、加工工程をも少なくすることができるから、
製造コストを大幅に低減できる効果を有する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を、タンタル固体電解
コンデンサーを製造する場合の図面について説明する。
図1〜図10は、第1の実施例を示すものである。先
づ、タンタル粒子を、図1に示すように、多孔質のチッ
プ片12に焼結し、このチップ片12の一端部に、耐熱
性合成樹脂又はガラス等の絶縁物質を寸法Lの部分に浸
透することによって、絶縁物質浸透部13を形成する。
【0016】なお、前記絶縁物質の浸透は、液状の絶縁
物質にチップ片12の一端部を浸漬するか、或いは、チ
ップ片12の一端部に、液状の絶縁物質をディスペンサ
ー等によって塗着することによって行う。次いで、前記
チップ片12における左右両端面12a,12bのうち
前記絶縁物質浸透部13側の端面12aに、図3に示す
ように、タンタルワイヤー14を、溶接にて固着する
か、或いは、耐熱導電性のペースト又は接着剤にて固着
したのち、このチップ片12を、図4に示すように、り
ん酸水溶液Aに浸漬した状態で、直流電流を印加して陽
極酸化を行うことにより、チップ片12における各タン
タル粒子の表面に、五酸化タンタル15の誘電体膜を形
成する。
【0017】前記のようにして五酸化タンタル15の誘
電体膜を形成する工程を完了した前記チップ片12を、
図5に示すように、硝酸マンガン水溶液Bに対して、当
該チップ片12のうち前記絶縁物質浸透部13を除く部
分まで浸漬して、硝酸マンガン水溶液Bをチップ片12
の内部まで浸透したのち引き揚げて焼成することを複数
回にわたって繰り返することにより、前記五酸化タンタ
ル15の誘電体膜の表面に、二酸化マンガン16の固体
電解質層を形成する。
【0018】この二酸化マンガン16の固体電解質層を
形成する場合において、前記チップ片12のうち前記絶
縁物質浸透部13の部分には、硝酸マンガン水溶液Bが
浸透することがないことにより、この絶縁物質浸透部1
3の部分における各タンタル粒子の表面に二酸化マンガ
ン16の固体電解質層が形成されることを防止できるか
ら、前記絶縁物質浸透部13に浸透した合成樹脂等の絶
縁物質によって、当該絶縁物質浸透部13における各タ
ンタル粒子と、前記二酸化マンガン16の固体電解質層
とを、確実に隔離(絶縁)することができるのである。
【0019】次いで、前記チップ片12における外周面
のうち前記絶縁物質浸透部13の除く部分に対して、図
6に示すように、グラファト膜(図示せず)を介して銀
膜17を形成すると共に、前記タンタルワイヤー14
を、切断又は剥離等に除去することによって、コンデン
サー素子11とする。そして、図7及び図8に示すよう
に、前記コンデンサー素子11における銀膜17の表面
に、半田等による金属の陰極端子膜18を形成する(な
お、この陰極端子膜18は、コンデンサー素子11にお
ける底面にのみ形成するようにしても良い)一方、チッ
プ片12における絶縁物質浸透部13側の端面12a
を、研磨加工することにより、前記絶縁物質浸透部13
における各タンタル粒子を当該端面12aに露出すると
言う表面加工を施したのち、この端面12aに対して、
ニッケルメッキ等の半田ぬれ性を向上する下地処理を施
したのち、半田等による陽極端子膜19を形成する。
【0020】なお、前記の表面加工は、プラズマによる
物理的な表面加工、又は薬品の腐食による化学的な表面
加工によって行うようにしても良い。次いで、前記コン
デンサー素子11における外周面のうち、その底面にお
ける陰極端子膜18の一部及び前記陽極端子膜19を除
く部分に対して、図9及び図10に示すように、耐熱性
合成樹脂又はガラス製の被覆膜20を形成することによ
り、面実装型タンタル固体電解コンデンサーの完成品に
するのである。
【0021】図11は、第2の実施例を示す。この第2
の実施例は、前記従来の製造方法と同様に、予めタンタ
ルワイヤーを一体的に備えたチップ片を使用して製造す
る場合である。すなわち、図11(A)に示すように、
タンタル粒子を焼結して成るチップ片12′を、当該チ
ップ片12′にタンタルワイヤー14′を固着して製作
し、このタンタルワイヤー14′付きチップ片12′に
おける両端面12a′,12b′のうち前記タンタルワ
イヤー14′が突出する側の一端部に、図11(B)に
示すように、耐熱性合成樹脂又はガラス等の絶縁物質を
寸法Lの部分に浸透することによって、絶縁物質浸透部
13′を形成したのち、前記第1の実施例の場合と同様
にして、五酸化タンタル15の誘電体膜、二酸化マンガ
ン16の固体電解質層、及びグラファト膜を介して銀膜
17を各々形成する。
【0022】次いで、図11(C)に示すように、タン
タルワイヤー14′を,その根本部において切断し、チ
ップ片12′における両端面12a′,12b′のうち
前記タンタルワイヤー14′が突出する側の端面12
a′を、研磨加工を施すことによって、図11(D)示
すように、当該端面12a′を略同一平面に仕上げると
共に、絶縁物質浸透部13′における各タンタル粒子を
当該端面12a′に露出する。
【0023】そして、以後は、前記第1の実施例の場合
と同様に、半田等による金属の陰極端子膜18及び陽極
端子膜19の形成、及び被覆膜20の形成を行うことよ
り、面実装型タンタル固体電解コンデンサーの完成品と
するのである。また、図12は、第3の実施例を示す。
この第3の実施例は、タンタル固体電解コンデンサー
を、前記第1及び第2の実施例のようにタンタルワイヤ
