JPS6092903A - 自動二輪車用タイヤ - Google Patents
自動二輪車用タイヤInfo
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- JPS6092903A JPS6092903A JP58201995A JP20199583A JPS6092903A JP S6092903 A JPS6092903 A JP S6092903A JP 58201995 A JP58201995 A JP 58201995A JP 20199583 A JP20199583 A JP 20199583A JP S6092903 A JPS6092903 A JP S6092903A
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- JP
- Japan
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- tire
- tread
- bead
- sidewall
- carcass
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C11/00—Tyre tread bands; Tread patterns; Anti-skid inserts
- B60C11/01—Shape of the shoulders between tread and sidewall, e.g. rounded, stepped or cantilevered
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C2200/00—Tyres specially adapted for particular applications
- B60C2200/10—Tyres specially adapted for particular applications for motorcycles, scooters or the like
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自動二輪車用タイヤ、特に高速走行における操
縦安定性、耐久性の優れた自動二輪車用ラジアルタイヤ
に関する。
縦安定性、耐久性の優れた自動二輪車用ラジアルタイヤ
に関する。
最近、道路の舗装整備化に伴ない車両の高速化がすすめ
られ、自動二輪車用タイヤも高速走行におけ何者特性が
要求されている。
られ、自動二輪車用タイヤも高速走行におけ何者特性が
要求されている。
一般に自動二輪車はカーカスにクロスプライ構造、即ち
カーカスプライのコード角度を周方向に対して約15°
〜60″の角度で傾斜させプライ間で相互に交差する配
置が広く採用されている。
カーカスプライのコード角度を周方向に対して約15°
〜60″の角度で傾斜させプライ間で相互に交差する配
置が広く採用されている。
これは自動二輪車用タイヤは乗用車等の四輪車用タイヤ
と較べて、特に旋回走行時の運動機能が根本的に相違す
ることによるものであり、自動二輪車は旋回時、路面と
垂直な面に対して大きく傾斜させ(大きなキャンバ−角
を与え)、そのときタイヤにはキャンバ−角を与えた方
向に路面と水平に力(キャンバ−スラスト)が生じ車体
に働く遠心力に対抗し安定な走行を維持するという特性
が要求される。したがって自動二輪車用タイヤは前述の
クロスプライ構造のカーカスを用いることにより横方向
剛性を高め、前記キャンバ−スラストの維持を図ってお
り、横剛性の劣るラジアル構造は上記観点からほとんど
採用されていない。しかしクロスプライ構造のタイヤは
高速走行時、タイヤのコーナリングパワーと横剛性に起
因する車体の横方向の振動(WEAVE現象)が発生す
ること及び耐摩耗性の点で難点があり、そのためカーカ
スのコード角度を周方向に対して低くしたり、カーカス
プライの枚数を増加させるなど、タイヤ剛性を高めて対
策を施してきたが、クロスプライ構造を採用する限りそ
の構造に起因する欠点は完全に解消できない。
と較べて、特に旋回走行時の運動機能が根本的に相違す
ることによるものであり、自動二輪車は旋回時、路面と
垂直な面に対して大きく傾斜させ(大きなキャンバ−角
を与え)、そのときタイヤにはキャンバ−角を与えた方
向に路面と水平に力(キャンバ−スラスト)が生じ車体
に働く遠心力に対抗し安定な走行を維持するという特性
