JPS5927052Y2 - 固体電解コンデンサ - Google Patents
固体電解コンデンサInfo
- Publication number
- JPS5927052Y2 JPS5927052Y2 JP2884578U JP2884578U JPS5927052Y2 JP S5927052 Y2 JPS5927052 Y2 JP S5927052Y2 JP 2884578 U JP2884578 U JP 2884578U JP 2884578 U JP2884578 U JP 2884578U JP S5927052 Y2 JPS5927052 Y2 JP S5927052Y2
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- JP
- Japan
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- sintered body
- solid electrolytic
- electrolytic capacitor
- metal wire
- valve metal
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- Expired
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は固体電解コンデンサに関し、特に陽極引出し端
子を直接コンデンサ素子から取り出す構造の固体電解コ
ンデンサに関する。
子を直接コンデンサ素子から取り出す構造の固体電解コ
ンデンサに関する。
このような構造の固体電解コンデンサは、外形形状の小
形化、自動化等の一貫生産ができるなどの特徴を有して
いる。
形化、自動化等の一貫生産ができるなどの特徴を有して
いる。
従来、この種の固体電解コンテ゛ンサは第1図および第
2図に示すような構造のものが採用されて1、、)、?
”− 第1図斜視図に示す如く、板状の弁作用金属粉末の多孔
質形状を有する焼結体1に陽極化成電流の供給を行う焼
結体保持線2を接続する。
2図に示すような構造のものが採用されて1、、)、?
”− 第1図斜視図に示す如く、板状の弁作用金属粉末の多孔
質形状を有する焼結体1に陽極化成電流の供給を行う焼
結体保持線2を接続する。
次に焼結体1の表面に順次第2同断面図に示す如く陽極
酸化皮膜3、二酸化マンガン、グラファイト、銀ペース
トなどを形成してなる陰極導電体層4を形成した後、洋
白、ニッケル、鉄などの導電性金属の陰極端子板5を接
続し、さらに全体をモールド樹脂6でモールド外装を行
っていた。
酸化皮膜3、二酸化マンガン、グラファイト、銀ペース
トなどを形成してなる陰極導電体層4を形成した後、洋
白、ニッケル、鉄などの導電性金属の陰極端子板5を接
続し、さらに全体をモールド樹脂6でモールド外装を行
っていた。
その後、前述のモールド外装品をA−A面及びBB面で
切断し、(特願昭50−9063等にて提案されている
)切断面を化学的にエツチングし、切断面近傍の陰極導
電体層4を除去し、こり除去部に一度樹脂等を充てんし
、さらに表面を薄く削り、その個所に弁作用金属層及び
酸化皮膜を露出させ、弁作用金属と半田付可能な特殊半
田、もしくは銀粒子よりなるエポキシ系の導電性接着剤
等を用いて陽極リード線等を切断面に接続させ、その個
所から陽極端子を取出す。
切断し、(特願昭50−9063等にて提案されている
)切断面を化学的にエツチングし、切断面近傍の陰極導
電体層4を除去し、こり除去部に一度樹脂等を充てんし
、さらに表面を薄く削り、その個所に弁作用金属層及び
酸化皮膜を露出させ、弁作用金属と半田付可能な特殊半
田、もしくは銀粒子よりなるエポキシ系の導電性接着剤
等を用いて陽極リード線等を切断面に接続させ、その個
所から陽極端子を取出す。
陰極端子はC−0面の切削により得るなどの方法によっ
て固体電解コンデンサを形成するものである。
て固体電解コンデンサを形成するものである。
すなわち一つの板状焼結体より多数の固体電解コンデン
サを得るものである。
サを得るものである。
しかしながら、このような従来構造ではより多くの固体
電解コンデンサを得るために焼結体の厚さ及び広さを増
大させようとすると、その自重による荷重によって板状
にした焼結体1と焼結体保持線2との接続部のヒビ、裂
は等が生じるため、大きな形状のものが作れない。
電解コンデンサを得るために焼結体の厚さ及び広さを増
大させようとすると、その自重による荷重によって板状
にした焼結体1と焼結体保持線2との接続部のヒビ、裂
は等が生じるため、大きな形状のものが作れない。
