JPS609372Y2 - 2サイクルエンジンの点火装置冷却機構 - Google Patents

2サイクルエンジンの点火装置冷却機構

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Publication number
JPS609372Y2
JPS609372Y2 JP1976065808U JP6580876U JPS609372Y2 JP S609372 Y2 JPS609372 Y2 JP S609372Y2 JP 1976065808 U JP1976065808 U JP 1976065808U JP 6580876 U JP6580876 U JP 6580876U JP S609372 Y2 JPS609372 Y2 JP S609372Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control unit
crankcase
seat
ignition system
reed valve
Prior art date
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Expired
Application number
JP1976065808U
Other languages
English (en)
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JPS52156828U (ja
Inventor
淳一 田所
閑 藤本
光宏 矢崎
Original Assignee
川崎重工業株式会社
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Publication date
Application filed by 川崎重工業株式会社 filed Critical 川崎重工業株式会社
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Publication of JPS52156828U publication Critical patent/JPS52156828U/ja
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 無接点式点火装置を有するエンジンに於て、エンジン運
転中に点火装置コントロールユニット内の半導体が耐熱
限界を越えて過熱されると、破壊され、高価なコントロ
ールユニットが作動しなくなるので、コントロールユニ
ットの冷却をよくする必要がある。
本考案はガソリンと空気から成る混合気の気化熱を利用
してコントロールユニットを積極的に冷却し、又コント
ロールユニットの熱を利用してクランク室内の液状燃料
の霧化を促進すること等を目的としており、次のように
構成されている。
すなわち本考案はリード弁をクランクケースに装備した
2サイクルエンジンに於て、上記リード弁を収納してい
る吸気通路をクランクケースのシリンダー取付面と反対
側の底部に設けて吸気通路から流入した混合気がクラン
ク室底面に衝突するようにし、上記底面を形成するクラ
ンクケース底壁の外面に座を設け、上記座に無接点式点
火装置のコントロールユニットを密着状態で取付けたこ
とを特徴としている。
次に本考案実施例を図面により説明する。
第1図のクランクケース1は底部に左側方にのびる筒状
のリード弁収納部2を一体に備え、収納部2の左端部に
はり一ド弁3を介して気化器4が取付けである。
リード弁3は上下両側に窓孔5を有する屋根形の弁座3
′に、上記各窓孔5を覆うように、リード6と押え板7
がビス止めされており、収納部2内の吸気通路8中夫に
配置されている。
吸気通路8ははS゛矩形断面形状を備え、底面9が滑ら
かに上向きに湾曲してクランク室10の円筒状内面に滑
らかに連続している。
これにより吸気通路8の中心はクランク室10の内面に
対しはく接線方向を向き、クランクウェブ11が矢引方
向に回転する時、風切抵抗が低減し、クランク室10内
への混合気の呼び込みが円滑になる。
12はクランクピン、13は連接杆、14はシリンダー
である。
上向きに湾曲した吸気通路底面9に近接して、リード弁
収納部2の下側に平坦な座16が設けてあり、そこに無
接点式点火装置のコントロールユニット17が密着する
ようにビス止めされている。
第2図中18はユニット17のフランジ19をクランク
ケース1の座16に締付けているビス 20はウェブ1
1を一体に有するクランク軸、21はベアリング、22
はシールである。
エンジン運転中、連接杆13の上端に取付けたピストン
(図示せず)がシリンダ14内を上昇するクランク室吸
入行程に於ては、気化器4で形成されたガソリンと空気
の混合気がリード弁3をへてクランク室10内に吸入さ
れ、次にピストンが下降するクランク室圧縮行程に於て
クランク室10内で予圧され、掃気通路をへて燃焼室に
供給される。
そして下側のリード6を押し開いて吸気通路8内に流入
した混合気は、通路底面9が上向きに滑らかに湾曲して
いるため底面9に沿い上向きに湾曲して流れるが、混合
気中のガソリン微粒子はその慣性力により底面9に衝突
して一部底面9に付着し、そこで蒸発する。
このため通路底面9からは気化熱が奪われ、温度が低下
し、これによりコントロールユニット17は冷却される
又クランク室10の内壁面に付着した液状ガソリンの多
くは底面9に流下するが、その流下ガソリンにコントロ
ールユニット17の熱が伝わるので、ガソリンの気化が
促進される。
無論上記流下ガソリ7 (7)気化潜熱によってもコン
トロールユニット17は冷却される。
又上述の熱交換はクランクケース底壁だけを介して行わ
れ、かつコントロールユニット17は座16に密着して
いるので、熱交換効率は高<、従ってコントロールユニ
ット17の冷却及び燃料の霧化は充分に高い効率で行わ
れる。
以上説明したように本考案によると、コントロールユニ
ット17が積極的に冷却され、点火性能が安定すると共
に、燃料の霧化が促進され、エンジン性能の向上を期待
できるという利点がある。
又コントロールユニット17をクランクケース底部に設
けたので、シリンダー14の熱がコントロールユニット
17へ伝播しに<<、この点においてもコントロールユ
ニット17の過熱を防止できる。
しかもクランクケース1は重く、振動しにくいので、コ
ントロールユニット17も振動を受けに<<、振動によ
るユニットの故障を可及的に防止することができる。
又クランクケース1の底部周辺はスペースの点で自由度
が大きく、点火装置取付場所の確保が容易であり、小型
エンジンに採用する場合にも問題は生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した2サイクルエンジンの一部縦
断正面図、第2図は第1図の■−■断面図である。 1・・・・・・クランクケース、2・・・・・・リード
弁収納部、3・・・・・・リード弁、4・・・・・・気
化器、9・・曲底面、10−−−−−−クランク室、1
4−−−−−−シリンダー16・・・・・・座、17・
・・・・・コントロールユニット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リード弁をクランクケースに装備した2サイクルエンジ
    ンに於て、上記リード弁を収納している吸気通路をクラ
    ンクケースのシリンダー取付面と反対側の底部に設けて
    吸気通路から流入した混合気がクランク室底面に衝突す
    るようにし、上記底面を形成するクランクケース底壁の
    外面に座を設け、上記座に無接点式点火装置のコントロ
    ールユニットを密着状態で取付けたことを特徴とする2
    サイクルエンジンの点火装置冷却機構。
JP1976065808U 1976-05-21 1976-05-21 2サイクルエンジンの点火装置冷却機構 Expired JPS609372Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1976065808U JPS609372Y2 (ja) 1976-05-21 1976-05-21 2サイクルエンジンの点火装置冷却機構

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JP1976065808U JPS609372Y2 (ja) 1976-05-21 1976-05-21 2サイクルエンジンの点火装置冷却機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52156828U JPS52156828U (ja) 1977-11-29
JPS609372Y2 true JPS609372Y2 (ja) 1985-04-03

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ID=28531127

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JP1976065808U Expired JPS609372Y2 (ja) 1976-05-21 1976-05-21 2サイクルエンジンの点火装置冷却機構

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4936988U (ja) * 1972-06-30 1974-04-01

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4936988U (ja) * 1972-06-30 1974-04-01

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Publication number Publication date
JPS52156828U (ja) 1977-11-29

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