JPS5826899B2 - トリメリツト酸の製造法 - Google Patents

トリメリツト酸の製造法

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JPS5826899B2
JPS5826899B2 JP54153814A JP15381479A JPS5826899B2 JP S5826899 B2 JPS5826899 B2 JP S5826899B2 JP 54153814 A JP54153814 A JP 54153814A JP 15381479 A JP15381479 A JP 15381479A JP S5826899 B2 JPS5826899 B2 JP S5826899B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/16Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation
    • C07C51/21Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen
    • C07C51/255Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of compounds containing six-membered aromatic rings without ring-splitting
    • C07C51/265Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by oxidation with molecular oxygen of compounds containing six-membered aromatic rings without ring-splitting having alkyl side chains which are oxidised to carboxyl groups

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はトリメリット酸の製造法に関し、更に詳しくは
コバルト、マンガン及び臭素を触媒としてプソイドキュ
メンを酢酸中で液相空気酸化するに際し、特定の反応温
度及び反応圧力を選択することにまり高収率にトリメリ
ット酸を製造する方法に関する。
トリメリット酸は芳香族3塩基酸であって高級可塑剤又
は耐熱性プラスチック原料として重要なものである。
トリメリット酸の原料であるプソイドキュメンは接触改
質油又は熱分解残油中のC0留分として得られ、他成分
との沸点差が比較的大きいので蒸留のみで容易に高純度
品を得ることができる。
プソイドキュメンをトリメリット酸へ酸化する方法とし
て、硝酸酸化及び空気酸化が知られているが、前者は酸
化剤コストが高く、且つニトロ化物等の副生を伴うのに
対し、後者は高圧力下の反応条件を必要とはするがより
有利な方法である。
プソイドキュメンの空気酸化はp−キシレン又はm−キ
シレンなどのアルキル芳香族化合物と同様に重金属触媒
存在下に実施される。
しかし、プソイドキュメンの酸化の場合には、生成物ト
リメリット酸の二つのカルボキシル基がオルト位に位置
するため、触媒の重金属と錯体を形成して、触媒活性を
低下させるので、このような構造を持たないアルキル芳
香族化合物に比して一般に酸化収率カ低いとされている
この点に着目して、触媒系における種々な改良がなされ
、例えば特開昭46−7173号のコバルト、マンガン
、セリウム及び臭素の触媒成分を逐次添加する方法、及
び特開昭50−18434号ノコバルト、マンガン、臭
素にジルコンを共存せしめる方法が提案されている。
これらの触媒に関しての改良方法によって、酸化収率は
向上するものの複雑な触媒系であるため触媒の回収再利
用が困難となり新らたな問題点となっていた。
アルキル芳香族化合物の液相空気酸化は気液間の物質移
動を必要とすること、大きな発熱を伴うこと及び生成物
が不溶でスラリーとなることなどのため、工業的に完全
混合型の槽式反応器が広く用いられている。
トリメリット酸の製造においても完全混合槽の使用が最
適と考えられるがプソイドキュメンの酸化は副反応が多
く、p−キシレンの酸化におけるような完全混合槽型反
応器による連続操作では、トリメリット酸収率が極端に
低下することが判った。
本発明者らは単純な触媒系の制御された触媒濃度におい
て、反応温度を二段とすることによる完全混合槽型反応
器を用いた連続的トリメリット酸の製造法について、す
