JPS6053404A - 自動二輪車用タイヤ - Google Patents
自動二輪車用タイヤInfo
- Publication number
- JPS6053404A JPS6053404A JP58162294A JP16229483A JPS6053404A JP S6053404 A JPS6053404 A JP S6053404A JP 58162294 A JP58162294 A JP 58162294A JP 16229483 A JP16229483 A JP 16229483A JP S6053404 A JPS6053404 A JP S6053404A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire
- breaker
- carcass
- cord
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/18—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers
- B60C9/20—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel
- B60C9/22—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel the plies being arranged with all cords disposed along the circumference of the tyre
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自動二輪車用タイヤ、特に高速走行における耐
久性の優れた自動二輪車用ラジアルタイヤに関する。
久性の優れた自動二輪車用ラジアルタイヤに関する。
最近、道路の舗装整備化に伴ない車両の高速化がすすめ
られ、自動二輪車用タイヤも高速走行における緒特性が
要求されている。
られ、自動二輪車用タイヤも高速走行における緒特性が
要求されている。
一般に自動二輪車はカーカスにクロスブライ構造、即ち
カーカスプライのコード角度を周方向に対して約30°
〜60°の角度で傾斜させブライ間で相互に交差する配
置が広く採用されている。
カーカスプライのコード角度を周方向に対して約30°
〜60°の角度で傾斜させブライ間で相互に交差する配
置が広く採用されている。
これは自動二輪車用タイヤは乗用車等の四輪車用タイヤ
と較べて、特に旋回走行時の運動機能が根本的に相違す
ることによるものであり、自動二輪車は旋回時、路面と
垂直な面に対して大きく傾斜させ(大きなキャンバ−角
を与え)、そのときタイヤにはキャンバ−角を与えた方
向に路面と水平に力(キャンバ−スラスト)が生じ車体
に働(遠心力に対抗し安定な走行を維持するという特性
が要求される。したがって自動二輪車用タイヤは前述の
クロスブライ構造のカーカスを用いることにより横方向
剛性を高め、前記キャンバ−スラストの維持を図ってお
り、横剛性の劣るラジアル構造は上記観点からほとんど
採用されていない。しかしクロスブライ構造のタイヤは
高速走行時、タイヤのコーナリングパワーと横剛性に起
因する車体の横方向の振動(WEAVE現象)が発生す
ること及び耐摩耗性の点で離点かあり、そのためカーカ
スのコード角度を周方向に対して低くしたり、カーカス
プライの枚数を増加させるなど、タイヤ剛性を高めて対
策を施してきたが、クロスブライ構造を採用する限りそ
の構造に起因する′欠点は完全に解消できない。
と較べて、特に旋回走行時の運動機能が根本的に相違す
ることによるものであり、自動二輪車は旋回時、路面と
垂直な面に対して大きく傾斜させ(大きなキャンバ−角
を与え)、そのときタイヤにはキャンバ−角を与えた方
向に路面と水平に力(キャンバ−スラスト)が生じ車体
に働(遠心力に対抗し安定な走行を維持するという特性
が要求される。したがって自動二輪車用タイヤは前述の
クロスブライ構造のカーカスを用いることにより横方向
剛性を高め、前記キャンバ−スラストの維持を図ってお
り、横剛性の劣るラジアル構造は上記観点からほとんど
採用されていない。しかしクロスブライ構造のタイヤは
高速走行時、タイヤのコーナリングパワーと横剛性に起
因する車体の横方向の振動(WEAVE現象)が発生す
ること及び耐摩耗性の点で離点かあり、そのためカーカ
スのコード角度を周方向に対して低くしたり、カーカス
プライの枚数を増加させるなど、タイヤ剛性を高めて対
