JPS608607B2 - 磁性粉末の製造方法 - Google Patents
磁性粉末の製造方法Info
- Publication number
- JPS608607B2 JPS608607B2 JP50141138A JP14113875A JPS608607B2 JP S608607 B2 JPS608607 B2 JP S608607B2 JP 50141138 A JP50141138 A JP 50141138A JP 14113875 A JP14113875 A JP 14113875A JP S608607 B2 JPS608607 B2 JP S608607B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- powder
- chromium
- magnetic powder
- iron
- Prior art date
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- Expired
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- Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、テープやディスク等の基体にバインダーと共
に塗布して磁気テープや磁気ディスク等の磁気記録媒体
を提供するための磁性粉末の製造方法に関する。
に塗布して磁気テープや磁気ディスク等の磁気記録媒体
を提供するための磁性粉末の製造方法に関する。
この種の磁性粉末には、鉄−コバルト合金、マグネタイ
ト（Ｆｅ３０４），ｙＦｅ２０３等の磁性材の粉末が利
用されている。
ト（Ｆｅ３０４），ｙＦｅ２０３等の磁性材の粉末が利
用されている。
鉄−コバルト合金の粉末の場合には、鉄粉の発火性によ
り、磁気特性が劣化し、安定性に乏しい。そのため、従
来は鉄−コバルト合金粉末を適当に大気中で酸化させて
、薄い酸化皮膜を形成させ、それにより安定性を向上さ
せていた。しかし、この方法でも、湿気の多い雰囲気に
あると、酸化が更に進行し、特性を阻害するので、充分
安定性があるとはいえない。そこで、本発明の目的は、
安定した鉄の磁気特性を発揮する磁気記録用の磁性粉末
を提供することにある。
り、磁気特性が劣化し、安定性に乏しい。そのため、従
来は鉄−コバルト合金粉末を適当に大気中で酸化させて
、薄い酸化皮膜を形成させ、それにより安定性を向上さ
せていた。しかし、この方法でも、湿気の多い雰囲気に
あると、酸化が更に進行し、特性を阻害するので、充分
安定性があるとはいえない。そこで、本発明の目的は、
安定した鉄の磁気特性を発揮する磁気記録用の磁性粉末
を提供することにある。
本発明によれば磁性又は非磁性の酸化鉄の粉末を用い、
ク。
ク。
ム塩溶液中で該酸化鉄粉末の表面にクロムを折出せしめ
、そして結果の粒子を乾燥せしめ、しかる後にこれを還
元性雰囲気で加熱して酸化鉄を還元することを特徴とす
る磁気記録用磁性粉末の製造方法が提供される。次に本
発明をその実施例により更に詳しく説明する。
、そして結果の粒子を乾燥せしめ、しかる後にこれを還
元性雰囲気で加熱して酸化鉄を還元することを特徴とす
る磁気記録用磁性粉末の製造方法が提供される。次に本
発明をその実施例により更に詳しく説明する。
酸化鉄としては、Ｑ−Ｆｅ２０３等の非磁性体やｙ−Ｆ
ｅ２０３，Ｆｅ２０４などの強磁性体を用いることがで
きる。この種の酸化鉄の粉末（粒律約０．３ｒ）を蒸留
水やイオン効換水に十分に分散せしめ、それにＣｒ（Ｎ
０３）やＣｒ（Ｓ０４）などのクロム塩の水溶液を添加
する。次にこれにＮａＯＨ，ＮＨ４Ｃそなどのアルカリ
を添加してアルカリ性溶液とし加溢する。その後で水素
化ホウ素ナトリウム、次亜リン酸ナトリウムＮａ＆Ｐ０
２・日２０などの還元剤をこれに添加し、前記粉末の微
粒子にクロムを析出せしめる。次に上記溶液からクロム
析出粒子をロ別し、これを水洗してから乾燥させる。
ｅ２０３，Ｆｅ２０４などの強磁性体を用いることがで
きる。この種の酸化鉄の粉末（粒律約０．３ｒ）を蒸留
水やイオン効換水に十分に分散せしめ、それにＣｒ（Ｎ
０３）やＣｒ（Ｓ０４）などのクロム塩の水溶液を添加
する。次にこれにＮａＯＨ，ＮＨ４Ｃそなどのアルカリ
を添加してアルカリ性溶液とし加溢する。その後で水素
化ホウ素ナトリウム、次亜リン酸ナトリウムＮａ＆Ｐ０
２・日２０などの還元剤をこれに添加し、前記粉末の微
粒子にクロムを析出せしめる。次に上記溶液からクロム
析出粒子をロ別し、これを水洗してから乾燥させる。
このようにして得られたクロム析出酸化鉄粉末は、次に
水素ガスなどの還元雰囲気で２００〜５００℃の温度に
加熱する。この熱処理により、クロムの吸着した状態で
酸化鉄自体が還元され、次式の如く鉄（Ｆｅ）に変換さ
れる。ＱＦｅ２０３（十Ｃｒ）＋細２一がｅ（十Ｃｒ）
十＄も○ 初期の酸化鉄がＦｅ２Ｑの場合は、Ｆｅ３０
４に、更に進行してＦｅに変換される。従って、得られ
た磁性粉末は、クロムで表面処理された鉄の微粉末と実