でに提案しているところである。
この提案により、触媒の回収再利用が容易となり、安定
した連続操作で高いトリメリット酸収率が得られるよう
になった。
しかるに該方法では一段目の反応温度として110〜1
70℃を採用しているため、反応熱の除熱方法に関する
特別な考慮が必要となって来た。
例えば、トリメリット酸に類似しているテレフタール酸
の製造法において、反応温度180℃以上の条件下での
反応では、反応系における蒸発により除熱することが可
能なのに対して、反応温度を150℃以下とする場合に
はかかる蒸発潜熱による反応熱の除去は不可能であって
熱交換器などの伝熱面からの除熱によらなければならな
いが、この反応温度と除熱方法との関係はトリメリット
酸の製造法においても同様であって、150℃以下の低
温領域で、例えば特公昭49−39663号の如くの酸
素分圧1気圧以上、従って全圧5気圧以上の条件を満す
ような空気酸化では蒸発は不可能であって、溶媒に対し
て比較的溶解度の高いトリメリット酸を伝熱面を用いて
冷却することの困難さは工業的実施に際しての一つの障
害ともなっていfも 発明者らは、このような問題を克服するため、反応条件
に関して鋭意検討した結果、多段の反応温度によるプソ
イドキュメンのトリメリット酸への酸化ではきわめて低
い酸素分圧で反応が円滑に進行することを見出し、それ
に基づいて本発明に到達した。
すなわち本発明はコバルト、マンガン及び臭素を触媒と
してプソイドキュメンを酢酸中で液相空気酸化するに際
し、反応温度を110−170℃の前段と180〜24
0℃の後段との2段階とし、且つ反応圧力を全反応期間
中次式を満足する圧力とすることを特徴とするトリメリ
ット酸の製造法である。
(但し、Pは反応圧力(絶対圧)を、Psolvは反応
系内に存在する酢酸及び水の、当該反応温度における総
菜気圧を各々示す) 本発明方法において使用される触媒は、コバルト及びマ
ンガンの2種の重金属と臭素との組合せ系である。
コバルト、マンガン以外の重金属も使用可能であるが、
触媒量の観点から有利ではない。
コバルト及びマンガンの使用量は反応開始時において存
在する酢酸及び水の合計量を基準として、合計原子濃度
で0,05〜0.5wt%であることが必要である。
これより低い濃度の場合、反応の円滑な進行が阻害され
、定常的に酸化し得ないか、又はトリメリット酸収率が
大きく低下したりする。
一方、これより高い濃度の場合、反応面における向上に
つながらないばかりか、酢酸の燃焼反応が増加して利す
ることはない。
コバルトとマンガンとの原子比は1:1が最も好ましい
が、1:4〜4:1の範囲内であれば大きな支障はない
コバルト及びマンガンの合計量に対する臭素の原子比は
1.5〜2.5の範囲であるが、最も好ましくは原子比
2.0である。
これらの触媒の組成は低温で反応させる前段と高温で反
応させる後段とで変更することは可能である。
しかし、トリメリット酸を分離した母液を脱水精製して
、触媒成分を濃縮し、再度酸化工程へ再循環する触媒回
収法を実施するには、触媒組成を変化させないことが特
に好ましい。
コバルト及びマンガンは酢酸塩、プロピオン酸塩、酪酸
塩等の有機酸塩、・・ロゲン化物、硫酸塩等の無機塩及
び有機錯体として使用しうる。
臭素は臭素単独の他無機臭化物、臭化水素酸、有機臭化
物として使用しうる。
臭化コバルト、臭化マンガン等は2つの触媒成分を含む
ものとして使用し得る。
本発明方法の溶媒は酢酸である。
酢酸以外の脂肪族カルボン酸も使用し得るが実用的でな
い。
使用する酢酸は水分含量の少ない方が良いが、酢酸の精
製工程における負荷を考慮すれば工業的に有利に使用で
きるのは95%酢酸(水分5%)である。
溶媒酢酸の使用量は低温の前段反応の仕込み段階におい
て、原料プソイドキュメンの1.0〜50重量倍が適当
であるが、反応器における空時収率(S、T、Y、)を
大きくするためには2.0〜3.0重量倍が特に好まし
い範囲である。
酢酸の使用量が範囲以外の場合には、定常な反応がそこ
なわれたり、あるいは生成物のスラリー化が不可能にな
ったりする。
本発明方広における酸化反応温度は低温の前段では11
0〜170℃、高温の後段では180〜240℃の範囲
であって、好ましくはそれぞれ120〜150℃及び1
95〜225℃である。
この範囲外の温度では副生物を増加させ、トリメリット
酸収率を低下させる結果となる。
本発明方法は回分式、半回分式又は連続式操作のいずれ
に対しても適用できる。
回分式操作の場合においては同一反応器を使用し、経時
的に低温及び高温の反応温度を設定することにより本発
明方法を実施することができる。