このため、期待した程の効果が得られないという問題が
あった。
あった。
本考案の目的は、これらの従来技術の欠点を解消した固
体電解コンデンサを提供することにある。
体電解コンデンサを提供することにある。
本考案によれば弁作用金属粉末の多孔質焼結体を本体と
する固体電解コンデンサにおいて、上記焼結体の対向す
る一対の切断面に弁作用金属線の切断面が同一面内に位
置するように上記金属線が上記焼結体内を貫通して埋設
されており、上記金属線の露出する焼結体の切断面の一
方に導電性接着剤を介して陽極端子が接続され、かつ陰
極端子が上記焼結体の切断面を除く表面に形成されてい
る陰極導電体層に接続されていることを特徴とする固体
電解コンテ゛ンサが得られる。
する固体電解コンデンサにおいて、上記焼結体の対向す
る一対の切断面に弁作用金属線の切断面が同一面内に位
置するように上記金属線が上記焼結体内を貫通して埋設
されており、上記金属線の露出する焼結体の切断面の一
方に導電性接着剤を介して陽極端子が接続され、かつ陰
極端子が上記焼結体の切断面を除く表面に形成されてい
る陰極導電体層に接続されていることを特徴とする固体
電解コンテ゛ンサが得られる。
次に本考案の一実施例を第3図〜第7図を用いて詳細に
説明する。
説明する。
第3図に示す如く、タンタルなどの弁作用金属粉末に直
径0.12〜0.35φの弁作用金属線7を埋設し、プ
レス底形した後に高温真空中で焼結し、板状の焼結体8
を得る。
径0.12〜0.35φの弁作用金属線7を埋設し、プ
レス底形した後に高温真空中で焼結し、板状の焼結体8
を得る。
この際、弁作用金属線7を介して板状の焼結体8を保持
するため、弁作用金属線7の少くとも一端を焼結体8か
ら出す。
するため、弁作用金属線7の少くとも一端を焼結体8か
ら出す。
このため板状に形成された焼結体8はかなり大きな形状
になっても欠け、ヒビわれ等の問題はなくなり、量産性
を大幅に向上させることができるようになった。
になっても欠け、ヒビわれ等の問題はなくなり、量産性
を大幅に向上させることができるようになった。
第4同断面図は第3図斜視図をD−Dで切断した個所の
断面図である。
断面図である。
第5図は、本実施例による焼結体8表面に順次陽極酸化
皮膜3、陰極導電体層4を形成した後、弁作用金属線7
を切断し、全体をモールド樹脂でモールド外装し、弁作
用金属線7を含む面でダイヤモンドカッター等を用いて
切断した後の断面図である。
皮膜3、陰極導電体層4を形成した後、弁作用金属線7
を切断し、全体をモールド樹脂でモールド外装し、弁作
用金属線7を含む面でダイヤモンドカッター等を用いて
切断した後の断面図である。
この後E−E、F−FおよびG−Gの各面で切断する。
以上のようにして板状の焼結体より個々のコンテ゛ンサ
にするため切断したコンデンサ素子片を例えば過酸化水
素水に希塩酸を加えた溶液中に入れ、その後超音波純水
洗浄等を行って多孔質焼結体の切断面近傍の陰極導電体
層を除去する。
にするため切断したコンデンサ素子片を例えば過酸化水
素水に希塩酸を加えた溶液中に入れ、その後超音波純水
洗浄等を行って多孔質焼結体の切断面近傍の陰極導電体
層を除去する。
除去後、第6同断面図の如く樹脂10で全体を覆う。
その後、陽極端子、陰極端子の取出予定個所を第6図の
一点鎖線H−H,I−Iの個所を切削する。
一点鎖線H−H,I−Iの個所を切削する。
切削後、第7同断面図に示す如く陽極端子板11を導電
性接着剤12により接続し、補強用の樹脂13で覆う。
性接着剤12により接続し、補強用の樹脂13で覆う。
切削により露出された陰極端子板5と陽極端子板11下
部に半田14を付はチップ固体電解コンテ゛ンサが完成
する。
部に半田14を付はチップ固体電解コンテ゛ンサが完成
する。
以上、板状の焼結体1より複数のチップ固体電解コンテ
゛ンサの構造について説明したが、本考案はチップタイ
プに限らず、自立形、両方向形等種々のコンデンサに用
いられる。
゛ンサの構造について説明したが、本考案はチップタイ
プに限らず、自立形、両方向形等種々のコンデンサに用
いられる。
なお、本考案で用いられている弁作用金属線7は陽極端
子板11を溶接するためのものではなく、あくまでも板
状焼結体の補強及び板状焼結体保持線の代用、補強が目
的である。
子板11を溶接するためのものではなく、あくまでも板
状焼結体の補強及び板状焼結体保持線の代用、補強が目
的である。
勿論、本実施例に示す如く弁作用金属線の切断面と陽極
端子板や陽極リード線が導電性接着剤等で接続されても
よいことはいうまでもないことである。
端子板や陽極リード線が導電性接着剤等で接続されても
