JPS6092253A - タウリン含有液の処理方法 - Google Patents

タウリン含有液の処理方法

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JPS6092253A
JPS6092253A JP19828483A JP19828483A JPS6092253A JP S6092253 A JPS6092253 A JP S6092253A JP 19828483 A JP19828483 A JP 19828483A JP 19828483 A JP19828483 A JP 19828483A JP S6092253 A JPS6092253 A JP S6092253A
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JP
Japan
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taurine
containing solution
acid
earth metal
alkaline earth
Prior art date
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Pending
Application number
JP19828483A
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English (en)
Inventor
Tomoyasu Tashiro
智康 田代
Saburo Uchikuga
三郎 内空閑
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Sogo Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Sogo Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はタウリン含有液の処理方法に関するものである
タウリンは、次の式で示される化合であって、2−アミ
ノエタンスルホン酸とも称されるアミノスルホン酸の1
種であり、胆汁の分泌を促進し、脂肪の吸収を高め、制
汗作用も有し、又母乳中にも含才れるきわめて有用な生
理活性物質である。
したがって、タウリンはメチオニン、グリコーゲン、ビ
タミン類などの薬品に配合され、栄養、肝保護、解毒な
どに広く用いられている。
タウリンは、エチレンイミンと亜硫酸との反応、エチレ
ンクロライド(才たはブロマイド)と亜硫酸ソーダとの
反応物にアンモニアを反応させるといった方法等で合成
することも可能であるが、このような合成方法では、エ
チレンイミンのような有毒物質を原料として使用したり
、反応が複雑であったり、精製が困難である等の欠点が
あり、特に医薬として使用するにはいくつかの問題点が
存在する。
そこで、合成法のほかに、天然物からの抽出法も広く行
われている。すなわち、タウリンは哺乳動物、魚類、軟
体動物、甲殻類などの筋肉中に存在し、ウシ、ヒツジ、
イヌ、ヒトの胆嚢にも胆汁酸と結合して存在するので、
例えばタウリンが多く存在することが知られている胆汁
等を集め、塩酸、硫酸等の鉱酸により加水分解し、加水
分解液よりタウリンを分離する方法が講じられている。
才た近年になって、熱水による抽出液からイオン交換樹
脂を使用してタウリンを分離する方法が開lI′1′X 発された。この方法は非常に簡便なすぐれた精製法であ
るが、抽出液が塩類、蛋白質、糖類等を溶解した状態、
あるいはエマルジョンの状態で多量にふくむため、抽出
液をその才まイオン交換樹脂に通液することは樹脂の有
機汚染土好菫しくない。
したがって、加水分解法、イオン交換樹脂法いずれの方
法を採用するにしても、天然物からの抽出法を完全に実
施するには、抽出液中に存在する蛋白質等の夾雑物を除
去する必要があり、この必要性は特にイオン交換樹脂法
を採用する場合にすすます高いものとなってくる。
本発明は、このような技術の現状に鑑み、合成法及び抽
出法を問わず、タウリン含有液を処理して後に行う精製
その他各種の処理を効率よ〈実施することを目的として
なされたものである。すなわち1本発明は、タウリン含
有液中のコロイド物質、色素、蛋白質、アミノ酸、灰分
等を除去して、後の処理、特にイオン交換樹脂処理を容
易ならしめるための前処理に関するものである。
本発明方法においでは、アルカリ土金属の水酸化物を使
用するのであるが、使用する水酸化物としては、水酸化
カルシウム、水酸化バリウム、水酸化マグネシウム等の
アルカリ土類金属め水酸化物が好才しく、特に奸才しく
は水酸化カルシウムである。また、水酸化物処理の後に
使用する酸としては、炭酸(炭酸ガス)、亜硫酸(亜硫
酸ガス)。
硫酸、シュウ酸などが奸才しく、特に好菫しくは炭酸、
亜硫酸である。炭酸はボイラーより発生する煙道ガス中
の炭酸ガスを、また亜硫酸は固体イオウの燃焼によるガ
ス中の亜硫酸ガスを利用することができる。
本発明方法を実施するに当っては、抽出液1反応液とい
ったタウリン含有液に奸才しくは1〜30%、特に好ま
しくは5〜20%の水酸化物を加え、好ましくはpH8
以上、特に奸才しくはpT(10以上にする。この液を
室温以上好ましくは60℃以上、特に奸才しくは70℃
〜80℃に加熱し、好ましくは0.1時間〜3時間、特
に好菫しくは05時間〜1時間加熱撹拌する。冷却、静
置した後、不溶解物を濾過し、P液に酸を加えて…8〜
9に調整し、析出する不牌解性塩を戸別すると、脱色さ
れた透明な溶液が得られる。中和及び濾過は1回でもよ
いが、必要ある場合には2回以上行ってもよい。
このような処理を行うことによって、すぐれた除濁、脱
色効果が得られるだけでなく、蛋白質、アミノ酸の除去
が充分に行われ、且つ無機物質も除去することができる
本発明によるこれらの極めて顕著な効果は5後述する実