が要求される。したがって自動二輪車用タイヤは前述の
クロスプライ構造のカーカスを用いることにより横方向
剛性を高め、前記キャンバ−スラストの維持を図ってお
り、横剛性の劣るラジアル構造は上記観点からほとんど
採用されていない。しかしクロスプライ構造のタイヤは
高速走行時、タイヤのコーナリングパワーと横剛性に起
因する車体の横方向の振動(WEAVE現象)が発生す
ること及び耐摩耗性の点で難点があり、そのためカーカ
スのコード角度を周方向に対して低くしたり、カーカス
プライの枚数を増加させるなど、タイヤ剛性を高めて対
策を施してきたが、クロスプライ構造を採用する限りそ
の構造に起因する欠点は完全に解消できない。
ラジアル構造のタイヤは前記欠点はあるが、高速走行時
の操縦安定性、耐摩耗性に優れる利点があるためこれら
の特性を発揮しながら前記欠点を解消するためビード部
からサイドウオール部にかけて硬度の高いビードエーペ
ックスゴムあるいは繊維コード補強層を配置することが
提案されてきている。(特開昭58−22704)かか
る構造によりタイヤサイド部の横剛性は高められ、キャ
ンバ−スラストは大幅に向上する反面、タイヤ走行時の
屈曲変形領域はサイドウオール部からタイヤショルダ一
部方向に移行し、更にトレッド部は剛性の高いブレーカ
−が配置されることとなり、走行時、ラジアル構造独特
の変形挙動をすることとなる。そしてこの種のラジアル
タイヤを装着した自動二輪車は直進走行の際、特定の走
行速度においてハンドルまわりが振動する、いわゆるウ
ォブル現象がしばしば生ずることとなる。ここでウォブ
ル現象は走行時ハンドルに外乱を受けたときハンドル振
れの減衰速度がおそい場合、特に問題となるもので、例
えば、第1図に示す減衰曲線において、そのハンドル振
れ強度(y)の経時変化は次式で示される。
の操縦安定性、耐摩耗性に優れる利点があるためこれら
の特性を発揮しながら前記欠点を解消するためビード部
からサイドウオール部にかけて硬度の高いビードエーペ
ックスゴムあるいは繊維コード補強層を配置することが
提案されてきている。(特開昭58−22704)かか
る構造によりタイヤサイド部の横剛性は高められ、キャ
ンバ−スラストは大幅に向上する反面、タイヤ走行時の
屈曲変形領域はサイドウオール部からタイヤショルダ一
部方向に移行し、更にトレッド部は剛性の高いブレーカ
−が配置されることとなり、走行時、ラジアル構造独特
の変形挙動をすることとなる。そしてこの種のラジアル
タイヤを装着した自動二輪車は直進走行の際、特定の走
行速度においてハンドルまわりが振動する、いわゆるウ
ォブル現象がしばしば生ずることとなる。ここでウォブ
ル現象は走行時ハンドルに外乱を受けたときハンドル振
れの減衰速度がおそい場合、特に問題となるもので、例
えば、第1図に示す減衰曲線において、そのハンドル振
れ強度(y)の経時変化は次式で示される。
y=Co e s+n2πft
y :ハンドル振れ
CO:係数
f :ウォブル周波数
t :時間
b :減衰係数
そこでこのハンドル振れを小さくするためには減衰係数
をできるだけ小さくすることが必要となる。そこで本発
明者は減衰係数とタイヤ構造との関係について研究を重
ねた結果、タイヤの慣性モーメントを高くすることが効
果的であることが判明し、そのためタイヤ中央部の肉厚
をトレッド端部の肉厚よりも厚くすることにより達成で
きたのである。 ここで本発明はトレッド部と、その両
端からラジアル方向内方に向けて延びるサイドウオール
部と、該サイドウオール部と、該サイドウオール部のラ
ジアル方向内側端部に位置するビード部を有し、タイヤ
のラジアル方向に対してほぼ平行に延びるコードよりな
り、その両端がビードコアのまわりに折り返されるトロ
イド状カーカスと、このカーカスのラジアル方向外側に
は、周方向に対して5〜45°のコード角度で配列され
るブレーカと、前記ビードコアの上部からサイドウオー
ル方向に延びる硬いビードエーペックスゴムを備え、タ
イヤ断面のゴム肉厚はタイヤ赤道面の肉厚(a)とトレ
ッド端部における肉厚(b)の比(a/b)は、0.3
0〜0.80の範囲であることを特徴とする自動二輪車
用タイヤである。
をできるだけ小さくすることが必要となる。そこで本発
明者は減衰係数とタイヤ構造との関係について研究を重
ねた結果、タイヤの慣性モーメントを高くすることが効
果的であることが判明し、そのためタイヤ中央部の肉厚
をトレッド端部の肉厚よりも厚くすることにより達成で
