JPS609006B2 - 口紅組成物 - Google Patents

口紅組成物

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JPS609006B2
JPS609006B2 JP48036159A JP3615973A JPS609006B2 JP S609006 B2 JPS609006 B2 JP S609006B2 JP 48036159 A JP48036159 A JP 48036159A JP 3615973 A JP3615973 A JP 3615973A JP S609006 B2 JPS609006 B2 JP S609006B2
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lipstick
red
triglycerol
acid
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ビ− ハツチサン ロバ−ト
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Emery Oleochemicals LLC
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Publication of JPS609006B2 publication Critical patent/JPS609006B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11CFATTY ACIDS FROM FATS, OILS OR WAXES; CANDLES; FATS, OILS OR FATTY ACIDS BY CHEMICAL MODIFICATION OF FATS, OILS, OR FATTY ACIDS OBTAINED THEREFROM
    • C11C3/00Fats, oils, or fatty acids by chemical modification of fats, oils, or fatty acids obtained therefrom
    • C11C3/02Fats, oils, or fatty acids by chemical modification of fats, oils, or fatty acids obtained therefrom by esterification of fatty acids with glycerol
    • C11C3/025Fats, oils, or fatty acids by chemical modification of fats, oils, or fatty acids obtained therefrom by esterification of fatty acids with glycerol with a stoechiometric excess of glycerol
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/33Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
    • A61K8/39Derivatives containing from 2 to 10 oxyalkylene groups
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q1/00Make-up preparations; Body powders; Preparations for removing make-up
    • A61Q1/02Preparations containing skin colorants, e.g. pigments
    • A61Q1/04Preparations containing skin colorants, e.g. pigments for lips
    • A61Q1/06Lipsticks
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C43/00Ethers; Compounds having groups, groups or groups