策を施してきたが、クロスブライ構造を採用する限りそ
の構造に起因する′欠点は完全に解消できない。
そこで本発明者は自動二輪車用タイヤに従来はとんど試
みられなかったラジアル構造についてカーカス補強層及
びブレーカ−について、構造、配置関係、及び材料につ
いて種々検討を重ねた結果、キャンバ−スラストをクロ
スブライ構造のタイヤと同程度まで改善し、しかもラジ
アルタイヤの利点である耐摩耗性、路面保持性及び高速
走行性能を発現しうる事が判明し本発明に到達したので
ある。
みられなかったラジアル構造についてカーカス補強層及
びブレーカ−について、構造、配置関係、及び材料につ
いて種々検討を重ねた結果、キャンバ−スラストをクロ
スブライ構造のタイヤと同程度まで改善し、しかもラジ
アルタイヤの利点である耐摩耗性、路面保持性及び高速
走行性能を発現しうる事が判明し本発明に到達したので
ある。
本発明はタイヤ赤道面近傍に縦溝を備えたトレッド部と
、その両端からラジアル方向内方に向けて延びるサイド
ウオール部と、該サイドウオール部と、該サイドウオー
ル部のラジアル方向内側端部に位置するビード部を有し
、タイヤのラジアル方向に対してほぼ平行に延びるコー
ドよりなり、ソノ両端がビードコアのまわりに折り返さ
れるトロイド状カーカスと、このカーカスのラジアル方
向外側に配置され、コード角度がタイヤ周方向に対して
浅い角度で配置される少なくとも2枚のブレーカ−ブラ
イと、該ブレーカ−プライの外側には長い方のブレーカ
−幅の60〜120%の範囲の幅でタイヤ周方向に対し
てほぼ平行にコードが配列されるバンドを備えた自動二
輪車用タイヤである。
、その両端からラジアル方向内方に向けて延びるサイド
ウオール部と、該サイドウオール部と、該サイドウオー
ル部のラジアル方向内側端部に位置するビード部を有し
、タイヤのラジアル方向に対してほぼ平行に延びるコー
ドよりなり、ソノ両端がビードコアのまわりに折り返さ
れるトロイド状カーカスと、このカーカスのラジアル方
向外側に配置され、コード角度がタイヤ周方向に対して
浅い角度で配置される少なくとも2枚のブレーカ−ブラ
イと、該ブレーカ−プライの外側には長い方のブレーカ
−幅の60〜120%の範囲の幅でタイヤ周方向に対し
てほぼ平行にコードが配列されるバンドを備えた自動二
輪車用タイヤである。
更に本発明は、上記構造に加えて、一方のビード部から
他方のビード部に至り、その両端、4′!ビードコアに
折り返されることなく終端しておりコード角度がタイヤ
周方向に対して45°〜85°に配置される繊維コード
補強層を配置した自動二輪用タイヤである。
他方のビード部に至り、その両端、4′!ビードコアに
折り返されることなく終端しておりコード角度がタイヤ
周方向に対して45°〜85°に配置される繊維コード
補強層を配置した自動二輪用タイヤである。
以下本発明の一実施例を図面にしたがって説明する。
第1図は本発明の自動二輪車用タイヤの部分断面図を示
す。図において本発明のタイヤ(1)はトレッド部(2
)と、その両端からラジアル方向内方に向けて延びるサ
イドウオール部(3)と、該サイドウオール部のラジア
ル方向内側端部に位置するビード部(4)を有している
。ここでトレッド部(2)はカーカスのクラウン上にそ
の輪郭とほぼ平行にクラウン中央から両端方向へ延び、
その直線幅(W t )は通常サイドウオール部最大幅
(W’s)を越える断面形状で構成され、これによって
タイヤが傾斜したときのキャンバ−スラストが維持され
る。
す。図において本発明のタイヤ(1)はトレッド部(2
)と、その両端からラジアル方向内方に向けて延びるサ
イドウオール部(3)と、該サイドウオール部のラジア
ル方向内側端部に位置するビード部(4)を有している
。ここでトレッド部(2)はカーカスのクラウン上にそ
の輪郭とほぼ平行にクラウン中央から両端方向へ延び、
その直線幅(W t )は通常サイドウオール部最大幅
(W’s)を越える断面形状で構成され、これによって
タイヤが傾斜したときのキャンバ−スラストが維持され
る。
また本発明にお(1)でトレッド部のタイヤ赤道面近傍
に周方向に連続した縦溝(11)を有している。
に周方向に連続した縦溝(11)を有している。
その1例をトレッド部の部分平面図として第3図に示す
。図において、タイヤ赤道面(C)に、はぼ直線条の縦
溝(11)が設けられている。この縦溝(11)を配置
することにより直線走行時におけるトレッドゴムの繰り
返し変形に伴なう発熱を抑制するとともに、その縦溝を
