JPH08173091A - 食 品 - Google Patents
食 品Info
- Publication number
- JPH08173091A JPH08173091A JP6341016A JP34101694A JPH08173091A JP H08173091 A JPH08173091 A JP H08173091A JP 6341016 A JP6341016 A JP 6341016A JP 34101694 A JP34101694 A JP 34101694A JP H08173091 A JPH08173091 A JP H08173091A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conchiolin
- food
- product
- hydrochloric acid
- insolubles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 コンキオリンもしくは、その処理物からなる
食品。 【効果】 コンキオリンもしくは、その処理物からなる
食品は、肌のつや及びはりなどに効果がある。また、酸
化防止効果、活性酸素の生成阻害効果、ヒスタミン抑制
効果も期待できるため、特に健康、美容食品として有効
である。
食品。 【効果】 コンキオリンもしくは、その処理物からなる
食品は、肌のつや及びはりなどに効果がある。また、酸
化防止効果、活性酸素の生成阻害効果、ヒスタミン抑制
効果も期待できるため、特に健康、美容食品として有効
である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は安全性が高く、しかもヒ
スタミン抑制作用、皮膚の老化防止作用、小じわ防止作
用等を有するコンキオリンよりなる食品であり、特に美
容食品の技術分野に重要な役割を果たすものである。
スタミン抑制作用、皮膚の老化防止作用、小じわ防止作
用等を有するコンキオリンよりなる食品であり、特に美
容食品の技術分野に重要な役割を果たすものである。
【０００２】
【従来の技術】特開昭６２−２２１６１２号公報、特開
昭６２−２２３１０４号公報、特開昭６２−２９８５０
７号公報において、アコヤ貝、イガイ、ムラサキイガ
イ、イケチョウガイ等の貝殻や真珠から製造したコンキ
オリンまたはその加水分解物が皮膚疲労の早期回復、色
素漂白、皮膚の老化防止、小皺防止、つや出し等を目的
として化粧品に使用されている。これはコンキオリンま
たはその加水分解物（合わせてコンキオリンと称され
る）が保湿性に優れているためである。また、特開平４
−３６２１４号公報において、コンキオリンが酸化防止
効果、特許開平６−２１１６４０号公報において、活性
酸素の生成阻害効果、特許開平６−２１１６２５号公報
において、ヒスタミン抑制効果があることが示されてい
る。
昭６２−２２３１０４号公報、特開昭６２−２９８５０
７号公報において、アコヤ貝、イガイ、ムラサキイガ
イ、イケチョウガイ等の貝殻や真珠から製造したコンキ
オリンまたはその加水分解物が皮膚疲労の早期回復、色
素漂白、皮膚の老化防止、小皺防止、つや出し等を目的
として化粧品に使用されている。これはコンキオリンま
たはその加水分解物（合わせてコンキオリンと称され
る）が保湿性に優れているためである。また、特開平４
−３６２１４号公報において、コンキオリンが酸化防止
効果、特許開平６−２１１６４０号公報において、活性
酸素の生成阻害効果、特許開平６−２１１６２５号公報
において、ヒスタミン抑制効果があることが示されてい
る。
【０００３】
【発明の目的】本発明は、天然物で人体に安全であるこ
とが分かっており、且つ有効性効果も発揮するコンキオ
リンの食品としての有用性に着目して、特に美容食品と
しての開発を目的としてなされたものである。
とが分かっており、且つ有効性効果も発揮するコンキオ
リンの食品としての有用性に着目して、特に美容食品と
しての開発を目的としてなされたものである。
【０００４】
【発明の構成】本発明は、コンキオリンからなる食品を
その主たる骨子とするものである。この発明の食品を製
造するには、具体的には次の方法で行われる。
その主たる骨子とするものである。この発明の食品を製
造するには、具体的には次の方法で行われる。
【０００５】コンキオリンは貝殻や真珠類に含まれる硬
蛋白質の一種でありアコヤ貝、イガイ、カラスガイ等の
比較的多く含まれている。製造法としては前記特開昭６
２−２２１６１２号公報、特開昭６２−２２３１０４号
公報、特開昭６２−２９８５０７号公報等に記載されて
いる。
蛋白質の一種でありアコヤ貝、イガイ、カラスガイ等の
比較的多く含まれている。製造法としては前記特開昭６
２−２２１６１２号公報、特開昭６２−２２３１０４号
公報、特開昭６２−２９８５０７号公報等に記載されて
いる。
【０００６】すなわち、前記貝殻等を粉砕して希塩酸等
でカルシウム分を除去し、遠心分離、濾過デカンテーシ
ョン等の固液分離手法によって不溶物を集め、これを精
製水を加えてよく攪拌し、遠心分離、濾過等によって不
溶物を集める。必要によりこれを繰り返す。
でカルシウム分を除去し、遠心分離、濾過デカンテーシ
ョン等の固液分離手法によって不溶物を集め、これを精
製水を加えてよく攪拌し、遠心分離、濾過等によって不
溶物を集める。必要によりこれを繰り返す。
【０００７】更にこのコンキオリンに２〜１０％の塩酸
水溶液を加えて、５０〜１１０℃で５時間〜５日間加水
