JPS608795B2 - アフイデイコリンおよび/またはその誘導体の製造法 - Google Patents

アフイデイコリンおよび/またはその誘導体の製造法

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JPS608795B2
JPS608795B2 JP10073182A JP10073182A JPS608795B2 JP S608795 B2 JPS608795 B2 JP S608795B2 JP 10073182 A JP10073182 A JP 10073182A JP 10073182 A JP10073182 A JP 10073182A JP S608795 B2 JPS608795 B2 JP S608795B2
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JP
Japan
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aphidicolin
monoacetate
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physiologically active
producing
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JP10073182A
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JPS58220690A (ja
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貞雄 坂村
耿民 市原
英秋 及川
和子 林
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は生理活性物質として有用なアフィディコリンお
よび/またはその譲導体の製造法に関する。
アフィディコリンおよび/またはその誘導体の構造式は
、下記の式(1)で示される化合物(式中、Rが水素原
子の場合がアフィデイコリン、R=アフセチル基の場合
がアフィディコリン−17−モノアセテート)であり、
アフイデイコリンはセフアロスポリウム・アフイデイコ
ラ(Cephalosponumaphidicola
)が産生する抗生物質として知られ、アフィディコリン
−17−モノアセテートは化学的な方法で合成されるこ
とが知られ、J.Chem.Soc.Perkin l
.no 23,p.2841(1973)に記載されて
いる。
本発明者らは、カビの生産する生理活性物質の探索の過
程で、ホマ・ベーテ(Phomabeねe)に属する菌
株がアフィディコリンおよび/またはアフィディコリン
−17ーモノアセテートを生産することを見出し、ここ
に本発明を完成した。
本発明によって得られるアフィディコリンは、植物種子
生長抑制作用を有し、最近DNA生合成を特異的に阻害
するという作用が発見されて、その有用性が証明された
また「アフィデイコリン−17−モノアセテートに関し
ても、植物種子生長抑制作用が認められていることから
、アフィディコリンと同様に有用な生理活性物質として
応用利用が期待されている。本発明の生理活性物質ァフ
ィディコリンおよび/またはアフイデイコリン−17−
モノアセテートを生産するために使用される微生物の実
用的な例は、通常てん菜じやのめ病菌として知られてい
る微生物で、ホマもべーテ(Phoma戊tae)に属
する菌株があげられる。
その代表的な菌株は、ホマ。べ−テGフランクPS−1
3(PhomabetaeFrankPS−13)とし
て「工業技術院微生物工業技術研究所に寄託されている
(徴工研菌寄第6556号)。本発明における使用菌と
して〜ホマ叫べ‐テ卑フランクPS−i群来ま、その具
体例であって「 この菌株を人工的変異手段〜例えば紫
外線、エックス線、放射線、化学薬剤等を用いて得られ
る変異株は、もちろん、ホマ8べーテに属する微生物で
あって、生理活性物質アフィデイコリンおよび/または
アフイデイコリン−17−モノアセテートの生産能を有
するものはすべて本発明に用いることができる。
本発明において、生理活性物質アフィディコリンおよび
/またはアフイデイコリンー17−モノアセテートを生
産する微生物を培養する栄養培地としては、炭素源「窒
素源、無機物等を含む微生物の培養に通常用いられる培
地が広く使用されうる。
培地の炭素源としては、同化可能な炭素化合物であれば
よく、たとえば、ブドウ糖、麦芽糖、しよ糖、デキスト
リンテグリセリン、でんぷん、じやがし、も藤汁等が使
用される。また、培地の窒素源としては、利用可能な窒
素化合物であればよく、たとえば、大豆粉、コーン・ス
チープ・リカ−、綿実粉、肉エキス、酵母エキス、ベプ
トン、カゼイン加水分解物、乾燥酵母、アンモニウム塩
、硝酸塩等が利用される。その他に必要に応じてリン酸
塩、マグネシウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、ナト
リウム塩、鉄塩、マンガン塩、亜鉛塩等が培地に添加さ
れる。培地は通常好気的に行なわれ、静層もし〈は通気
鷹梓培養が適当である。培養温度は、20〜30qoの
範囲が好ましい。−は5〜8の範囲が好ましく、培養時
間は種々の条件によって異なるが、静暦培養では7〜1
5日、通気櫨梓培養では500〜20餌時間程度であっ
て、目的とする生理活‘性物質の生成量が最高に達する
時期を見計って適当な時期に培養を終了する。 このよ
うにして得られたホマ。べ−テに属する微生物の培養液
からの生理活性物質アフィディコリンおよび/またはア
フイデイコリン−17ーモノアセテートの採取は、微生
物の培養液より生理活性物質を分離精製する公知の手段
を適宜選択組合わせて行なうことができる。培養液から
生理活性物質アフイデイコリンおよび/またはアフイデ