介して放熱効果を高めることを可能とし、従来200k
m/h以上の高速走行において発熱に起因して生じてい
たトレッドゴムの発泡化、ひいてはトレッドゴム破壊が
効果的に抑制できる。なお、縦溝(11)は、タイヤ赤
道面(C)の近傍に配置されるが、タイヤ赤道面近傍と
はタイヤ赤道面(C)からトレッドの輪郭幅(WT)の
10%以内の領域をいう。この領域内に配置される限り
縦溝の形状は種々の変形が採用でき、例えば第4図に示
すジグザグ形状も採用できる。 次に本発明のタイヤの
カーカス(5)は2枚のプライで構成され、その両端は
いずれもビードコア(6)のまわりを内側から外側方向
に折り返されビード部(4)またはサイドウオール部(
3)に終端する。ここでビード部外側に位置する折り返
し端(5a)はビード部内側に位置する折り返し端(5
b)よりも高い位置まで延長し、前記内側の折り返し端
を完全に被覆し、該端部での応力集中を緩和することが
望ましい。更にサイドウオール部を補強するため前記内
側の折り返し部(5b)及び外側の折り返し部(5a)
のビードベース部からのそれぞれの高さくHb)(Ha
)はサイドウオール部最大幅位置のビードベース部から
の高さくH)の55〜65%及び70〜100%の範囲
に設定されることが望ましい。次に前記カーカスのコー
ドはタイヤのラジアル方向に平行またはほぼ平行に配列
される。ここでほぼ平行とはコードがラジアル方向に1
0°以内の角度で傾斜しているものを意味し、10°を
越えた構成を採用するとラジアルタイヤの特徴である優
れた高速走行特性は得られない。またカーカスのコード
に用いられる繊維はナイロン、ポリエステル、レーヨン
あるいは芳香族ポリアミド繊維等の有機繊維が用いられ
る。なお本発明ではカーカスのプライは1枚以上用いら
れるが、ビードコア(6)のまわりでの折り返し構造は
図に示す如く内側から外側に折り返す構造のほか、外側
から内側に折り返す構造、あるいは両者の併用も採用し
ろるが、図は最適な例として内側から外側へ折り返した
構造を示すものである。
。図において、タイヤ赤道面(C)に、はぼ直線条の縦
溝(11)が設けられている。この縦溝(11)を配置
することにより直線走行時におけるトレッドゴムの繰り
返し変形に伴なう発熱を抑制するとともに、その縦溝を
介して放熱効果を高めることを可能とし、従来200k
m/h以上の高速走行において発熱に起因して生じてい
たトレッドゴムの発泡化、ひいてはトレッドゴム破壊が
効果的に抑制できる。なお、縦溝(11)は、タイヤ赤
道面(C)の近傍に配置されるが、タイヤ赤道面近傍と
はタイヤ赤道面(C)からトレッドの輪郭幅(WT)の
10%以内の領域をいう。この領域内に配置される限り
縦溝の形状は種々の変形が採用でき、例えば第4図に示
すジグザグ形状も採用できる。 次に本発明のタイヤの
カーカス(5)は2枚のプライで構成され、その両端は
いずれもビードコア(6)のまわりを内側から外側方向
に折り返されビード部(4)またはサイドウオール部(
3)に終端する。ここでビード部外側に位置する折り返
し端(5a)はビード部内側に位置する折り返し端(5
b)よりも高い位置まで延長し、前記内側の折り返し端
を完全に被覆し、該端部での応力集中を緩和することが
望ましい。更にサイドウオール部を補強するため前記内
側の折り返し部(5b)及び外側の折り返し部(5a)
のビードベース部からのそれぞれの高さくHb)(Ha
)はサイドウオール部最大幅位置のビードベース部から
の高さくH)の55〜65%及び70〜100%の範囲
に設定されることが望ましい。次に前記カーカスのコー
ドはタイヤのラジアル方向に平行またはほぼ平行に配列
される。ここでほぼ平行とはコードがラジアル方向に1
0°以内の角度で傾斜しているものを意味し、10°を
越えた構成を採用するとラジアルタイヤの特徴である優
れた高速走行特性は得られない。またカーカスのコード
に用いられる繊維はナイロン、ポリエステル、レーヨン
あるいは芳香族ポリアミド繊維等の有機繊維が用いられ
る。なお本発明ではカーカスのプライは1枚以上用いら
れるが、ビードコア(6)のまわりでの折り返し構造は
図に示す如く内側から外側に折り返す構造のほか、外側
から内側に折り返す構造、あるいは両者の併用も採用し
ろるが、図は最適な例として内側から外側へ折り返した
構造を示すものである。
次に本発明のタイヤにおけるブレーカ−(7)はトレッ
ド部のほぼ全幅に亘る幅で配置され、トレッド部のだが
効果を高める。ここでブレーカ−のコードはタイヤ周方
向に対して5°〜45°の角度、特に望ましくは10@