きたのである。 ここで本発明はトレッド部と、その両
端からラジアル方向内方に向けて延びるサイドウオール
部と、該サイドウオール部と、該サイドウオール部のラ
ジアル方向内側端部に位置するビード部を有し、タイヤ
のラジアル方向に対してほぼ平行に延びるコードよりな
り、その両端がビードコアのまわりに折り返されるトロ
イド状カーカスと、このカーカスのラジアル方向外側に
は、周方向に対して5〜45°のコード角度で配列され
るブレーカと、前記ビードコアの上部からサイドウオー
ル方向に延びる硬いビードエーペックスゴムを備え、タ
イヤ断面のゴム肉厚はタイヤ赤道面の肉厚(a)とトレ
ッド端部における肉厚(b)の比(a/b)は、0.3
0〜0.80の範囲であることを特徴とする自動二輪車
用タイヤである。
以下本発明の一実施例を図面にしたがって説明する。
第2図は本発明の自動二輪車用タイヤの部分断面図を示
す。図において本発明のタイヤ(1)はトレッド部(2
)と、その両端からラジアル方向内方に向けて延びるサ
イドウオール部(3)と、該サイドウオール部のラジア
ル方向内側端部に位置するビード部(4)を有している
。ここでトレッド部(2)はカーカスのクラウン上にそ
の輪郭とほぼ平行にクラウン中央から両端方向へ延び、
その直線幅(W t >は通常サイドウオール部最大幅
を越え2断面形状で構成され、これによってタイヤが傾
斜したときのキャンバ−スラストが維持される。
す。図において本発明のタイヤ(1)はトレッド部(2
)と、その両端からラジアル方向内方に向けて延びるサ
イドウオール部(3)と、該サイドウオール部のラジア
ル方向内側端部に位置するビード部(4)を有している
。ここでトレッド部(2)はカーカスのクラウン上にそ
の輪郭とほぼ平行にクラウン中央から両端方向へ延び、
その直線幅(W t >は通常サイドウオール部最大幅
を越え2断面形状で構成され、これによってタイヤが傾
斜したときのキャンバ−スラストが維持される。
そして本発明では、タイヤ赤道面における肉厚が最も厚
く、トレッド端部の肉厚が最も薄くなっており、その肉
厚はタイヤ赤道面からトレッド端部方向に漸減している
。そしてタイヤ赤道面の肉厚(a)とトレッド端部の肉
厚(b)の比(b/a)は、0.30〜0.80、好ま
しくは0.40〜0.70の範囲である。タイヤ断面肉
厚をこのように形成することにより、トレッド中央部の
慣性モーメントが高くなり、直進走行安定性が一層向上
する。なおり/aの値が、0.30より小さいと、トレ
ッド両端部に位置するブレーカ一端部が、応力集中の起
点となりトレッド両端部における損傷を招来するので好
ましくない。
く、トレッド端部の肉厚が最も薄くなっており、その肉
厚はタイヤ赤道面からトレッド端部方向に漸減している
。そしてタイヤ赤道面の肉厚(a)とトレッド端部の肉
厚(b)の比(b/a)は、0.30〜0.80、好ま
しくは0.40〜0.70の範囲である。タイヤ断面肉
厚をこのように形成することにより、トレッド中央部の
慣性モーメントが高くなり、直進走行安定性が一層向上
する。なおり/aの値が、0.30より小さいと、トレ
ッド両端部に位置するブレーカ一端部が、応力集中の起
点となりトレッド両端部における損傷を招来するので好
ましくない。
そしてトレッド中央部及びショルダ一部にそれぞれ、中
央溝(10)及びショルダー溝(11)を有しており、
ショルダー溝の溝深さくDs)は、中央溝(10)の溝
深さくDc)の5〜50%の範囲とする。ここでショル
ダ一部(Ls)とはトレッド端部から、トレッド面の円
弧距離の半分(L)の30%以内の領域をいい、トレッ
ド中央部(Lc)とは前記トレッド中央面から、トレッ
ド面の円弧距離の半分(L)の30%以内の領域の両端
部と硬いビードエーペックス(9)の上端部に位置する
ため、該領域に歪が生じやすい。特にこの領域に配置さ
れるショルダー溝(11)の溝底に応力集中が生じやす
い。そこで本発明は溝深さを浅くすることにより上記問
題を解決したものである。ショルダー溝深さくDs)を
中央溝深さくDC)の50%を越えると前述の如く溝底
に亀裂が生じ、一方5%未満ではコーナリング時のグリ
ップ性能に問題が生ずる。好ましくはショルダー溝深さ
くDs)は中央溝深さくDc)の15〜30%の範囲で
ある。なお本発明ではトレッド中央部からショルダ一部
に向かって配置される各溝の深さは漸次、浅くなる構成
とすることが望ましい。
央溝(10)及びショルダー溝(11)を有しており、
