JP2500358Y2 - エンジンのシリンダ― - Google Patents
エンジンのシリンダ―Info
- Publication number
- JP2500358Y2 JP2500358Y2 JP118391U JP118391U JP2500358Y2 JP 2500358 Y2 JP2500358 Y2 JP 2500358Y2 JP 118391 U JP118391 U JP 118391U JP 118391 U JP118391 U JP 118391U JP 2500358 Y2 JP2500358 Y2 JP 2500358Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carburetor
- cylinder
- muffler
- engine
- cooling fins
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は軸心線を垂直とする2サ
イクルエンジンのシリンダーに係るものである。
イクルエンジンのシリンダーに係るものである。
【0002】
【従来の技術】この種のエンジンは一般に、図1に示す
ように、シリンダーの相対する両側面に気化器とマフラ
ーとをそれぞれ装着しているが、従来、このシリンダー
の外周には水平の冷却フィンが設けられていた。この従
来のエンジンでは、エンジン停止と同時に冷却風も停止
するので、シリンダーの余熱が気化器に伝わって燃料が
気化器の燃料室内で気化し、エンジンを再始動するとき
燃料の濃度が上昇して始動困難となっていた。
ように、シリンダーの相対する両側面に気化器とマフラ
ーとをそれぞれ装着しているが、従来、このシリンダー
の外周には水平の冷却フィンが設けられていた。この従
来のエンジンでは、エンジン停止と同時に冷却風も停止
するので、シリンダーの余熱が気化器に伝わって燃料が
気化器の燃料室内で気化し、エンジンを再始動するとき
燃料の濃度が上昇して始動困難となっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、エンジン停止後気化器を冷却する冷却風が停止し
て気化器の温度が上昇する点である。
点は、エンジン停止後気化器を冷却する冷却風が停止し
て気化器の温度が上昇する点である。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】本考案は、軸心
線を垂直とするシリンダーの相対する両側面とマフラー
とを設け、シリンダーの外周に、気化器側からマフラー
側に向って上昇する方向に傾斜する冷却フィンを設けた
もので、冷却フィンによって熱せられた空気が冷却フィ
ンに沿って傾斜上方に向ってマフラーの方向に流れる
が、この対流によって冷却フィンの方向に流れる大気が
気化器の周辺を通過して気化器を冷却するものである。
線を垂直とするシリンダーの相対する両側面とマフラー
とを設け、シリンダーの外周に、気化器側からマフラー
側に向って上昇する方向に傾斜する冷却フィンを設けた
もので、冷却フィンによって熱せられた空気が冷却フィ
ンに沿って傾斜上方に向ってマフラーの方向に流れる
が、この対流によって冷却フィンの方向に流れる大気が
気化器の周辺を通過して気化器を冷却するものである。
【0005】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示すもので、直交
するエンジンのシリンダー1の1側面に開口する排気口
3にはマフラー5が連通して固着し、相対する他側面に
開口する吸気口7には断熱体9を介して気化器11が連
通して固着している。シリンダー1の外周には、気化器
11側からマフラー5側に向って上昇する方向に傾斜す
る板状の複数の冷却フィン13が適宜間隔に並設されて
いる。
するエンジンのシリンダー1の1側面に開口する排気口
3にはマフラー5が連通して固着し、相対する他側面に
開口する吸気口7には断熱体9を介して気化器11が連
通して固着している。シリンダー1の外周には、気化器
11側からマフラー5側に向って上昇する方向に傾斜す
る板状の複数の冷却フィン13が適宜間隔に並設されて
いる。
【0006】シリンダー1はクランクケース15上に固
着し、内部に嵌合するピストン17に上端を枢着する連
結杆19の下端は、クランク軸21のクランクアーム2
3に枢着されている。気化器11にはエアクリーナ25
が固着し、またマフラー5を覆ってマフラーカバー27
が設けられている。
着し、内部に嵌合するピストン17に上端を枢着する連
結杆19の下端は、クランク軸21のクランクアーム2
3に枢着されている。気化器11にはエアクリーナ25
が固着し、またマフラー5を覆ってマフラーカバー27
が設けられている。
【0007】エンジンが回転中は、気化器1はクランク
軸21とともに回転する冷却ファン(図示せず)により
シリンダー1の外周に送られる送風によって冷却されて
いるので、内部の燃料が気化することがない。エンジン
が停止すると、気化器11はシリンダー1の余熱によっ
て加熱される。また、冷却フィン13に接する空気は加
熱されて対流を生じ、冷却フィン13の傾斜上方すなわ
ちマフラー5側に流れ、この空気の後に、気化器11側
の低温の空気が流れ込む。このため気化器11が冷却さ
れて内部の燃料が気化することがない。
軸21とともに回転する冷却ファン(図示せず)により
シリンダー1の外周に送られる送風によって冷却されて
いるので、内部の燃料が気化することがない。エンジン
が停止すると、気化器11はシリンダー1の余熱によっ
て加熱される。また、冷却フィン13に接する空気は加
熱されて対流を生じ、冷却フィン13の傾斜上方すなわ
ちマフラー5側に流れ、この空気の後に、気化器11側
の低温の空気が流れ込む。このため気化器11が冷却さ
れて内部の燃料が気化することがない。
【0008】
【考案の効果】本考案によれば、エンジン停止後に、冷
却フィンに沿って気化器側からマフラー側に空気が対流
して、気化器を冷却するので、シリンダーの余熱によっ
て気化器の温度上昇を防ぎ、エンジンの再始動を容易と
するものである。
却フィンに沿って気化器側からマフラー側に空気が対流
して、気化器を冷却するので、シリンダーの余熱によっ
て気化器の温度上昇を防ぎ、エンジンの再始動を容易と
するものである。
【0009】なお、図2は従来例を示すので、冷却フィ
ン11は水平に設けられている。なお、図1に示す符号
と同一の符号は同一の構成部分を表すものである。
ン11は水平に設けられている。なお、図1に示す符号
と同一の符号は同一の構成部分を表すものである。
【図1】本考案の一実施例の側面図である。
【図2】従来例の側面図である。
1 シリンダー 5 マフラー 11 気化器 13 冷却フィン
Claims (1)
- 【請求項1】 軸心線を垂直とするシリンター1の相対
する両側面に気化器11とマフラー5とを設け、前記シ
リンダー1の外周に、前記気化器11側から前記マフラ
ー5側に向って上昇する方向に傾斜する冷却フィン13
を設けたことを特徴とするエンジンのシリンダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP118391U JP2500358Y2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | エンジンのシリンダ― |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP118391U JP2500358Y2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | エンジンのシリンダ― |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0495642U JPH0495642U (ja) | 1992-08-19 |
JP2500358Y2 true JP2500358Y2 (ja) | 1996-06-05 |
Family
ID=31728363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP118391U Expired - Lifetime JP2500358Y2 (ja) | 1991-01-18 | 1991-01-18 | エンジンのシリンダ― |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2500358Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-18 JP JP118391U patent/JP2500358Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0495642U (ja) | 1992-08-19 |
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