〜30@の角度で配置される。コード角度が余り小さす
ぎるとトレッド剛性を高め路面に散乱する石又は路面の
凹凸に対して衝撃が大きく走行安定性、乗心地を阻害し
、一方コード角度が大きすぎると高速走行時の操縦安定
性を阻害する。なおブレーカ−(7)は通常2プライで
構成されるが小なくとも1プライの幅はトレッドの円弧
幅(WT)と実質的に同じ幅で形成する。
ド部のほぼ全幅に亘る幅で配置され、トレッド部のだが
効果を高める。ここでブレーカ−のコードはタイヤ周方
向に対して5°〜45°の角度、特に望ましくは10@
〜30@の角度で配置される。コード角度が余り小さす
ぎるとトレッド剛性を高め路面に散乱する石又は路面の
凹凸に対して衝撃が大きく走行安定性、乗心地を阻害し
、一方コード角度が大きすぎると高速走行時の操縦安定
性を阻害する。なおブレーカ−(7)は通常2プライで
構成されるが小なくとも1プライの幅はトレッドの円弧
幅(WT)と実質的に同じ幅で形成する。
そしてブレーカ−に用いる繊維コードは前記補強層に用
いたコード材料と同じものを使用できるが、特に芳香族
ポリアミド繊維コードで強度7g/d以上、初期モジュ
ラス200g/d以上のものを用いこれを300%モジ
ュラスが120〜240kg / cutのゴムに平行
に埋設したものが好適である。
いたコード材料と同じものを使用できるが、特に芳香族
ポリアミド繊維コードで強度7g/d以上、初期モジュ
ラス200g/d以上のものを用いこれを300%モジ
ュラスが120〜240kg / cutのゴムに平行
に埋設したものが好適である。
次に本発明はブレーカ−の外側で、タイヤ周方向に対し
てほぼ平行にコードが配列されるバンドαQを備えてい
る。バンドαQの円弧幅(WB)は長い方のブレーカ−
の円弧幅の60〜120%好ましくは90〜110%の
範囲である。
てほぼ平行にコードが配列されるバンドαQを備えてい
る。バンドαQの円弧幅(WB)は長い方のブレーカ−
の円弧幅の60〜120%好ましくは90〜110%の
範囲である。
自動二輪車はその断面形状は大きな曲率で構成され、し
たがってブレーカ−もその曲率に相応した形状で形成さ
れることになる。そこで高速走行条件下ではタイヤの遠
心力が、タイヤ中央領域に最も大きく作用し、タイヤの
断面形状はタイヤ中央部が、半径方向外方に突出した形
状となる。また走行時のタイヤの繰り返し変形に伴ない
ブレーカ−プライの両端部で応力集中が生じやすくなる
。
たがってブレーカ−もその曲率に相応した形状で形成さ
れることになる。そこで高速走行条件下ではタイヤの遠
心力が、タイヤ中央領域に最も大きく作用し、タイヤの
断面形状はタイヤ中央部が、半径方向外方に突出した形
状となる。また走行時のタイヤの繰り返し変形に伴ない
ブレーカ−プライの両端部で応力集中が生じやすくなる
。
そこでバンドαQを配置することによりタイヤのトレッ
ド部の半径方向変形及びブレーカ−プライ両端部の応力
集中を抑制するものである。バンドαQはナイロン、ポ
リエステノベレーヨン等の有機繊維コードをタイヤ周方
向にほぼ平行に配列し、これをゴム中に埋設したプライ
が用いられ、その埋設密度は30〜60本/ 5 cm
、好ましくは40〜50本15cmである。更に該バン
ドαOはタイヤ周方向に1回又は2回巻きつけられ、そ
の幅は10部〜60mmの範囲で用いられる。
ド部の半径方向変形及びブレーカ−プライ両端部の応力
集中を抑制するものである。バンドαQはナイロン、ポ
リエステノベレーヨン等の有機繊維コードをタイヤ周方
向にほぼ平行に配列し、これをゴム中に埋設したプライ
が用いられ、その埋設密度は30〜60本/ 5 cm
、好ましくは40〜50本15cmである。更に該バン
ドαOはタイヤ周方向に1回又は2回巻きつけられ、そ
の幅は10部〜60mmの範囲で用いられる。
更に本発明ではカーカス及びその折り返し端部に囲まれ
る部分にビードコアω)からサイドウオール方向に厚さ
を漸減してのびる硬質ゴムよりなるビードエーペックス
(9)を配置することにより、ビード部からサイドウオ
ール方向へ至る間の横剛性を強化することができる。こ
のビードエーペックス(9)は好ましくは、ブレーカ−
両端と重なり合う位置まで延び、そのJIS硬度は65
°〜95@の範囲である。
る部分にビードコアω)からサイドウオール方向に厚さ
を漸減してのびる硬質ゴムよりなるビードエーペックス
(9)を配置することにより、ビード部からサイドウオ
ール方向へ至る間の横剛性を強化することができる。こ
のビードエーペックス(9)は好ましくは、ブレーカ−