ショルダー溝の溝深さくDs)は、中央溝(10)の溝
深さくDc)の5〜50%の範囲とする。ここでショル
ダ一部(Ls)とはトレッド端部から、トレッド面の円
弧距離の半分(L)の30%以内の領域をいい、トレッ
ド中央部(Lc)とは前記トレッド中央面から、トレッ
ド面の円弧距離の半分(L)の30%以内の領域の両端
部と硬いビードエーペックス(9)の上端部に位置する
ため、該領域に歪が生じやすい。特にこの領域に配置さ
れるショルダー溝(11)の溝底に応力集中が生じやす
い。そこで本発明は溝深さを浅くすることにより上記問
題を解決したものである。ショルダー溝深さくDs)を
中央溝深さくDC)の50%を越えると前述の如く溝底
に亀裂が生じ、一方5%未満ではコーナリング時のグリ
ップ性能に問題が生ずる。好ましくはショルダー溝深さ
くDs)は中央溝深さくDc)の15〜30%の範囲で
ある。なお本発明ではトレッド中央部からショルダ一部
に向かって配置される各溝の深さは漸次、浅くなる構成
とすることが望ましい。
次に本発明のタイヤのカーカス(5)は2枚のプライで
構成され、その両端はいずれもビードコア(6)のまわ
りを内側から外側方向に折り返されビード部(4)また
はサイドウオール部(3)に終端する。ここでビード部
外側に位置する折り返し端(5a)はビード部内側に位
置する折り返し端(5b)よりも高い位置まで延長し、
前記内側の折り返し端を完全に被覆し、該端部での応力
集中を緩和することが望ましい。更にサイドウオール部
を補強するため前記内側の折り返し部(5b)及び外側
の折り返し部(5a)のビードベース部からのそれぞれ
の高さはサイドウオール部最大幅位置のビードベース部
からの高さの55〜65%及び70〜100%の範囲に
設定されることが望ましい。次に前記カーカスのコード
はタイヤのラジアル方向に平行またはほぼ平行に配列さ
れる。ここでほぼ平行とはコードがラジアル方向に10
°以内の角度で傾斜しているものを意味し、10°を越
えた構成を採用するとラジアルタイヤの特徴である優れ
た高速走行特性は得られない。
構成され、その両端はいずれもビードコア(6)のまわ
りを内側から外側方向に折り返されビード部(4)また
はサイドウオール部(3)に終端する。ここでビード部
外側に位置する折り返し端(5a)はビード部内側に位
置する折り返し端(5b)よりも高い位置まで延長し、
前記内側の折り返し端を完全に被覆し、該端部での応力
集中を緩和することが望ましい。更にサイドウオール部
を補強するため前記内側の折り返し部(5b)及び外側
の折り返し部(5a)のビードベース部からのそれぞれ
の高さはサイドウオール部最大幅位置のビードベース部
からの高さの55〜65%及び70〜100%の範囲に
設定されることが望ましい。次に前記カーカスのコード
はタイヤのラジアル方向に平行またはほぼ平行に配列さ
れる。ここでほぼ平行とはコードがラジアル方向に10
°以内の角度で傾斜しているものを意味し、10°を越
えた構成を採用するとラジアルタイヤの特徴である優れ
た高速走行特性は得られない。
またカーカスのコードに用いられる繊維はナイロン、ポ
リエステノベレーヨンあるいは芳香族ポリアミド繊維等
の有機繊維が用いられる。なお本発明ではカーカスのプ
ライは1枚以上用いられるが、ビードコア(6)のまわ
りでの折り返し構造は図に示す如く内側から外側に折り
返す構造のほか、外側から内側に折り返す構造、あるい
は両者の併用も採用しうるが、図は最適な例として内側
から外側へ折り返した構造を示すものである。
リエステノベレーヨンあるいは芳香族ポリアミド繊維等
の有機繊維が用いられる。なお本発明ではカーカスのプ
ライは1枚以上用いられるが、ビードコア(6)のまわ
りでの折り返し構造は図に示す如く内側から外側に折り
返す構造のほか、外側から内側に折り返す構造、あるい
は両者の併用も採用しうるが、図は最適な例として内側
から外側へ折り返した構造を示すものである。
次に本発明のタイヤにおけるブレーカ−(7)はトレッ
ド部のほぼ全幅・に亘る幅で配置され、トレッド部のだ
が効果を高める。ここでブレーカ−のコードはタイヤ周
方向に対して10゛〜45゜の角度、特に望ましくは2
0°〜35°の角度で配置される。コード角度が余り小
さすぎるとトレッド剛性を高め路面に散乱する石又は路
面の凹凸に対して衝撃が大きく走行安定性、乗心地を阻
害し、一方コード角度が大きすぎると高速走行時の操縦
安定性を阻害する。な右ブレーカ−(7)は通常2ブラ
