JPS608179A

JPS608179A - 前フレ−ム傾動型自動３輪車

Info

Publication number: JPS608179A
Application number: JP58114154A
Authority: JP
Inventors: 学鈴木; 平原　稔; 修袴田
Original assignee: Suzuki Motor Corp
Current assignee: Suzuki Motor Corp
Priority date: 1983-06-27
Filing date: 1983-06-27
Publication date: 1985-01-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、後２輪がエンジンと共に上下にスインクで
きるようにした前フレーム傾動型自動３輪車に関する。

前１輪、後２輪で構成される３輪車において、操縦安定
性をよくするためには、操舵可能な前輪とシートを備え
だ前フレームを左右に傾動できるようにロール軸によっ
て後フレームに連結されている。このようにした自動３
輪車で後輪を駆動するものでは、駆動用工／ジンは後２
輪と一体的に後フレーム上に搭載し、エンジンと後輪と
の間に相対的に変位が生じないようにするが、後輪を緩
衝懸架する場合には、さらに後フレームに対し上下揺動
自在に軸支したスイングアーム上にエンジンおよび後輪
を配置し、このスイングアームと後フレームとの間に緩
衝ユニットを介装する。

このように構成した前フレーム傾動型自動３輪車では、
後フレームから後輪周りに各種機器２機構が輻奏して組
合わされ、しかもこの部分をコンパクトにまとめる要求
から、配置に無理が生ずる結果を招いている。たとえば
エンジンを片側に寄せて搭載し、他側に緩衝ユニットを
配するものでは、スペース的には整理されるが、重囲配
分や応力配分が不均衡になり、耐久性や操縦性に難点が
表われることがあり、また無理な設ｎ１のため後フレー
ムの形状が複雑で大きく外部に露出することがあり、外
観を損い、また荷物室の確保がむつかしいなどの問題点
を残している。

この発明は、上記したような問題点を解消することを目
的とし、エンジンおよび緩衝ユニットを車体縦方向セン
タライン上に配０６して刀’＜　！、および応力を左右
均等にし、耐久性、操縦性の向上を図シ、しかもコンパ
クト化、軽量化を可能にし、荷物室の確保を容易にした
前フレーム傾動型自動３輪車を提供するものである。

上記の目的を達成するためこの発明の前フレーム傾動型
自動３輪車は概要法の通り構成する。

前フレームに対し前後方向のロール軸で回動自在に軸合
した後フレームを、前フレーム後下部から立上って後方
へ延びる形状に構成し、この後フレームの前下部に後方
へ延びるスイングアームを横方向の軸で上下Ｍ’Ｊｈ自
在に軸支し、スイングアームの前部にほぼ車体縦センタ
ライン上に合わせてエンジンを搭載すると共に後端に左
右の後輪を支持し、エンジン後方と後輪軸軸受部材の前
方との間に空間を設け、この空間内において、車体縦セ
ンタライン上に配置した１本の緩衝ユニットを後フレー
ムと後輪軸軸受部材との間に介装する。

以上の構成により、エンジンを左右に偏寄することなく
車体の縦センタライン上に搭載した上で、その後方で同
じくセンタライン上に緩衝ユニットを配置したので、重
力分布、応力分布を左右均衡させることができ、操縦安
定性を向上し、各部の耐久性を増すと同時に軽に一化に
役立つ。またエンジンクランクケース、ミッションケー
ス、ディファレンシャルギアケースなどを一体的にノ（
ワーユニットケースに構成し、これにスイングアームの
機能を与えた（１ｑ成を採ることができ、さらにコンパ
クト化が可能である。また後フレームをエンジン両側を
通る２本のパイプで構成し、ブリッジチューブで連結し
て緩衝ユニットを受けるようにすることによって後フレ
ームを低く設定でき、後７レーム上に荷物室を設０るこ
とができ、さらにエンジンと後輪軸軸受部材間の空間を
下方へ深く構成し、緩衝ユニット下端を低い位置で枢着
することにより、後クレームを低くしても緩衝ユニット
の長さを充分に設定でき、緩衝性能を向上できるなどの
効果がある〇以下この発明の実施例を図に就いて説明する。

先ず、自動３輪車の車体フレームは前フレーム１と後フ
レーム２とによ＃）構成する。前フレーム１は前−ヒ端
のヘッドパイプ３により前輪４を軸支し、ハンドル５を
備えた前フオーク６を操舵可能に支持する。また前フレ
ーム】の後部にはシート７を」二部に支承し、その下部
には前後方向の軸受筒８が組込まれ、この軸受筒８にロ
ールＩｌ’ｌｌ＋　９が回転自在に軸支される。

ロール軸９の後端は軸受筒８後端から突出し、両側方に
張シ出したベースパイプＩＯが固定される。

左右一対の後クレーｚ、　２がこのペースパイプ１０の
両端部から立上がり、その後、後方へ＃なぼ水平に延び
、対をなし後フレーム２．２間の中央部に双方を連結す
るブリッジパイプ１１が溶着される。ベースパイプ１０
両端には前方へステップ台１２が延設され、このステッ
プ台１２にステップボード１３が支持される（第４図）
。