両端と重なり合う位置まで延び、そのJIS硬度は65
°〜95@の範囲である。
次に本発明では第2図に示す如く前記カーカスのラジア
ル方向の外側には、一方のビード部から他方のビード部
に至り、その両端はビードコアのまわりに折り返される
ことなく終端する繊維コードの補強層(8)が配置され
てもよい。該補強層(8)はカーカスコードと一定角度
で交差してサイドウオール部の補強機能を有するもので
あるが、乗心地を阻害することなくコーナリング特性を
向上するためにはサイドウオール部の縦バネ定数を高め
ることなく横バネ定数を高くする必要があり、そのため
コード角度を周方向に対して45°〜85°、好ましく
は60”〜80°に配列する必要がある。
ル方向の外側には、一方のビード部から他方のビード部
に至り、その両端はビードコアのまわりに折り返される
ことなく終端する繊維コードの補強層(8)が配置され
てもよい。該補強層(8)はカーカスコードと一定角度
で交差してサイドウオール部の補強機能を有するもので
あるが、乗心地を阻害することなくコーナリング特性を
向上するためにはサイドウオール部の縦バネ定数を高め
ることなく横バネ定数を高くする必要があり、そのため
コード角度を周方向に対して45°〜85°、好ましく
は60”〜80°に配列する必要がある。
また補強層の両端部はビード部において前記カーカスの
折り返し端(5a) (5b)と相互に重複する構成と
し該領域での応力集中を緩和することが望ましい。なお
補強層に用いられる繊維コードはナイロン、ポリエステ
ル、レーヨン、芳香族ポリアミド等の有機繊維のコード
のほかスチールコードも使用できる。
折り返し端(5a) (5b)と相互に重複する構成と
し該領域での応力集中を緩和することが望ましい。なお
補強層に用いられる繊維コードはナイロン、ポリエステ
ル、レーヨン、芳香族ポリアミド等の有機繊維のコード
のほかスチールコードも使用できる。
前記補強層(8)は後述のビードエーペックス(9)を
配置する場合は図の如く該ビードエーペックス(9)の
外側と折り返し端部(5a> (5b)の間に介在させ
る構造を採用することもできるが、ビードエーペックス
(9)の内側とカーカスプライの間に介在させる構造も
同様に採用しうる。
配置する場合は図の如く該ビードエーペックス(9)の
外側と折り返し端部(5a> (5b)の間に介在させ
る構造を採用することもできるが、ビードエーペックス
(9)の内側とカーカスプライの間に介在させる構造も
同様に採用しうる。
しかして本発明の自動二輪車用タイヤはカーカスにラジ
アル構造を採用するとともにブレーカ−を配置したため
、ラジアル構造本来の特性である高速耐久性、即ちスタ
ンティングウェーブの発生限界速度が高くなるとともに
転勤抵抗が小さくなる。更にブレーカ−、カーカスの折
り返し部及び補強層を特定の構造で配置したためラジア
ル構造のタイヤ特有の欠点である横剛性が強化されキャ
ンバ−スラストが高くなり安定な旋回走行を可能とし、
更にいわゆる腰くだけ現象も有効に防止しろるとともに
トレッド中央部に縦溝を設けるとともにブレーカ−の外
側にバンドを配置したため高速走行時のトレッド中央部
の突出現象及び発熱に起因するタイヤ損傷が抑制される
。
アル構造を採用するとともにブレーカ−を配置したため
、ラジアル構造本来の特性である高速耐久性、即ちスタ
ンティングウェーブの発生限界速度が高くなるとともに
転勤抵抗が小さくなる。更にブレーカ−、カーカスの折
り返し部及び補強層を特定の構造で配置したためラジア
ル構造のタイヤ特有の欠点である横剛性が強化されキャ
ンバ−スラストが高くなり安定な旋回走行を可能とし、
更にいわゆる腰くだけ現象も有効に防止しろるとともに
トレッド中央部に縦溝を設けるとともにブレーカ−の外
側にバンドを配置したため高速走行時のトレッド中央部
の突出現象及び発熱に起因するタイヤ損傷が抑制される
。
実施例
本発明の実施例として第1図に示す構造のもの、及びこ
の構造を一部変更したものについてタイヤサイズ140
/80−18の後輪用タイヤを試作した。 また比較例
としてクロスプライ構造、従来のラジアル構造のものを
用いた。これらの詳細な仕様を第1表に示す。第1表に
おいてキャンバ−スラストはクロスプライ構造のタイヤ
(比較例2)を100として相対値で示す。数値が大き
い程優れている。またスタンディングウェーブの発生速
度は170km/hから10km/h、3Q分間の間隔
で速度を上げていきスタンディングウェーブの発生速度
を目視で観察した。
