JPS609018B2 - テレフタル酸の製造法 - Google Patents
テレフタル酸の製造法Info
- Publication number
- JPS609018B2 JPS609018B2 JP52007438A JP743877A JPS609018B2 JP S609018 B2 JPS609018 B2 JP S609018B2 JP 52007438 A JP52007438 A JP 52007438A JP 743877 A JP743877 A JP 743877A JP S609018 B2 JPS609018 B2 JP S609018B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terephthalic acid
- tolualdehyde
- reaction
- production method
- solvent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はp−トルアルデヒドを水落煤中臭素イオン存在
下達続的に酸化してテレフタル酸を製造する方法に関す
る。
下達続的に酸化してテレフタル酸を製造する方法に関す
る。
アルキル置換基または一部酸化したアルキル置換基を含
有する芳香族化合物を臭素イオン存在下水溶媒中で酸化
する方法は特公昭39一13921として知られている
。
有する芳香族化合物を臭素イオン存在下水溶媒中で酸化
する方法は特公昭39一13921として知られている
。
しかしこの方法においてはp−トルアルデヒドを酸化し
た具体例についての記載はなく、従ってその最適反応条
件についての知見は得られない。又記載された実施例は
いずれも小規模な回分式実験にすぎず、工業的に実施可
能な連続プロセスを提供していない。本発明は近年トル
ェンと一酸化炭素より工業的に製造可能となったpート
ルアルデヒドを原料として工業的に実施可能な連続プロ
セスによりテレフタル酸を高収率で得る方法を提供する
もので「 p−トルァルデヒドを臭素原子として0.8
〜10重量%の臭素イオンを含む水溶媒中に(又は水溶
媒と共に反応器に)連続的に供給し、温度180〜24
000で液相下分子状酸素含有ガスで連続酸化しテレフ
タル酸を製造する方法である。本発明において使用する
触媒は臭化水素、臭化エチル、臭化ナトリウム十塩化水
素等反応条件下で臭素イオンを発生する臭素化合物であ
り、コバルト、マンガン等の重金属は必要ではない。
た具体例についての記載はなく、従ってその最適反応条
件についての知見は得られない。又記載された実施例は
いずれも小規模な回分式実験にすぎず、工業的に実施可
能な連続プロセスを提供していない。本発明は近年トル
ェンと一酸化炭素より工業的に製造可能となったpート
ルアルデヒドを原料として工業的に実施可能な連続プロ
セスによりテレフタル酸を高収率で得る方法を提供する
もので「 p−トルァルデヒドを臭素原子として0.8
〜10重量%の臭素イオンを含む水溶媒中に(又は水溶
媒と共に反応器に)連続的に供給し、温度180〜24
000で液相下分子状酸素含有ガスで連続酸化しテレフ
タル酸を製造する方法である。本発明において使用する
触媒は臭化水素、臭化エチル、臭化ナトリウム十塩化水
素等反応条件下で臭素イオンを発生する臭素化合物であ
り、コバルト、マンガン等の重金属は必要ではない。
臭素イオンの添加量は臭素原子として水溶媒に対し0.
8〜1の重量%である。臭素イオンの量が0.8%より
少ないときは原料p−トルアルデヒドの燃焼反応が激し
くテレフタル酸収率が低下する。しかし臭素イオンの量
が多過ぎても酸化反応は急激に進行し生成テレフタル酸
は純白なものが得られず、又4−CBA(4ーカルボキ
シベンズアルデヒド)等の副生物が増加して目的とする
テレフタル酸収率は低下する。従ってテレフタル酸が最
も好収率に得られるのは触媒濃度2〜7重量%のときで
ある。反応温度は180〜240qCの範囲であり、特
に195〜230ooが好ましい。
8〜1の重量%である。臭素イオンの量が0.8%より
少ないときは原料p−トルアルデヒドの燃焼反応が激し
くテレフタル酸収率が低下する。しかし臭素イオンの量
が多過ぎても酸化反応は急激に進行し生成テレフタル酸
は純白なものが得られず、又4−CBA(4ーカルボキ
シベンズアルデヒド)等の副生物が増加して目的とする
テレフタル酸収率は低下する。従ってテレフタル酸が最
も好収率に得られるのは触媒濃度2〜7重量%のときで
ある。反応温度は180〜240qCの範囲であり、特
に195〜230ooが好ましい。
反応温度が低過ぎるときは反応が十分進行せず、又反応
温度が高すぎるときは酸化反応が急激に生起し純白なテ
レフタル酸が得られない。反応圧力は一般には水溶媒の
蒸発及び凝縮還流操作により反応温度を一定に保つとい
う過程で自動的に決まるが、外部からの熱交換手段によ
り反応圧力を一定の希望値に保つことも可能である。圧
力範囲としては反応液を液相に保ち得る圧力範囲であれ
ば特に制限はないが、通常10〜50k9/地○の範囲
が利用される。酸化剤としては酸素又は空気のいずれを
も使用し得るが、空気の使用が経済的に有利である。溶
媒としては水を用いるのが本発明の特徴であり、この為
酢酸溶媒を使用する方法に比べ溶媒の燃焼によるロス等
の問題がなくなり、又生成組テレフタル酸を精製する際
の溶媒として水を使用するときは酸化反応系と精製系の
溶媒が共通となり、精製系で使用した水溶媒を反応系溶
媒として使用出釆る等の利点もある。
温度が高すぎるときは酸化反応が急激に生起し純白なテ
レフタル酸が得られない。反応圧力は一般には水溶媒の
蒸発及び凝縮還流操作により反応温度を一定に保つとい
う過程で自動的に決まるが、外部からの熱交換手段によ
り反応圧力を一定の希望値に保つことも可能である。圧
力範囲としては反応液を液相に保ち得る圧力範囲であれ
ば特に制限はないが、通常10〜50k9/地○の範囲
が利用される。酸化剤としては酸素又は空気のいずれを
も使用し得るが、空気の使用が経済的に有利である。溶
媒としては水を用いるのが本発明の特徴であり、この為
酢酸溶媒を使用する方法に比べ溶媒の燃焼によるロス等
の問題がなくなり、又生成組テレフタル酸を精製する際
の溶媒として水を使用するときは酸化反応系と精製系の
溶媒が共通となり、精製系で使用した水溶媒を反応系溶
媒として使用出釆る等の利点もある。
本発明の方法を実施するには臭素原子として0.8〜1
0重量%の臭素イオンを含む水溶媒中に(又は水溶媒と
共に反応器中に)pートルアルデヒドを連続的に供給し
、反応温度180〜24000「原料供給速度BVO.