イコリンー17ーモノアセテートを分離精製する手段の
一例を示すと、次のとおりである。すなわち「培養液を
菌体と櫨液に分別して、櫨液を減圧下で濃縮し、液性の
pHを5.5に調整する。
これに目的とする生理活性物質を溶解せしめる有機溶媒
〜たとえば酢酸エチルを添加し抽出した後、脂溶性物質
の精製において通常用いられる公知の方法により、生理
活性物質アフィディコリンおよび/またはアフイデイコ
リン−17−モノアセテートを回収する。たとえばト抽
出液(酢エチル層)を減圧下で濃縮し、生じた沈澱を除
去し、これをシリカゲルカラムクロマトグラフイーによ
り、溶出溶媒にクロロホルム、メタノールの混合溶媒系
を用いて、生理活性物質アフィディコリンおよび/また
はアフイデイコリン−17−モノアセテートを単離する
。なお、生産される生理活性物質アフィディコリンおよ
び/またはアフイデイコリン−17−モノアセテートの
検出および定量は、シリカゲル薄層クロマトグラフィー
(メルク社製シリカゲル6価254厚さ0.2側、展開
溶媒;クロロホルム:メタノール=85:15)によつ
た。
次に本発明の生理活性物質アフィディコリンおよび/ま
たはアフイデイコリン−17−モノアセテートの実施例
を示すが、この実施例は、単なる一例を示すものであっ
て、本発明を限定するものではない。
実施例 1 ホマ・べ−テ・フランク・PS−13珠(Phomaは
taeFra皿偽‐13:徴工研菌寄第65!56号)
斜面培養から、一白金耳を種塔地に接種し、2yCで1
0日間培養後、150地の本培養培地を含む500の‘
客フラスコに、白金耳で種培養を接種し、25qCで1
5日間静置培養を行なった。
種培養に使用した培地は次の通りである。表皮を剥いた
じやがし、も200夕を山肌角に切り、水道水約1〆を
加え、オートクレープ(lk9/均、10分間)にて加
熱処理した後、ガーゼ4枚で猿過して、1夕の煎汁を得
る。
これにしよ糖2M、粉末寒天20夕を加え、更に5分間
オートクレープにて加熱して溶解させる。本培養に使用
した培地は、種培地より粉末寒天を除いた培地をも使用
した。
かくして、培養した培養液2.3そを集め、フィルター
で猿過処理して得た櫨液を減圧下で、約0.7そに濃縮
し、これに氷酢酸を加えてpH5.5とした後、500
机の酢酸エチルを加え凝梓抽出し、酢酸エチル層を分離
した。この酢酸エチルによる抽出操作をさらに2回繰返
して得られたすべての抽出液を集め、減圧下で濃縮乾固
することにより、1.655夕の粗物質を得た。この粗
物質1.655夕をクロロホルム・で充填したシリカゲ
ルカラム(和光純薬工業社製ワコーゲルC−200、8
0夕)にのせ、クロロホルムにて展開し、次にクロロホ
ルム:メタノール(95:5)の混合溶媒にて展開、溶
出液を18タづつ分画して、フラクションNo.41〜
舷.80のアフィディコリン画分を集め、減圧下にて濃
縮し、冷却して析出した沈澱を猿別、乾燥することによ
り、アフィディコリンの粗結晶197の9を得た。
このものを酢酸エチルより再結晶し7執りのアフィディ
コリンの結晶を得た。このものの性質は、分子式が元素
分析によりC2虹3404であり、融点225〜233
qoを示し、更に、IRスペクトル、PMRスペクトル
等のデータにおいても文献に記載されているアフィディ
コリンの理化学的性質と一致することを確認した。上記
のシリカゲルカラムにおける、クロロホルム:メタノー
ル(95:5)溶媒にて展開溶出されたフラクシヨン舵
.17〜No.40のアフイデイコリンー17−モノア
セテート画分も集め、減圧下にて濃縮し、冷却して析出
した沈澱を濃別し、乾燥することにより、アフイデイコ
リン−17ーモノアセテートを含む残澄145脚を得た
。このものの121の9を前記と同様にしてシリカゲル
カラムクロマトグラフイー(10夕)にかけ、ベンゼン
:メタノール(9:IV/V)を用いて展開し、アフィ
ディコリンー17−モノアセテートの溶出画分を集め、
再度減圧下にて濃縮し、冷却して析出した白色結晶を濃
別、乾燥することにより、283m9のアフィディコリ
ン−17ーモノアセテートを得た。このものの性質は、
元素分析により分子式が、C22日3605であり、融
点は196〜199qoを示し、更にIRスペクトル、
PMRスペクトル等のデータにおいてもアフイデイコリ
ンー17ーモノアセテートの標準品と一致することを確
認した。
実施例 2 微生物として、実施例1と同じ菌株を用い、予め実施例
1と同じ種培養を行なった後、酵母エキス0.3%、麦
芽エキス0.3%、ポリベプトン0.5%、しよ糖2%
、燐酸1カリウム0.1%、硫酸マグネシウム0.05
%、塩化カリウム0.05%、硫酸マンガン0.024
%からなる組成液75の‘(pH7.0)の本培養塔地
を含む500の【客フラスコに、白金耳で種培養を接種
し、25q0で7日間振濠培養を行なった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ホマ・ベーテ(Phoma betae)に属する
    微生物を栄養培地に培養し、アフイデイコリンおよび/
    またはアフイデイコリン−17−モノアセテートを生成
    蓄積せしめ、培養液から単離採取することを特徴とする
    アフイデイコリンおよび/またはアフイデイコリン−1
    7−モノアセテートの製造法。
JP10073182A 1982-06-14 1982-06-14 アフイデイコリンおよび/またはその誘導体の製造法 Expired JPS608795B2 (ja)

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JPWO2003000902A1 (ja) * 2001-06-21 2004-10-21 独立行政法人 科学技術振興機構 アフィディコリン生合成遺伝子クラスター

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