    • C07C43/02Ethers
    • C07C43/03Ethers having all ether-oxygen atoms bound to acyclic carbon atoms
    • C07C43/14Unsaturated ethers
    • C07C43/178Unsaturated ethers containing hydroxy or O-metal groups
    • C07C43/1785Unsaturated ethers containing hydroxy or O-metal groups having more than one ether bound

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は口紅組成物に関するものである。
典型的な口紅組成物の基剤は通常、染料の辰色剤として
働く油を含みそしてまた、口紅の堅さを調節するために
も使用される油を含有している。
一般に油は口紅の約20なし、し6の重量%を構成して
いる。多数の油がこの目的のために示唆されて来たが、
ひまし油は独特の物性を有し、この物性がひまし油を他
の天然産の油よりももっとこの目的に適するものにして
いる。今までに、完全に受容れることのできるひまし油
代替品は、天然物であろうと合成物であろうと入手でき
なかった。もし、ひまし油の代替品を得ることができ、
そしてこの物質がひまし油の望ましい特徴をすべて有し
ていて、口紅を調合する際に、ひまし油の全部又は一部
の代りに自由に使用できておったならば、これは非常に
有益であったであろう。ひまし油はリシノール酸のトリ
グリセリドに主として起因する不飽和を含んでいるので
、もしひまし油の使用に伴なう主な欠点の一つとなって
いる悪臭を、これらの代替品が持ち易くなかったならば
、それは特に有益であったであろう。ひまし油の場合に
は、必ずしもそうとは限らないが、合成油は、いくつか
のバッチをへても、均一であるという利点をも有してい
る。口紅の調合の際にひまし油の有用な代替品であるポ
リグリセロールの部分ェステルが製造されて来た。
ポリグリセロール部分ェステルは口紅中のひまし油の全
部又は一部の代りに使用されうるし、そして口紅組成物
製造に使用される他の既知の成分と相容‘性である。本
発明のポリグリセロール部分ェステルは、約2なし、し
約8個の縮合グリセロール分子を含んでいるポリグリセ
ロールと「約12ないし22個の炭素原子を含んでいる
分岐鎖モノカルポン酸とから誘導される。
約2なし、し6個の縮合グリセロール単位を含んでいる
ポリグリセロールを「約14ないし18個の炭素原子を
含んでいる分岐鎖酸で部分ェステル化することにより得
られた組成物は、特に有用である。これらポリグリセロ
ール部分ェステルは少なくとも40%の未反応水酸基を
有する。本発明の特に有用な部分ェステルは1モルのト
リグリセロールと2モルのィソステアリン酸との反応に
より得られたトリグリセロールジィソステアレートであ
る。本発明の組成物は、分岐鎖飽和脂肪酸とポリグリセ
ロールとの反応により得られたポリグリセロールの部分
ェステルである。
これら化合物は一般式:(式中、nは2から約8の整数
である)で示されるポリグリセロールの水酸基の多くと
も60%がィソステアリン酸でアシル化されているポリ
グリセロール部分ェステルを有する。
本発明の好ましい具体例に於ては、少なくとも40%の
官能基は水酸基、すなわちェステル化されておらず、n
は約2なし、し6の整数でありそしてRは13なし、し
17個の炭素原子を含む分岐鎖炭化水酸基である。ィソ
ステアリン酸から誘導されたポリグリセロール部分ェス
テルは本発明の特に好ましい組成物である。ポリグリセ
ロール部分ェステルは、当業者に既知の反応条件を使用
して、ポリグリセロールと分岐鎖−塩基酸とをェステル
化することにより得られる。ェステル化触媒を使用して
もよいが、それは反応を行なうのに必須ではない。部分
ェステルの製造は、形成された水の量を測定するか、も
しくは反応生成物の酸価または水酸基価を測定すること
により、監視されうる。これらは技術文献に記載された