の構造を一部変更したものについてタイヤサイズ140
/80−18の後輪用タイヤを試作した。 また比較例
としてクロスプライ構造、従来のラジアル構造のものを
用いた。これらの詳細な仕様を第1表に示す。第1表に
おいてキャンバ−スラストはクロスプライ構造のタイヤ
(比較例2)を100として相対値で示す。数値が大き
い程優れている。またスタンディングウェーブの発生速
度は170km/hから10km/h、3Q分間の間隔
で速度を上げていきスタンディングウェーブの発生速度
を目視で観察した。
高速時の振動自然発生速度は高速路面で速度を増加し振
動の発生の時の速度をフィーリングで評価した。
動の発生の時の速度をフィーリングで評価した。
高速耐久性は、JATMA自動車タイヤ安全基準(二輪
車用タイヤの品質基準)のタイヤ高速性Bの方法に基づ
き行なった。つまり、170kmの速度から10分ごと
にlQkmステップ上昇し、200kg/hで20分、
それ以降は20分ごとにlQkmステップで速度を上げ
ていき、トレッドの損傷(カーカスとトレッドゴムの剥
離等)が発生する速度を測定した。
車用タイヤの品質基準)のタイヤ高速性Bの方法に基づ
き行なった。つまり、170kmの速度から10分ごと
にlQkmステップ上昇し、200kg/hで20分、
それ以降は20分ごとにlQkmステップで速度を上げ
ていき、トレッドの損傷(カーカスとトレッドゴムの剥
離等)が発生する速度を測定した。
なお下記実車走行の性能評価はいずれも車種として本田
MJ4を用い、その前輪に120/80V16のクロス
プライタイヤを、後輪に第1表のタイヤをそれぞれ装着
して測定したものである。
MJ4を用い、その前輪に120/80V16のクロス
プライタイヤを、後輪に第1表のタイヤをそれぞれ装着
して測定したものである。
第1図及び第2図は本発明の自動二輪車用タイヤの一部
断面図また第3図、第4図はそのトレッドブレーカ−の
部分断面図である。 1 タイヤ 6 ビードコア 2 ・−トレッド部 7 ブレーカ− 3サイドウオール部 8 −補強層 4 ビード部 9 ビードニー 5 ・ カーカス ペックス lOバンド Cタイヤ赤道面 11 ・ 縦溝 特許出願人 住友ゴム工業株式会社 代 理 人 弁理士 仲村義平 第1図
断面図また第3図、第4図はそのトレッドブレーカ−の
部分断面図である。 1 タイヤ 6 ビードコア 2 ・−トレッド部 7 ブレーカ− 3サイドウオール部 8 −補強層 4 ビード部 9 ビードニー 5 ・ カーカス ペックス lOバンド Cタイヤ赤道面 11 ・ 縦溝 特許出願人 住友ゴム工業株式会社 代 理 人 弁理士 仲村義平 第1図
Claims (7)
- (1) タイヤ赤道面近傍に縦溝を備えたトレッド部と
、その両端からラジアル方向内方に向けて、延びるサイ
ドウオール部と、該サイドウオール部のラジアル方向内
側端部に位置するビード部を有し、タイヤのラジアル方
向に対してほぼ平行に延びるコードよりなり、その両端
がビードコアのまわりに折り返されるトロイド状カーカ
スと、このカーカスのラジアル方向外側に配置され、コ
ード角度がタイヤ周方向に対して浅い角度で配置される
少なくとも2枚のブレーカ−プライと、該ブレーカ−プ
ライの外側には、長い方のブレーカ−プライ幅の60〜
120%の範囲の幅でタイヤ周方向に対してほぼ平行に
コードが配列されるバンドを備えた自動二輪車用タイヤ
。 - (2) ブレーカ−は芳香族ポリアミド繊維コードより
なる特許請求の範囲第1項記載のタイヤ。 - (3)ブレーカ−のコードはタイヤの周方向に対して5
°〜45°の角度で配置される特許請求の範囲第1項及
び第2項記載のタイヤ。 - (4)バンドはナイロン繊維コードである特許請求の範
囲第1項記載のタイヤ。 - (5)バンドはタイヤ周方向に1回又は2回巻かれてい
る特許請求の範囲第1項記載のタイヤ。 - (6)タイヤ赤道面近傍に縦溝を備えたトレッド部と、
その両端からラジアル方向内方に向けて、延びるサイド
ウオール部と、該サイドウオール部のラジアル方向側端
部に位置するビード部を有し、タイヤのラジアル方向に
対してほぼ平行に延びるコードよりなり、その両端がビ
ードコアのまわりに折り返されるトロイド状カーカスと
、このカーカスのラジアル方向外側に配置され、一方の
ビード部から他方のビード部に至り、その両端はビード
コアに折り返されることなく終端しておりコード角度が
、タイヤ周方向に対して45°〜85゜に配置される繊
維コード補強層と、該補強層の外側にコード角度がタイ
ヤ周方向に対して浅い角度で配置される少なくとも2枚