特に好適な態様は、110〜130℃で反応を開始し、
反応の進行につれて徐々に昇温して220〜240℃に
至らしめ、反応を完結させる態様である。
なおこの態様では反応圧力を制御することにより、反応
温度を制御できるので、110〜130℃で反応を開始
したのち、反応熱だけで、昇温のための熱交換器を使用
せずに、220〜240℃の最終反応温度にまで昇温す
ることが可能であり、工業的に有利な方法である。
なお、かXる回分式の場合、必然的に前段の温度範囲と
後段の温度範囲との中間の温度を通ることになるが、む
ろん差支えない。
本発明方法を連続式操作で実施する場合には前段の低温
範囲内に保持した1個以上の完全混合槽と後段の高温範
囲に保持した1個以上の完全混合槽とを直列に接続した
反応器が好ましい。
低温の前段における反応時間(連続式の場合は滞留時間
即ち槽内滞留液量/液流量、但し以下の記載では特に区
別しない限りどちらの場合も反応時間と記す)を選択す
るための主たる要件は反応液中の未反応プソイドキュメ
ン量である。
すなわち設定された触媒及び温度条件下において、反応
液中の未反応プソイドキュメンの量が10%以下となる
まで前段の低温範囲内で反応させることが必要であり、
10%を超える量のプソイドキュメンが未反応で残った
まΣ、後段の高温範囲での反応に供し更に酸化反応を進
めても、トリメリット酸収率は80%を上辺ることはな
い。
而して前段における反応時間は、設定した条件によって
異なるので一義的には定められないが、30分〜3時間
の範囲内にある。
なお、通常未反応プソイドキュメンを10%以下になる
まで酸化するには、仕込プソイドキュメ71モルに対し
1.5〜2.0モルの酸素が吸収される。
一方高温の後段における反応時間は、反応液中のジメチ
ル安息香酸及びメチルフタル酸の合計残存量を10モル
%以下となるよう設定される。
これらの酸化中間体の残存量が多いと、後続する工程で
の負担を増加させることになる。
而して後段においては、実質的に酸素吸収がなくなった
時点で反応を終了とするのが好ましく、か\る反応時間
は、設定した条件により異なるが30分〜3時間の範囲
内にある。
本発明において、許容される反応圧力の範囲は酢酸及び
水の当該反応温度における総菜気圧を基準として定めら
れ、蒸発除熱するための重要な要素である。
ここにおける酢酸は溶媒として使用するものであり、−
力水は酢酸に含まれて反応系内に供給されるものの他に
、反応により生成されるものも含まれるが、酢酸の燃焼
反応もあり、酢酸と水との組成は酸化の進行に伴って通
常変化し、例えば典型的な条件下では酢酸85〜80%
、水15〜20%となる。
而して本発明における反応圧力Pは次式を満足する圧力
とするが、ここにおけるPsolvは便宜上、酢酸及び
水のみの蒸気圧を意味し、溶質の影響を考慮しない圧力
である。
1.20 Psolv <P <、 2.20 Pso
lv本発明の酸化反応は、酸素源として空気を吹込み、
出口ガスはそのま\排出する方法によっているが、この
場合の空気吹込み量は、通常の工業的操作と同じく、爆
発限界での操作を避けるため、排ガス中の酸素濃度が8
%以下であるように調節する。
そしてこの様に空気送付量を調節する限りにおいては、
前夫を満足する圧力において、反応熱と蒸発熱とがバラ
ンスし、特段の温度調節手段をとらずとも、円滑に反応
を進めることができるのであり、逆に反応圧力がP <
1.20 Psolvとなると通気による除熱量が太
きすぎ、反応温度を維持することが出来ず、温度の低下
をもたらし、そのままでは反応条件を維持できないし、
又2.20P 5olv < P の場合は、蒸発す
る蒸気量が少なすぎ酸化の反応熱を蒸発潜熱だけで除去
することは出来ず、反応温度は上昇することとなる。
本発明によれば特段の温度調節手段を用いることなく円
滑に酸化反応を行ない、副反応を抑え、高収率にトリメ
リット酸を製造することができる以下比較例および実施
例を更に詳細に説明するなお例中atm、(気圧)は絶
対圧である。
比較例 還流コンデンサー、反応液仕込みノズル、空気吹込みノ
ズル及び内容物抜出し用ノズルを付した内径80mrr
t、内容積21のチタン製反応器によって反応を行なっ
た。
反応器には4個のタービン翼を付した回転攪拌機と加熱
・冷却用のジャケットを取付けた。
反応器にプソイドキュメン 35oz、酢酸900グ、
水 47グ、酢酸コバルト 1,60i、酢酸マンガン
1.6’l、臭化水素 2.161を仕込み、22.
3 atmの加圧下において通気し反応せしめた。
反応温度は仕込みプソイドキュメン 1mo1当り1.