周知の方法である。ェステル化の程度は使用された反応
体およびポリグリセロールェステル生成物に望まれる性
質により、変わるであろう。
しかしながら、一般に、上記ポリグリセロールは、その
水酸基の中の平均少なくとも2個が酸と反応させられる
であろう。一方、ポリグリセロ−ル水酸基の少なくとも
約40%は禾反応のままでいなくてはならない。たとえ
ば、トリグリセロールの部分ェステル(これは5個の水
酸基を含有している)は、2個以上3個以下のェステル
基を含有するであろう。へキサグリセロールの部分ェス
テル(8個の水酸基)は上の定義に従えば、平均2なし
、し約4.8個のヱステル基を含むであろう。逆に、ヘ
キサグリセロール部分ェステルは約6なし、し約3.2
個の遊離水酸基を含有している。ポリグリセロール上の
ェステル基の位置は変わりうるが、ポリグリセロールは
、第一および第二水酸基を両方とも含有しているので、
ヱステル基の位置についてある程度の選択度は存在する
であろう。第二水酸基より反応しやすい第一水酸基は酸
と優先的に反応して末端ヱステル基を与えるであろうが
、どんな場合でも、(2つの水酸基と反応するのに十分
なだけの酸が存在する時でさえ)、競争反応を完全に除
去することはできないので、混合物が生じるであろう。
酸の当量が増加するに従って、第二水酸基との反応の結
果として、ポリグリセロール鎖にふくら下るェステル基
の数が必然的に増大するであろう。部分ェステル製造に
有用なポリグリセロールは水を除去しながら、2モル以
上のグリセロール(グリセリン)分子を縮合させること
により形成された分子間グリセロールェーテルである。
かかる縮合反応は当業者に既知であり、どんな既知の方
法も使用されうるし、そしてそれは、本発明に従ったェ
ステル化に適するポリグリセロールを提供するであろう
。縮合したグリセロール単位の数と得られる生成物にお
けるポリグリセロールの分子量分布とは主として反応時
間の函数である。反応速度は反応が行なわれる温度によ
り支配される。得られたポリグリセロールは一般に、あ
る未反応グリセロールと、異なる重合度を有するいろい
ろなポリグリセロール類とを含んでいる混合物である。
特定のポリグリセロール、たとえばトリグリセロールが
述べられる時には、これは純粋なポリグリセロールを指
示するものと解釈されるべきではなく、ただ、トリグリ
セロールが混合物中に存在する主成分であるということ
を示しているにすぎないということが、本発明の目的で
は理解されるべきである。未反応グリセロール及び少量
の、トリグリセロールよりも高い及び低い分子量を有す
る他のポリグリセロール、例えばジグリセロール、テト
ラグリセロール、ベンタグリセロール及び或る場合には
より高分子量のポリグリセロール生成物さえも、がこの
混合物中に存在する。単一グリセロール縮合生成物が使
用されないという事実は、次のェステル化の成功又はそ
れから得られる部分ェステルの有用性に影響を及ぼさな
い。しかしながら8個以上の縮合グリセロール単位を含
有するポリグリセロールは、全ポリグリセロール組成物
の約1の重量%以上の量で存在すべきではない。1の固
以上の縮合グリセロール単位を含んでいる有意量のポリ
グリセロールはさげるべきである。
好ましくは、このポリグリセロールは2ないし6個の縮
合グリセロール単位を含む65重量%以上のポリグリセ
ロールを含んでいる。ポリグリセロール混合物中に存在
する未反応グリセリンは全組成物の約3の重量%をこえ
るべきではない。部分ェステルの望ましい物理特性およ
びそれの最終用途は、どのポリグリセロールまたはポリ
グリセロール混合物が使用されるであろうかを決定する
であろう。使用される酸は、一般式R−COO日〔式中
、Rは約11なし、し2針固の炭素原子を含有する分岐
鎖炭化水素基である〕を有する。
これら分岐鎖モノカルボン酸の1つ以上は、ポリグリセ
ロールでェステル化されて、本発明のポリグリセロール
部分ェステルを得る。本発明のポリグリセロールェステ
ルを得るのに特に有用な酸は、式CH3CH2CH2十
CR,R2支CH2CH2C。〇日〔式中R,およびR
2は独立して水素又はC,一C3アルキル基であるが、
少なくとも1つのァルキル分岐鎖は、カッコ内の二価の
基にふくらさがつていて、そしてxはカッコ内の炭素原
