JPS608757B2 - 携帯時計側の製造方法 - Google Patents
携帯時計側の製造方法Info
- Publication number
- JPS608757B2 JPS608757B2 JP15616679A JP15616679A JPS608757B2 JP S608757 B2 JPS608757 B2 JP S608757B2 JP 15616679 A JP15616679 A JP 15616679A JP 15616679 A JP15616679 A JP 15616679A JP S608757 B2 JPS608757 B2 JP S608757B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plating
- alloy
- manufacturing
- band
- brazing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、安価でデザインバラエティに富む携帯時計用
側の製造方法に関するものである。
側の製造方法に関するものである。
従来、胴とバンドをロゥ付け等により一体接合され、か
つメッキ仕上げを施す腕時計用側においては、バンドが
複雑な形状であることからメッキのつきまわりが悪く、
耐食性が劣るために、バンド素材として、オーステナィ
ト系ステンレス鋼、例えば１７Ｃｒ−１州ｊ、０．０３
％Ｃの低カーボンオーステナイト系ステンレス鋼、又は
耐食性に優れるＮｉ−Ｃｒ−Ｍｏ合金を用いていた。一
方、胴の素材としてはバンド材料が前記材料であること
からメッキ時の活性化処理がバンド材料と同一であるこ
とが望ましく、バンド材料と同一のオーステナィト系ス
テンレス鋼、又はＮｉ−Ｃｒ−Ｍｏ合金である必要があ
った。しかしながら、オーステナイト系ステンレス鋼、
あるいはＮｉ−Ｃｒ−Ｍｏ合金の場合には加工性が悪く
、胴に装飾効果の大きい模様を施したり、デザインバラ
エティに富む形状に加工することが困難であり、大きな
デザイン制約となつていた。本発明は上記のような欠点
を排除し、デザインバラエティに富み安価な腕時計を提
供するものである。
つメッキ仕上げを施す腕時計用側においては、バンドが
複雑な形状であることからメッキのつきまわりが悪く、
耐食性が劣るために、バンド素材として、オーステナィ
ト系ステンレス鋼、例えば１７Ｃｒ−１州ｊ、０．０３
％Ｃの低カーボンオーステナイト系ステンレス鋼、又は
耐食性に優れるＮｉ−Ｃｒ−Ｍｏ合金を用いていた。一
方、胴の素材としてはバンド材料が前記材料であること
からメッキ時の活性化処理がバンド材料と同一であるこ
とが望ましく、バンド材料と同一のオーステナィト系ス
テンレス鋼、又はＮｉ−Ｃｒ−Ｍｏ合金である必要があ
った。しかしながら、オーステナイト系ステンレス鋼、
あるいはＮｉ−Ｃｒ−Ｍｏ合金の場合には加工性が悪く
、胴に装飾効果の大きい模様を施したり、デザインバラ
エティに富む形状に加工することが困難であり、大きな
デザイン制約となつていた。本発明は上記のような欠点
を排除し、デザインバラエティに富み安価な腕時計を提
供するものである。
すなわち、胴は洋白又は黄鋼等の成形容易な銅合金より
なり、かつ表面に貴金属およびその合金からなる下地メ
ッキを施すことにより、後工程のメッキ時の活性化処理
により溶解速度の差から８同素材が荒れることを防止し
、しかる後に耐食性に優れるオーステナィト系ステンレ
ス鋼あるいはＮｉ−Ｃｒ−Ｍｏ合金等からなるバンド‘
こロウ付け等により一体接合し、かつ一体となった胴と
バンドに貴金属およびその合金からなる仕上げメッキを
施すものである。ここで、月同素材としては、成形容易
な銅合金、ニッケル合金が望ましく、バンド材料として
は耐食性、強度の面からオーステナイト系ステンレス鋼
、Ｎｊ−Ｃｒ−Ｍｏ鋼がよい。８同表面に施されるメッ
キはメッキ時の活性化処理により、胴とバンドの活性化
液に対する溶解速度の差により胴表面が荒れることを防
止するものであるから貴金属およびその合金のメッキが
採用されるが金、又は金一ニッケル、金一コバルト、金