質的に同等である。この本発明方法により製造された磁
性粉末はそれ自体クロムによって耐酸化性が向上してい
るが、粉末粒子の表面を積極的に酸化せしめ、即ちクロ
ムの外層を酸化クロムの外層に変えることにより、磁性
粉末の耐候性は一層向上する。本発明に係る磁性粉末の
特性は、鉄−コバルト合金の従来の磁性粉末が初期に有
する磁性特性と比較し、それ程の差はなく、しかもその
特性が安定して発揮される。
水素ガスなどの還元雰囲気で２００〜５００℃の温度に
加熱する。この熱処理により、クロムの吸着した状態で
酸化鉄自体が還元され、次式の如く鉄（Ｆｅ）に変換さ
れる。ＱＦｅ２０３（十Ｃｒ）＋細２一がｅ（十Ｃｒ）
十＄も○ 初期の酸化鉄がＦｅ２Ｑの場合は、Ｆｅ３０
４に、更に進行してＦｅに変換される。従って、得られ
た磁性粉末は、クロムで表面処理された鉄の微粉末と実
質的に同等である。この本発明方法により製造された磁
性粉末はそれ自体クロムによって耐酸化性が向上してい
るが、粉末粒子の表面を積極的に酸化せしめ、即ちクロ
ムの外層を酸化クロムの外層に変えることにより、磁性
粉末の耐候性は一層向上する。本発明に係る磁性粉末の
特性は、鉄−コバルト合金の従来の磁性粉末が初期に有
する磁性特性と比較し、それ程の差はなく、しかもその
特性が安定して発揮される。
このことは第１図の磁気特性の経時変化グラフから明白
である。なお、図中、縦軸は単位重量当りの磁化の強さ
であり、本発明品はクロム量の多い場合と少い場合につ
いて比較してある。
である。なお、図中、縦軸は単位重量当りの磁化の強さ
であり、本発明品はクロム量の多い場合と少い場合につ
いて比較してある。
第１図は本発明に係る磁性粉と従来の磁性粉の磁気特性
の経時変化を示すグラフである。 第１図
の経時変化を示すグラフである。 第１図
Claims (1)
- １ 酸化鉄の微粉末粒子にクロム塩溶液中でクロム（Ｃ
ｒ）を折出せしめ、結果の粒子を乾燥した後にこれを還
元性雰囲気で加熱処理して酸化鉄を還元することを特徴
とする磁性粉末の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50141138A JPS608607B2 (ja) | 1975-11-27 | 1975-11-27 | 磁性粉末の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50141138A JPS608607B2 (ja) | 1975-11-27 | 1975-11-27 | 磁性粉末の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5265899A JPS5265899A (en) | 1977-05-31 |
| JPS608607B2 true JPS608607B2 (ja) | 1985-03-04 |
Family
ID=15285042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50141138A Expired JPS608607B2 (ja) | 1975-11-27 | 1975-11-27 | 磁性粉末の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS608607B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54103600A (en) * | 1978-02-01 | 1979-08-15 | Hitachi Ltd | Manufacture of magnetic powder for magnetic recorder |
| JPS5927505A (ja) * | 1982-08-09 | 1984-02-14 | Hitachi Maxell Ltd | 強磁性金属粉末 |
| EP3245845B1 (en) | 2015-01-13 | 2021-03-17 | De Luca Oven Technologies, LLC | Electrical energy transfer system for a wire mesh heater |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5041097A (ja) * | 1973-08-15 | 1975-04-15 |
-
1975
- 1975-11-27 JP JP50141138A patent/JPS608607B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5041097A (ja) * | 1973-08-15 | 1975-04-15 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5265899A (en) | 1977-05-31 |
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