子の合計数が6以上またはla〆下であるような整数で
ある。モノカルボン酸は飽和しており、本質的にもそう
である。
不飽和酸は、悪臭問題の一因となる酸化的攻撃を受けや
すいので、望ましくない。10%以下の酸が、エチレン
性不飽和であるべきであって、好ましくはこの不飽和酸
は全体の2%以下であろう。
好ましい酸は平均約18個の炭素原子を含有している。
代表的には、C,8酸は、全酸組成物の75%以上を構
成していて、残りの酸は主にC,4、 C,5およびC
2。酸である。これらの酸は分岐していて、主炭素骨格
にぶらごがつている1つ以上のアルキル基を有している
。好ましくは、分岐鎖は酸分子の中心位に存在するメチ
ル基である。酸基のいずれかの末端にある3個の炭素原
子は本質的に分岐しないものであるべきである。本発明
に特に有用な酸はC,8酸の異性体の錯混合物から成る
、市販の酸であるィソステアリン酸である。特に好まし
いポリグリセロール部分ェステルは1モルのトリグリセ
ロールと2モルのイソステアリン酸との反応により得ら
れたトリグリセ。−ルジィソステアレートである。これ
らのェステル組成物は化粧品調合物中の乳剤として有用
であり、口紅調合においてひまし油の全部または一部の
代替品として特に有用である。トリグリセロールジィソ
ステアレートは、口紅に普通に使用される染料に対する
すぐれた溶剤であり、そしてこれをひまし油の代りに使
用すると、性能の有意な改善が得られる。トリグリセロ
ールジィソステアレートは染料を溶解しそしてひまし油
より遠く、顔料を湿らせる。トリグリセロールジィソス
テアレートを使って得られた分散体はひまし油を使って
製造されたものよりもより安定である。トリグリセロー
ルジィソステァレートは、代表的には、約2より小さい
ヨード価、約130ないし160の水酸基価および約1
0より小さい酸価を有するであろう。次の実施例は、本
発明をもっと十分に、具体的に説明するが、該実施例は
本発明の範囲を限定するものではない。実施例中すべて
の部および%は特にことわりのない限り、重量を基礎と
している。実施例 1 トリグリセロールを次の方法で製造する:グリセリン2
5の部とナトリウムアセテート触媒2.5部とを、反応
器に仕込む。
混合物を窒素雰囲気下で燈拝しながら、約2時間、26
00Cで加熱しそして水約35部を、凝縮トラップを使
用して集める。2時間後に採取したサンプルの粘度を測
定すると、反応混合物は2100Fにおいて55センチ
ストークスの粘度を有することがわかる。
反応は、一定間隔でサンプル採取しながら、2100F
における粘度が約65センチストークスになる迄続けら
れる。この時点で、反応混合物をできるだけ速く、90
−10び0に冷却しそして窒素を止める。トリグリセロ
ールを、後の使用のために室温で保存する。実施例 2 実施例1で製造したトリグリセロール240夕(1モル
)およびィソステアリン酸1ェマリー(Emery)8
75ィソステアリン酸)5粥夕(2モル)を、鯛梓機、
サーモウオッチ(仇ennowちtch)、デイーンー
スターク トラップおよび液中窒素導入口を装備した2
〆−フラスコ中で、化合させる。
反応混合物を210oCで、4.5時間加熱し、その間
に約37の【の水を除去する。この時点における反応混
合物の酸価は無視できるほどのものである。粗生成物を
活性炭素と一緒にして、約800Cで約1時間加熱する
。それからこの混合物をろ過して炭を除去する。得られ
た淡いコハク色の液体は2.4の酸価(AO.C.S.
Tela−64T)および1.1のヨウ素価(wijs
法)を有する。トリグリセロール・ジイソステアレート
は、A.0.C.S.試験法Trla−64Tにより測
定した時に4.7o0の力価(凝固点)を有する。実施
例 3 口紅を次の方法で製造する:DSCレッドNo.21(
テトラプロモフルオレスセイン)1部と、実施例2のト
リグリセロールジィソステアレート25部との混合物を
7000で加熱して染料を溶かし、次に、DSCレッド
No.3(アルミニウムレーキ)2部を粉砕しながら加
えて、この顔料を完全に分散させることにより、前記染
料とトリグリセロールジィソステアレートとの分散体を
製造する。
それから、この分散体を、カナウバ・ワックス10部、
カンデリラ・ワックス(candelillewax)