一銀、パラジウム、パラジウムーニッケル、ロジウムの
各メッキが望ましい。
なり、かつ表面に貴金属およびその合金からなる下地メ
ッキを施すことにより、後工程のメッキ時の活性化処理
により溶解速度の差から８同素材が荒れることを防止し
、しかる後に耐食性に優れるオーステナィト系ステンレ
ス鋼あるいはＮｉ−Ｃｒ−Ｍｏ合金等からなるバンド‘
こロウ付け等により一体接合し、かつ一体となった胴と
バンドに貴金属およびその合金からなる仕上げメッキを
施すものである。ここで、月同素材としては、成形容易
な銅合金、ニッケル合金が望ましく、バンド材料として
は耐食性、強度の面からオーステナイト系ステンレス鋼
、Ｎｊ−Ｃｒ−Ｍｏ鋼がよい。８同表面に施されるメッ
キはメッキ時の活性化処理により、胴とバンドの活性化
液に対する溶解速度の差により胴表面が荒れることを防
止するものであるから貴金属およびその合金のメッキが
採用されるが金、又は金一ニッケル、金一コバルト、金
一銀、パラジウム、パラジウムーニッケル、ロジウムの
各メッキが望ましい。
メッキ厚としては上記〆ッキで０．５山〜２山位が最適
である。この厚さ範囲において、後に行なう活性化処理
によっても腕の黄鋼や洋白が浸されないものであり、又
ろう付性が良好となる。又、ろう付温度は７００〜７８
０つＣとすれば胴の黄鋼、洋白の機械的性質を劣化する
ことがなく良好にろう付けされる。しかるのち、耳同と
バンドが一体化したところで、活性化処理及び金合金メ
ッキを施すことにより、全体として均一且つ高貴な金合
金メッキが施され、装飾性も一段と向上するものである
。以下、実施例に従って本発明を詳細に説明する。
である。この厚さ範囲において、後に行なう活性化処理
によっても腕の黄鋼や洋白が浸されないものであり、又
ろう付性が良好となる。又、ろう付温度は７００〜７８
０つＣとすれば胴の黄鋼、洋白の機械的性質を劣化する
ことがなく良好にろう付けされる。しかるのち、耳同と
バンドが一体化したところで、活性化処理及び金合金メ
ッキを施すことにより、全体として均一且つ高貴な金合
金メッキが施され、装飾性も一段と向上するものである
。以下、実施例に従って本発明を詳細に説明する。
実施例 １
胴は素材として洋白を用い、プレス加工にて胴上面に装
飾模様を形成し、研摩仕上げ後５松ｕ−４弘＆合金より
なる下地メッキを１山施した。
飾模様を形成し、研摩仕上げ後５松ｕ−４弘＆合金より
なる下地メッキを１山施した。
バンドとしては直径０．６肌の１？Ｃｒ−１州ｉ‐０．
０３％Ｃの低カーボンオーステナイト系ステンレス鋼線
を素材として編バンドを作製した。前記眼とこのバンド
を抵抗熔接にて仮付け後、５８．３Ａｕ−１５．７Ａｇ
−的ｕ−ＩＺｎ−州ｉからなる１４Ｋロゥを用い、加熱
温度７５０００、ベルトスピード５０弧／分の速度で連
続式無酸化炉を用いてロウ付けをした。ロウ付け後、硫
酸ニッケル１００夕／そ、濃塩酸の【／その水溶液中で
、電流密度５Ａ／ｄ〆、時間３現妙の条件で陰極電解処
理をして活性化を施した。その後ただちに水洗を行なっ
た後、２￥金ストライクメッキ、Ａｕ（９０％）−Ｃｏ
（１０％）合金メッキ３山、Ａｕ（９６％）−Ｎｉ（３
．７％）−ｌｎ（０．３％）合金メッキ２ｒの仕上げメ
ッキを施した。ここで、胴に施したＡｕ−Ａｇ合金メッ
キはロウ付時のロウ材の胴へのぬれ性を向上するととも
に、ロウ付け後も且同表面にＡｕ−Ａｇ合金メッキ層を
維持するため、メッキ工程における活性化処理にて、洋
白からなる腕表面を保護する役目を果すものである。下
地メッキとしては、本例におけるＡｕ−Ａｇ合金メッキ
の他にＡｕ（９６％）−Ｎｉ（４％）でもよく、メッキ
層としては０．５〜２４が適当である。またロウ付けに
際しては洋白材の機械的性質の低下を防ぐことから７０
０〜７８０℃の温度範囲がよく、ベルトスピードとして
は３０〜６０弧／分のスピードが適当である。このよう
にして得られた腕時計側は、従釆のオーステナイト系ス
テンレス鋼を素材としてなる側に比べ、極めてデザイン
に優れ、品質においても何等遜色ないものであった。実
施例 ２ 胸は素材として黄鋼を用い、プレス加工にてデザイン効
果の優れる形状に成形し、胴上面に装飾模様を形成した