分解して、コンキオリンの加水分解物としてもよい。こ
れを単にコンキオリンということもある。
水溶液を加えて、５０〜１１０℃で５時間〜５日間加水
分解して、コンキオリンの加水分解物としてもよい。こ
れを単にコンキオリンということもある。
【０００８】希塩酸の代わりに希硫酸を用いて加水分解
し、水酸化バリウムを用いて中和し、更に水酸化アルカ
リ液を用いてｐＨ５〜６になるように中和した後、沈澱
物を遠心分離、濾過等により取り除いた加水分解液を公
知の濃縮方法または乾燥方法を用いて濃縮液または乾燥
粉末とする。加水分解に当たっては、コンキオリンがア
ミノ酸にまで完全に分解してしまわないように酸濃度、
温度、時間を制御すべきことは勿論である。
し、水酸化バリウムを用いて中和し、更に水酸化アルカ
リ液を用いてｐＨ５〜６になるように中和した後、沈澱
物を遠心分離、濾過等により取り除いた加水分解液を公
知の濃縮方法または乾燥方法を用いて濃縮液または乾燥
粉末とする。加水分解に当たっては、コンキオリンがア
ミノ酸にまで完全に分解してしまわないように酸濃度、
温度、時間を制御すべきことは勿論である。
【０００９】〔製造例〕以下に製造例によって、本発明
を更に具体的に説明するが、本発明は、この製造例によ
って何等限定されるものではない。 （製造例１） 〔コンキオリン加水分解物〕脱灰したアコヤ貝由来コン
キオリンを乾燥物として１ｋｇに９８％硫酸を水で３０
倍希釈した液を１０ｌを加え、ガラス容器に密封し、１
１０℃、２４時間加熱した。分解終了後、用いた硫酸の
当量の９０％の水酸化バリウムを充分攪拌しつつ、少量
づつ加えた。さらにｐＨ５．８まで１％水酸化ナトリウ
ム水溶液で中和した。次に２０００Ｇ、１０分間、遠心
分離したのち、さらに０．４５ミクロンのメンブランフ
ィルターにてろ過し、これを凍結乾燥した。このように
して得られたコンキオリンまたはその加水分解物は、そ
のまま食品として使用することが出来る。また、必要の
ある場合には乳糖、澱粉、ブドウ糖、蔗糖等の賦形剤；
アラビアゴム、トラガカントゴム、ゼラチン、アルコー
ル類、水などの結合剤；澱粉などの崩壊剤；タルク、ロ
ウ、ステアリン酸等の滑沢剤その他を原料として用い常
法により混合、圧縮して錠剤としたり、トローチにした
りして、各種処理物に製型してもよい。また、これらの
処理物は、通常の製剤技術にしたがって、着色料を添加
したり、糖衣で被覆したりカプセル化したりマイクロカ
プセル化したりして更に処理してもよい。コンキオリン
は更に、他の食品、栄養剤、医薬成分と併用混合した
り、製剤化したり、三層錠としたりすることも可能であ
る。本発明に係るコンキオリンは毒性はなく、その安全
性は極めて高い。本発明の急性毒性を、マウス及びラッ
トを用いて常法により試験し、その安全性を確認した。 従って本発明に係る食品の使用量については何ら制限が
なく、自由に使用することが出来るのである。 （実施例１） （１） 製造例で得たコンキオリン ２００ｇ （２） 乳糖 ５００ｇ （３） コーンスターチ ２９０ｇ （４） ステアリン酸Ｍｇ ２０ｇ （１）、（２）及び１７０ｇのコーンスターチを混和
し、７０ｇのコーンスターチから作ったペーストととも
に顆粒化、この顆粒に５０ｇのコーンスターチと（４）
とを加え、混合物を圧隙錠剤機で圧縮して錠剤を１００
０錠打錠製造した。 （実施例２） （１） 製造例で得たコンキオリン ２００ｇ （２） 乳糖 １００ｇ （３） コーンスターチ ８０ｇ （４） 結晶セルロース １００ｇ （５） ポリビニルピロリドン １５ｇ （６） ステアリン酸Ｍｇ ５％ 常法にしたがって上記各成分を用いて顆粒化し、圧縮成
形して１錠５００ｍｇ錠剤１０００錠を調整した。
を更に具体的に説明するが、本発明は、この製造例によ
って何等限定されるものではない。 （製造例１） 〔コンキオリン加水分解物〕脱灰したアコヤ貝由来コン
キオリンを乾燥物として１ｋｇに９８％硫酸を水で３０
倍希釈した液を１０ｌを加え、ガラス容器に密封し、１
１０℃、２４時間加熱した。分解終了後、用いた硫酸の
当量の９０％の水酸化バリウムを充分攪拌しつつ、少量
づつ加えた。さらにｐＨ５．８まで１％水酸化ナトリウ
ム水溶液で中和した。次に２０００Ｇ、１０分間、遠心
分離したのち、さらに０．４５ミクロンのメンブランフ
ィルターにてろ過し、これを凍結乾燥した。このように
して得られたコンキオリンまたはその加水分解物は、そ
のまま食品として使用することが出来る。また、必要の
ある場合には乳糖、澱粉、ブドウ糖、蔗糖等の賦形剤；
アラビアゴム、トラガカントゴム、ゼラチン、アルコー
ル類、水などの結合剤；澱粉などの崩壊剤；タルク、ロ
ウ、ステアリン酸等の滑沢剤その他を原料として用い常
法により混合、圧縮して錠剤としたり、トローチにした
りして、各種処理物に製型してもよい。また、これらの
処理物は、通常の製剤技術にしたがって、着色料を添加
したり、糖衣で被覆したりカプセル化したりマイクロカ
プセル化したりして更に処理してもよい。コンキオリン
は更に、他の食品、栄養剤、医薬成分と併用混合した
り、製剤化したり、三層錠としたりすることも可能であ
る。本発明に係るコンキオリンは毒性はなく、その安全
性は極めて高い。本発明の急性毒性を、マウス及びラッ
トを用いて常法により試験し、その安全性を確認した。 従って本発明に係る食品の使用量については何ら制限が