5molの酸素が吸収される時点まで130℃に維持し
た。
この時酸化反応による生成熱は反応器ジャケットからの
強制除熱で除去した。
仕込みプソイドキュメン1mo1当り1.7molの酸
素が吸収された後に(プソイドキュメン残存量10%)
反応圧力を22.3 atom、に保ったまま、反応温
度を130℃から220℃に昇温しその温度を保持した
反応温度220℃においては凝縮液の還流除熱によって
酸化反応熱を除去した(この時、反応器表面からの放熱
を防ぐために反応器ジャケットによって保温した。
以下の実施例も同様である。)220℃において実質的
に酸素吸収のなくなるまで通気を続げた後に冷却し、反
応物を抜出して分析した。
その結果、仕込みプソイドキュメン基準のトリメリット
酸収率は79.2mo1%であり、副生メチルフグール
酸収率は1.8mo1%であった。
なお本例反応中におけるP so lv とPとの関
係は第1表の如くであった。
実施例 1 比較例と同様な酸化反応器に、同様な組成の原料液を仕
込んで反応を行なった。
反応は反応温度を120℃から220℃へと40℃/H
rの昇温速度で無段階的に上昇させつつ酸化を行なった
これにともなって反応圧力も通気開始時の2.5 at
m−から22.3atm−へと変化させた。
反応温度、P、 Psolvの関係は第2表の如くであ
る。
なお160℃、酸素吸収量1.8 mol /プソイド
キュメンmolの時点で残存プソイドキュメン量は10
%であった。
かくして220℃において実質的に酸素吸収のなくなる
まで通気を続げた後に、冷却して反応物を抜出し分析1
−た。
通気を行なった反応の全期間をおいて還流コンデンサー
からの還流が観測された。
この時の仕込みプソイドキュメン基準のトリメリット酸
収率は81.4mo1%であり、副生メチルフタル酸収
率は0.8 mo 1%であって、比較例における高圧
・温度二段反応における収率とほぼ同等であった。
実施例 2 比較例と同様な酸化反応器に同様な組成の原料液を仕込
んで反応を行なった。
本実施例における反応は3.4atmの加圧下、130
℃において通気を開始し、反応による酸素吸収率が1.
2 mol /molプソイドキュメンに達するまで定
圧・定温で反応させ、そののちに実施例1と同様に22
0℃、22.3 atmまで昇温・昇圧操作を行なって
酸化反応を完結させた。
この時の昇温速度は90℃/Hrであって、昇温操作時
の各温度に対する圧力の設定は実施例1と同様に行なっ
た。
なお、160℃で酸素吸収量1.7 mol /プソイ
ドキュメンmolK達し、残存プソイドキュメン量は1
0%であった。
反応の結果は、仕込みプソイドキュメン基準のトリメリ
ット酸収率が81.9 mo1%であり、1.2mo1
%のメチルフタール酸が副成した。
実施例 3 比較例と同様な酸化反応器に同様な組成の原料液を仕込
んで反応を行なった。
ここにおいては、実施例2と同様に3.4 atmの加
圧下、130℃で通気を開始し、1.1mol /mo
lプソイドキュメンの酸素が吸収されたのちに、22.
3 atm−220℃まで速やかに昇温・昇圧操作を行
なって、実質的に温度二段、圧カニ段と見なせる運転条
件で反応を行なった。
130℃から220℃に到達するに15分であった。
220℃で実質的に酸素吸収のなくなるまで通気を続け
たのちに冷却し、反応物を抜出して分析した。
なお160℃において酸素吸収量1.8mol/プソイ
ドキュメンmolに達し、残存プソイドキュメン量は1
0%となりた。
その結果、仕込みプソイドキュメン基準のトリメリット
酸収率は81.9mo1%であって、メチルフタール酸
副生率は2、Omo1%であった。
なお反応中におけるP、 Psolvの関係は第3表の
如くであった。
実施例 4 比較例と同様な酸化反応器2基を直列に連結して流通式
連続反応を行なった。
前段の反応器に原料液を仕込み3.9atmの加圧下、
130℃において反応を開始させる。
次いで所定流通の原料液を供給しながら、反応器液面が
一定となる様に反応物を抜出して後段の反応器に導入す
る。
後段の反応器は22.3atmの圧力下で220℃にお
いて運転される。
この際の水濃度、Psolv及びP/Psolvは前段
が9.2%、2.0atom及び1.9であり、後段が
14.0%、17.0 atm及び1.3である。
後段における反応物の組成が定常化したのちサンプリン
グして分析した。
反応の結果を第4表に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コバルト、マンガン及び臭素を触媒としてプソイド
    キュメンを酢酸中で液相空気酸化するに際し、コバルト
    及びマンガンの使用量を反応開始時に存在する酢酸及び
    水の合計量を基準として合計原子濃度で0.05〜0.
    5wt%とし、反応を、反応温度110〜170℃で反
    応液中の未反応プソイドキュメンの量を10%以下とな
    る迄反応させる前段と、反応温度180〜240℃で反
    応させる後段との2段階とし、且つ反応圧力を全反応期
    間中次式を満足する圧力とすることを特徴とするトリメ
    リット酸の製造法 (但し、Pは反応圧力(絶対圧)を、P 5olvは反
    応系内に存在する酢酸及び水の、当該反応温度における
    総蒸気圧を各々示す)。
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