1〜0.35k9′hr・そ(溶媒量基準)の条件下分
子状酸素で連続的に酸化して行なう。
0重量%の臭素イオンを含む水溶媒中に(又は水溶媒と
共に反応器中に)pートルアルデヒドを連続的に供給し
、反応温度180〜24000「原料供給速度BVO.
1〜0.35k9′hr・そ(溶媒量基準)の条件下分
子状酸素で連続的に酸化して行なう。
本発明によればp−トルアルデヒド1モル当りのC0×
の生成量を少なくとも0.5モル以下、通常は0.2モ
ル以下に押さえ、且つ4−CBAの創生量を3重量%以
下とし、p−トルアルデヒドから水溶媒中で純白のテレ
フタル酸を90%以上の収率で得ることが出来る。実施
例1〜12及び比較例1〜3 還流冷却器、凝梓装置並びに加熱装置を付属したチタン
製耐圧反応器(内容積500机()にあらかじめ水22
5夕および第1表に記載の量の臭化水素を仕込み、所定
温度に昇樋したのち原料p−トルアルデヒドを第1表記
戦の速度(225cc当りのp−トルアルデヒドタ数で
BVを計算)で連続的に供給すると共に空気を27〜2
8k9/の○の圧力下140N夕/hrの速度で連続的
に吹き込んだ。
の生成量を少なくとも0.5モル以下、通常は0.2モ
ル以下に押さえ、且つ4−CBAの創生量を3重量%以
下とし、p−トルアルデヒドから水溶媒中で純白のテレ
フタル酸を90%以上の収率で得ることが出来る。実施
例1〜12及び比較例1〜3 還流冷却器、凝梓装置並びに加熱装置を付属したチタン
製耐圧反応器(内容積500机()にあらかじめ水22
5夕および第1表に記載の量の臭化水素を仕込み、所定
温度に昇樋したのち原料p−トルアルデヒドを第1表記
戦の速度(225cc当りのp−トルアルデヒドタ数で
BVを計算)で連続的に供給すると共に空気を27〜2
8k9/の○の圧力下140N夕/hrの速度で連続的
に吹き込んだ。
原料の供給を1時間行なったのち供給を停止し、更に2
び分間空気の吹き込みを継続したのち反応器を冷却し反
応液スラリーを取出した。得られたテレフタル酸につい
てその性状「収率等を比較例と共に第1表に列記する。
尚比較例3はあらかじめ原料を水溶媒と共に反応器中に
仕込んでおき回分式に反応させたものである。第1表
び分間空気の吹き込みを継続したのち反応器を冷却し反
応液スラリーを取出した。得られたテレフタル酸につい
てその性状「収率等を比較例と共に第1表に列記する。
尚比較例3はあらかじめ原料を水溶媒と共に反応器中に
仕込んでおき回分式に反応させたものである。第1表
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 p−トルアルデヒドを臭素原子として0.8〜10
重量%の臭素イオンを含む水溶媒中に(又は水溶媒と共
に反応器へ)連続的に供給し、温度180〜240℃で
液相下分子状酸素含有ガスで連続酸化することを特徴と
するテレフタル酸の製造法。 2 p−トルアルデヒドを0.1〜0.35kg/hr
・lのLSVで供給する特許請求の範囲第1項記載の方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52007438A JPS609018B2 (ja) | 1977-01-26 | 1977-01-26 | テレフタル酸の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52007438A JPS609018B2 (ja) | 1977-01-26 | 1977-01-26 | テレフタル酸の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5392726A JPS5392726A (en) | 1978-08-15 |
JPS609018B2 true JPS609018B2 (ja) | 1985-03-07 |
Family
ID=11665856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52007438A Expired JPS609018B2 (ja) | 1977-01-26 | 1977-01-26 | テレフタル酸の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS609018B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH064416Y2 (ja) * | 1990-10-04 | 1994-02-02 | パイオニア株式会社 | 光学式記録情報読取装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5490132A (en) * | 1977-12-07 | 1979-07-17 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | Preparation of high purity terephthalic acid |
JPS582222B2 (ja) * | 1979-08-13 | 1983-01-14 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 芳香族ポリカルボン酸の製造法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3678106A (en) * | 1970-04-02 | 1972-07-18 | Fmc Corp | OXIDATION OF p-XYLENE AND p-TOLUIC ACID TO TEREPHTHALIC ACID IN AQUEOUS MEDIUM |
-
1977
- 1977-01-26 JP JP52007438A patent/JPS609018B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3678106A (en) * | 1970-04-02 | 1972-07-18 | Fmc Corp | OXIDATION OF p-XYLENE AND p-TOLUIC ACID TO TEREPHTHALIC ACID IN AQUEOUS MEDIUM |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH064416Y2 (ja) * | 1990-10-04 | 1994-02-02 | パイオニア株式会社 | 光学式記録情報読取装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5392726A (en) | 1978-08-15 |
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