なく、自由に使用することが出来るのである。 （実施例１） （１） 製造例で得たコンキオリン ２００ｇ （２） 乳糖 ５００ｇ （３） コーンスターチ ２９０ｇ （４） ステアリン酸Ｍｇ ２０ｇ （１）、（２）及び１７０ｇのコーンスターチを混和
し、７０ｇのコーンスターチから作ったペーストととも
に顆粒化、この顆粒に５０ｇのコーンスターチと（４）
とを加え、混合物を圧隙錠剤機で圧縮して錠剤を１００
０錠打錠製造した。 （実施例２） （１） 製造例で得たコンキオリン ２００ｇ （２） 乳糖 １００ｇ （３） コーンスターチ ８０ｇ （４） 結晶セルロース １００ｇ （５） ポリビニルピロリドン １５ｇ （６） ステアリン酸Ｍｇ ５％ 常法にしたがって上記各成分を用いて顆粒化し、圧縮成
形して１錠５００ｍｇ錠剤１０００錠を調整した。
【００１０】使用テスト 女性６名に、実施例を、１ヶ月間、毎日、１回以上服用
してもらって、アンケートした。
してもらって、アンケートした。
【００１１】判定基準は以下のようでアンケートの結果
をまとめたのが以下の表２である 実施例の効果が非常に強い ３ 実施例の効果がかなり強い ２ 実施例の効果がやや強い １ 効果がない ０
をまとめたのが以下の表２である 実施例の効果が非常に強い ３ 実施例の効果がかなり強い ２ 実施例の効果がやや強い １ 効果がない ０
【００１２】
【表２】
【００１３】
【効果】コンキオリンもしくは、その処理物からなる食
品は、肌のつや及びはりなどに効果がある。また、酸化
防止効果、活性酸素の生成阻害効果、ヒスタミン抑制効
果も期待できるため、特に健康、美容食品として有効で
ある。
品は、肌のつや及びはりなどに効果がある。また、酸化
防止効果、活性酸素の生成阻害効果、ヒスタミン抑制効
果も期待できるため、特に健康、美容食品として有効で
ある。
Claims (4)
- 【請求項１】 コンキオリンもしくは、その処理物から
なる食品。 - 【請求項２】 食品が該物質に賦形剤及び必要に応じて
増量剤、他の食品を加えた顆粒または錠剤形であること
を特徴とする特許請求項１に記載の食品 - 【請求項３】 食品が該物質に必要に応じて添加料を加
えたものであることを特徴とする特許請求項１に記載の
食品 - 【請求項４】 食品が飲料であることを特徴とする特許
請求項１及び３に記載の食品
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6341016A JPH08173091A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 食 品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6341016A JPH08173091A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 食 品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08173091A true JPH08173091A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18342440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6341016A Pending JPH08173091A (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 食 品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08173091A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005044210A1 (ja) * | 2003-11-11 | 2005-05-19 | Kabushiki Kaisha Sangi | 再石灰化促進剤、口腔用組成物、食品、飲料 |
| US6919306B2 (en) | 1999-08-09 | 2005-07-19 | Yaizu Suisankagaku Industry Co. Ltd. | Method of skin care |
| CN107079856A (zh) * | 2017-04-07 | 2017-08-22 | 广东荣辉珍珠养殖有限公司 | 一种用厚壳贻贝养殖有核游离海虹珍珠的方法 |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP6341016A patent/JPH08173091A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6919306B2 (en) | 1999-08-09 | 2005-07-19 | Yaizu Suisankagaku Industry Co. Ltd. | Method of skin care |
| WO2005044210A1 (ja) * | 2003-11-11 | 2005-05-19 | Kabushiki Kaisha Sangi | 再石灰化促進剤、口腔用組成物、食品、飲料 |
| CN107079856A (zh) * | 2017-04-07 | 2017-08-22 | 广东荣辉珍珠养殖有限公司 | 一种用厚壳贻贝养殖有核游离海虹珍珠的方法 |
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