1礎郡、ラノリン8部、ベトロレィタム9部、ステアリ
ン酸4部およびィソプロピルミリステート24部を含有
している均質ワックス融成物に加える。最後に、トリグ
リセロール・ジィソステアレート25部および香料少量
を含む真珠顔料15部よりなるペーストを、溶融口紅組
成物中に分散させ、そして全混合物をゆっくり燈拝しな
がら約90℃に加熱して「 目に見えるすべての空気を
この混合物から追い出す。熱い混合物を型に注ぎ、そし
て冷却する。この方法で製造された口紅は均一な外観を
有し、良好なチクソトロピーを示す。これらの口紅は良
好な「グラブ」ぐ餅ab’’)および「ベィオフ」(‘
‘payofr)を示す最小限の圧力で、なめらかにむ
らなくつく。この口紅の薄い膜でさえも、よい色を与え
そしておだやかにこすってもはげない。使用すると、ト
リグリセo−ルジイソステアレート調合物を使用して得
られた色は、ひまし油を使用して同じ方法で製造された
口紅と比較して、より望ましい、すなわち改善された色
合いと鮮明さとを有する。製品はすぐれた酸化安定性を
有し、そして長期間の保存後も悪臭を放つことは全然な
い。実施例 4 次の成分を使用して口紅を調製する: トリグリセロールジイソステアレート 35部みつ
ろう 15部D&
CレッドNo.21 1部トリグ
リセロールジイソステアレートおよびみつろうを約80
00で加熱して、均一融成物を得、そしてこれに染料を
ゆるやかに櫨枠しながら加える。
それから混合物を型に注ぎそして冷却する。この処方に
より製造された口紅は、使用後の棒に於ても良好な外観
を有する。上記処方においてひまし油をトリグリセロー
ルジイソステアレートの代りに使用すると、生成口紅の
色が、使用の際の魅力に乏しいということが観察された
。トリグリセロールジィソステアレートを含有する口紅
組成物の色は有意な程に改善されており、よりあざやか
でより明るい色を与える。実施例 5 本発明の化合物の利点をさらに示すために、ひまし油と
トリグリセロールジイソステアレートとを使用して、染
料を溶かす能力を比較する。
D8CレッドNo.21約0.25夕を含む染料錠剤を
、150加eiで錠剤鋳型中で製造する。それからこの
染料錠剤を、上記油100夕を含んでいるビーカーに入
れ、そして60−7000の温度を保持しながら24時
間おだやかに縄梓する。2岬時間後に、錠剤の重量損失
を記録して、油に溶けた染料の量を決定する。
試験結果は次の通りである:上記データによると、あき
らかに、D&CレッドNo.21はひまし油よりも、ト
リグリセロールジィソステアレートにより容易に溶ける
口紅の調合に代表的に使われる他の染料でも、同様の結
果を得る。70午 Cにおいて、D9CレッドNo.2
1の溶解度は、トリグリセロールジィソステアレートに
対して1.91%であり、一方、ひまし油に対しては、
1.47%にすぎない。
トリグリセロールジィソステアレートの改善された染料
熔解能の他に、トリグリセロールジィソステアレートを
使用した顔料の分散体は、ひまし油を使用して製造され
た分散体よりも、分離いこくいということがわかる。
この特徴を示すために、D母CレッドNo.2149を
含有しているこれらの油50夕を、ボランダム・シリン
ダー(節て肌dumcvlinders)付きミル・ジ
ャー(mmPr)に入れ、2独特間混線する。
それから生成分散体をガラス製シリンダーに注ぎそして
室温で放置する。沈殿物の量を、各々のサンプルについ
て一定間隔で、測定する。トリグリセロール・ジイソス
テアレートの場合には、他方より少ない沈殿物を得る。
数ケ月放置後、トリグリセロールジィソステアレートを
使用して製造された分散体を使用して得られた改善は遥
かに著しい。実施例 6次の処方により口紅を製造する
のに、トリグリセロール・ジィソステアレートを使用す
る:ワックス相:17.5部 みつろうの合成代替品(
ェマーワックス(Emer肌X)4I7D)2部 ラ
ノリン 5部 D9CレッドNo.21(アルミニウムレーキ)
4.5部 グリセロールモノステアレート油相:17
.5部 トリグリセロールジィソステアレート1部
DSCレッドNO.21油相を、約70℃で加熱し
て染料を溶かす。
それから顔料を分散状態で含んでいる溶融ワックス相を
、混合しながら熱い油相に加え、そしてこの混合物を型
に注ぎ、冷却する。鮮明な色および濃度を有し、且つ長