イで構成されるが少なくとも1プライの幅はトレッド幅
(W t )と実質的に同じ幅で形成する。そしてブレ
ーカ−に用いる繊維コードは前記補強層に用いたコード
材料と同じものを使用できるが、特に芳香族ポリアミド
繊維コードで強度7g/d以上、初期モジュラス200
g/d以上のもの、あるいはスチールコード、高弾性
率ポリエステル、レーヨンを300%モジュラスが1’
20〜240kg/cutのゴムに埋設して用いること
が好ましい。
ド部のほぼ全幅・に亘る幅で配置され、トレッド部のだ
が効果を高める。ここでブレーカ−のコードはタイヤ周
方向に対して10゛〜45゜の角度、特に望ましくは2
0°〜35°の角度で配置される。コード角度が余り小
さすぎるとトレッド剛性を高め路面に散乱する石又は路
面の凹凸に対して衝撃が大きく走行安定性、乗心地を阻
害し、一方コード角度が大きすぎると高速走行時の操縦
安定性を阻害する。な右ブレーカ−(7)は通常2ブラ
イで構成されるが少なくとも1プライの幅はトレッド幅
(W t )と実質的に同じ幅で形成する。そしてブレ
ーカ−に用いる繊維コードは前記補強層に用いたコード
材料と同じものを使用できるが、特に芳香族ポリアミド
繊維コードで強度7g/d以上、初期モジュラス200
g/d以上のもの、あるいはスチールコード、高弾性
率ポリエステル、レーヨンを300%モジュラスが1’
20〜240kg/cutのゴムに埋設して用いること
が好ましい。
次に本発明ではビード部からサイドウオール方向に延び
、その上端は好ましくはショルダ一部近傍で終端する繊
維コード層よりなる補強層が配置されうる。なお補強層
の下端部はビードコア(6)のまわりに巻き上げてもよ
い。更に補強層はそのコードがカーカスコードと一定角
度で交差してサイドウオール部の補強機能を果すもので
あるが、乗心地を阻害することなくコーナリング特性を
向上するためにはサイドウオール部の縦バネ定数を高め
ることなく横バネ定数を高くする必要があり、そのため
コード角度を周方向に対しそ45°〜85°好ましくは
60°〜80°に配列する必要がある。また補強層の両
端部はビード部において前記カーカスの折り返し端(5
a) (5b)と相互に重複する構成とし該領域での応
力集中を緩和することが望ましい。なお補強層に用いら
れる繊維コードはナイロン、ポリエステノペレーヨン、
芳香族ポリアミド等の有機繊維のコードのばかスチール
コードも使用できる。なお前記補強層は図の如く後述の
ビードエーペックス(9)の外側と折り返し端部(5a
) (5b)の間に介在させる構造を採用することもで
きるが、ビードエーペックス(9)の内側とカーカスプ
ライの間に介在させる構造も同様に採用しうる。
、その上端は好ましくはショルダ一部近傍で終端する繊
維コード層よりなる補強層が配置されうる。なお補強層
の下端部はビードコア(6)のまわりに巻き上げてもよ
い。更に補強層はそのコードがカーカスコードと一定角
度で交差してサイドウオール部の補強機能を果すもので
あるが、乗心地を阻害することなくコーナリング特性を
向上するためにはサイドウオール部の縦バネ定数を高め
ることなく横バネ定数を高くする必要があり、そのため
コード角度を周方向に対しそ45°〜85°好ましくは
60°〜80°に配列する必要がある。また補強層の両
端部はビード部において前記カーカスの折り返し端(5
a) (5b)と相互に重複する構成とし該領域での応
力集中を緩和することが望ましい。なお補強層に用いら
れる繊維コードはナイロン、ポリエステノペレーヨン、
芳香族ポリアミド等の有機繊維のコードのばかスチール
コードも使用できる。なお前記補強層は図の如く後述の
ビードエーペックス(9)の外側と折り返し端部(5a
) (5b)の間に介在させる構造を採用することもで
きるが、ビードエーペックス(9)の内側とカーカスプ
ライの間に介在させる構造も同様に採用しうる。
更に本発明ではカーカス及びその折り返し端部、あるい
はコード補強層に囲まれる部分にビードコア(6)から
サイドウオール方向に厚さを漸減してのびる硬質ゴムよ
りなるビードエーペックス(9)を配置することにより
、ビード部からサイドウオール方向へ至る間の横剛性を
強化する。このビードエーペックス(9)は好ましくは
上端がトレッド部領域まで延び、ブレーカ−両端と重複
するように配置され、そのJIS硬度は65°〜95°
好ましくは85°〜95°の範囲である。
はコード補強層に囲まれる部分にビードコア(6)から
サイドウオール方向に厚さを漸減してのびる硬質ゴムよ