ーを使用することなく、タンタルワイヤーレスで製造す
る場合である。
【0024】すなわち、タンタル粒子を図12(A)に
示すように多孔質に焼結したチップ片12″において、
その一端部に、図12(B)示すように、耐熱性合成樹
脂又はガラス等の絶縁物質を寸法Lの部分に浸透するこ
とによって、絶縁物質浸透部13″を形成し、次いで、
このチップ片12″を、酸素ガスの気相中において酸化
処理することによって、五酸化タンタルの誘電体膜を形
成したのち、図12(C)に示すように、硝酸マンガン
水溶液Bに対して、当該チップ片12″のうち前記絶縁
物質浸透部13を除く部分まで浸漬して、硝酸マンガン
水溶液Bをチップ片12の内部まで浸透したのち引き揚
げて焼成することを複数回にわたって繰り返すことによ
り、前記五酸化タンタルの誘電体膜の表面に二酸化マン
ガンの固体電解質層を形成する。
【0025】なお、この場合において、前記チップ片1
2″への硝酸マンガン水溶液Bの浸透は、チップ片1
2″に対する硝酸マンガン水溶液Bのディスペンサー等
による塗着、又は予め硝酸マンガン水溶液Bを含ませた
スポンジ体へのチップ片12″の接触によって行うよう
にしても良い。そして、以後は、前記第1の実施例の場
合と同様に、グラファト膜を介しての銀膜の形成、チッ
プ片12″における絶縁物質浸透部13″側の端面12
a″に対する表面加工、半田等による金属の陰極端子膜
18及び陽極端子膜19の形成、及び被覆膜20の形成
を行うことより、面実装型タンタル固体電解コンデンサ
ーの完成品とするのである。
【0026】なお、この第3の実施例の場合において
は、固体電解質層を、有機半導体膜とし、この有機半導
体膜を、化学重合方法又は電解酸化重合方法或いは気相
重合方法によって形成するようにしても良いのである。
また、前記実施例は、タンタル固体電解コンデンサーの
場合であったが、本発明は、これに限らず、アルミ固体
電解コンデンサー等のような他の固体電解コンデンサー
にも適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における第1の実施例に使用するチップ
片の斜視図である。
【図2】前記図1におけるチップ片の一部に合成樹脂等
の絶縁物質を浸透した状態の斜視図である。
【図3】前記図2におけるチップ片にタンタルワイヤー
を固着した状態の斜視図である。
【図4】前記図3におけるチップ片に五酸化タンタルの
誘電体膜を形成する処理を行っている状態の断面図であ
る。
【図5】前記図4におけるチップ片に二酸化マンガンの
固体電解質層を形成する処理を行っている状態の断面図
である。
【図6】前記図5におけるチップ片に、そのタンタルワ
イヤーを除去したのち銀膜を形成した状態の斜視図であ
る。
【図7】前記図6のチップ片に、陽極端子膜と陰極端子
膜とを形成した状態の斜視図である。
【図8】図7のVIII−VIII視断面図である。
【図9】タンタル固体電解コンデンサーの斜視図であ
る。
【図10】図9のX−X視拡大断面図である。
【図11】本発明における第2の実施例を示す図であ
る。
【図12】本発明における第3の実施例を示す図であ
る。
【図13】従来の製造方法に使用するチップ片の斜視図
である。
【図14】前記図13におけるチップ片に五酸化タンタ
ルの誘電体膜を形成する処理を行っている状態の断面図
である。
【図15】前記図14における二酸化マンガンの固体電
解質層を形成する処理を行っている状態の断面図であ
る。
【図16】従来におけるタンタル固体電解コンデンサー
を示す縦断正面図である。
【図17】従来における別のタンタル固体電解コンデン
サーを示す縦断正面図である。
【符号の説明】
11 コンデンサー素子 12 チップ片 12a,12b チップ片の端面 13 絶縁物質浸透部 14 タンタルワイヤー 15 五酸化タンタルの誘電体膜 16 二酸化マンガンの固体電解質
層 17 銀膜 18 陰極端子膜 19 陽極端子膜 20 被覆膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 9/052 H01G 9/012 H01G 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンタル等の金属粒子を多孔質に焼結した
    チップ片における一端部に、合成樹脂等の絶縁物質を浸
    透した絶縁物質浸透部を設ける一方、前記チップ片に、
    五酸化タンタル等の誘電体膜を、前記チップ片のうち絶
    縁物質浸透部を除く部分に、二酸化マンガン等の固体電
    解質層及び陰極膜を各々形成し、前記チップ片における
    両端面のうち前記絶縁物質浸透部側の端面に、陽極端子
    膜を形成したことを特徴とする固体電解コンデンサーの
    構造。
  2. 【請求項2】タンタル等の金属粒子を多孔質に焼結した
    チップ片における一端部に、合成樹脂等の絶縁物質を浸
    透し、次いで、前記チップ片に、五酸化タンタル等の誘
    電体膜を形成する工程、前記チップ片のうち前記絶縁物
    質を浸透した以外の部分に対して二酸化マンガン等の固
    体電解質層及び陰極膜を形成する工程を各々施す一方、
    前記チップ片における両端面のうち前記絶縁物質を浸透
    した側の端面に、金属粒子を当該端面に露出する表面加
    工を施したのち、この端面に陽極端子を形成することを
    特徴とする固体電解コンデンサーの製造方法。
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