施例によって明確に証明されている。
すなわち、脱色と除濁の効果は、後記する表1の様に極
めて顕著である。これは未処理の抽出液と前述の処理を
した抽出液の等倍希釈液について405 nm、 75
0 nmの透過率を測定した結果であり、処理によって
双方の透過率が大きく上昇し、特に750nmではほぼ
100%になっていることがわかる。この結果より、本
発明方法は非常に大きな除濁効果と脱色効果があること
が明確である。
また表2は、セミミクロケールプール法による全窒素量
の測定値であり、処理により窒素量が減少していること
がわかる。この結果は、本発明の方法により、蛋白質お
よびアミノ酸の除去が十分に行なえたことを示している
。菫た表3は1強熱残分の測定値であり、処理により強
熱残分が減少していることがわかる。この結果は5本発
明の方法により大部分の無機物質が不溶解性の無機塩の
形で除去できることを示している。これらの効果の他に
も、本発明方法は、遊離脂肪酸を不溶解性の塩として除
去を容易にするなど、いくつかのすぐれた効果を兼ねそ
なえている。この様に本発明方法は、タウリン含有液の
精製、処理法、特にタウリン含有抽出液の前処理方法と
して非常にすぐれた方法である。
上記したように本発明は、タウリン抽出液をイオン交換
樹脂に容易に通液可能な状態にしうる非常に卓越した精
製方法、前処理方法であるが、合成法による反応液の処
理方法にも広く適用することができ、きわめてすぐれた
方法である。
次に本発明の実施例を示す。
実施例1 ホタテ貝エキス1002に水100ccを外え、外温9
0℃で50分間撹拌した後、水酸化カルシウム2001
を加え、さらに1時間加熱撹拌する。
冷却、静置した後、濾過し、10%亜硫酸水溶液でpH
3に調整し、析出する結晶を濾過すると、薄かつ色の透
明溶液が得られる。この溶液を強酸性イオン交換樹脂(
ダイヤイオン5K−IB ) (H〕型1.4ノに通液
後1弱塩基性イオン交換樹脂(ダイヤイオンWA−30
) (0H−)型0.6ノを加えてpH7に調整、濾過
、減圧乾固しメタノール20ccに分散、濾過、乾燥す
るとタウリン0.35fが得られる。
実施例2 バカ貝エキス100fを外温90℃で1時間撹拌し、た
後、水酸化カルシウム200fを加え、さらに1時間、
加熱撹拌する。冷却した後、10%亜硫酸水溶液でpH
8に調整し、不溶解物を濾過すると薄かつ色の透明溶液
が得られる。この溶液に実施例1と同様の精製を行なう
と、タウリン0.81が得られる。
実施例3 タコエキス粉末25.Ofを水100ccに分散し、外
温90℃で15分間撹拌した後、水酸化カルシウム20
.Ofを加え、さらに30分間加熱撹拌する。冷却後、
濾過し、炭酸ガスでpl(8に調整し、析出する結晶を
濾過すると薄かつ色の透明溶液が得られる。この溶液に
実施例1と同様の精製を行なうとタウリン4.51が得
られる。
実施例4 カキエキス100fに水100ccを加え、外温90℃
で15分間撹拌した後、水酸化バリウム100tを加え
、さらに30分間、加熱撹拌する。
冷却した後、炭酸ガスでpH8に調整し、不溶解物を濾
過すると、薄かつ色の透明溶液が得られる。
この溶液に実施例1と同様の精製を行なうとタウリン1
.Ofが得られる。
実施例5 アサリエキス粉末25.Ofを水150ccに分散し、
外温90℃で15分間、撹拌した後、水酸化カルシウム
100Fを加え、゛さらに30分間加熱撹拌する。冷却
後、炉遇し、亜硫酸ガスでpi(8に調整し、析出する
結晶を濾過すると淡黄色の透明溶液が得られる。この溶
液に実施例1と同様の精製を行なうと、タウリン0.6
tが得られる。
表1 透過率(%) 注1 透過率(至)が大きい程、色が薄いことを示す。
注2 透過率−が大きいほど、澄明度が高いことを示す
(ol 表2 全窒素量(%) (4)カ キ 0.243 0.183 24.7(5
)アサリ 0.148 0.101 318、表3 強
熱残分(%) fl)ホタテ 5.672 1.836 67.6(3
)タ コ 3.411 2.142 3 ”12(4)
カ キ 2.047 1.759 1 4.1代理人 
弁理士 戸 1)親 男 (10)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. タウリン含有液をアルカリ土類金属の水酸化物で処理し
    た後、アルカリ土類金属と不溶解性塩を形成する酸で処
    理することを特徴とするタウリン含有液の処理方法。
JP19828483A 1983-10-25 1983-10-25 タウリン含有液の処理方法 Pending JPS6092253A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104628609A (zh) * 2013-11-07 2015-05-20 山东方明药业集团股份有限公司 一种牛磺酸的分离提取方法
JP2021063060A (ja) * 2019-10-16 2021-04-22 チェンジャン ヨンアン ファーマシュティカル カンパニー リミテッド タウリン母液を全回収して処理する方法及び製造システム
JP2021172652A (ja) * 2020-04-22 2021-11-01 チェンジャン ヨンアン ファーマシュティカル カンパニー リミテッド 高純度タウリン及び塩の調製方法、及びシステム

Cited By (4)

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US11578037B2 (en) 2020-04-22 2023-02-14 Qianjiang Yongan Pharmaceutical Co., Ltd. Method and system for preparing high-purity taurine and salt

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