のブレーカ−ブライと、該ブレーカ−ブライの外側には
、長い方のブレーカ−ブライ幅の60〜120%の範囲
の幅でタイヤ周方向に対してほぼ平行コードが配列され
るバンドを備えた自動二輪用タイヤ - (7)補強層のコード角度はタイヤ周方向に60°〜8
0°の範囲である特許請求の範囲第1項記載のタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58162294A JPS6053404A (ja) | 1983-09-02 | 1983-09-02 | 自動二輪車用タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58162294A JPS6053404A (ja) | 1983-09-02 | 1983-09-02 | 自動二輪車用タイヤ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6053404A true JPS6053404A (ja) | 1985-03-27 |
Family
ID=15751752
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58162294A Pending JPS6053404A (ja) | 1983-09-02 | 1983-09-02 | 自動二輪車用タイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6053404A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6437106A (en) * | 1987-08-01 | 1989-02-07 | Japan Tech Res & Dev Inst | Antenna |
JPH01109106A (ja) * | 1987-10-23 | 1989-04-26 | Bridgestone Corp | 二輪車用空気入りラジアルタイヤ |
JPH01109107A (ja) * | 1987-10-23 | 1989-04-26 | Bridgestone Corp | 二輪車用空気入りラジアルタイヤ |
US7556076B2 (en) * | 2000-07-31 | 2009-07-07 | Michelin Recherche Et Technique S.A. | Tire for two-wheeled vehicle comprising an anti-vibration means |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5545402A (en) * | 1978-09-07 | 1980-03-31 | Tiger Vacuum Bottle Ind | Water stopping apparatus of pump pouring type pot at fallldown case |
JPS5822704A (ja) * | 1981-08-04 | 1983-02-10 | Bridgestone Corp | モ−タ−サイクル用空気入りセミラジアルタイヤ |
JPS6038210A (ja) * | 1983-08-10 | 1985-02-27 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 自動二輪車用タイヤ |
JPS6038209A (ja) * | 1983-08-11 | 1985-02-27 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 自動二輪車用タイヤ |
-
1983
- 1983-09-02 JP JP58162294A patent/JPS6053404A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5545402A (en) * | 1978-09-07 | 1980-03-31 | Tiger Vacuum Bottle Ind | Water stopping apparatus of pump pouring type pot at fallldown case |
JPS5822704A (ja) * | 1981-08-04 | 1983-02-10 | Bridgestone Corp | モ−タ−サイクル用空気入りセミラジアルタイヤ |
