JPS608774B2 - 花粉抽出液の上澄液の利用法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、花粉抽出液の上燈液の利用法に関するもので
ある。

花粉には普通の細胞の何倍もの糖やアミノ酸が含まれ、
かつ、蛋白質、ビタミン、酵素の類も多量に含まれてお
り、栄養価の高いも，のであるため、該花粉や花粉荷を
利用した食品や化粧品が市販されているが、しかしなが
ら該花粉は化学的に非常に安定している外套膜で覆われ
ているため、全く分解せずに排出されるか、あるいは発
芽口よりわずかに分解されるのみであるため、消化吸収
が困難であるという問題があり、この問題を解消するも
のとして、本願出願人が先きに出願をした侍藤昭５２一
１１２６１８号（侍公昭弘−３１‘）６７号）により、
その花粉粒の養分を極めて短時間に抽出する方法を提供
し、上記従来の問題を解消したものであるが、該発明の
時点では内容物を抽出した花粉の抽出液の上燈液を捨て
、残った花粉を凍結乾燥処理を行って利用するようにし
たが、その後上燈液についても分析した結果、該上燈液
にもビタミン、タンパク質、アミノ酸、ミネラル等の含
有率が高いことが判明したため、本願発明では、その上
燈液を利用する方法を提供するものである。

以下本発明を具体的に説明すれば下記の通りである。先
ず、花粉の種類に関係なく花粉粒を一２０ｑｏの冷凍庫
に２４時間以上保存した後花粉粒５夕に対し、９０〜１
００℃の熱湯２００のＺを急激に注ぎながら高０速ミキ
サーで損拝するか、あるいはホモジナイザーを通す。

これにより花粉粒の細胞膜が破砕され内容物が吐出物（
養分）を水溶液として得ることができる。尚、高速ミキ
サーの場合１０００〜２００仇ｐｍの回転で行い、ホモ
ザナィザーの場合５１５０〜１７０ｋ９／幼の圧力で行
うが、ミキサーボールに入れて雛拝してもよい。然る後
室温にて約１日程度放置した後上澄液をとり、真空濃縮
缶に入れ、５０〜６０℃に加熱して適宜な濃度に濃縮す
る。これにより透明で、かつ、栄養価の高い濃縮液を０
得ることができる。上記のようにして出来た濃縮液はそ
のままはちみつ、その他の食品に加えて利用するか、あ
るいは該濃縮液をさらに凍結乾燥処理を行い粉末や錠剤
等に利用する。

尚、沈澱した花粉の利用法につ夕いては前回の出願で述
べたので、ここでは省略する。尚、はちみつにはアカシ
ヤ、レンゲ等から採取される白みつと、ソバ、クリ等か
ら採取される黒みつとがあり、一般的には黒みつの方が
ビタミン類が多く含まれているが、味、におし、が悪く
、商品価値が低いためあまり生産されないが、白みつに
上記濃縮液を加えれば、良質で商品価値も高く、かつ、
栄養価の高いはちみつを提供することができる。

２０人の尊間家パネルＫょる組織食感の評価（５段階評
点法）十１ 十２

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 花粉粒に急激な温度変化を与えた後に撹拌してその
   内容物を抽出した花粉抽出液を、１日程度室温にて放置
   した後、その上澄液をとり真空濃縮缶に入れ、５０〜６
   ０℃に加熱して適宜な濃度に濃縮し、該濃縮液をそのま
   まはちみつその他の食品に加えるか、あるいは更に凍結
   乾燥処理を行った後利用するようにしたことを特徴とす
   る花粉抽出液の上澄液の利用法。