後フレーム２の前方下部にはエンジン１４が装架され、
このエンジン１４は、そのクランクケース部Ｊ５の一側
からチェーンなど伝導系を収めた伝導部１６、ミッショ
ンキア、ディファレンシャルギアなどと共に後輪軸を収
めた後輪軸軸受部材１７によって大略Ｃ字状のパワーユ
ニットケースが一体的に連設される。後フレーム１１の
前下端部後方には左右のブラケット１８が延設され、こ
のブラケット１８に上記パワーユニットケース前端部に
突設された支持片１９がスイング軸加によって上下揺回
自在に軸支される。軸受部材１７から左右に突出した後
輪軸２１には左右の後輪２′／、が＋ｔ＋ｂ支される。

このときエンジン１４は後フレーム２の間に収まり、そ
の中心が車体の縦センタラインＸ上にほぼ一致するよう
に位置付けられる。なおパワーユニット全体の重は配分
をｉｌｌに一方へ偏らないよりに各部品を配置する。

上記パワーユニットケースの中心部には、エンジン１４
およびクランクケース部１５と軸受部材１７との間に空
間囚を設定し、軸受部旧１７前面下部がら空間回内に支
片冴を突設し、この支片２４に緩衝ユニット部の下端を
ａｌ＋合させる。４１　尚ユニットδの上端は前記後フ
レーム２のブリッジパイプ１１中央に突設したブラケッ
ト２６に軸合さぜる。この緩衝ユニット５もその軸心を
縦センタラインＸにほぼ一致するよう位置イＪりる。こ
うして後フレーム２とパワーユニットケースの間に緩衝
ユニット５を介装し、後輪２２の上下動を緩衝する。

なお図中２７はエンジン１４に連設さｉｌ、たキャブレ
タ、２８ｔ−１、排気管、２９Ｑよマフラでパワーユニ
ットと共に上ド動する。３Ｏｉｉ後フレーム２に固定し
た燃料タンク、３１はボディカバーを示す。

パワーユニットが後輪２２と共に上下動して緩衝される
とき、エンジン１４と後フレーム２との干渉はなく、従
って後フレーム２は可及的に低く設定できる。それでも
なお緩衝ユニット乙の下端を低い位置で軸受部材１７に
軸合できるので緩衝ユニット５の長さを適度に確保でき
る。その緩衝ユニット５は前後の振れが小さいので、空
間ｎは小さくて済みスペース確保が容易である。後フレ
ーム２上に荷台や荷物室のためのスペースも無理なく確
保できる。

以上実施例にも示した通り、この発明に係る前フレーム
傾動型自動３輪車は、後フレームに軸支されたスイング
アームの前部にエンジンを搭載し、その後方の後輪軸軸
受部材との間に設けた空間内において、左右の中心に緩
衝ユニットを配置したもので、」・”Ｍ　ＭＬ性、耐久
性の向上、コンパクト化。

軽量化など前記したような勝れた効果を有するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図（」、この発明に係る前フレーム傾動型自動３輪
車の実施例を示す側面図、第２図は同平面図、第３図は
同背面図、第４図は第１図Ａ−Ａ矢視断面図でちる。１・・・前フレーム、２・・・後フレーム、４・・・前
輪、７・・・シート、９・・・ロール軸、１１・・・ブ
リッジパイプ、１４・・・エンジン、Ｊ５・・・クラン
クケース、１７・・・軸受部材、２０・・・スイング軸
、２１・・・後輪軸、２２・・・後輪、お・・・空間、
５・・・緩衝ユニッｌ−６出願人代理人　波　多　野　
久

Claims

【特許請求の範囲】１、操舵できる前輪を支持し、シートを一体的に支承す
る前フレームと、この前フレームの後下部から上方へ立
上って後方へ延びる後フレームとを、前フレーム下部に
設けた前後方向のロール軸によって揺回自在に連結し、
後フレーム前下部に横方向の軸で上下揺動自在に軸支さ
れたスイングアームの後端に左右の後輪を支持させると
共に、スイングアームの前部にエンジンをほぼ車体縦セ
ンタライン上に合せて搭載し、このエンジン後方と後輪
軸の軸受部材の前方との間に空間を設け、この空間内に
おいて、車体縦センタライン上に配置した１本の緩衝ユ
ニットを前記後フレームと後輪軸軸受部材との間に介装
してなることを特徴とする前フレーム傾動型自動３輪車
。２、エンジン、そのクランクケース、ミッションケース
、ディファレンシャルギアケースおよび後輪軸軸受部材
などを一体的にしてパワーユニットケースを構成し、こ
のパワーユニットケースにスイングアームの機能を持た
せたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の前フ
レーム傾動型自動３輪車。３、後フレームをエンジン両側方を通る２本のパイプ部
月で構成し、両パイプ部材を連結するブリッジ部材の中
央部に緩衝ユニットの上端を連結したことを特徴とする
特許請求の範囲第１項記載の前フレーム傾動型目動３輪
車。４、エンジンと後輪軸軸受部材との間の空間を下方へ深
く凹陥させ、緩衝ユニット下端を軸受部材前部または前
下部で連結させたことを７ｒＩ徴とする特許請求の範囲
第１項記載の前フレーム傾動型自動３輪車。