JPS6038210A (ja) * | 1983-08-10 | 1985-02-27 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 自動二輪車用タイヤ |
JPS6038209A (ja) * | 1983-08-11 | 1985-02-27 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 自動二輪車用タイヤ |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6437106A (en) * | 1987-08-01 | 1989-02-07 | Japan Tech Res & Dev Inst | Antenna |
JPH01109106A (ja) * | 1987-10-23 | 1989-04-26 | Bridgestone Corp | 二輪車用空気入りラジアルタイヤ |
JPH01109107A (ja) * | 1987-10-23 | 1989-04-26 | Bridgestone Corp | 二輪車用空気入りラジアルタイヤ |
US7556076B2 (en) * | 2000-07-31 | 2009-07-07 | Michelin Recherche Et Technique S.A. | Tire for two-wheeled vehicle comprising an anti-vibration means |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6038212A (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
JP4040893B2 (ja) | スクーター用空気入りラジアルタイヤおよびスクーター | |
JP2018154241A (ja) | 二輪車用タイヤ | |
JP2521421B2 (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
JP2579329B2 (ja) | 空気入りタイヤ | |
JPS6116105A (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
JPS63305007A (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
JP4181262B2 (ja) | 二輪車用空気入りタイヤ | |
JPS60240506A (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
JP5188136B2 (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
JPS6033105A (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
JPS60213503A (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
JPH0322321B2 (ja) | ||
JPS6038209A (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
JP2007084025A (ja) | 二輪車用空気入りタイヤ | |
JPS6053404A (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
JPS6038210A (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
JPH03169713A (ja) | 自動二輪専用タイヤ | |
JP3821942B2 (ja) | 自動二輪車用空気入りタイヤ | |
JP4965167B2 (ja) | 自動二輪車用空気入りタイヤ | |
JP4133210B2 (ja) | 二輪車用タイヤ | |
JP4675710B2 (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
JPH01190502A (ja) | 自動二輪車用ラジアルタイヤ | |
JPS60236804A (ja) | 自動二輪車用タイヤ | |
JPS6056604A (ja) | 自動二輪車用タイヤ |