。
０３％Ｃの低カーボンオーステナイト系ステンレス鋼線
を素材として編バンドを作製した。前記眼とこのバンド
を抵抗熔接にて仮付け後、５８．３Ａｕ−１５．７Ａｇ
−的ｕ−ＩＺｎ−州ｉからなる１４Ｋロゥを用い、加熱
温度７５０００、ベルトスピード５０弧／分の速度で連
続式無酸化炉を用いてロウ付けをした。ロウ付け後、硫
酸ニッケル１００夕／そ、濃塩酸の【／その水溶液中で
、電流密度５Ａ／ｄ〆、時間３現妙の条件で陰極電解処
理をして活性化を施した。その後ただちに水洗を行なっ
た後、２￥金ストライクメッキ、Ａｕ（９０％）−Ｃｏ
（１０％）合金メッキ３山、Ａｕ（９６％）−Ｎｉ（３
．７％）−ｌｎ（０．３％）合金メッキ２ｒの仕上げメ
ッキを施した。ここで、胴に施したＡｕ−Ａｇ合金メッ
キはロウ付時のロウ材の胴へのぬれ性を向上するととも
に、ロウ付け後も且同表面にＡｕ−Ａｇ合金メッキ層を
維持するため、メッキ工程における活性化処理にて、洋
白からなる腕表面を保護する役目を果すものである。下
地メッキとしては、本例におけるＡｕ−Ａｇ合金メッキ
の他にＡｕ（９６％）−Ｎｉ（４％）でもよく、メッキ
層としては０．５〜２４が適当である。またロウ付けに
際しては洋白材の機械的性質の低下を防ぐことから７０
０〜７８０℃の温度範囲がよく、ベルトスピードとして
は３０〜６０弧／分のスピードが適当である。このよう
にして得られた腕時計側は、従釆のオーステナイト系ス
テンレス鋼を素材としてなる側に比べ、極めてデザイン
に優れ、品質においても何等遜色ないものであった。実
施例 ２ 胸は素材として黄鋼を用い、プレス加工にてデザイン効
果の優れる形状に成形し、胴上面に装飾模様を形成した
。
Claims (1)
- １ 黄銅又は洋白からなる胴に、オーステナイト系ステ
ンレス鋼又はＮｉリツチのＮｉ−Ｃｒ−Ｍｏ合金からな
るバンドを接合する携帯時計側の製造方法において、あ
らかじめ胴に貴金属又は貴金属メツキを０．５μ〜２μ
施し、前記胴と前記バンドとをロー材を介し７００〜７
８０℃にてロー付けし、しかる後活性化処理と金合金メ
ツキを施すことを特徴とする携帯時計側の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15616679A JPS608757B2 (ja) | 1979-11-30 | 1979-11-30 | 携帯時計側の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15616679A JPS608757B2 (ja) | 1979-11-30 | 1979-11-30 | 携帯時計側の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5679279A JPS5679279A (en) | 1981-06-29 |
| JPS608757B2 true JPS608757B2 (ja) | 1985-03-05 |
Family
ID=15621788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15616679A Expired JPS608757B2 (ja) | 1979-11-30 | 1979-11-30 | 携帯時計側の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS608757B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2647768B2 (ja) * | 1991-10-31 | 1997-08-27 | ジューキ株式会社 | ミシンの糸調子器 |
-
1979
- 1979-11-30 JP JP15616679A patent/JPS608757B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5679279A (en) | 1981-06-29 |
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