年月経た後も少しも悪臭のない優秀な口紅を得る。より
高級なポリグリセロールおよび他の分岐鎖酸から誘導さ
れたものを含めて、他のポリグリセロール部分ェステル
を製造する時も同様の結果を得る。
また、使用された反応体のモル量を単に変えることによ
り、色々なポリグリセロール上のェステル基の数を広範
囲に変えることも可能である。より高い分子量のポリグ
リセロールを使用すると、生成ポリグリセロール部分ェ
ステルの粘度が増すであろう。この特徴は、高い粘性が
必要とされる口紅の調製に有用であるかも知れない。高
級ポリグリセロールを使用する場合特に、分子上に存在
するェステル基の度合を大きく変えることが同様に可能
である。これは、得られた生成物の親水性と親油性とを
変えることを可能にする。一般に、ボリグリセロール部
分ェステルの遊離水酸基の数が減少するに従って、親水
性は減少するであろうし、親油性は増大するであろう。
この特徴は口紅の調合に有利に使用され得る。そして使
用された特別なポリグリセロール部分ェステルおよび他
の口紅成分を変えることにより、口紅の性質を広く変え
ることが可能である。一般に、本発明に従って得られた
性質の改良された口紅は、着色剤約2なし、し約2の重
量%と、油相及びワックス相よりなる基剤約80ないし
9頚重量%とを含んでいる。
この油部分とワックス部分とは、各々、全組成物の約1
0なし、し7の重量%を構成してよく、そしてより好ま
しくは、各々、口紅の約20ないし6の重量%の範囲に
あるだろう。口紅の基剤の調製には、任意の数の成分を
使用しうる。本発明のポリグリセロール部分ェステルは
油相の全部または一部を構成するであろうし、口紅の約
7の重量%以下の量で存在するであろう。より好ましく
は、上記ポリグリセロール部分ェステルが、全口紅組成
物の約5なし、し約6の重量%を構成するであろう。ポ
リグリセロール部分ェステルは油相の唯一の成分であっ
てもよいし、または所望の性質に依存して他の油と一緒
にそれを使用してもよい。好ましい口紅組成物は着色剤
を約2ないし15%含んでいる。
暁付用染料および顔料を含めて、任意の既知の着色剤が
、本発明の口紅を調合するのに使用するのに適している
。適当な焼付染料には、4・5−ジブロモ−3・6−フ
ルオランジオール(D&CオレンジNo.5);2・4
・5・7−テトラブロモ−12・13・14.15−テ
トラクロロ−3,6−フルオランジオール(DgCレツ
ドNo.27);415−ジクロロ−316−フルオラ
ンジオール(D9CオレンジNo.8);214・5・
7−テトラブ。
モ−316−フルオランジオール(D9CレッドNo.
21):4・5・15−トリブロモ−2・7−ジカルボ
キシ.3・6−フルオランジオール(D&CオレンジN
o.14);ジクロロフルオレスセイン(D9Cオレン
ジNo.8);ジヨードフルオレスセイン(DQCオレ
ンジNo.10);ジブロモジヨードフルオレスセイン
(DQCオレンジNo.16);テトラクロロフルオレ
スセイン(D9CレッドNo.24);1・4・5・8
・15−ペンタブロモ−217−ジカルボキシー3・6
ーフルオランジオール(DQCレッドNO.29);な
とがある。
無機および有機両方の顔料およびレーキも又使用される
。これらには酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛
、酸化鉄、タルク、カオリン、粘土、ベントナィト、ア
ルミニウムレーキ(たとえばD9CレッドNo.1、D
9CレッドNo.2、D9CレツドNo.3、DQCレ
ツドNo.5、DSCレッドNo.21、D8Cオレン
ジNo.1、DQCオレンジNo.4 DQCオレンジ
No.15)、バリウムおよびカルシウムレーキ(たと
えばDQCレッドNo.7、DQCレツドNo.11、
DQCレツドNO.12、D8CレッドNO.31、D
QCレッドNo。乳)、リソールレツドのストロンチウ
ム・レーキ(DQCレッドNo.13)、ローダミンの
アルミニウム、およびペンゾエートレーキ(D&Cレッ
ドNo.19)などがある。水および油に十分に不溶性
の他の保証された赤色およびオレンジ色顔料も金属レー
キに変えることなく口紅顔料として使用されうる。これ
らには、DSCレッドNO.35、DQCレッドNo.