りなるビードエーペックス(9)を配置することにより
、ビード部からサイドウオール方向へ至る間の横剛性を
強化する。このビードエーペックス(9)は好ましくは
上端がトレッド部領域まで延び、ブレーカ−両端と重複
するように配置され、そのJIS硬度は65°〜95°
好ましくは85°〜95°の範囲である。
しかして本発明の自動二輪車用タイヤはタイヤ断面の肉
厚を前述の如く形成したためウォブル現象が解消され、
更にカーカスにラジアル構造を採用するとともにブレー
カ−を配置しているため、ラジアル構造本来の特性であ
る高速耐久性、即ちスタンティングウェーブの発生限界
速度が高くなるとともに転勤抵抗が小さくなる。更にブ
レーカ−、カーカスの折り返し部及び補強層を特定の構
造で配置したためラジアル構造のタイヤ特有の欠点であ
る横剛性が強化されキャンバ−スラストが高くなり安定
な旋回走行を可能とし、更にいわゆる腰くだけ現象も有
効に防止しうるとともにトレッド部の溝寸法を最適化し
たため該領域における歪の緩和が達成でき溝底における
亀裂の発生が防止できる。
厚を前述の如く形成したためウォブル現象が解消され、
更にカーカスにラジアル構造を採用するとともにブレー
カ−を配置しているため、ラジアル構造本来の特性であ
る高速耐久性、即ちスタンティングウェーブの発生限界
速度が高くなるとともに転勤抵抗が小さくなる。更にブ
レーカ−、カーカスの折り返し部及び補強層を特定の構
造で配置したためラジアル構造のタイヤ特有の欠点であ
る横剛性が強化されキャンバ−スラストが高くなり安定
な旋回走行を可能とし、更にいわゆる腰くだけ現象も有
効に防止しうるとともにトレッド部の溝寸法を最適化し
たため該領域における歪の緩和が達成でき溝底における
亀裂の発生が防止できる。
実施例
本発明の実施例として第2図に示す構造のもの、及びこ
の構造を一部変更したものについてタイヤサイズ100
/90R19の前輪用タイヤを試作した。また比較例と
してクロスプライ構造、従来のラジアル構造のものを用
いた。これらの詳細な仕様を第1表に示す。第1表にお
いてキャンバ−スラストはクロスプライ構造のタイヤ(
比較例2)を100として相対値で示す。数値が大きい
程優れている。またスタンディングウェーブの発生速度
は150km/hから10km/h、10分間の間隔で
速度を上げていきスタンディングウェーブの発生速度を
目視で観察した。
の構造を一部変更したものについてタイヤサイズ100
/90R19の前輪用タイヤを試作した。また比較例と
してクロスプライ構造、従来のラジアル構造のものを用
いた。これらの詳細な仕様を第1表に示す。第1表にお
いてキャンバ−スラストはクロスプライ構造のタイヤ(
比較例2)を100として相対値で示す。数値が大きい
程優れている。またスタンディングウェーブの発生速度
は150km/hから10km/h、10分間の間隔で
速度を上げていきスタンディングウェーブの発生速度を
目視で観察した。
減衰係数は舗装路面で上記タイヤを前輪に装着するとと
もにハンドルに加速度計をセットしておき、速度80k
m/hでハンドルに外乱を与えたときの測定値を示す。
もにハンドルに加速度計をセットしておき、速度80k
m/hでハンドルに外乱を与えたときの測定値を示す。
数値が小さい程良好であることを示す。
亀裂発生は1100k/Hの走行速度で5000km走
行しこのときショルダー溝底の亀裂の大きさを目視で観
察し5点法で評価した。点数が大きい程良好であること
を示す。
行しこのときショルダー溝底の亀裂の大きさを目視で観
察し5点法で評価した。点数が大きい程良好であること
を示す。
なお上記実車走行の性能評価はいずれも車種としてヤマ
ハXJ750を用いた。
ハXJ750を用いた。
第1図は外乱の減衰曲線、第2図は本発明の自動二輪車
用タイヤの一部断面図である。 1、 タイヤ 6. ビードコア 2.トレッド部 7. ブレーカ− 3、サイドウオール部 9. ビードエーペックス4、
ビード部 10.中央溝 5、カーカス 11.ショルダー溝 特許出願人 住友ゴム工業株式会社 代 理 人 弁理士 仲村義平 第1図 ン
用タイヤの一部断面図である。 1、 タイヤ 6. ビードコア 2.トレッド部 7. ブレーカ− 3、サイドウオール部 9. ビードエーペックス4、
ビード部 10.中央溝 5、カーカス 11.ショルダー溝 特許出願人 住友ゴム工業株式会社 代 理 人 弁理士 仲村義平 第1図 ン
Claims (1)