よいことはいうまでもないことである。
本考案の適用により、量産可能な板状の焼結体の体積は
従来の約10倍以上になる。
従来の約10倍以上になる。
したがって同一の容量を得るのであればこの分だけ多数
の固体電解コンデンサが得られるようになり、本考案の
実用的効果は大きい。
の固体電解コンデンサが得られるようになり、本考案の
実用的効果は大きい。
第1図は従来の板状の焼結体に焼結体保持線を溶接した
斜視図。 第2図は上記焼結体を順次加工し、モールド外装まで行
なった後、第1図におけるA−Aと対応する個所より切
断した後の断面図。 第3図〜第7図は、本考案の一実施例を示す工程図で第
3図は本考案による焼結体要部の斜視図。 第4図は焼結体の無孔質弁作用金属線を含んだ断面図。 第5図は第4図の焼結体をもとに固体電解コンテ゛ンサ
を形成する途中の断面図。 第6図は個々の素子片に切断後、陽極端子取出前の工程
における断面図。 第7図はチップ固体電解コンテ゛ンサの完成品断面図。 図中の符号 1,8・・・・・・焼結体、2・・・・・
・焼結体保持線、3・・・・・・陽極酸化皮膜、4・・
・・・・陰極導電体層、5・・・・・・陰極端子板、6
・・・・・・モールド樹脂、7・・・・・・弁作用金属
線、9,10.13・・・・・・樹脂、12・・・・・
・導電性接着剤、11・・・・・・陽極端子板、14・
・・・・・半田。
斜視図。 第2図は上記焼結体を順次加工し、モールド外装まで行
なった後、第1図におけるA−Aと対応する個所より切
断した後の断面図。 第3図〜第7図は、本考案の一実施例を示す工程図で第
3図は本考案による焼結体要部の斜視図。 第4図は焼結体の無孔質弁作用金属線を含んだ断面図。 第5図は第4図の焼結体をもとに固体電解コンテ゛ンサ
を形成する途中の断面図。 第6図は個々の素子片に切断後、陽極端子取出前の工程
における断面図。 第7図はチップ固体電解コンテ゛ンサの完成品断面図。 図中の符号 1,8・・・・・・焼結体、2・・・・・
・焼結体保持線、3・・・・・・陽極酸化皮膜、4・・
・・・・陰極導電体層、5・・・・・・陰極端子板、6
・・・・・・モールド樹脂、7・・・・・・弁作用金属
線、9,10.13・・・・・・樹脂、12・・・・・
・導電性接着剤、11・・・・・・陽極端子板、14・
・・・・・半田。
Claims (1)
- 弁作用金属粉末の多孔質焼結体を本体とする固体電解コ
ンデンサにおいて、前記焼結体の対向する一対の切断面
に弁作用金属線の切断面が同一面内に位置するように前
記金属線が前記焼結体内を貫通して埋設されており、前
記金属線の露出する焼結体の切断面の一方に導電性接着
剤を介して陽極端子が接続され、かつ陰極端子が前記焼
結体の切断面を除く表面に形成されている陰極導電体層
に接続されていることを特徴とする固体電解コンテ゛ン
サ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2884578U JPS5927052Y2 (ja) | 1978-03-06 | 1978-03-06 | 固体電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2884578U JPS5927052Y2 (ja) | 1978-03-06 | 1978-03-06 | 固体電解コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54131948U JPS54131948U (ja) | 1979-09-12 |
JPS5927052Y2 true JPS5927052Y2 (ja) | 1984-08-06 |
Family
ID=28875588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2884578U Expired JPS5927052Y2 (ja) | 1978-03-06 | 1978-03-06 | 固体電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5927052Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-03-06 JP JP2884578U patent/JPS5927052Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54131948U (ja) | 1979-09-12 |
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