36、DもCレッドNo.38およびDQCオレンジN
o.17がある。有用な口紅の製造に不可欠ではないが
、風味や香料もこれに混合しうる。
いちご、きいちご、バニリン、オレンジの花、ジャスミ
ン、ばら、ばら油、ヘリオトロープ、ペンジルプロピオ
ネート、リナリルシンナメート、香油エッセンスなどの
如き風味や香料を、望むならば、約2重量%以下の量で
基剤に含ませてもよい。口紅基剤のワックス部分はバイ
ンダーとして働き、棒を強くし、量感を与え、そして融
点を上げる。
この目的に適するワックスには、みつろう、力ナウバワ
ツクス、力ンデリラワツクス、/ぐラフインワツクス、
地ろう、セレシン(cMecin)、ココアバター、鯨
ろう「硬化ひまし油および硬化パーム核油、モンタンヮ
ックス(montan似x)、微結晶ワックスおよび、
上記の天然および変性天然ワックスの代替品として働く
色々な合成ワックス、例えばシリコーンワツクスなどが
ある。ポリグリセロール部分ヱステルと共に使用しうる
油類には、ひまし油、植物油、鍵油、液状バラフィン留
分、テトラヒドロフリルアルコール、およびそれのェス
テル、ポリアルキレングリコールおよびそれのェステル
、プロピレングリコールヱステル(たとえばプロピレン
グリコールモノラウレートおよびプロピレングリコール
モノステアレート)、低級アルコールの脂肪酸ェステル
(たとえば、イソプロピルミリステート、グリセロール
モノステアレートなど)、セチルアルコール、ラノリン
、ワセリン、植物油、および硬化植物油、ココアバター
、ラードなどがある。染料を溶解することに加えて、こ
れら油類は、口紅の1つ以上の他の有用な機能を果し得
る。例えばそれらは棒の堅さを改善したり、唇に光沢や
綾を与えることもできる。本発明のポリグリセロール部
分ェステルは上記物質及び他の既知の口紅調合用化合物
のいずれとも相容性であり、そして処方は最終口紅にお
ける望ましい性質に依存して、広範囲にわたり変えられ
うる。
堅さ、使用しやすさ、融点、凝液性、光沢、色および他
の特性の変更は、処方及び使用する特定の成分の量を変
更することにより達成され得る。本発明は特許請求の範
囲記載の口紅組成物であるが、次の態様を包含する。
m 着色剤が約10なし、し7の雲量%のワックス相と
約10なし、し7の重量%の油相と一緒に、約2ないし
15重量%の量で存在し、そしてポリグリセロール部分
ェステルは、全口紅組成物約5なし、し6の重量%を構
成している特許請求の範囲に記載の口紅組成物。
‘2) nが2なし、し6の整数であり、Rが13なし
、し17個の炭素原子を含んでいる分岐鎖飽和炭化水素
基であるポリグリセロール部分ェステルから誘導された
特許請求の範囲に記載の口紅組成物。
{3} ポリグリセロール部分ェステルがトリグリセロ
ールジイソステアレートである上記第■項に記載の口紅
組成物。
【4} トリグリセロールジィソステアレートが約5な
いし約6の重量%の量で存在する上記第{3}項に記載
の組成物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 着色剤2から20%(重量)と、油相およびワツク
    ス相よりなる基剤80から98%(重量)とを含む口紅
    組成物であって、上記基剤は、全口紅組成物の70%(
    重量)以下の、 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、nは2から約8の整数である)で示されるポリ
    グリセロールの水酸基の多くとも60%がイソステアリ
    ン酸でアシル化されているポリグリセロール部分エステ
    ルを含むことを特徴とする、口紅組成物。
JP48036159A 1972-05-08 1973-03-29 口紅組成物 Expired JPS609006B2 (ja)

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