- (1)トレッド部と、その両端からラジアル方向内方に
向けて、延びるサイドウオール部と、該サイドウオール
部のラジアル方向内側端部に位置するビード部を有し、
タイヤのラジアル方向に対してほぼ平行に延びるコード
よりなり、その両端がビードコアのまわりに折り返され
るトロイド状カーカスと、このカーカスのラジアル方向
外側には、周方向に対して5°〜45°のコード角度で
配列されるブレーカ−と、前記ビードコアの上部からサ
イドウオール方向に延びる硬いビードエーペックスゴム
を備え、タイヤ断面のゴム肉厚は、タイヤ赤道面からト
レッド端部にかけて漸減しており、タイヤ赤道面の肉厚
(a)とトレッド端部における肉厚(b)の比(a/b
)は、0.30〜0.80の範囲であることを特徴とす
る自動二輪車用タイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58201995A JPS6092903A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | 自動二輪車用タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58201995A JPS6092903A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | 自動二輪車用タイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6092903A true JPS6092903A (ja) | 1985-05-24 |
Family
ID=16450192
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58201995A Pending JPS6092903A (ja) | 1983-10-27 | 1983-10-27 | 自動二輪車用タイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6092903A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62113606A (ja) * | 1985-11-13 | 1987-05-25 | Bridgestone Corp | 二輪車用空気入りラジアルタイヤ |
JPS62106803U (ja) * | 1985-12-26 | 1987-07-08 | ||
JPS6485802A (en) * | 1987-09-29 | 1989-03-30 | Sumitomo Rubber Ind | Tyre for motorcycle |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58185304A (ja) * | 1982-04-23 | 1983-10-29 | Bridgestone Corp | モ−タ−サイクル用空気入りタイヤ |
-
1983
- 1983-10-27 JP JP58201995A patent/JPS6092903A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58185304A (ja) * | 1982-04-23 | 1983-10-29 | Bridgestone Corp | モ−タ−サイクル用空気入りタイヤ |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62113606A (ja) * | 1985-11-13 | 1987-05-25 | Bridgestone Corp | 二輪車用空気入りラジアルタイヤ |
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JPS6485802A (en) * | 1987-09-29 | 1989-03-30 | Sumitomo Rubber Ind | Tyre for motorcycle |
FR2620979A1 (fr) * | 1987-09-29 | 1989-03-31 | Sumitomo Rubber Ind | Pneumatique de motocyclette |
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